2010年04月28日

[Gadget] 今更ながら人生初MDオーディオ買った

MD、ってのがありましたね。いや、今もあるけど。

WikipediaによるとSONYがMDを発表したのが1992年とのこと。90年代の半ばから後半にかけては、レンタルCDをMDに落としたり、流行歌を集めたMDを作ったりして、車で聴いてる人が身の回りにもたくさんいました。

が、ワタシはMDには手を出しませんでした。理由は2つ。

(1)聴きたいCDは買う主義。Burrn!のレビュー買い、ジャケ買い、店員のオススメ買い、とりあえず買う。
(2)ていうか、ワタシが聴きたいCDなんかそもそもレンタルCD屋に置いてないしね。

てことで、学生時代はわずかなバイト代のほとんど(+仕送りの一部)でCD買いまくってたワケです。

なので、MDは自分で触ったことないし、もう一生触らないだろう、と思ってました。

ところが、今になってMDつきオーディオを買ってしまいました。
シャープの1ビット MD/CDシステム SD-FX200-Sってやつ。


1ビットMD/CDシステム(カセット付)シャープ(SHARP) SD-FX200- S (シルバ−)

理由はというと、今まで使ってたCDラジカセミニミニコンポのCDプレイヤー部が故障して家でCD聴けなくなったことと、もう一つ娘のピアノ練習のため。より具体的には、以下の用途。

(A)娘が家で弾いたのをMDに録音して先生に渡して聴いてもらう。
(B)先生が教材音源や教室での娘の演奏をMDに録音したものを受け取る(家で聴く)。

つまり、「先生がMD使ってるから」という、外的要因によって、やむを得ず今回の事態に相成った、というワケ。

が、今更MDの使い方覚えるのも面倒なので、個人的にはあんまりやる気なし。
MDはなるべく相方に任せる方向で。

Posted by hide at 01:47 | Comments (2) | TrackBack

2010年04月14日

[Book] 買った本と借りた本、どっち読む?

ここ最近、月30冊(1日1冊)を目標に本を読もうと心がけています。

が、目標に届かないまでもそれなりの数を読めた月と、目標に遠く及ばなかった月とがあります。

その違いは何だろうかと考えてみました。

すると、「図書館を利用したか否か」と相関がありそう、と気づきました。

図書館利用の有無は、単に「未読の本が手元にたくさんあるか否か」を意味しません。

図書館から借りなくても、積ん読本は山ほどあります。したがって、読む本が底をついたために読まない(読めない)、という現象は起こってません。

つまり、ワタシの読書ペースは、買い置きの積ん読本の数とは無関係に、図書館で借りた本の数に大きく影響される、という仮説が立てられそうです。

では、(ワタシにとって)買った本と借りた本との「読むインセンティブ」の違いは何か?を考えてみますと、

買った本を読むインセンティブ:
・身銭を切って買ったんだから読まないと勿体ない。

借りた本を読むインセンティブ:
・期限までに読み終えずに返すと勿体ない。

…となりそうです。

面白いのは、「身銭を切った」よりも「期限がある」ことの方が、強い読書インセンティブになっている点です。

期限が来て、読まずに返しても金銭的には損失はゼロ、にも関わらず、です。

更に進めると、「期限までに読み終えずに返す」場合の「勿体ない」の中には、

・せっかく得た「(期限つきの)読む機会」の損失
・期限までに読まなかった本を返しに行く、というムダ行動(労働・時間コスト)の発生
・(期限までに読まなかった)本を再度借りる、というムダ行動の発生

…が含まれていそうです。

比較すると、買った本には「金を払った」という過去コストが発生しているのに対して、借りた本には「機会を逃すかもしれない」「ムダな手間暇がかかるかもしれない」という将来コストが発生している(と考えている)ことになります。

そして、ワタシの場合、過去コストより将来コストを重視している、と言えそうです。

なるほどなるほど。

さて、この文章は論文ではないので、この仮説の検証とか、他の現象への一般化とか、仮説に基づいて逆に買った本を読むインセンティブを創出する方法とかには触れません。それはまた別の機会に。

(電車の下車駅に着いたから思考中断した、というのはここだけの秘密)

Posted by hide23 at 10:07 | Comments (2) | TrackBack

2010年04月07日

[Society] 「ギャップ・イヤー」を選べなかったあの頃のことを思い出した

茂木健一郎 クオリア日記: ギャップ・イヤー

4月1日付けの日記なので、ひょっとすると「エイプリルフール」かもしれないけど、気になる内容だったので。

大学を出た後の「ギャップイヤー」旅行で日本に来てた外国人青年と出会った話。

日本では、大学の三年から就職活動をして、それで就職できないと企業がとってくれない。「新卒」で就職するために、わざわざ留年する人もいる。そもそも、女子学生で、就職活動をしている人はすぐにわかるんだよ。みな同じ格好をしているから。別に、法律で決まっているわけではない。なぜか、すべての企業が同じふるまいをしているんだ。日本人は、みな一斉に事をやるのが好きなんでね。それで、学生がそれに合わせる。もっとも、そんな画一主義はイヤだ、とドロップアウトするやつもいるけど。個人的には、そういうやつにこそ、新しい日本を作ってもらいたいと思う。ところが、マスコミがまたクズで、あたかも、新卒でいっせいに企業に就職することが、当然だ、というような報じ方をするし。それが、偽りの社会的プレッシャーとなって・・・

 そんなことを説明しようと思ったけれども、自分の愛する国の恥を、この真剣な顔をした青年にさらすのは、はばかられた。

(僕ならまんま説明しちゃうな…)

と思った。

僕自身、修士2年の就職活動がうまくいかず、大学院を留年した(≒卒業を1年遅らせた)経験がある。
大学に残った理由としては、就職と進学の間で迷っていた、研究内容をもう少し形あるものに仕上げたかった、など幾つかある。

でも、卒業に必要な単位は足りていたにも関わらず、ひとまず修士課程を卒業して研究生として大学に残って…ではなく、「留年」という形を選んだのは、就職活動への影響を考慮した結果だった。

時は90年代後半。就職氷河期と呼ばれている時代だった。

学生を取り巻く環境は今と必ずしも同じではないかもしれないが、当時も「在学中の就職活動に失敗するとその後の進路ヤバイかも」というプレッシャーはかなり強く感じていたように思う。

日本は素晴らしい国だと思う一方で、「自分がもし今学生で、就職を考えていたら」と考えると、深い絶望にとらわれる。

「えり好みしなきゃ入れる会社はあるだろ?」
「そんなに嫌なら日本企業じゃなくて海外行けば?」
「じゃなければ自分で企業すれば?」

というのが社会の声なのだろうか?

赤塚不二夫のマンガで、飼い犬が野良犬に、「こんな首輪がなければもっと自由に歩きたいんだ」と言うのがあった。ところが、飼い犬は、首輪がとれてしまうと、慌てて自分でもとに戻すのである。

僕にも首輪がついているのだろうか。
僕も首輪が取れたら元に戻そうとしてしまうのだろうか。
あるいは、別の首輪を求めてしまうのだろうか。

今の僕は自由に歩けるのだろうか。

Posted by hide at 23:02 | Comments (0) | TrackBack

2010年04月02日

[Book] 3月の読書メーターまとめ

以前のエントリで書いたように、3月は中旬以降ペースダウンし、結局20冊にも達しないという残念な結果に。

振り返ってみると、その前の3ヶ月も似たような傾向がありました。

10月:12冊
11月:11冊
12月:5冊

最初の2ヶ月はハイペースで、3ヶ月目にガクっと息切れ。
それでも翌月からはそれまでより更にハイペースに読みまくりました。

1月:20冊
2月:27冊
3月:16冊

ということは、この流れで行くと、4月〜5月は40冊近く読めることに!
(いや、たぶん無理)

3月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3811ページ

博士号のとり方 学生と指導教官のための実践ハンドブック博士号のとり方 学生と指導教官のための実践ハンドブック
博士課程はプロの研究者を養成する教育の場である、という認識の下、博士号取得を志す者に向け、心構えや研究計画の立て方のみならず、指導教官や他の学生との人間関係など幅広い視点での助言がなされている。興味深いのは、指導教官や研究科に向けた章があること。まだ軽く読んだだけなので後日再読予定。
読了日:03月31日 著者:エステール M フィリップス,デレック S ピュー
理系のための「即効!」卒業論文術 (ブルーバックス)理系のための「即効!」卒業論文術 (ブルーバックス)
一年弱の短期間でテーマ選定から解決方法の立案、実験、論文作成、口頭発表までを行わなければならない卒業論文を想定して書かれてあるが、卒論以外の研究・論文の進め方も基本は同じ。研究者必携。
読了日:03月29日 著者:中田 亨
ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)
好奇心を持ち続けること、科学的良心に誠実であること、自分に正直であること。言葉にすると簡単だが、人生を通してこれらを実践し続けるのはなかなか難しい。ファインマンの一見ハチャメチャに見えるエピソードの数々も、根本にあるのはこれらの行動原理。だからこそ、理論物理学者としても大きな功績を挙げられたのだろう。科学に携わる人以外にも手本となる生き方だと思う。
読了日:03月24日 著者:リチャード P. ファインマン
論語より陽明学 (PHP文庫)論語より陽明学 (PHP文庫)
「大塩平八郎が語る」という形式で書かれているのが面白い。「日本人の心の美学」=「武士道」の根底にあるのは陽明学!という、「そ、それはちょっと単純化し過ぎでは?」な著者の主張も、「あくまで大塩の意見」という設定にしたことにより、さらっと読ませてしまう。考えようによってはちょっと危険でもあるが。高校までの歴史の授業ではあまりよくわからなかった朱子学と陽明学の違いが多少わかった点で読んだ価値あった。
読了日:03月19日 著者:長尾 剛
アイディアのレッスン (ちくま文庫)アイディアのレッスン (ちくま文庫)
エッセイ調で読みやすいが、「アイデアとは何か」「アイデアのつくり方」についてわかりやすく書かれている。とは言え、これを読んだら即日アイデア出まくり、ってワケではない。この本はあくまでレッスン。実践の繰り返しが必要なのは言うまでもない。文科系の研究者や論文についての辛辣な批判が(理系の自分にとって)目新しく、興味深かった。
読了日:03月18日 著者:外山 滋比古
まず、ルールを破れ―すぐれたマネジャーはここが違うまず、ルールを破れ―すぐれたマネジャーはここが違う
すぐれたマネジャーの考え方は伝統的常識(ルール)とは異なる、と説く本。地位としての管理職だけでなく、広い意味で部下を持つ人(マネジャー)に薦めたい。「さあ、才能に目覚めよう」と併せて読むと、「才能」とは何かがよりわかりやすい。
読了日:03月12日 著者:マーカス バッキンガム,カート コフマン
やるべきことが見えてくる研究者の仕事術―プロフェッショナル根性論やるべきことが見えてくる研究者の仕事術―プロフェッショナル根性論
世に溢れるビジネス書、自己啓発書から、「研究者」に必要な知識、考え方を集めて一冊にまとめました、という本。これだけ読んでも参考になるし、更に詳しく知りたい項目については、参考文献を辿れば良い。研究者のガイドブックとして手元に置いておくと吉。
読了日:03月10日 著者:島岡 要
創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)
「作る」ことは「生きる」こと、「楽しむ」こと…工作好き&技術者&作家である著者による「工作のすすめ」。著者の世代→私の世代→更に若い世代と進むにつれて、工作センスが徐々に失われてきた、という著者の仮説は、仕事柄理解できる部分がある。我が子が「工作好きの子供」に育つには、まず自分が「工作好きの親」になること。よし、ではガンプラ…じゃダメか。
読了日:03月10日 著者:森 博嗣
自動認識システムの基礎知識自動認識システムの基礎知識
バーコード(1次元、2次元)、RFIDなどの、自動認識システムに使われる識別技術についての教科書。バーコード仕様が詳しく載ってるが、直接使う予定なかったのでナナメ読み。タグの種類、電波法との関係などはためになる。
読了日:03月09日 著者:
数式を使わないデータマイニング入門 隠れた法則を発見する (光文社新書)数式を使わないデータマイニング入門 隠れた法則を発見する (光文社新書)
従来の統計分析とデータマイニングの違いは、手法の違いではなく、扱うデータの質と量の違い、そして結果の使用目的の違い。具体例が面白く読みやすい。最後はデータマイニングの発達による、社会の情報システム化、そして監視社会への危惧に話は及ぶ。自己防衛のため、社会が危険な方向に動こうとするのを「監視」するためにも、こういう知識の習得は必要。
読了日:03月08日 著者:岡嶋 裕史
なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?
「シリコンバレー通信」という連載コラムを元に編集されたもの。なので、シリコンバレーの最新動向的なトピックに関しては、既に賞味期限切れな話題もあるが、その中にも、シリコンバレー独特の思想の一端を感じることはできる。シリコンバレーというと、オープン、イノベーション、合理主義、実力主義、M&A、金持ち(笑)…なイメージがあったが、当然そんなに単純で一枚岩でバラ色なワケでもなく、やはり様々に異なった考えの人達がおり、良い面も悪い面もある、ってこともわかった。それでも、スピード感とアクティブ感は共通しているみたい。
読了日:03月07日 著者:瀧口範子
人間の器量 (新潮新書)人間の器量 (新潮新書)
テーマの割には内容が薄い。近現代の「偉人」の逸話が紹介され、「ホラ、今の人と違って器量が大きいでしょう?」という構成なのだが、「器量」の有無の基準は著者の情緒的判断に委ねられており、論理的分析はあまりなされていない。児童向け伝記物や偉人雑学本の類+古き良き精神論、といった程度の本。あと、「…と思うのですけれど。」という文末表現が何か気持ち悪かった。
読了日:03月07日 著者:福田 和也
マンガでわかる測量マンガでわかる測量
ストーリーもキャラ設定も非常にアリガチなので、そっちには変に頭を使う必要なし。こういう本の場合はそれで良いんだと思う。コレ読んだらすぐに測量デビューできる、という程カンタンではないだろうが、測量の基本的な手法や考え方はわかった気になれる。
読了日:03月05日 著者:栗原 哲彦,吉野 はるか,佐藤 安雄,パルスクリエイティブハウス
ソフトウェアの話 (岩波新書)ソフトウェアの話 (岩波新書)
1992年の本なので内容的にはやはり古さを感じる部分はあるが、そもそも計算機とは何か?電子計算機(コンピュータ)とは何か?ソフトウェアとは何か?といった基本的な問いに対しての考え方は現在でも通用する普遍性を持つ。エンドユーザプログラマの増加やソフトウェア教育の一般教養化などを予想する一方、将来のソフトウェア技術者・プログラマ不足に関しては懐疑的で、逆に10年後(2002年)にはプログラマは余るのでは?とも言っている。ソフトウェアの需要の伸びは著者の想像以上だったということか。
読了日:03月05日 著者:黒川 利明
日本経済復活 一番かんたんな方法 (光文社新書 443)日本経済復活 一番かんたんな方法 (光文社新書 443)
「デフレでも自分は別に困ってない(と今は思っている)人」に対しての啓蒙の書。とにかくデフレは悪、という話がひたすら出てきて、わかりましたから許してください、となる(なった)。政府の下手な産業振興政策よりも、単純に企業の金回りを良くした方が研究開発は盛んになって、新技術や新商品(魅力的なモノやサービス)が生まれる、という指摘は、企業の中の人として非常に良く理解できる。飯田氏の、インフレもデフレもあくまで貨幣的な現象、という説明は納得。であれば、貨幣をコントロールできる政府と日銀にできることは多い筈。
読了日:03月03日 著者:勝間 和代,宮崎 哲弥,飯田 泰之
アイデアは考えるな。アイデアは考えるな。
気分転換にさらっと読んでみたら意外に面白かった。「面白がり屋」のススメ。何でも「乗っかる」、自分から「すごくないアイデアでも沢山出す」、「楽しい」と宣言してしまう。具体的なアイデア出しの方法論も、突飛なものではなくオーソドックスだが、実践的で参考になる。「まんが道」を題材にしたキャパシティオーバーの乗り越え方の件を読んだら、「まんが道」を読みたくなった。
読了日:03月01日 著者:柳澤 大輔

読書メーター

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