2003年10月01日

[Technology] T-Kernel + Windows CE = 炊飯器でWindows Media Player

アメリカでがんばりましょう:マイクロソフトとトロンの提携は何も生みださない

現在、トロンが家電などの組み込みOSとして使われている一番の理由は安さだ。 最近、Linuxが採用され始めているのもこの辺が大きな理由だろう。 この提携はWindows CEがトロンベースになるというようなものではなく、 いちライブラリである .Net フレームワーク普及の一貫として考えるべきだ。 マイクロソフトはライセンス料が高くてあまり売れゆきのよくない Windows CE が本格的にコケたときの次の手(の一つ)として、トロン側としてはトロンを採用することによって、ミドルウェアのラインナップの幅を広げることができる。

しかし、口で言うのは簡単だが、マイクロソフトは相当な技術リソースを継ぎこまないとトロン(T-Engine)上で .Net フレームワークを準備することは難しいし、アメリカ本社がそこまでトロンを重視するかは疑問だ。 そして、.Net フレームワークそのものもこの1,2年で大きく変わる可能性がある。 今回は具体的にどこまでやるかをコミットしているわけではないはずだ。 もし、できたとしてもライセンス料が高いため ".Net 抜き" というライセンスが一般的になると思う。

#↑引用しすぎ>俺

この一件は、「T-Engine上に.Netフレームワークを…」とか「WindowsをTRONベースで…」という話ではない。(Microsoftがどう考えてるかはともかく)トロン陣営にとって重要なのは「.Netフレームワーク」ではなく、Windows CEのGUI&ネットワークI/Fなどの環境だろう。結果的に".Net 抜き"の実装になるという予想は同感だが、トロン陣営にとってはそれで十分にメリットがある(というか、恐らくトロン陣営は「.Net」が欲しいとは思っていない)。

もっと具体的に言うと、トロン陣営はT-Kernel(ITRONベースのリアルタイムOSカーネル)にWindows CEのGUI&ネットワークI/Fを組み合わせたハイブリッドOS、って形を狙ってる。既にITRON + Linuxで似たようなハイブリッドOS環境が実現されており(コレとかコレなど)、そのレベルなら実現の目算は立っている筈。

というワケで、あながち雲を掴むような話ではないと思うし、家電や車載機器など適用分野は広い。

…と、ここまで書いたところで、同じようなこと書いた記事発見。こんな駄文読むよりそっち読んだ方が良いかも。

ちなみに、Microsoft側の思惑としては、組み込み分野へのLinuxの進出に対抗する一手、敵の敵は味方、てな意味が大きいんじゃないかな。

Posted by hide at 2003年10月01日 23:55 | TrackBack
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