2009年09月19日

[Record Review] Place Vendome / Streets of Fire

ストリーツ・オブ・ファイアストリーツ・オブ・ファイア
プラス・ヴァンドーム

キングレコード 2009-04-22
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1. Streets of Fire
2. My Guardian Angel
3. Completely Breathless
4. Follow Me
5. Set Me Free
6. Believer
7. Valerie (The Truth Is in Your Eyes)
8. Scene in Replay
9. Changes
10. Surrender Your Soul
11. Dancer
12. I'd Die for You
13. My Guardian Angel (Acoustic Version)

マイケル・キスク(ex. Helloween)の(ための)プロジェクトの第2作。
第1作は聴いたことないので、違いは不明。

ちなみにバンド名の"Place Vendome"はパリにある「ヴァンドーム広場」のことらしいです。
「プレイス・ヴェンドーム」じゃなくて「プラス・ヴァンドーム」と発音する方がフランス語の原音ぽい、ってことなんでしょうかね。

さて、音楽的にはもちろんパワーメタルじゃないです。
メロディアスハードロックというかロックというかポップというかAORというか。

では一応全曲レビュー。

1はミドルテンポのメロディアスハード。サビの力強いハイトーンはキスクの本領発揮。ビブラートの周波数が高すぎるのがちょっと耳障り。惜しい。
2もミドルテンポのメロハーですが、ヴォーカルは歌詞の内容に合った優しいスタイル。良い曲です。
3はイントロがBON JOVIっぽいロックソング。サビはむしろL'Arc~en~cielっぽいかも(ファルセットの使い方とか)。
4はミドルテンポなポップソング。サビはキャッチーですがそれ以外が弱いので全体としてはイマイチ印象薄い曲。
5はパワーバラード。低音から中音域を効果的に使った伸びやかな歌メロが魅力的。
6は一転して明るいポップソング。ギターソロも含めて全体的にVan Halenっぽい。
7はビックリ。フュ、フュージョン?器用に歌ってるけど、特にグッとは来ませんでした。
8はどこか懐かしい感じのポップソング。哀愁感漂うスローなヴァースと力強いコーラスのコントラストが印象的。
9はミドルテンポの力強いロックソング、というか、やや古めのジャパニーズロック風の曲。中村あゆみとかハウンドドッグとかに通じる雰囲気あり。
10はこれも懐かし日本ロック感満載のポップな曲。リンドバーグとかアルフィーとかに通じる雰囲気あり。
11はこれまた和風テイストのある曲。ヴァースあたりは麻倉未稀とか渡辺美里とかに通じる雰囲気あり。サビの壮大なコーラスが印象的。
12はスローバラード。中間部以降で参加してくるピアノがオールドファッションでエンディングとしては微妙。
13は日本盤ボーナス。2のアコースティックショートバージョン。このバージョンも良いです。

総じて、曲自体はどれもメロディアスでキスケの歌も良いです。
決して単調ではなく、低音域から高音域までを生かした表現力のある歌を聴かせてくれます。

ただ、特にアルバム中盤以降の曲の雰囲気というかアレンジが80年代な感じなのは気のせい?
ひょっとすると敢えて狙ってるのかもしれないけど、「なんかダサー」と思ってしまいました。

しかも、マーティ・フリードマンがプロデュースしたわけじゃないよね?というくらい和風の(しかも昔風の)曲が後半に頻出するのが面白いというか何というか。これも気のせい?

いっそ、次は全部ジャパニーズロックのカヴァー企画盤にしてみたらどうだろう?とか思ったくらい。
(そういえばエリック・マーティンがそんな企画やってましたね)

曲自体に「コレは!」という個性は足りないんですが、それをキスケの歌声が十二分に補ってるので、アルバムとしては良質です。

でも、あくまで「キスケにメロディアスハード歌わせよう」プロジェクトなので、「俺たちはこういう音楽をやりたいんだ!」という熱い意志みたいなのは特に感じられません。

その分だけもう一歩ハートに響いてこないのがチト残念。

Posted by hide at 2009年09月19日 23:33 | TrackBack
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