2014年09月10日

[Book] 8月の読書メーターまとめ

8月は11冊。8ヶ月で67冊。8冊ちょい/月と、少し上げてきました。夏休みもあったし。

前半は歴史物と時代物を読んでました。吉川英治の「黒田如水」は、昔読んだような気がしてたんだけど、全く覚えてなかったので、読んだことなかったのかも。大河も良いけど英治も良いよ。

長崎大学で被爆した医師永井隆の「長崎の鐘」、これは多くの人に読んでもらいたい一冊。自らも原爆症に苦しみながら、傷病者の診察を続けた著者が、「これからは原子力の時代になる」と冷静に予想する部分は、さすが科学者だと感心しました。

後半は仕事術とか手法モノとか技術書とか、まあアリガチといえばアリガチ。

2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2663ページ
ナイス数:39ナイス

[図解]鉄道の技術 (PHPサイエンス・ワールド新書)[図解]鉄道の技術 (PHPサイエンス・ワールド新書)感想
車両の駆動方式、足回り、パンタ、レールから運行管理や列車制御、トンネルや橋梁の土木建設技術に至るまで、日本の鉄道に関する幅広い技術のエッセンスがギュッと詰まった濃い新書。新幹線の開業以来の安全性は、インフラ設計方針から車両制御システム、運行ルール、保守など数多くの施策の組み合わせで保たれていることがわかる。
読了日:8月31日 著者:秋山芳弘
Excel対応 90分でわかる! 日本で一番やさしい「データ分析」超入門Excel対応 90分でわかる! 日本で一番やさしい「データ分析」超入門感想
ビジネスで使えるデータ分析手法として、相関係数、回帰分析、数量化理論、コンジョイント分析を、ありがちな事例とExcelの使い方を併せて説明している。データサイエンティストじゃない普通のビジネスパーソン向けのデータ分析入門書としてはわかりやすくて便利そう。直交表の説明がもう少し欲しいところ。
読了日:8月31日 著者:内田学,兼子良久
不便から生まれるデザイン: 工学に活かす常識を超えた発想 (DOJIN選書)不便から生まれるデザイン: 工学に活かす常識を超えた発想 (DOJIN選書)感想
便/不便(労力や時間を要するか否か)と益/害は独立事象であり、便利で有益なモノや不便で有害なモノだけでなく、不便ではあるが(ゆえに)有益なモノ/コトもある。単なるノスタルジーでもトレードオフでもない「不便益」の正体を様々な具体例を通して探りつつ、新たな不便益デザインを目指す。最後まで何かモヤモヤしながら読んで、今もモヤモヤしてる。
読了日:8月26日 著者:川上浩司
一生食いっぱぐれないための エンジニアの仕事術 (光文社新書)一生食いっぱぐれないための エンジニアの仕事術 (光文社新書)感想
会社で技術者として働くとはどういうことか、を組織・人間関係から特許まで網羅した学生・新卒向け入門書。著者は団塊世代で元は日立製作所の研究所出身とのこと、つまり一昔前の大企業のエンジニアはこうだったよ、という話が多いので、想定読者である若い人は全部を真に受けない方がいい。ストークスモデルの説明は印象に残った。
読了日:8月25日 著者:椎木一夫
ポケットに名言を (角川文庫)ポケットに名言を (角川文庫)感想
寺山修司がノートに書き溜めた古今東西の書物や映画の台詞からの「ことば」、そして寺山自身の脚本からの「ことば」が数多く集められている。「言葉を友人に持ちたい」著者が選んだ「名言」は、だが同時に「シャツのように軽く着こなして、脱ぎ捨てていくもの」でもある。どんなシャツか、よりも、それをいつどこでどのように着こなすか、が個性というものであろう。
読了日:8月18日 著者:寺山修司
一勝九敗 (新潮文庫)一勝九敗 (新潮文庫)感想
ただ情報収集して分析して結果何もしないのでは意味がない。致命的な失敗は不可だが、実行して失敗して修正して…を繰り返して次に繋げていくべし。成功体験は保守化の元。異業種の血を入れつつ若く柔軟な組織で、常にスピードを保ち、変化し続けなければ、会社は衰退する。全ての人が“自営業者”としてその会社にコミットする、という組織を目指すべき。実行に移すのもスピード、失敗と判断したら撤退するのもスピード、そこからのリカバリもスピード。確かにピラミッド登った人には難しいかもね。
読了日:8月18日 著者:柳井正
初ものがたり (新潮文庫)初ものがたり (新潮文庫)感想
岡っ引き茂七親分が下っ引きの糸吉や権三と共に難事件に挑む江戸捕物帳。正体不明の稲荷寿司屋台の親父が繰り出す季節の旨い物と謎解きのヒントがもう一本の柱。続きも読みたくなるが…。
読了日:8月18日 著者:宮部みゆき
お金がふえるシンプルな考え方―マネーのルール24お金がふえるシンプルな考え方―マネーのルール24感想
「内容が理解できない投資商品は買うな」「リスクとコスト(手数料とか)を意識しよう」「うまい話や必勝法はない」など基本的な心構えを説いた後、終盤では「それはそれとして株式投資は面白い」と初心者向け株式投資入門の教えも。金融機関での経験を元に、個人が資産運用の際に陥りがちな勘違いや罠について指摘する良書。
読了日:8月17日 著者:山崎元
長崎の鐘 (アルバ文庫)長崎の鐘 (アルバ文庫)感想
長崎大学で被爆した著者が、生き残った医師、看護師、学生と救護班を結成して、自身も一時危篤状態に陥りながらも傷病者の診療を続けた記録に加え、放射線医師としての原子爆弾の原理と爆発時の現象やその後の原子病と土地への影響に関する考察、カトリック信者としての戦争や原爆に対する想いが綴られている。原爆投下直後の被災状況と被爆の影響を知る資料的な価値だけでなく、現代において戦争や核兵器とどう向き合うかを考えるにあたっても必読の一冊。長崎人としては中高生の頃に読んでおくべきだったと反省。
読了日:8月17日 著者:永井隆
島原大変 (文春文庫)島原大変 (文春文庫)感想
寛政の雲仙大噴火とそれに伴う津波による島原城下の人々の被災に際し、長崎で学んだ若い医者が他人や医術に対する見方を変え自らの生き方を見直す表題作に加え、豊後の殿様の山登りのための「人馬」に纏わる話、同じく豊後大友宗麟の嫡男義統の生涯を両親との関係とキリスト教への傾倒を通して描く一編、村上水軍の子孫で今は豊後の山奥に藩を構える大名が推し進める「城を作る夢」に巻き込まれた庄屋がいつしか自分の夢として実現に邁進する「海賊たちの城」の四編。いずれも登場人物の描き方が秀逸でぐいぐい引き込まれる。
読了日:8月12日 著者:白石一郎
黒田如水 (1959年) (新潮文庫)黒田如水 (1959年) (新潮文庫)感想
齢30にして小寺の家老を務める官兵衛が家内の毛利派を制して織田側参加の意を伝えるため秀吉に面会するところから始まり、半兵衛重治との交友、主君小寺政職の裏切りと荒木村重による幽閉、救助された後の戦陣復帰と三木城攻略の頃までを描く。時に官兵衛36歳。
読了日:8月12日 著者:吉川英治

読書メーター

Posted by hide at 00:10 | Comments (0) | TrackBack