2014年01月11日

[Book] 2013年の読書メーターまとめ

昨年は全部で87冊でした。100冊いかなかったか。残念。
今年は月10冊→年間120冊が目標。

2013年の読書メーター
読んだ本の数:87冊
読んだページ数:18275ページ
ナイス数:259ナイス

〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略感想
曰く、「最高を目指す競争」は利益を生まない悪循環であり、そこに陥らないためにこそ「戦略」を考えるべき。競争優位性は単に技術や価格などの単要素で語られるものではなく、他社とは異なる市場の設定、その市場から最大の利益を得るための体制と活動によって決まる、と。
読了日:2月3日 著者:ジョアン・マグレッタ
最速で結果を出す人の「戦略的」時間術 (PHPビジネス新書)最速で結果を出す人の「戦略的」時間術 (PHPビジネス新書)感想
転社10回以上、うち半分は外資系、短期間で結果を出したこともあれば追われるように退社したこともある、というMBAホルダのコンサルタントによる仕事術。当たり前だが、当たり前のこと(だけど多くの人ができてないこと)が書いてあるので、目新しくはないが、当たり前のことリマインダとしては有用。
読了日:2月6日 著者:理央周
「もっと時間があったら……」と感じはじめたら読む本 〜同じ時間で人よりパフォーマンスを上げる35のテクニック (impress QuickBooks)「もっと時間があったら……」と感じはじめたら読む本 〜同じ時間で人よりパフォーマンスを上げる35のテクニック (impress QuickBooks)感想
Eliminate, Combine, Replace, Simplify, の順でそれぞれの仕事を見直そう、という提案はもっとも。不要な仕事を効率化するのはムダ。「仕事に追われる今日」を変えるには、「明日の準備をする」こと。「他人時間」を減らして「自分時間」を確保しないと前には進めない。
読了日:2月6日 著者:西村克己
「3人で5人分」の仕事を無理なくまわす! ― 「欠員補充ゼロ」の職場術「3人で5人分」の仕事を無理なくまわす! ― 「欠員補充ゼロ」の職場術感想
再読。「仕事が多くて人手が足りない」のに「今の仕事は自分しかできない」と主張することの論理矛盾、のくだりが面白い。全体効率を上げるには、短期的には「(不要不急な)仕事を捨てる」、中期的には「部下を育てる」、かな。
読了日:2月6日 著者:小室淑恵
世界で勝負する仕事術 最先端ITに挑むエンジニアの激走記 (幻冬舎新書)世界で勝負する仕事術 最先端ITに挑むエンジニアの激走記 (幻冬舎新書)感想
東芝でフラッシュメモリ研究、スタンフォードでMBA取得、再びフラッシュメモリプロジェクトリーダーを経験、その後東大に移って研究を続ける著者の経験を通して、「世界で戦うエンジニアに必要なこと」が語られる。曰く「考える前に動く」「結果を(記録に)残す」「シンプルに」「極める」「変化に適応する」等々。大企業は資金力があるがリスクを取れず動きも鈍い、ベンチャー・大学はその逆。なので「大学は企業以上にリスクを取らないと存在意義がない」「10〜100倍の性能を出す必要あり」
読了日:2月9日 著者:竹内健
マキャベリー的知性 危機の時代を生き抜く社会的知性の磨き方 (アスキー新書 145)マキャベリー的知性 危機の時代を生き抜く社会的知性の磨き方 (アスキー新書 145)感想
社会的知性について述べた本で、その中核がマキャベリー的知性、とのことだが、君主論からの引用に基づく記述が少なく、タイトルと内容がずれている印象。
読了日:2月10日 著者:岡田尊司
空家の冒険空家の冒険感想
ホームズ実は生きてました、の巻。「最期の事件」での「ホームズは遺書を残してモリアーティ教授と対決して死んだと思われる」結末を、「著者」であるワトソンの観察力不足を口実にひっくり返しちゃうとこはズルいというか巧いというか。
読了日:2月10日 著者:ArthurConanDoyle
脳は直感している (祥伝社新書)脳は直感している (祥伝社新書)感想
「直感」は「本能」とは異なり、知覚と経験を通して得られた「脳」の判断力のようなもの。自分の「意識」で考えて判断するより先に「脳」は判断している。「直感」は正しいと信じてその内なる声に従うことで、その「直感」の精度は向上していく。昔に比べ、普段の生活において命の危険が減った現代においては、知覚に頼む(しかない)場面は減ってきた。「直感力」を鍛えるには、知覚し、直感を信じ(むやみに説明を求めず)、迷わず行動すること。対戦型のスポーツも効果的、ってのは面白い。
読了日:2月16日 著者:佐々木正悟
4次元以上の空間が見える4次元以上の空間が見える感想
半分ちょっと読んだところで難しくて挫折したけど、4次元は見えるようになった気がする。高次元空間が見えるようになるコツは切り口なのね。
読了日:2月17日 著者:小笠英志
同じテーブルの10人の名前、簡単に覚えられます。―「記憶力」が面白いほどつく本同じテーブルの10人の名前、簡単に覚えられます。―「記憶力」が面白いほどつく本感想
記憶を定着させるには、五感で感じる、関連づける、復習する、頭の中で繰り返す、あと幾つかあったけど忘れた(笑)。口に出して言う、メモを書く、を習慣づけることも有効。新聞を読んでも情報として覚えてないのは、深く考えてないから。う、それはあるかも。暗算や料理も記憶力強化に良いそうです。スーパーやコンビニ行った時に、合計金額を計算しながら買い物すると良いかもね。
読了日:2月22日 著者:B.フィールディング
のうだま―やる気の秘密のうだま―やる気の秘密感想
「馴化=マンネリ」とうまく付き合っていこう、という本。マンネリ化を防ぎ、何かを継続するためには、淡蒼球(=のうだま)を刺激すること。そのきっかけはBERIの4つ。Body, Experience,Reward, Ideomotor. 「べり」と覚えよう(とは書いてなかったけど)。
読了日:2月23日 著者:上大岡トメ,池谷裕二
のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!感想
「加齢によって記憶力は衰えない。そう感じるのは気のせい」ってのを忘れないこと。長期記憶の定着には、反復が必要。入力だけでなく出力を繰り返すと「覚え方・記憶のヒント」を覚えるので定着しやすい。海馬からθ波が出てる時は覚えやすい。θ波は、移動中(徒歩、乗り物)に出やすい。あとは好奇心を持つこと。人生がマンネリ化してないか?
読了日:2月27日 著者:上大岡トメ,池谷裕二
ノマドと社畜 〜ポスト3.11の働き方を真剣に考えるノマドと社畜 〜ポスト3.11の働き方を真剣に考える感想
「脱社畜」「ノマド」なキーワードが流行ってるけど、要は「脱サラ」「フリーランス」。今も昔もフリーランスは実力勝負・成果主義の格差社会。ネット環境があれば誰でも食っていけるほど甘い世界では決してない。評論家やセミナー屋に乗せられず、真剣に考えろ、本気でノマド目指すなら自営業に必要な基本スキルと英語勉強しろ、というアドバイス本。会社員が「ノマド的」に働くのはアリ、ですって。
読了日:3月1日 著者:谷本真由美(@May_Roma)
勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略 (講談社現代新書)勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略 (講談社現代新書)感想
従来の日本企業(製造業)は「ものづくり」の「つくり」に力を入れて勝ってきたが、今やAppleやサムスンなどに代表される「もの」に力を入れる企業に負けている。新興国に代表される市場に向けて、どんな「もの」を作れば顧客に受け入れられるか、その戦略の不足が最大の問題。社会風潮や税制、産業政策、金融政策など、企業外の要因もあるが、それを言い訳にせず、企業内の技術を生かし、組織改革・人材育成を図るべし、という趣旨。経営者ならぬ読者は、独立した個として起業家マインドで組織を内部から動かせ、かな。
読了日:3月30日 著者:畑村洋太郎,吉川良三
刑務所なう。刑務所なう。感想
2011年6月に収監されてからその年の大晦日までの記録。体重が95から72kgまで減って健康になったかと思いきや、結石や痔になったり大変な面も。厳しい「懲役」にめげそうになりながらも、スタッフの協力を得て塀の外の情報を集め、精力的に「仕事」を続けるあたりはサスガ。面会に訪れたり差し入れを送ってくれる人々、情報や物資を供給し著者の言葉をシャバに発信するスタッフなど、多くの人に支援されていることがわかる。それだけ彼が魅力的な人物だということだろう。
読了日:3月30日 著者:堀江貴文
「忙しい」が口ぐせのあなたにワーキングマザーが教える自分の時間が増える36の時間管理術 (impress QuickBooks)「忙しい」が口ぐせのあなたにワーキングマザーが教える自分の時間が増える36の時間管理術 (impress QuickBooks)感想
ToDoに追われる日々を脱し、毎日その日のタスクを消化して日々を終えるためには、個々のタスクの所要時間を見積もってスケジュール化すること。「ワーキングマザーが教える」だけど、イクメンにも参考になる技多し。「寝かしつけ」じゃなくて子供と一緒に早寝して、朝4時に早起きして自分の時間を確保、とか。後半はスマホアプリ・ネットサービス活用話が多い。全体的にもう少し掘り下げて欲しい感あり。
読了日:4月2日 著者:保科浩子
バブル上司でもすぐできる 「スマホ新人」を活かす9つの鍵と12の技 (impress QuickBooks)バブル上司でもすぐできる 「スマホ新人」を活かす9つの鍵と12の技 (impress QuickBooks)感想
「で、お前は何がしたいんだ?」「それは何のため?」の呪文を手に入れた!
読了日:4月8日 著者:前川孝雄
笑える子ども。 (エンジン01選書)笑える子ども。 (エンジン01選書)感想
いじめも非行も体罰も自殺も昔に比べてみたら実は子どもを取り巻く状況は決して悪くなってはいないのに、メディアの取り上げ方のせいもあり、教育環境がどんどん悪くなっているような印象を持ってしまっている。あまり環境をクリーンにし過ぎず、ある程度失敗して、理不尽な経験もしてから大人にならないと、却って弱い子ども→大人になってしまう危険性がある。母親や教師にばかり責任を押し付けず、地域社会が多様な形で子どもと関わっていくべし、とな。
読了日:4月10日 著者:陰山英男,川勝平太,小山泰生,藤原和博,米澤明憲
マイクロソフトで学んだこと、マイクロソフトだからできること。マイクロソフトで学んだこと、マイクロソフトだからできること。感想
マイクロソフト幹部の仕事っぷりの凄さ、常に危機感を持って問題を拾い上げ議論して解決を目指す文化、あらゆることを「科学的に」数字で評価・判定する仕組み、社員間のコミュニケーションの重要性に対する意識の高さ、360度評価システムの厳しさなど、刺激的な話が満載。
読了日:4月13日 著者:樋口泰行
急ぎの仕事は忙しいヤツに頼め―ソニー元副社長・大曽根幸三の成功金言53 (角川SSC新書)急ぎの仕事は忙しいヤツに頼め―ソニー元副社長・大曽根幸三の成功金言53 (角川SSC新書)感想
上司がファジーだと部下はビジーになる=リスクを伴わない決断は、単なる選択でしかない。(中略)決断力がないと、本来やる必要もないよけいな仕事をさせられ、無意味に忙しくなる。…気をつけます。言い訳用語集はウチにも欲しい(^^)
読了日:4月13日 著者:石田修大
名ばかり管理職 (生活人新書)名ばかり管理職 (生活人新書)感想
一時期たくさんの裁判が起こった「店長」は管理職か?問題の当事者、労働条件を見直した企業、誇りを持って管理職として働いていたのに労働基準監督署から「名ばかり」と指摘されて管理職を外されたことに不満を持つ元・管理職など、多面的な取材結果のまとめ。「名ばかり管理職」って言葉、クロ現が名付け親だったのか。
読了日:4月14日 著者:NHK「名ばかり管理職」取材班
科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)感想
自分で科学的に考えることを放棄した「結論だけ教えて。安全なの?危険なの?」的な態度は(それを選択する自由は勿論あるが)損ですよ、危険ですよ、ていうか、そういう人ばかりになると社会全体として不利益ですよ、だから啓蒙します、という本。初等教育過程で数学(算数)を苦手だと思わせないようにする、ってのは確かにかなり重要だと思う。
読了日:4月14日 著者:森博嗣
考える生き方考える生き方感想
アルファブロガーfinalvent氏の自伝的エッセイ。自らを「成功者ではない」「人生の敗者」と位置づけて語られる、学生時代のこと、社会に出たこと、家族のこと、そして病気や老いのこと。それぞれの場面や悩みは普通の人々と共通する部分も多いが、それらに対する「考え方」の切り口と深さはICUで学んだリベラルアーツ(人文科学、社会科学、自然科学)と生来の勉強好きな気質によるものか。
読了日:4月17日 著者:finalvent
人生のプロジェクト (Sanctuary books)人生のプロジェクト (Sanctuary books)感想
内容は他の自己啓発書の類と大差ないけど、写真や言葉の使い方が非常にうまいので、他の、例えば、著者の経験をクドクド説明したり、外国の研究者の実験結果を引用したり、社会や宗教に拠り所を求めたり、といったスタイルの本よりも、自然にスッと入りこんでくる。
読了日:5月26日 著者:山崎拓巳
このムダな努力をやめなさい: 「偽善者」になるな、「偽悪者」になれこのムダな努力をやめなさい: 「偽善者」になるな、「偽悪者」になれ感想
ついこないだまで偽悪者で生きてきたつもりがいつの間にか偽善者になりつつあるような気が。もっと大人げない大人にならなきゃ!とはいえ、実力もないのに書かれてることを表面的に真似るだけじゃダメだわね。
読了日:5月28日 著者:成毛眞
サイケ (集英社文庫)サイケ (集英社文庫)感想
自分とはちょっと世代違うけど少しわかる部分もあり、でもやはり一つ昔の話な印象。周防くん面白いけど怖いわ。
読了日:5月28日 著者:姫野カオルコ
ココロの教科書 「大人のオマジナイ」で人生が変わる!ココロの教科書 「大人のオマジナイ」で人生が変わる!感想
ココロの持ち方を変えよう、オマジナイで、という本。軽いノリで小ネタ混じりに書かれてるので楽しく読める。嫌な奴はロケットで打ち上げろ、嫌なイメージは箱に詰めてダイナマイトで爆破、というものや、「相手にどう思われるか」でなく「私は相手をどう思うか」のように自分視点に変えるアドバイスなど。オマジナイ化することで記憶に残りやすくしてる点が新しい。
読了日:6月2日 著者:ひすいこたろう,スズキケンジ
統計学が最強の学問である統計学が最強の学問である感想
最強かどうかはさておき強力な手法なのは間違いない。近年計算機の処理能力が飛躍的に高まったことが理論の実用化への道を開いた。「ビッグデータ」「**マイニング」といったバズワードに踊らされて「ふーん…」なグラフに時間と金を浪費しないように統計学の入門書として本書を読んでおくと吉。自分で使いこなすには更に専門書に拠って勉強すべし。
読了日:6月3日 著者:西内啓
新 図解人工知能入門新 図解人工知能入門感想
人工知能の歴史、関連分野の理論を浅く広く集めた入門書。エキスパートシステム、ファジィ、ニューラルネットワーク、人工知能記述言語、カオス、フラクタル、自然言語処理、音声認識・合成、グラフ探索、遺伝的アルゴリズムなどが取り上げられている。入門前に全体像を軽くつかむためにとりあえず読んどけ的な内容。
読了日:6月6日 著者:戸内順一
あの人はなぜ相手の気持ちがわからないのか―もしかしてアスペルガー症候群!? (PHP文庫)あの人はなぜ相手の気持ちがわからないのか―もしかしてアスペルガー症候群!? (PHP文庫)感想
統合失調症やパーソナリティ障害、PTSD等とは異なり自閉症と同系の先天的な症状である、知能や言語能力などは常人と変わらない、他人の気持ちを想像したり予定外の事態に反応するのが苦手、必ずしもみんなが天才的な能力を持つわけではない、周囲の理解と支援が大切。丁寧に書かれている良書。
読了日:6月6日 著者:加藤進昌
パーク・ライフ (文春文庫)パーク・ライフ (文春文庫)感想
「パーク・ライフ」「flowers」2作品とも、ありそうでなさそうな日常を舞台にしつつ、人間同士の距離感、自分の拠り所と生き方の範囲というか境界線みたいなものがテーマ。目の前に見えている現実と思い出や幻想が混じり合う描写も共通。
読了日:6月7日 著者:吉田修一
憲法が教えてくれたこと―その女子高生の日々が輝きだした理由憲法が教えてくれたこと―その女子高生の日々が輝きだした理由感想
陸上部に入った女子高生が主人公。学校生活や部活動での問題や事件を題材に日本国憲法の関連条文を引いて解説する構成。前文で謳われる理念と憲法が保証する自由について再確認した。全ての問題に憲法が具体的な答えをくれるわけではない。憲法が示す考え方に則って我々自身が深く考えることが重要。
読了日:6月8日 著者:伊藤真
ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる (日経プレミアシリーズ)ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる (日経プレミアシリーズ)感想
理論より経験と勘、システムより要素技術、ソフトウェアよりハードウェア、すなわち、見えない「こと」より見える「もの」に執着してきた空気が日本を国際的な産業競争での敗北に向かわせている、太平洋戦争での兵器技術や情報活用での敗北と同じ道を歩もうとしている、という警告。主要国の中で数学のレベルが以前から最下位だった、という指摘に驚いた。
読了日:6月10日 著者:木村英紀
大人の見識 (新潮新書)大人の見識 (新潮新書)感想
目次:日本人の見識、英国人の見識、東洋・西洋の叡智、海軍の伝統、天皇の見識、ノブレス・オブリージュ、三つのインターナショナリズム、孔子の見識/ギリシャの歴史家ポリュビオスの言葉の話が印象に残った。政治家や軍人は物事がどちらにも決まらない気持ち悪さに耐えねばならぬ。どちらかに決した気持ち良さが指導者に伝染すると国は滅亡の危機に瀕す。
読了日:6月16日 著者:阿川弘之
日本男児 (文春新書)日本男児 (文春新書)感想
「昔の良かったこと」と「今の悪いこと」を並べて昔を懐かしみ今を嘆く話が多い印象。物事の見方や分析・たとえは面白いけど、結論に「昔は良かった」臭が漂うと正直「眉をひそめ」てしまう。
読了日:6月16日 著者:赤瀬川原平
大幸運食堂大幸運食堂感想
川辺の街に住む様々な境遇の人の、人生いろいろ苦しいことも辛いこともあるけど投げださなければいつか良いこともあるさ、な短編集。鼻の奥がツンと来て視界がじわりと揺らぐ話ばかり。花丼食べたい。
読了日:6月17日 著者:明川哲也
システム工学概論 (1969年)システム工学概論 (1969年)感想
システム工学を、研究(スタディ)、設計(デザイン)、運用(オペレーション)の三段階に分け、各段階で用いられる主要な手法について紹介。今では廃れた手法も散見されるのでまあ参考程度に。1969年初版で道具としてのコンピュータ自体がまだ一般的でなかった時代ということもありコンピュータによる情報処理とは、という章があるのが面白い(けど別に読む必要なし)。
読了日:6月18日 著者:片方善治
UMLとRTミドルウェアによるモデルベースロボットシステム開発UMLとRTミドルウェアによるモデルベースロボットシステム開発感想
タイトル通り、移動ロボットを題材にUMLとOpenRTMを使った開発手法を紹介する内容だが、UMLの入門書として読んだ。情報システムを題材としたUML本より本書の方がロボット屋にはわかりやすい。
読了日:6月18日 著者:水川真,大原賢一,坂本武志
刑法の楽しい読み方 (KAWADE夢文庫)刑法の楽しい読み方 (KAWADE夢文庫)感想
様々な事件・事例を挙げ、対応する刑法の条文に書かれている刑罰と実際に適用された判例を紹介した内容。刑罰の種類や警察・検察官・裁判官の役割の違いなどの解説も入っており、飽きさせない。現行犯逮捕は警察じゃなくても誰でもできる、とか、刑事裁判になったら99%有罪、とかは覚えておいた方が良いかも。
読了日:6月28日 著者:
ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実感想
合理的なプロセスや数字を元に確実な経営戦略が得られることなどない、企業買収は殆ど失敗する、ISO9000やTQMやQCやシックス・シグマなど流行りの経営手法の多くは意味がない、今のビジネスが昔より速く変化しているわけではない、イノベーションを起こした会社は早く倒産する、など「王様は裸だ!」な研究結果が山ほど紹介されてて面白い。組織改変は、どう変えるかではなく、定期的に改変すること自体に意味がある、という指摘は納得。
読了日:6月30日 著者:フリークヴァーミューレン
科学との正しい付き合い方 (DIS+COVERサイエンス)科学との正しい付き合い方 (DIS+COVERサイエンス)感想
科学は勉強できる理系の人だけのものじゃなくて誰の身の回りにもある身近なものですよ、難しい数式や化学式がわからなくても好奇心と疑う心を持つだけで科学リテラシーは得られますよ、あたりはまあそれもそうかな、と。最後の最後の、科学技術を科学マニア・科学教の狂信者から普通の人の手に取り戻そう、的な話はちょっとムムム。科学リテラシー問題もメディアリテラシー問題と根っこは同じく論理思考力不足なんじゃなかろうかと思うので、科学との距離だけ縮めればリテラシー向上ってもんでもないような気がする。鶏卵論かもしれないが。
読了日:7月1日 著者:内田麻理香
サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書)サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書)感想
「統計学が最強の学問」の著者なので、書かれている「学問的な答え」の多くは「理論的に導き出された唯一無二の答え」というより「現時点で判明している統計的な答え(傾向)」。その点に留意して読めば、仕事や家庭、人生の成功・幸福を考える際の指針として有用。
読了日:7月7日 著者:西内啓
「中卒」でもわかる科学入門  "+-×÷"で科学のウソは見抜ける!  (角川oneテーマ21)「中卒」でもわかる科学入門 "+-×÷"で科学のウソは見抜ける! (角川oneテーマ21)感想
数値と単位を踏まえた定量的な議論、エネルギー保存則やエントロピー増大則の理解、三段論法や背理法といった論理、そして何より四則演算が腑に落ちていることが大事。原発・エネルギー、宇宙プロジェクト、ベーシックインカム(科学は趣味にすべき)などにかなりページが割かれていたのは著者らしいけどタイトルからすると少々逸脱感もあり。
読了日:7月8日 著者:小飼弾
学校の勉強だけではメシは食えない!―世界一の職人が教える「世渡り力」「仕事」「成功」の発想学校の勉強だけではメシは食えない!―世界一の職人が教える「世渡り力」「仕事」「成功」の発想感想
人間関係は信用が大事、他人と違うことをやれ、失敗を繰り返して成長しろ、などの考え方は普遍的な教訓として納得できるが、学校の勉強なんかできなくていい、とか、ハイテクの時代は終わり、とか、パソコンはバーチャルでダメ、とかはあくまで著者の経験と感性に基づく話なので、言葉の表面だけを間に受けるべきではない。落語で言葉の表現力を学べ、は個人的に共感。
読了日:7月8日 著者:岡野雅行
危機管理・事業継続ガイド危機管理・事業継続ガイド感想
危機対策としてクラウド化を勧めているのが特徴。
読了日:7月8日 著者:戸村智憲
「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)感想
光の電磁波説、プランク定数、アインシュタインの光量子仮説、ボーアの原子模型を経て、シュレディンガー方程式、コペンハーゲン解釈、ハイゼンベルクの不確定性原理による量子論の確立、思考実験シュレディンガーの猫と多世界解釈という考え方、そして量子論の今、までを順を追って丁寧に解説している良書。わかるようでわからない、でも辻褄は合うし役に立つ、量子論にちょっと近づけた気がする。
読了日:7月11日 著者:
「要領がいい」と言われる人の、仕事と勉強を両立させる時間術「要領がいい」と言われる人の、仕事と勉強を両立させる時間術感想
やる気ないのにテクニックや脳科学やライフハックに即効性を求めても効果なし。効率を意識し、時間をムダにせず、効果的な努力を継続せよ。モチベーション主導型トップダウン的方法論。
読了日:7月12日 著者:佐藤孝幸
テレビが政治をダメにした (双葉新書)テレビが政治をダメにした (双葉新書)感想
視聴率至上主義のテレビ局による失言ゲームやスキャンダル報道が大臣の首から政権の命運までを左右するようになっている今のメディアと政治の関係を著者自らの体験を交えて告発する内容。民主党が体質的にメディア対策やステークホルダーとのコミュニケーションに弱かった点への反省も。ナベツネとの関わり(確執?)や東日本大震災後の文科副大臣としての活動(とメディアの対応)の章も興味深い。こういう人物が参院選で落選した事実が本書の主題の正しさの表れのように思える。
読了日:7月22日 著者:鈴木寛
日本改造計画2013日本改造計画2013感想
茂木が司会で堀江と小沢が対談するイベントの記録。堀江が自由に自論を展開するのに対して小沢はかなり慎重に言葉を選んで自身の主張を繰り返している。正論を踏まえたプロセス重視の小沢と結果重視で手段を選ばない堀江の立場の違いが対照的。
読了日:7月23日 著者:シアター・テレビジョン
金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?感想
刑務所の中で思いついたビジネスアイディアいろいろ、メルマガ読者とのQ&A、知人・恩師による堀江評、という内容。堀江氏が言ってることは当たり前だが他の堀江本と同じ。アイディアに価値はない。実行しないと意味がない。金はやりたいことをやるための手段。金を稼ぐのが目的じゃダメ。好きなこと、興味あること、人と違うことをやろう。常識や先入観に囚われず、合理的に考えよう。船曳建夫氏「これまでの40年より、これからの40年の方が絶対にいい。その時には堀江的な思考が生きてくる。」
読了日:7月25日 著者:堀江貴文
ストレスフリーで効率アップ! EVERNOTEを便利に使う48の技ストレスフリーで効率アップ! EVERNOTEを便利に使う48の技感想
ノートブックとタグの使い分けに迷ったら軽く目を通すと吉。
読了日:8月6日 著者:佐々木正悟,淺田義和
利益を生み出す方程式 (経営者新書 61)利益を生み出す方程式 (経営者新書 61)感想
VEの歴史、効果、基本原理などの概要説明はふむふむなるほどねと楽しく読める。後半の実施手順の章では、要点は整理して書かれているのだが、これを元に実践できるかと言うとちょっと物足りず、新書ではページ不足な印象。研修受けてみようかな、と思わせる啓蒙書という位置づけか。
読了日:8月18日 著者:瀬口龍一
雑学科学読本 身のまわりのモノの技術 (中経の文庫)雑学科学読本 身のまわりのモノの技術 (中経の文庫)感想
身の回りの様々なモノの技術を図を用いてささっと解説しまくってるんだが、ささっとし過ぎてて、何だかよくわからない時も。
読了日:8月19日 著者:涌井良幸,涌井貞美
この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)
読了日:8月20日 著者:こうの史代
この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)
読了日:8月20日 著者:こうの史代
この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)
読了日:8月20日 著者:こうの史代
堕落論 (新潮文庫)堕落論 (新潮文庫)感想
戦後半年頃に書かれた随筆。人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要。そして日本も亦。
読了日:8月26日 著者:坂口安吾
方法序説 (岩波文庫)方法序説 (岩波文庫)感想
デカルトが自らに課した学問の方法の4つの規則、(1)明証的に真か、(2)分割せよ、(3)単純から複雑へ順序に従え、(4)完全性を確かめよ、は科学的思考の基本的な態度として覚えておきたい。有名な「我思う故に我あり」から導き出される神の存在証明や心身二元論など、現代の視点から疑問符がつく部分もあるが、自身の理性に誠実に一歩一歩学問を進め、世界論を構想するに至ったデカルトの自伝的論文は読み応えあった。
読了日:10月8日 著者:デカルト
「叱らない」しつけ (PHP文庫)「叱らない」しつけ (PHP文庫)感想
叱り続けると子供は愛情を実感できなくなる。叱らずにすむシステムを考えるべし。それでも直らない場合は、短所に目をつぶり長所を伸ばす方に意識を向けることも必要。子供の長い人生において、今この瞬間の欠点を克服することは必ずしも重大ではない…等々。わかっちゃいるけどつい忘れてしまいがちな親の心構えを思い出させてくれる。
読了日:10月10日 著者:親野智可等
宮沢賢治全集〈8〉注文の多い料理店・オツベルと象・グスコーブドリの伝記ほか (ちくま文庫)宮沢賢治全集〈8〉注文の多い料理店・オツベルと象・グスコーブドリの伝記ほか (ちくま文庫)感想
本書を底本としている青空文庫版「注文の多い料理店」読んだ。肉にクリーム塗って酢をかけて塩をもみこんだらどんな西洋料理になるか、今度やってみよう。
読了日:10月13日 著者:宮沢賢治
注文の多い料理店 (新潮文庫)注文の多い料理店 (新潮文庫)感想
イーハトヴ童話集「注文の多い料理店」の表題作、「どんぐり〜」「狼森〜」「鹿踊り〜」を再読。「狼森〜」のラストの「時節柄〜」という一文が後を引く。
読了日:10月14日 著者:宮沢賢治
お父さんのための 子どもの心のコーチングお父さんのための 子どもの心のコーチング感想
子供に「将来の夢は?」と聞く前に、自分自身の夢を描く。子供は最悪でも親と同レベルには育つ。それ以上に頑張って欲しければ、親が今以上に頑張る姿を見せる。子供の指導は限界設定、部下の指導は限界突破、という対比も納得。
読了日:10月16日 著者:菅原裕子
「見せかけの勤勉」の正体「見せかけの勤勉」の正体感想
再読。「やる気を出せ」では逆効果。やる気を阻害する要因を取り除き、「やらされ感」ではなく「所有感」が持てる環境・仕組みを作れば、部下は自然とやる気を出す。主役(部下)を支援するのが脇役(上司)。「人を管理したい」という欲求に負けず、「仕事の目標と成果の管理」を心がける。「無責任」ではなく「片手間」で管理し、その分、自分自身もプレイヤーとしての仕事を持つべし。
読了日:10月18日 著者:太田肇
図解MBA的発想人 課長力 養成講座 (PanRolling Library―仕事筋トレーニングNo.4)図解MBA的発想人 課長力 養成講座 (PanRolling Library―仕事筋トレーニングNo.4)感想
課長が遭遇しそうな場面をケーススタディとして、MBAホルダーならこうする、的な解決策が書かれている。常に、Why? So, what? と考えるくせをつけろ、ということらしい。
読了日:10月18日 著者:斎藤広達
上司も知らない「仕事の仕方」上司も知らない「仕事の仕方」感想
一生懸命仕事してるつもりが実は「作業」をこなしてるだけになってないか。同じタスクでも、やらされ「作業」でなく、自分なりに考えてアウトプットを意識して「仕事」として取り組むべし。もちろんそれだけではなく、顧客価値を創出する会社目標とリンクする課題を設定することこそが「仕事人」のあるべき姿。目標設定の際は、プロセスからゴールまでをイメージして計画を立てること。
読了日:10月18日 著者:山崎裕司
昭和文学全集〈6〉昭和文学全集〈6〉感想
この全集が底本となっている青空文庫の堀辰雄「風立ちぬ」を読んだ。
読了日:10月19日 著者:室生犀星,堀辰雄,中野重治,佐多稲子
人事と法の対話 -- 新たな融合を目指して人事と法の対話 -- 新たな融合を目指して感想
人材マネジメント専門家と労働法専門家による対談+大手企業の人事担当者や産業医をゲストに迎えての様々な課題に関する議論。採用から育成、評価、異動、退職、メンタルヘルスにワークライフバランス、労働紛争からグローバル人事まで幅広い。
読了日:10月20日 著者:守島基博,大内伸哉
これから「働き方」はど</p>

<a name= Posted by hide at 2014年01月11日 16:27 | TrackBack

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