2010年11月08日

[Eating] 長崎幕末ロマン 龍馬伝説カレー

長崎から「龍馬伝説カレー」なるものが送られてきました。

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箱の裏にはこんな説明書きが。

1857年オランダ商館へ着任した軍医ポンペの本国への報告書にカレー料理が記載されています。1864年に長崎入りしたハイカラ龍馬は、オランダ商館料理に目がなく、日本最初の西洋料理店「良林亭」後自由亭を開業した草野丈吉の店でカレーを食べたと思われます。

「ハイカラ龍馬」なんてニックネーム?を勝手につけちゃうところとか、「食べたと思われます」なんて限りなく黒に近いグレーな感じの決めつけが楽しいですね。思うのは自由です。はい。

温めてご飯にかけてみました。

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やわらかく煮込んだ豚肉がゴロリと入ったカレーで、「洋食屋さんのカレー」な味わいです。ちなみに「隠し味はコーヒー・ビール・チーズ等」だそうです。幕末の長崎にこんな食材があったかどうかは謎。コーヒーは伝わってたみたいですが、チーズは不明。ま、隠し味だから気にしない気にしない。

それにしても感心するのは、長崎の商魂逞しさ。今年長崎に旅行した人はわかると思いますが、とりあえず何でもかんでも龍馬にこじつけて商売にしてます。食品なら、カステラはもちろんちゃんぽん皿うどんからコーヒーからカレーまで。街には「龍馬の道」に「龍馬館」。観光資源をこれでもかと駆使しまくる「龍馬伝便乗大作戦」には、わが故郷ながら脱帽。

この場を借りて、高知県民の皆様にお詫びしておきます。ごめんね。

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2010年11月03日

[Book] 10月の読書メーターまとめ

今月も先月と同じく17冊。

読書時間少ないなーとは思いつつ、それでも最低これくらいは習慣として読める、ってことかも。ちなみに17冊中8冊は電子書籍アプリなので、かなりiPodのおかげ。時間と場所を選ばないってのが大きい。

珍しく小説を3冊読みました。もう一回振り返ってみます。

蛇にピアス

蛇にピアス

価格:400円(税込、送料別)

タトゥーやピアス、暴力的なセックスなど、肉体への刺激がエスカレートする一方、心はひたすらに無感動で虚無的な主人公。後半、大きく揺れ動いた果てに彼女の中で何が変わったのか?…が、結局よくわからない。でも何か気になる、考えちゃう、そんな読後感。

インシテミル

インシテミル

価格:720円(税込、送料別)

本屋の「映画化コーナー」に積んであったのを見て、App Storeで購入。

ミステリとしてもファンタジーとしても何か中途半端な印象。殺人に至る心理にイマイチ納得できなかったのが最大の要因。他人を殺せば/陥れれば、より多くの金が貰える、という「与えられた・逃げられない状況」で、いかに生きるか?というのが基本設定で、後は軽いノリの論理パズル、という構成は、「ライアーゲーム」と同類。この手の話って、現代資本主義社会のメタファのつもりなのかなー。

「ミステリそのものがネタ」で「閉鎖空間が舞台」なミステリなら、綾辻行人の「十角館の殺人」「迷路館の殺人」の方が登場人物の心理やトリックの緻密さの点で面白いと思う。

十角館の殺人

十角館の殺人

価格:730円(税込、送料別)

迷路館の殺人

迷路館の殺人

価格:780円(税込、送料別)

空中ブランコ

空中ブランコ

価格:530円(税込、送料別)

精神科医伊良部一郎が活躍(?)する短編集。下手な啓発本よりずっと心に沁みます。前作も読み返したくなりました。

イン・ザ・プール

イン・ザ・プール

価格:530円(税込、送料別)

10月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:4111ページ

インシテミル (文春文庫)インシテミル (文春文庫)
パズルとしては面白かった。最後に暴かれる真犯人に関して、犯行計画・準備や遂行可能性の点で偶然の要素が強すぎる気がした。「推理小説」ネタが表に裏に巧みに使われているとは思うが、「推理小説読者」属性に頼り過ぎな印象も残る。ま、参加者は<クラブ(≒作者)>が任意に選んだ、という設定である以上、何でもアリなわけだが。
読了日:10月31日 著者:米澤 穂信
「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)
単に美術作品として目で鑑賞するのではなく、政治・社会・宗教などの背景や描かれている人物・物語・事件などに関する知識を元に、作品に込められた意味や描かれた目的を読み解く、という絵画の楽しみ方が説かれる。多くの強(恐?)力な作品についてやさしく紹介されており、非常に面白い。西洋絵画と共に、西洋の政治史や宗教史にも興味を持った(著者の狙い通り)。
読了日:10月30日 著者:中野 京子
一歩を越える勇気一歩を越える勇気
冒険家は命がけの挑戦という夢を通して、従来の枠を破り新たな領域へ踏み出す勇気を見せてくれる。我々が生き(られ)ている空間は大いなる自然の中の実は非常に特殊で限定的な部分に過ぎないことや、我々が喜び悲しみ楽しみ苦しみつつ過ごす日常の遥か上には雲が、空が、宇宙が広がっていることも。著者は、その夢をより多くの人と共有すべく、今も「冒険」している。
読了日:10月30日 著者:栗城史多
空中ブランコ (文春文庫)空中ブランコ (文春文庫)
テーマ自体はシンプルで、自分に正直になろう、ホンの少し心を開いてみよう、好きなことに夢中になろう、体裁を気にし過ぎるな、ってことなんだろうけど、患者(≒読者)のリアルな閉塞感・ストレスを伊良部&マユミの超常識的言動が(結果として)打ち砕いていく様は、愉快で爽快。簡単に言うと、面白くて泣けて前向きになれるお話。
読了日:10月28日 著者:奥田 英朗
適当日記適当日記
通勤電車で読んでると吹き出しまくりでカッコ悪いので、寝床でクスクス笑いながら読んでたら相方に「うるさい」と叱られ、読む場所に困った。一見ウソだらけでテキトーな日記(?)の中に、著者の人柄が垣間見えるような見えないような。
読了日:10月27日 著者:高田 純次
緊急提言! デジタル教育は日本を滅ぼす緊急提言! デジタル教育は日本を滅ぼす
デジタル教科書が、既に弊害が指摘されている日本の従来型の教育方法(≒議論なしに正解だけを導き出す)をより効率化するツールとなる危険性がある、と説く。但し本書の価値はむしろ、戦後の教育改革の歴史と問題点を数多くの当事者への取材を交えてまとめている点にある。読めば、著者の主張が単なるアンチITな旧世代の愚痴でないことがわかる。
読了日:10月25日 著者:田原 総一朗
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
正義に対する異なる立場の思想について、理論だけでなく実際の事件・社会問題における議論を通して丁寧に説明されており、わかりやすい。自分の考え方は功利主義、自由至上主義、共同体主義のどれに近いのかを意識して身の回りの様々な議論に臨むと、問題の根幹や考えうる反論などが見えやすくなりそう。それにしても長かった。
読了日:10月20日 著者:マイケル・サンデル,Michael J. Sandel
創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)
読了日:10月19日 著者:森 博嗣
街場のメディア論 (光文社新書)街場のメディア論 (光文社新書)
責任ある発信をしなくなったメディアの低レベル化は、受信者たる市民の低レベル化を映す鏡。価値と対価の交換に基づく市場経済が成立する原点に、まず贈与と返礼の関係があったことが忘れられがちな風潮への警鐘も。
読了日:10月19日 著者:内田 樹
よいこの君主論 (ちくま文庫)よいこの君主論 (ちくま文庫)
一見「もしドラ」類似企画のようだが、描かれる小学生達のリアルと非リアルのバランスが絶妙なのと、章毎に挟まれるレクチャーの効果(というかはなこちゃんのキャラ)のおかげで、本書の方が読んでて楽しい。最後ちょっと泣いた(笑)
読了日:10月19日 著者:架神 恭介,辰巳 一世
残念な人の仕事の習慣 (アスコムBOOKS)残念な人の仕事の習慣 (アスコムBOOKS)
勉強するなら英語やMBAなどでなく、今の会社の今の仕事に関する具体的な知識やノウハウに精通することを目指せ、という指摘には納得。前半はタイトルに即した内容だが、後半は次第にずれていく印象。前作も似たような構成だった気が。内容自体は面白いのだが、何か話をはぐらかされたような微妙な読後感。
読了日:10月19日 著者:山崎将志
蛇にピアス蛇にピアス
「私が命を持つ」と、「私」は一体どうなるんだろうか?「シバさん」と何が「大丈夫」なんだろうか?「私」の中で何かが変わったのだろうか?
読了日:10月18日 著者:金原 ひとみ
「原因」と「結果」の法則「原因」と「結果」の法則
一言で表せば、この世は全て因果応報、だから清く正しくありなさい、と書いてある。
読了日:10月18日 著者:ジェームズ アレン
続・反社会学講座 (ちくま文庫)続・反社会学講座 (ちくま文庫)
前作に続いて面白い。「社会学」的な常識や通説を様々な文献や統計データを引用してバッサバッサ斬っていく。極めつけは「武士道」「葉隠」をネタにした落語調の章。後半の盛り上がりといいサゲといいかなり良い出来。もう一本の「ビジネス書」ネタの小説の方は、筒井康隆をソフトに(おれ→ぼく)した感じの雰囲気。昔の話や学者批判を論じてる時と比べるとイマイチ切れ味が鈍い気がしてちょっと残念。
読了日:10月17日 著者:パオロマッツァリーノ
洞察力―本質を見抜く眼力の秘密 (PHP文庫 ナ 1-1)洞察力―本質を見抜く眼力の秘密 (PHP文庫 ナ 1-1)
元ネタとして仏教の教えや経典が多く引用されているが、神秘としてではなく、著者なりの「つまりこういうことではないか?」という文脈で語られるのが面白い。再読予定。
読了日:10月13日 著者:中山 正和
眼力 (CD付)眼力 (CD付)
二回目。自分は使わなくても、高度な技があることを知っておくのは必要。
読了日:10月12日 著者:斎藤 一人
ロボットという思想~脳と知能の謎に挑む(NHKブックス)ロボットという思想~脳と知能の謎に挑む(NHKブックス)
著者の取り組みは、ロボットを通して人間を知ること。それは、人間にとっての最大の謎「人間とは何か」への挑戦であり、究極的には「人間を作る」試み、とも言える。併せて、ロボットと人間が共生する社会の実現も研究テーマとされている。知的好奇心を刺激される内容ではあるが、一般の人に「で、そんなロボットができて共に生きる社会になったら何が嬉しいの?」と聞かれた場合の答えとしては不十分な印象。
読了日:10月05日 著者:浅田 稔

読書メーター

Posted by hide at 14:23 | Comments (0) | TrackBack