2013年07月04日

[Book] 6月の読書メーターまとめ

5月の3冊から一転、6月は14冊。途中で1週間ちょい海外出張なんかがありつつも、合間を見てiPodやらiPadやら図書館やらで読みまくりました。

特に面白かったのは「ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる」。長いこと会社で技術者やってると、いつの間にか理論軽視・現物重視・作ってナンボ・動かしてナンボな雰囲気に慣れちゃったりするけど、いや待て待て、理論大事でしょ!ソフト大事でしょ!システムとして考えなきゃでしょ!と再認識。

4532260361ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる (日経プレミアシリーズ)
木村 英紀
日本経済新聞出版社 2009-03

by G-Tools

この調子で7月も読むぜ!

2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:2432ページ
ナイス数:31ナイス

ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実感想
合理的なプロセスや数字を元に確実な経営戦略が得られることなどない、企業買収は殆ど失敗する、ISO9000やTQMやQCやシックス・シグマなど流行りの経営手法の多くは意味がない、今のビジネスが昔より速く変化しているわけではない、イノベーションを起こした会社は早く倒産する、など「王様は裸だ!」な研究結果が山ほど紹介されてて面白い。組織改変は、どう変えるかではなく、定期的に改変すること自体に意味がある、という指摘は納得。
読了日:6月30日 著者:フリーク ヴァーミューレン
刑法の楽しい読み方 (KAWADE夢文庫)刑法の楽しい読み方 (KAWADE夢文庫)感想
様々な事件・事例を挙げ、対応する刑法の条文に書かれている刑罰と実際に適用された判例を紹介した内容。刑罰の種類や警察・検察官・裁判官の役割の違いなどの解説も入っており、飽きさせない。現行犯逮捕は警察じゃなくても誰でもできる、とか、刑事裁判になったら99%有罪、とかは覚えておいた方が良いかも。
読了日:6月28日 著者:
UMLとRTミドルウェアによるモデルベースロボットシステム開発UMLとRTミドルウェアによるモデルベースロボットシステム開発感想
タイトル通り、移動ロボットを題材にUMLとOpenRTMを使った開発手法を紹介する内容だが、UMLの入門書として読んだ。情報システムを題材としたUML本より本書の方がロボット屋にはわかりやすい。
読了日:6月18日 著者:水川 真,大原 賢一,坂本 武志
システム工学概論 (1969年)システム工学概論 (1969年)感想
システム工学を、研究(スタディ)、設計(デザイン)、運用(オペレーション)の三段階に分け、各段階で用いられる主要な手法について紹介。今では廃れた手法も散見されるのでまあ参考程度に。1969年初版で道具としてのコンピュータ自体がまだ一般的でなかった時代ということもありコンピュータによる情報処理とは、という章があるのが面白い(けど別に読む必要なし)。
読了日:6月18日 著者:片方 善治
大幸運食堂大幸運食堂感想
川辺の街に住む様々な境遇の人の、人生いろいろ苦しいことも辛いこともあるけど投げださなければいつか良いこともあるさ、な短編集。鼻の奥がツンと来て視界がじわりと揺らぐ話ばかり。花丼食べたい。
読了日:6月17日 著者:明川 哲也
日本男児 (文春新書)日本男児 (文春新書)感想
「昔の良かったこと」と「今の悪いこと」を並べて昔を懐かしみ今を嘆く話が多い印象。物事の見方や分析・たとえは面白いけど、結論に「昔は良かった」臭が漂うと正直「眉をひそめ」てしまう。
読了日:6月16日 著者:赤瀬川 原平
大人の見識 (新潮新書)大人の見識 (新潮新書)感想
目次:日本人の見識、英国人の見識、東洋・西洋の叡智、海軍の伝統、天皇の見識、ノブレス・オブリージュ、三つのインターナショナリズム、孔子の見識/ギリシャの歴史家ポリュビオスの言葉の話が印象に残った。政治家や軍人は物事がどちらにも決まらない気持ち悪さに耐えねばならぬ。どちらかに決した気持ち良さが指導者に伝染すると国は滅亡の危機に瀕す。
読了日:6月16日 著者:阿川 弘之
ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる (日経プレミアシリーズ)ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる (日経プレミアシリーズ)感想
理論より経験と勘、システムより要素技術、ソフトウェアよりハードウェア、すなわち、見えない「こと」より見える「もの」に執着してきた空気が日本を国際的な産業競争での敗北に向かわせている、太平洋戦争での兵器技術や情報活用での敗北と同じ道を歩もうとしている、という警告。主要国の中で数学のレベルが以前から最下位だった、という指摘に驚いた。
読了日:6月10日 著者:木村 英紀
憲法が教えてくれたこと―その女子高生の日々が輝きだした理由憲法が教えてくれたこと―その女子高生の日々が輝きだした理由感想
陸上部に入った女子高生が主人公。学校生活や部活動での問題や事件を題材に日本国憲法の関連条文を引いて解説する構成。前文で謳われる理念と憲法が保証する自由について再確認した。全ての問題に憲法が具体的な答えをくれるわけではない。憲法が示す考え方に則って我々自身が深く考えることが重要。
読了日:6月8日 著者:伊藤 真
パーク・ライフ (文春文庫)パーク・ライフ (文春文庫)感想
「パーク・ライフ」「flowers」2作品とも、ありそうでなさそうな日常を舞台にしつつ、人間同士の距離感、自分の拠り所と生き方の範囲というか境界線みたいなものがテーマ。目の前に見えている現実と思い出や幻想が混じり合う描写も共通。
読了日:6月7日 著者:吉田 修一
あの人はなぜ相手の気持ちがわからないのか―もしかしてアスペルガー症候群!? (PHP文庫)あの人はなぜ相手の気持ちがわからないのか―もしかしてアスペルガー症候群!? (PHP文庫)感想
統合失調症やパーソナリティ障害、PTSD等とは異なり自閉症と同系の先天的な症状である、知能や言語能力などは常人と変わらない、他人の気持ちを想像したり予定外の事態に反応するのが苦手、必ずしもみんなが天才的な能力を持つわけではない、周囲の理解と支援が大切。丁寧に書かれている良書。
読了日:6月6日 著者:加藤 進昌
新 図解人工知能入門新 図解人工知能入門感想
人工知能の歴史、関連分野の理論を浅く広く集めた入門書。エキスパートシステム、ファジィ、ニューラルネットワーク、人工知能記述言語、カオス、フラクタル、自然言語処理、音声認識・合成、グラフ探索、遺伝的アルゴリズムなどが取り上げられている。入門前に全体像を軽くつかむためにとりあえず読んどけ的な内容。
読了日:6月6日 著者:戸内 順一
統計学が最強の学問である統計学が最強の学問である感想
最強かどうかはさておき強力な手法なのは間違いない。近年計算機の処理能力が飛躍的に高まったことが理論の実用化への道を開いた。「ビッグデータ」「**マイニング」といったバズワードに踊らされて「ふーん…」なグラフに時間と金を浪費しないように統計学の入門書として本書を読んでおくと吉。自分で使いこなすには更に専門書に拠って勉強すべし。
読了日:6月3日 著者:西内 啓
ココロの教科書 「大人のオマジナイ」で人生が変わる!ココロの教科書 「大人のオマジナイ」で人生が変わる!感想
ココロの持ち方を変えよう、オマジナイで、という本。軽いノリで小ネタ混じりに書かれてるので楽しく読める。嫌な奴はロケットで打ち上げろ、嫌なイメージは箱に詰めてダイナマイトで爆破、というものや、「相手にどう思われるか」でなく「私は相手をどう思うか」のように自分視点に変えるアドバイスなど。オマジナイ化することで記憶に残りやすくしてる点が新しい。
読了日:6月2日 著者:ひすい こたろう,スズキ ケンジ

読書メーター

Posted by hide at 2013年07月04日 23:29 | TrackBack
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