2011年07月28日

[Book] イソップ寓話「ねずみのそうだん」の教訓

今日は仕事休んで熱を出した娘(3)の看病してました。

熱はあるけど割と元気なので一緒に絵本読むことにしました。
娘が選んできたのが「読み聞かせイソップ50話」。イソップ童話が一編あたり見開き2ページ(イラストつき)×50話載ってる本です。この中から幾つか適当に選んで読んであげました。

イソップ童話って、人間だけでなく擬人化された動物が出てきて、まあ色々あって、何かしらオチがついて、で、最後に「教訓」がついてきます。

今日読んだ中に「ねずみのそうだん」という話がありました。「猫の首に鈴」のアレです。

【あらすじ】
鼠たちが集まって猫に食べられないようにするためにどうしたらいいか相談してた時に一匹の鼠が「猫の首に鈴つけたら近づいてくるのがわかるじゃん!これよくね!?」と提案して皆が「おー!」「それナイス!」と盛り上がったところで別の鼠が「でも誰が猫に鈴つけんの?」と言ったら皆シーンとなりましたとさ。

【教訓】いくらイイ考えでも実現できなきゃ意味ねーよ。

…てな感じなのですが、うーん、と思ったワケです。それちょっと違くね?と。

引っかかったのは、まず「猫に鈴」というアイデアが「実現不可能」だと決めつけている点。そして実現不可能という結論に至るロジックが「誰がやる?(=誰もできないよね?)」しか示されていない点。

待て待てと。

「誰か一人が鈴をつけに行く」以外にも鈴をつける方法はいろいろあるだろ!と。

例えば、

・どっかからマタタビ持ってきて猫をゴロニャ〜ン状態にして、朦朧としてるところにみんなでワーッと行って鈴つける。

とか、

・壁に猫の首が入るくらいの穴をあけといて、誰かがオトリになって猫が首を穴に突っ込んだところで穴の内側に仕掛けておいた鈴つきの首輪をぎゅっと締めて装着しちゃう。

とか。

つまり、知識(猫はマタタビに弱い、とか)と知恵(穴の内側に仕掛けをつくる、とか)を使って問題解決を図る、という選択肢をあまりにカンタンに放棄してるところに大きな違和感をおぼえたワケです。

いや、寓話の趣旨というか教訓自体はわかりますよ。絵に描いた餅じゃ意味ない、ってケースもあります。でもこの例はちょっと不適切じゃない?と。

この話を聞いた子供の頭の中に「できなさそうなことは考えるだけムダ。やめといた方が良い」みたいな教訓が植え付けられるのは何としても避けたい。そうじゃなくて「できない理由ではなく、できるようにする方法を何とかして考える」姿勢を持って欲しい。

つーワケで、書いてある教訓が気に入らなかったら自分流の解釈を子供に伝えることにしました。

(これ以外にも「えっ?この教訓おかしくね?」な話が幾つかあったような気が。イソップ寓話は要注意)

そんなこんなで、話を聞く子供だけでなく、読む親にとっても思考のトレーニングになる、という意味でも、あるいは単に教養としてたとえ話としてよく引用される元ネタを押さえておく、という意味でも、ひととおり読んでおいて損はないかと。

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Posted by hide at 2011年07月28日 23:19 | TrackBack
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