ワールドビジネスサテライトを見てたら、「ワンランク上を求める“プチセレブ”を目指す動きの広がりに対応したビジネス」という話題を取り上げてて、その中で、テーブルマナーやパーティのマナーを身に付ける講座(という商売)が紹介されてました。
生徒は20〜30代のOL。授業料5万円(!)。
まず「セレブ」な「OL」って何?というのが究極の謎なんですが、そこんとこは百歩も千歩も譲りまくるとして、20〜30代のOLが、そんな本格的なテーブルマナーが要求されるような「パーティ行かなあかんねん」な機会がどれほどあるのかがやはり謎。
“プチセレブ現象”は「モノの豊かさ」から「心の豊かさ」を求める消費者心理の表れ、という分析も紹介されてましたが、「セレブ」を目指すことが彼女らにとっての「心を豊かさ」に繋がるんでしょうか。謎だ。
ちなみに、ホンモノの「セレブ」ってのは、「セレブ」を目指して「セレブ」になったワケではなくて、何かの分野で名を成した結果、「セレブ」になったんだと思いますが。
あ、俺も見てた。
僕的には、これちょっと怖いなと思いましたよ。
多くの人の感覚が、
「プチセレブを目指す」→「プチセレブが普通」
と変化したりすると、普通の人ってのがいなくなって、
「プチセレブな生活ができる金持ち」と「セレブを目指させない貧乏な人」の2極化みたいな風潮になると嫌だなあ、と。
派手なのが嫌いで、割とこじんまりした生活をしてる人が、なんとなく貧乏人みたいな視線を浴びたりしそうでねぇ。
消費者の支出を促すと言う意味では、上手いやり方なのかもしれないけど、どうもしっくり来ないと言うか嫌な感じ。
ま、俺が貧乏性なだけなのかもしれないけど。
Posted by: hirahira at 2005年07月06日 01:00