2009年11月08日

[Book] 悪意

悪意 (講談社文庫)悪意 (講談社文庫)

講談社 2001-01
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そういえば東野圭吾氏のミステリを読むのは初めてな気が。

以前帰省した時に本棚から適当に取り出して持ってきてたけど、そのままずーっとほったらかしにしてたのを、ふと手にとって読んでみたら予想以上に面白かったー。

・登場人物たちの手記・語りだけで構成されており、作家による客観的視点(≒真実)が存在しない。
・そのため、全ての記述が各登場人物の主観や思い込み、あるいは「嘘」を含む、ことになる。

…という構成が実に巧妙で、物語の主題が殺人動機の解明に移ってからは、次々に新たな「事実」が明らかになったり、それがまた覆されたり、読者(というか私)を最後まで惹きつけて離しません(でした)。

結末を読んで、論理的には謎は解明されたにもかかわらず、なお残るモヤモヤ感に、「東野圭吾の『悪意』」を感じてしまいました(笑)

Posted by hide at 2009年11月08日 22:51 | TrackBack
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