2015年09月26日

8月の読書メーターまとめ

9月も終わろうというのに今更ですが8月の読書メーターまとめ。

「技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか」は、製造業に限らず海外でビジネスするなら一読の価値あり。欧米企業(だけじゃなく産学官連携だったりもする)がどんな戦略に基いて動いているかを意識するか否かは大きな違い。ただ、日本が同じことをして勝てるとは限らないので、別の戦略が必要かもしれない。

ほかも仕事関係ばっか。しかも悩める管理職が読みそうな本ばっか。

2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1393ページ
ナイス数:12ナイス

もし部下がうつになったら (ディスカヴァー携書)もし部下がうつになったら (ディスカヴァー携書)感想
「がんばれ」は禁句、くらいは聞くけど、異変の察知から休職、復職まで、上司や同僚がどう対応すべきかはなかなか難しい問題。
読了日:8月31日 著者:松崎一葉
若者の取扱説明書 (PHP新書)若者の取扱説明書 (PHP新書)感想
おとなしくて真面目なゆとり世代はその性質を理解して適切に接すればちゃんと力を発揮してくれる、という解説書。読んでて、自分もゆとり世代に近い気がしてきた…。
読了日:8月30日 著者:齊藤孝
「ゆとり世代」が職場に来たら読む本「ゆとり世代」が職場に来たら読む本感想
「ゆとり世代」の人がこれを読んで、「ああ確かに自分もこういう風に考える/言う/する」と思うのかどうか知りたい。「結果にこだわれ」「他人に評価されてなんぼ」「自責で考えろ」をうまく伝える必要がある、ってことね。
読了日:8月29日 著者:柘植智幸
技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか―画期的な新製品が惨敗する理由技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか―画期的な新製品が惨敗する理由感想
成長ではなく発展を目指した事業戦略の下に、技術戦略だけではなく知財戦略を持って欧米企業と対抗していかないと、日本(の製造業)は置いてきぼりになる説。コア技術のブラックボックス化は良いとして、周辺のオープン化・標準化、新興国との斜めの協業体制作りは日本企業が苦手な施策のような気がする。既存のルールを破壊する米国、仲間を集めてルールを変える欧州と比べると、日本が得意なのは誰かが決めたルールの枠内でプレーを磨き上げていくことなんじゃないかと。
読了日:8月28日 著者:妹尾堅一郎
トヨタの社員は机で仕事をしない (PHP新書 526)トヨタの社員は机で仕事をしない (PHP新書 526)感想
ムダを探すなら、まずムラを探すと良い。
読了日:8月11日 著者:若松義人
図面の描き方がやさしくわかる本図面の描き方がやさしくわかる本
読了日:8月11日 著者:西村仁

読書メーター

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2015年08月12日

7月の読書メーターまとめ

海外出張中に読みました。

やっぱマネジメントで難しいのは人ですよね、人。

2015年7月の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:310ページ
ナイス数:11ナイス

デッドラインデッドライン感想
プロジェクト管理の心得が小説仕立てで書かれている。プレッシャーや残業が生産性に与える影響(がないこと)など、内容は示唆に富むが、あくまでこの物語の中でのデータに基づく分析結果に過ぎない点には注意。工程全体での無駄を減らすためには上位設計にこそ時間をかけるべき、という考え方は納得。そして何より、人をどう管理するかが何より重要かつ難しいことを再認識。
読了日:7月4日 著者:トムデマルコ

読書メーター

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2015年07月20日

6月の読書メーターまとめ

久しぶりに数冊まとめ読み。一瞬、問題解決ブーム到来したので、そのへんで数冊。

あとオブ脳。JavaもEJBも使う予定ないけど、教養?として。

2015年6月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1484ページ
ナイス数:9ナイス

オブジェクト脳のつくり方―Java・UML・EJBをマスターするための究極の基礎講座オブジェクト脳のつくり方―Java・UML・EJBをマスターするための究極の基礎講座感想
前半読んだ。オブ脳が芽生えたかどうかはまだ実感ない。
読了日:6月25日 著者:牛尾剛,長瀬嘉秀
MATLAB/Simulinkによるわかりやすい制御工学MATLAB/Simulinkによるわかりやすい制御工学感想
ラプラス変換て何やねん!と引っかからない人にはわかりやすい構成の古典制御の本。MATLABを使った演習もあって親切です。
読了日:6月20日 著者:川田昌克,西岡勝博
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく感想
わかっちゃいるけどできてないことが書かれてる、ってのが大人視点の感想。子供に読ませたい。
読了日:6月19日 著者:渡辺健介
究極の会議究極の会議感想
会議は(良い)議事録を残すための活動、という「議事録ドリブン」思想と手法の説明書。ゴールを設定し、ToDoを割り振り、次の会議のアポとアジェンダまでを決めて、会議で仕事を回して行く。巻末の近藤淳也氏との対談の中で「でも結局は(筆者の言う会議方法を)経験した人が参加者にいないとうまくいかないだろう」というような発言があって、そりゃないぜセニョリータ。
読了日:6月17日 著者:鈴木健
部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~感想
読み返すと新たな発見あり。前に読んだはずの内容を実践できてない裏返しか。
読了日:6月14日 著者:佐々木常夫
たった2つの質問だけ! いちばんシンプルな問題解決の方法―「タテの質問」で掘り下げ、「ヨコの質問」で全体像をあぶり出すたった2つの質問だけ! いちばんシンプルな問題解決の方法―「タテの質問」で掘り下げ、「ヨコの質問」で全体像をあぶり出す感想
タテの質問で掘り下げ、ヨコの質問で網羅性を確認する、という思考の繰り返しで問題の原因を洗い出そうという手法。トヨタの『なぜ5回』の2次元への拡張と思えばわかりやすい。一つ上に戻ってヨコ展開、手に負えない原因はそれ以上掘り下げない、緊急度や重要度ではなく効果度と実現可能性で着手順を決める、などをメモメモ。
読了日:6月14日 著者:諏訪良武
問題解決を「見える化」する本問題解決を「見える化」する本感想
TCO理論に基づく問題解決の考え方。後でまた読む。
読了日:6月8日 著者:村上悟
上手な問題解決の方法が面白いほどわかる本―知りたいことがすぐわかる!個人と組織の現場力を高めるポイント35上手な問題解決の方法が面白いほどわかる本―知りたいことがすぐわかる!個人と組織の現場力を高めるポイント35
読了日:6月8日 著者:萩原正英

読書メーター

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2015年02月08日

1月の読書メーターまとめ

実家に帰るとたまに読むアランジアロンゾの本。親しみやすいタッチのキャラが繰り広げるコミカルでシニカルなあんな話やこんな話は読者の人間性を照らし出す鏡のよう。これ読んでじーんときたりほろりときたりするアナタはたぶんここに出てくるキャラみたいにダメなとこあるけどどこか憎めない奴に違いない。

2015年1月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:94ページ
ナイス数:12ナイス

パンダまんが (アランジブックス)パンダまんが (アランジブックス)感想
K.P.D.イカス。
読了日:1月5日 著者:アランジアロンゾ
わるい本 (アランジブックス)わるい本 (アランジブックス)
読了日:1月5日 著者:アランジアロンゾ

読書メーター

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2015年01月16日

2014年の読書メーターまとめ

9月以降は読書習慣を休止中なのですが、年間通して合計68冊でした。

グラフを見ると、偶数月は頑張って10冊以上読み、奇数月はその反動で10冊を下回り、またその次の偶数月に10冊超え…という繰り返しになってたことがわかります。

2014_dokusho_meter_matome_chart.gif

以下、68冊の感想がだらだらっとまとめられてますが、全体的にSFと技術・工学系の本が多かったのは偶然ではなく敢えてそう意識して選んでたもの。子供の頃からアニメ作品に関してはロボット物やSFは好きだったけど、本に関して言えばミステリや時代物をよく読んでてSFはあまり読んでなかったわ、と思ったのがきっかけ。アシモフのロボットシリーズ読んだのも数年前だし。

で、今年の目標は特になし。気が向いたり必要に迫られたら読むことにします。

2014年の読書メーター
読んだ本の数:68冊
読んだページ数:15181ページ
ナイス数:285ナイス

人と機械の共生のデザイン-「人間中心の自動化」を探る人と機械の共生のデザイン-「人間中心の自動化」を探る感想
人の状況認識レベル、情報処理プロセス、機械の自動化レベルなどの考え方が整理されており、人が操作する機械の自動化システムや操作支援システムを設計する際に留意すべき内容満載の良書。離陸以外の操作がほぼ自動化されている航空機のシステムや事故事例が題材として数多く紹介されているのは貴重。
読了日:10月28日 著者:稲垣敏之
[図解]鉄道の技術 (PHPサイエンス・ワールド新書)[図解]鉄道の技術 (PHPサイエンス・ワールド新書)感想
車両の駆動方式、足回り、パンタ、レールから運行管理や列車制御、トンネルや橋梁の土木建設技術に至るまで、日本の鉄道に関する幅広い技術のエッセンスがギュッと詰まった濃い新書。新幹線の開業以来の安全性は、インフラ設計方針から車両制御システム、運行ルール、保守など数多くの施策の組み合わせで保たれていることがわかる。
読了日:8月31日 著者:秋山芳弘
Excel対応 90分でわかる! 日本で一番やさしい「データ分析」超入門Excel対応 90分でわかる! 日本で一番やさしい「データ分析」超入門感想
ビジネスで使えるデータ分析手法として、相関係数、回帰分析、数量化理論、コンジョイント分析を、ありがちな事例とExcelの使い方を併せて説明している。データサイエンティストじゃない普通のビジネスパーソン向けのデータ分析入門書としてはわかりやすくて便利そう。直交表の説明がもう少し欲しいところ。
読了日:8月31日 著者:内田学,兼子良久
不便から生まれるデザイン: 工学に活かす常識を超えた発想 (DOJIN選書)不便から生まれるデザイン: 工学に活かす常識を超えた発想 (DOJIN選書)感想
便/不便(労力や時間を要するか否か)と益/害は独立事象であり、便利で有益なモノや不便で有害なモノだけでなく、不便ではあるが(ゆえに)有益なモノ/コトもある。単なるノスタルジーでもトレードオフでもない「不便益」の正体を様々な具体例を通して探りつつ、新たな不便益デザインを目指す。最後まで何かモヤモヤしながら読んで、今もモヤモヤしてる。
読了日:8月26日 著者:川上浩司
一生食いっぱぐれないための エンジニアの仕事術 (光文社新書)一生食いっぱぐれないための エンジニアの仕事術 (光文社新書)感想
会社で技術者として働くとはどういうことか、を組織・人間関係から特許まで網羅した学生・新卒向け入門書。著者は団塊世代で元は日立製作所の研究所出身とのこと、つまり一昔前の大企業のエンジニアはこうだったよ、という話が多いので、想定読者である若い人は全部を真に受けない方がいい。ストークスモデルの説明は印象に残った。
読了日:8月25日 著者:椎木一夫
ポケットに名言を (角川文庫)ポケットに名言を (角川文庫)感想
寺山修司がノートに書き溜めた古今東西の書物や映画の台詞からの「ことば」、そして寺山自身の脚本からの「ことば」が数多く集められている。「言葉を友人に持ちたい」著者が選んだ「名言」は、だが同時に「シャツのように軽く着こなして、脱ぎ捨てていくもの」でもある。どんなシャツか、よりも、それをいつどこでどのように着こなすか、が個性というものであろう。
読了日:8月18日 著者:寺山修司
一勝九敗 (新潮文庫)一勝九敗 (新潮文庫)感想
ただ情報収集して分析して結果何もしないのでは意味がない。致命的な失敗は不可だが、実行して失敗して修正して…を繰り返して次に繋げていくべし。成功体験は保守化の元。異業種の血を入れつつ若く柔軟な組織で、常にスピードを保ち、変化し続けなければ、会社は衰退する。全ての人が“自営業者”としてその会社にコミットする、という組織を目指すべき。実行に移すのもスピード、失敗と判断したら撤退するのもスピード、そこからのリカバリもスピード。確かにピラミッド登った人には難しいかもね。
読了日:8月18日 著者:柳井正
初ものがたり (新潮文庫)初ものがたり (新潮文庫)感想
岡っ引き茂七親分が下っ引きの糸吉や権三と共に難事件に挑む江戸捕物帳。正体不明の稲荷寿司屋台の親父が繰り出す季節の旨い物と謎解きのヒントがもう一本の柱。続きも読みたくなるが…。
読了日:8月18日 著者:宮部みゆき
お金がふえるシンプルな考え方―マネーのルール24お金がふえるシンプルな考え方―マネーのルール24感想
「内容が理解できない投資商品は買うな」「リスクとコスト(手数料とか)を意識しよう」「うまい話や必勝法はない」など基本的な心構えを説いた後、終盤では「それはそれとして株式投資は面白い」と初心者向け株式投資入門の教えも。金融機関での経験を元に、個人が資産運用の際に陥りがちな勘違いや罠について指摘する良書。
読了日:8月17日 著者:山崎元
長崎の鐘 (アルバ文庫)長崎の鐘 (アルバ文庫)感想
長崎大学で被爆した著者が、生き残った医師、看護師、学生と救護班を結成して、自身も一時危篤状態に陥りながらも傷病者の診療を続けた記録に加え、放射線医師としての原子爆弾の原理と爆発時の現象やその後の原子病と土地への影響に関する考察、カトリック信者としての戦争や原爆に対する想いが綴られている。原爆投下直後の被災状況と被爆の影響を知る資料的な価値だけでなく、現代において戦争や核兵器とどう向き合うかを考えるにあたっても必読の一冊。長崎人としては中高生の頃に読んでおくべきだったと反省。
読了日:8月17日 著者:永井隆
島原大変 (文春文庫)島原大変 (文春文庫)感想
寛政の雲仙大噴火とそれに伴う津波による島原城下の人々の被災に際し、長崎で学んだ若い医者が他人や医術に対する見方を変え自らの生き方を見直す表題作に加え、豊後の殿様の山登りのための「人馬」に纏わる話、同じく豊後大友宗麟の嫡男義統の生涯を両親との関係とキリスト教への傾倒を通して描く一編、村上水軍の子孫で今は豊後の山奥に藩を構える大名が推し進める「城を作る夢」に巻き込まれた庄屋がいつしか自分の夢として実現に邁進する「海賊たちの城」の四編。いずれも登場人物の描き方が秀逸でぐいぐい引き込まれる。
読了日:8月12日 著者:白石一郎
黒田如水 (1959年) (新潮文庫)黒田如水 (1959年) (新潮文庫)感想
齢30にして小寺の家老を務める官兵衛が家内の毛利派を制して織田側参加の意を伝えるため秀吉に面会するところから始まり、半兵衛重治との交友、主君小寺政職の裏切りと荒木村重による幽閉、救助された後の戦陣復帰と三木城攻略の頃までを描く。時に官兵衛36歳。
読了日:8月12日 著者:吉川英治
眠れぬ夜のための哲学眠れぬ夜のための哲学感想
感情や日常、抽象概念などを一つ一つ取り上げ、時に古今の哲学者の思考を引用しつつ、やさしく前向きに論説が展開される哲学エッセイ。何かに悩んで眠れない夜に、気になる項目をそっと読み返すと良いかも。
読了日:7月13日 著者:小川仁志小川仁志
終末のフール (集英社文庫)終末のフール (集英社文庫)感想
8年後に小惑星が地球に衝突する、とわかってから5年後の、仙台のとあるマンションの住人達を主人公にした連作。自分ではどうにもならない期限付きの死を宣告された時に、人はいかに生きるのか。別々の物語が少しずつ絡み合って大きな物語になっていく構成は伊坂らしい。醜くてもみっともなくても死に物狂いで生きる、という多くの主人公たちの決意とは一線を画す「天体のヨール」のラストシーンが悲しい。
読了日:7月12日 著者:伊坂幸太郎
会計天国 (PHP文庫)会計天国 (PHP文庫)感想
設定が強引なのは良いとして、主人公が財務諸表の読み方や会計ルールについて説明する部分はやや単調に感じた。
読了日:7月8日 著者:青木寿幸,竹内謙礼
「楽する発想」―8倍仕事ができる整理をしない仕事術「楽する発想」―8倍仕事ができる整理をしない仕事術感想
生活にかかる固定費を考えると睡眠時間にもコストがかかってる、という発想は面白い。
読了日:7月7日 著者:鳥井シンゴ
子どもの学力は「読解力」で決まる!  小学生のうちに親がゼッタイしておきたいこと子どもの学力は「読解力」で決まる! 小学生のうちに親がゼッタイしておきたいこと感想
読解力=客観的要約力+主観的コメント力。名作・名文を読むことで日本語の表現方法や文に込められた意味など深い読解力を得ることができる。親子で同じマテリアルを読み、解釈、考えを議論する。掲載されている実際の小学生の読書感想文が素晴らしい。
読了日:7月5日 著者:齋藤孝
未曾有と想定外─東日本大震災に学ぶ (講談社現代新書)未曾有と想定外─東日本大震災に学ぶ (講談社現代新書)感想
津波は未曾有ではなかったし、原発事故は想定できた。過去の類似災害の記憶の風化、人の力で自然に対抗できるという過信、規制やマニュアルに依存した思考停止が今回の被害を生んだ、と指摘。自然を完璧に制御するのは不可能。今後の災害予防には、自然の力をいなし、うまく折り合う発想が必要。
読了日:7月4日 著者:畑村洋太郎
ものづくり技術アドバンスト ベーシック タグチメソッドものづくり技術アドバンスト ベーシック タグチメソッド感想
タグチメソッド入門用に読んだ。テクニックではなく考え方が書かれている。科学と技術は考え方が異なる。生産では原因指向、開発では目的指向であるべき。機能を測定する。まずロバスト性を検証し対象技術のスジを見極める。試作〜不具合潰しは魔のスパイラル。また読む。
読了日:7月2日 著者:長谷部光雄
子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)感想
禁止語・命令語を使わない、「ほめ」「叱り」「金・物」で子供を動かそうとしない、共感を呼び起こす、「ダメ」を繰り返しても届かない…など、読むたびに思いを新たにするけど、なかなか難しい。でもまあ日頃の心がけが変わってきてる実感はある。また読み返す。
読了日:6月29日 著者:菅原裕子
平面いぬ。 (集英社文庫)平面いぬ。 (集英社文庫)感想
怪談風の「石の目」、少年視点の「はじめ」、おとぎ話風の「BLUE」、ホームドラマ?「平面いぬ。」の4編。舞台や設定はまるで違うけど、大切な存在が去っていく喪失感と同時に気づく愛情、というテーマが共通してて、どれもラストシーンでほろりとさせられる。
読了日:6月25日 著者:乙一
複葉の馭者 バーンストーマー (ソノラマノベルス)複葉の馭者 バーンストーマー (ソノラマノベルス)感想
メカに関する描写が薀蓄含めて詳しい笹本流の文体は読みにくく感じる人もいるかも、という印象。登場人物はどれも魅力的で話も面白いんだけど、シリーズ化するには少々地味で惜しい。
読了日:6月22日 著者:笹本祐一
火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)感想
2030年、ロケットで火星に到達した地球人と火星人との接触に始まり、その後の地球人の火星への移住、そこから四半世紀の間の地球と火星それぞれに起こった変化を描く叙事詩的な物語。SFというよりファンタジーな雰囲気が濃い。ラストシーンの「火星人たち」が切なくて印象に残る。
読了日:6月17日 著者:レイブラッドベリ
地球光 (ハヤカワ文庫 SF 308)地球光 (ハヤカワ文庫 SF 308)感想
人類が月、そして太陽系の惑星に進出した未来に起こった地球と惑星連合との対立を背景に、月の天文台に潜入した諜報部員を主人公としたスパイ物。なのだが、月面の要塞と惑星連合の宇宙艦隊との戦闘シーン描写が妙にリアルで美しい。
読了日:6月9日 著者:アーサーC.クラーク
ガリバー旅行記 (講談社文芸文庫)ガリバー旅行記 (講談社文芸文庫)感想
小人の国、巨人の国、飛島(ラピュタ)、馬の国、の4編からなる。小人編と巨人編で人間社会をマクロにミクロに相対化してみせ、ラピュタでは精神と肉体について常軌を超えた先を示し、最後の馬の国では人間の悪性を集約したヤーフと高貴なる善性を象徴化した馬との対比により遂にガリバーを人間嫌悪に至らしめる。スイフトのヨーロッパ社会そして人間なるものへの痛烈な皮肉の書。物語としては少々退屈な部分があるのが残念。
読了日:6月8日 著者:原民喜,ジョナサンスウィフト,JonathanSwift
安倍晋三プレゼンテーション 進化・成功の極意安倍晋三プレゼンテーション 進化・成功の極意感想
第1次安倍内閣の時と今とでは安倍晋三のプレゼンのスタイルが変わり、より聴衆に訴えかけるものに進化していることを、話し方やジェスチャーや視点などのパラメータで数値化して分析しているのが面白い。
読了日:6月7日 著者:佐藤綾子
マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門 (impress QuickBooks)マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門 (impress QuickBooks)感想
GTDベースのタスク管理手法を仕事だけでなく家事や生活に適用する話がマンガで平易に書かれてて楽しく読める。小学生にやらせてみようかと。
読了日:6月3日 著者:岡野純
銀河鉄道の夜 他十四篇 (岩波文庫 緑76-3)銀河鉄道の夜 他十四篇 (岩波文庫 緑76-3)感想
家庭環境や友人関係に悩む少年の日常に起こった一つの事件が少年を幻想的な銀河鉄道の旅に誘う。行き交う旅人達との関わりの中で少年は幸せとは何なのかを考える。
読了日:6月2日 著者:宮沢賢治
癒しの診察室 (徳間文庫)癒しの診察室 (徳間文庫)感想
本作に加筆・修正されて改題された「奇想病院」を楽天koboで読んだ。医者が書いた未来の医療ショートショート。書かれてから既に10年以上経っており若干古さも感じるが、現代の医療が抱える問題を未来に延長するとこんな事になるかも的な話の中には鋭い示唆も。保存された脳の神経回路や記憶が肉体の死後も新しい情報をインプットされて生き続けるなんてのはありそうで興味深い。
読了日:6月1日 著者:米山公啓
ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニングゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング感想
A4横に1分で数行のメモ書き、を1日10枚ペースで続けなさい、という思考整理法の啓蒙書。時間を制限することで思考を吐き出し、そこから拡げたり深化させたりすることで、もやもやをスッキリさせる、という基本的なプロセスは納得感あり。
読了日:5月24日 著者:赤羽雄二
老ヴォールの惑星 (次世代型作家のリアル・フィクション ハヤカワ文庫 JA (809))老ヴォールの惑星 (次世代型作家のリアル・フィクション ハヤカワ文庫 JA (809))感想
社会のない閉ざされた迷宮の刑務所、人類を遥かに超越した異星知性体との接触、海と空しかない惑星でのたった一人の漂流、と様々な設定で、人はなぜ生きるのか、人間とは何か、という究極の問いに向き合う主人公が共感を誘う。表題作「老ヴォールの惑星」は、種としての個体ではなく知識・経験を継承していく知性体の物語。どれも読み応えあり、読後感も気持ちの良い作品。
読了日:5月24日 著者:小川一水
笑う20世紀 青笑う20世紀 青感想
実は既にありそうな「メンデレビウム・カード」、選挙の実情を鋭く(?)描いた「清き一票」も良いが、やっぱ落語調の「たぬきのくじ」に藤井青銅らしさを感じる。
読了日:5月11日 著者:藤井青銅
笑う20世紀 赤笑う20世紀 赤感想
藤井青銅といえば「死人にシナチク」だが、あのドタバタ感に通じる「恐怖の駅前商店街」、星新一っぽいオチの「ドラマチックな恋」、筒井康隆っぽいエスカレート展開の「南関東大地震」など、どれも読み応えある中、やはり落語ネタの「ヨセ・オブ・ドリームス」がキラリと光る。
読了日:5月11日 著者:藤井青銅
笑う20世紀 黄笑う20世紀 黄感想
約30年前にデーモン小暮のオールナイトニッポンの放送作家としてその存在を知った藤井青銅の短編集。「借りもの競走」は預言的SFの佳作。「古典芸能の夕べ」のシニカルさも良い。
読了日:5月11日 著者:藤井青銅
もしもし下北沢もしもし下北沢感想
大事な人が謎を残して死んだ、というお題から、残された人々がその事件の真相を明らかにしようとするのがミステリー小説だが、本作では「真相は死んだ人のもの」「死んだ人は生きている私たちの中に共有されている」とし、「私たちも自分自身の日々をこの街とそこに住む人々と共有している」「そうしてかけがえのない一人一人の存在は生きつづける」「自分に正直に、ありのままに、着実に前進していこう」という主人公の成長が描かれる。
読了日:5月3日 著者:よしもとばなな
竹取物語 (角川文庫)竹取物語 (角川文庫)感想
日本初(世界初?)の本格SF小説「竹取物語」を星新一が現代語訳し、解説を加えた一冊。高校の古文で原典を読んだ時はここまで深く楽しめなかったが、星新一のおかげで改めてこの物語の発想のユニークさを味わうことができた。
読了日:4月24日 著者:
城のなかの人 (角川文庫)城のなかの人 (角川文庫)感想
表題作での秀頼の純粋さが清々しい。「正雪と弟子」「はんぱもの維新」は、歴史解釈として面白い。「春風のあげく」はショートショート的な起承転結を時間軸を伸ばして中編歴史小説に仕上げた印象で、やや冗長に感じた。途中の飢饉描写が陰惨な「すずしい夏」はラストでストンと落とされて非常にブラック。
読了日:4月23日 著者:星新一
コンピュータが仕事を奪うコンピュータが仕事を奪う感想
今のところコンピュータ(ロボット)が苦手なのは、五感を駆使するタスクや論理力を要する問題解決であり、コンピュータに仕事を奪われない人を育てるには国語と算数が大事、という至極真っ当な主張。ただし、論理としての算数、数学であり、計算力(暗算とか)ではない。その証拠に(?)数学者は暗算が苦手w
読了日:4月23日 著者:新井紀子
地球から来た男 (角川文庫)地球から来た男 (角川文庫)感想
SFショートショートという星新一のイメージとはちょっと路線が異なる世にも奇妙な物語っぽい短編集。「夜の迷路」「もてなし」「あと五十日」「ゲーム」あたりのブラックさは新鮮。けど「来客たち」「疑問」「向上」「能力」なんかはオチが何かスッキリしないなあ。
読了日:4月20日 著者:星新一
宇宙の声 (角川文庫)宇宙の声 (角川文庫)感想
少年少女向け宇宙冒険小説2編。「まぼろしの星」のラストは子供向けにしては割と重い。種族の寿命と文明の引き継ぎ、そして、その任を果たした人の最期。
読了日:4月20日 著者:星新一
おかしな先祖 (角川文庫)おかしな先祖 (角川文庫)感想
著者の解説によれば、落語+SF+ショートショート=SF落語短編集。「心残り」「とんとん拍子」「四で割って」なんかはそのまんま落語にできそうな話。「ふーん現象」のオチも好きだなあ。
読了日:4月19日 著者:星新一
ごたごた気流 (角川文庫)ごたごた気流 (角川文庫)感想
ショートショートじゃなくてショート集。「なんでもない」「追究する男」「門のある家」の不思議で不気味な展開が面白い。
読了日:4月16日 著者:星新一
ちぐはぐな部品 (角川文庫)ちぐはぐな部品 (角川文庫)感想
エフ博士やエヌ氏だけでなく、桃太郎や越前守やシャーロックホームズまで出てくるバラエティ豊かな短編集。ネチラタ好きだな。
読了日:4月12日 著者:星新一
声の網 (角川文庫)声の網 (角川文庫)感想
コンピュータが電話回線で網のように相互に接続され、人々のあらゆる情報がデータとして蓄積されている「未来」が描かれている。著者の言うようにそれが人間の究極の願いだとすれば、現実がこの「予言」に近づいていくのも不思議ではないのかもしれない。
読了日:4月10日 著者:星新一
きまぐれロボット (角川文庫)きまぐれロボット (角川文庫)感想
博士が発明する話、宇宙人が現れる話が多い。オチに解説がついてるのがやや冗長な気がするが、子供向けだから?
読了日:4月9日 著者:星新一
スピード時代のマイペース仕事術 〜自由時間を思い通りに増やす最小限の時間で「最大効率」のマイーペースを身につける (impress QuickBooks)スピード時代のマイペース仕事術 〜自由時間を思い通りに増やす最小限の時間で「最大効率」のマイーペースを身につける (impress QuickBooks)感想
全員が「ハイペース」を競う働き方はストレスフルで個人にとっても組織にとっても長期的にはマイナスであり、最も心身に負担のない「マイペース」こそが作業効率が良い、と述べつつも、「でもハイペースを求められる時代なので、マイペースを少しずつハイにする方法」についても書かれている。タスクの大きさに対して「やる気」が足りないと、「やる気」に見合う小さなタスクに逃避しがち、はわかるわかる。「マルチタスク」の危険性に言及しつつも、具体的な対策は提示されないあたり、現代日本のサラリーマンの悩みの深刻さを物語っているような。
読了日:4月1日 著者:佐々木正悟
じょうぶな頭とかしこい体になるためにじょうぶな頭とかしこい体になるために感想
子どもたちは「かしこい頭とじょうぶな体」であるべき、と思い込んでる気の毒な大人たちの社会へのアンチテーゼ。時に痛いところを突かれたり、時に激しく同意したり。
読了日:3月8日 著者:五味太郎
子どもは小さな哲学者子どもは小さな哲学者感想
子供の思考を大人のそれより低レベルなものと位置づける従来研究に対して、子供の素朴な疑問に潜む本質的な問いや、子供が意図して行う思考の遊びとしての議論に注目し、その哲学性を分析している。適当にあしらったり大人の常識で押し潰したら勿体ないよね。
読了日:3月1日 著者:ガレス・B・マシューズ
背後の河は、退路を断つのか?後方を守るのか?〜プロジェクトマネジメントの軍事学からのアプローチ〜背後の河は、退路を断つのか?後方を守るのか?〜プロジェクトマネジメントの軍事学からのアプローチ〜感想
もっと歴史上の軍事的事象から引用した説明があるのかと思ったけど、そうでもなかった。PMBOKに従えばうまくいくわけじゃないぞ、という問題提起は悪くない。
読了日:2月25日 著者:杉田敦
年収1000万になる方法知ってるんだが、なにか質問ある? (impress QuickBooks)年収1000万になる方法知ってるんだが、なにか質問ある? (impress QuickBooks)感想
サラリーマンが本業で年収600万になる方法、そして更に年収1000万になる方法が、人事コンサルタントの先生(=著者?)、社会人2年目、その先輩かつ先生の教え子、の3者の対話形式で書かれている。短くて読みやすいけど内容は濃くて鋭い。あー確かに!と膝を打つ話だらけ。
読了日:2月22日 著者:平康慶浩
機械安全―ISO12100‐2(JIS B 9700‐2) (安全の国際規格)機械安全―ISO12100‐2(JIS B 9700‐2) (安全の国際規格)感想
機械安全のA規格ISO12100の背景、他の規格との関連、リスクアセスメント実施方法、リスク低減方策(本質安全設計、防護方策、使用上の情報)について詳説。機械系エンジニア必携。
読了日:2月22日 著者:向殿政男,宮崎浩一
マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門 (impress QuickBooks)マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門 (impress QuickBooks)
読了日:2月17日 著者:岡野純
非常識な本質――ヒト・モノ・カネ・時間がなくても最高の結果を創り出せる非常識な本質――ヒト・モノ・カネ・時間がなくても最高の結果を創り出せる感想
別著「プロジェクトGT-R」と重なる内容も多いが、読者に向けて「こういう考え方で仕事をしては?」とメッセージ発信されている点が異なる。最大効率を狙うとヒト・モノ・カネ・時間はむしろ削減される/すべき、「非常識(という批判)」を恐れず正直に基本と向き合い本質を見極めろ、作る側の物差しではなく使う側や世の中の要求や感性の視点を持て。米国流大量生産・消費型のバリュー・ディスカウントの世界に陥らず、「おもてなしの心」「匠の技」の伝統を持つ日本人ならではのブランド作りを取り戻せ、という結論。
読了日:2月17日 著者:水野和敏
プロジェクトGT-R 常識はずれの仕事術 (双葉新書)プロジェクトGT-R 常識はずれの仕事術 (双葉新書)感想
ミスターGT-Rの少年期から日産入社時、挫折と復活、その後の活躍が自身の言葉で語られる。「お客様」に向いて仕事をすること、社内外の常識や基準にとらわれず常に本質は何かを徹底的に考え抜くこと、工数ではなく能数でチームをマネジメントすること、時間軸を意識し過去のデータや計画だけに固執せず夢や目標をアップデートし続けること。大企業日産という組織がしばしば彼の仕事の壁になりつつも、ゴーンCEOや現場メンバなどの理解者・支援者によって多くの成果が実現されたことも事実。
読了日:2月17日 著者:水野和敏
技術経営の考え方 MOTと開発ベンチャーの現場から (光文社新書)技術経営の考え方 MOTと開発ベンチャーの現場から (光文社新書)感想
新事業に対する過剰なリスク管理のため担当者が社内向け説明に疲弊して、肝心な技術開発や品質向上、マーケティングが疎かになり、結果的に失敗する、みたいな何処かで聞いたことある大企業病の話など。
読了日:2月16日 著者:出川通
スタンフォードの自分を変える教室スタンフォードの自分を変える教室感想
目標に向かってどれだけ進歩した?と自問すると「少し進んだ!(だから見返りに遊んでも良い!)」となりがち。目標に向かって努力してる?と問うことで「今日も努力した。明日も続けよう」となる。常に自分自身の選択や誘惑に負けそうになっている状態に意識的になることが意志力を鍛える第一歩。「将来の自分を過大評価しがち」「明日はもっとできると思ってしまう」は目から鱗。真実は「明日も今日と同じことを繰り返してしまう」だね。
読了日:2月13日 著者:ケリー・マクゴニガル
仮面社畜のススメ (一般書)仮面社畜のススメ (一般書)感想
既に何百冊も出てそうな「仕事ができない人、できる人」的な内容を、流行りワードの「社畜」を一捻りした「仮面社畜」なる造語でブランディングして売っちゃう、著者の(出版社の?)マーケティング手法に感心した。
読了日:2月12日 著者:小玉歩
反省しないアメリカ人をあつかう方法 増補改訂版反省しないアメリカ人をあつかう方法 増補改訂版感想
アメリカ人は反省しないわけではないが謝罪したり反省の意を表明する習慣がない、という点を認識すること。人を責めず問題に着目し「一緒に解決しよう」という前向きな雰囲気を作る。成果や締切の重要性を早めに明確に繰り返し伝える。このへんは日本人でも同じ。アメリカ人の会議は討論と意志決定の場。年上や上司でも意見が違えば議論する、あたりはギャップあり。英語での会議中に日本人だけで日本語で相談を始めるのはNG、はわかっちゃいるけどごめんなさい。
読了日:2月7日 著者:ロッシェル・カップ
ついてきなぁ!設計トラブル潰しに「匠の道具」を使え!―FMEAとFTAとデザインレビューの賢い使い方ついてきなぁ!設計トラブル潰しに「匠の道具」を使え!―FMEAとFTAとデザインレビューの賢い使い方感想
FMEAとFTAの実施手順がISOで標準化された内容とあまりにも違っててもはや別の手法。筆者のやり方自体が有効かどうかはさておき、FMEAとFTAの勉強には不向きだと思う。
読了日:2月4日 著者:國井良昌
安全工学最前線 −システム安全の考え方− (機械工学最前線 5)安全工学最前線 −システム安全の考え方− (機械工学最前線 5)
読了日:2月4日 著者:門脇敏,福田隆文,橋本秀一,大賀公二,深津敦
ISO「機械安全」国際規格ISO「機械安全」国際規格感想
機械安全の国際規格ISO12100の解説に加えて、インターロックの考え方、フェールセーフ・冗長化などの安全方策あれこれについて詳しく書かれている。1999年刊行とやや古いが、機械安全の基本的な考え方と実施方法を学ぶのに適した良書。
読了日:1月27日 著者:
「これやっといて」で部下が動いてくれる!技術「これやっといて」で部下が動いてくれる!技術感想
最初は部下に考えさせず、細かいところまで指示を与えて、仕事の基本動作を身につけさせる。仕事を任せたり現場に行かせるのはそのあと。
読了日:1月26日 著者:柴田英寿
糞袋の内と外糞袋の内と外感想
自分とは何か?人間(らしさ)とは何か?生きるとはどういうことか?石黒氏のアンドロイドはそういう根源的な問いから生み出されている。
読了日:1月26日 著者:石黒浩
機械・設備のリスク低減技術―セーフティ・エンジニアの基礎知識機械・設備のリスク低減技術―セーフティ・エンジニアの基礎知識感想
前半は、機械安全のA規格ISO12100や厚労省の「機械の包括的安全に関する通達」の概要、リスクアセスメントの実施手順、安全方策・保護方策の考え方、後半は様々な機械における具体例いろいろ。生産設備の安全対策を考える人には事例豊富で良さそう。
読了日:1月24日 著者:
成毛眞の超訳・君主論 (メディアファクトリー新書)成毛眞の超訳・君主論 (メディアファクトリー新書)感想
古典は無理して原著(の訳本)を読む必要なし。現代語の解説本でエッセンスをつかんだ方がわかりやすいし効率がいい。という趣旨で書かれた成毛流の「『君主論』論」。君主を上司とかプロジェクトリーダーとかに置き換えて解釈していく。で、最後は「空気を読むな。大人げない大人になれ」という成毛氏らしい締め。
読了日:1月23日 著者:成毛眞
組込みシステムの安全性向上の勧め―機能安全編 (SEC BOOKS)組込みシステムの安全性向上の勧め―機能安全編 (SEC BOOKS)感想
手軽にさらっと読める入門書。規格の概要から実践手法までを大まかにつかむのに良い薄さ。
読了日:1月23日 著者:
清須会議清須会議感想
名人久太郎にスポット当てたのが面白い。つか、きゅーきゅーってオイ。
読了日:1月18日 著者:三谷幸喜
零戦 その誕生と栄光の記録 (角川文庫)零戦 その誕生と栄光の記録 (角川文庫)感想
堀越氏が設計主任を務めた零戦の前身の七試艦戦、九試単戦(九六式艦戦)、そして十二試艦戦(零戦)の開発の記録。海軍からの厳しい要求仕様に対して、艦上戦闘機に求められる性能を航続距離と運動性に絞り込み、前例を恐れぬ創意工夫で目標仕様を達成した。堀越氏本人の強い意志と能力に加えて会社や海軍に理解者がいたことも開発成功の要因。
読了日:1月17日 著者:堀越二郎

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2015年01月14日

11月と12月の読書メーターまとめ

まとめるまでもなく0冊。

専門書は読んでないこともないんですけど、読書とちょっと違うので記録してなかったりします。

来年(いや今年)は、拾い読みした本とか目次パラ見した本とかも書いちゃうかも。読了したかどうかよりも、この本って以前に見たことあったっけ?的なデータベースとして読書メーターを使う手もあるかな、と。

2014年12月の読書メーター
読んだ本の数:0冊
読んだページ数:0ページ
ナイス数:18ナイス


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2014年11月09日

10月の読書メーターまとめ

10月は1冊。

筑波大の稲垣先生の本。これは良い内容でした。いわゆる「自動機械」「ロボットカー」的なものだけでなく、広く機械システムの開発に携わる人は読むべき。人間と機械の関わり方に最大のリスクがあることを再認識しました。

2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:200ページ
ナイス数:20ナイス

人と機械の共生のデザイン-「人間中心の自動化」を探る人と機械の共生のデザイン-「人間中心の自動化」を探る感想
人の状況認識レベル、情報処理プロセス、機械の自動化レベルなどの考え方が整理されており、人が操作する機械の自動化システムや操作支援システムを設計する際に留意すべき内容満載の良書。離陸以外の操作がほぼ自動化されている航空機のシステムや事故事例が題材として数多く紹介されているのは貴重。
読了日:10月28日 著者:稲垣敏之

読書メーター

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2014年10月07日

9月の読書メーターまとめ

先月はゼロ。

ちょっと思うところあってしばらく読書習慣は休止。気が向いたり必要に迫られたら読むかもしれませんが。

2014年9月の読書メーター
読んだ本の数:0冊
読んだページ数:0ページ
ナイス数:18ナイス


読書メーター

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2014年09月10日

8月の読書メーターまとめ

8月は11冊。8ヶ月で67冊。8冊ちょい/月と、少し上げてきました。夏休みもあったし。

前半は歴史物と時代物を読んでました。吉川英治の「黒田如水」は、昔読んだような気がしてたんだけど、全く覚えてなかったので、読んだことなかったのかも。大河も良いけど英治も良いよ。

長崎大学で被爆した医師永井隆の「長崎の鐘」、これは多くの人に読んでもらいたい一冊。自らも原爆症に苦しみながら、傷病者の診察を続けた著者が、「これからは原子力の時代になる」と冷静に予想する部分は、さすが科学者だと感心しました。

後半は仕事術とか手法モノとか技術書とか、まあアリガチといえばアリガチ。

2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2663ページ
ナイス数:39ナイス

[図解]鉄道の技術 (PHPサイエンス・ワールド新書)[図解]鉄道の技術 (PHPサイエンス・ワールド新書)感想
車両の駆動方式、足回り、パンタ、レールから運行管理や列車制御、トンネルや橋梁の土木建設技術に至るまで、日本の鉄道に関する幅広い技術のエッセンスがギュッと詰まった濃い新書。新幹線の開業以来の安全性は、インフラ設計方針から車両制御システム、運行ルール、保守など数多くの施策の組み合わせで保たれていることがわかる。
読了日:8月31日 著者:秋山芳弘
Excel対応 90分でわかる! 日本で一番やさしい「データ分析」超入門Excel対応 90分でわかる! 日本で一番やさしい「データ分析」超入門感想
ビジネスで使えるデータ分析手法として、相関係数、回帰分析、数量化理論、コンジョイント分析を、ありがちな事例とExcelの使い方を併せて説明している。データサイエンティストじゃない普通のビジネスパーソン向けのデータ分析入門書としてはわかりやすくて便利そう。直交表の説明がもう少し欲しいところ。
読了日:8月31日 著者:内田学,兼子良久
不便から生まれるデザイン: 工学に活かす常識を超えた発想 (DOJIN選書)不便から生まれるデザイン: 工学に活かす常識を超えた発想 (DOJIN選書)感想
便/不便(労力や時間を要するか否か)と益/害は独立事象であり、便利で有益なモノや不便で有害なモノだけでなく、不便ではあるが(ゆえに)有益なモノ/コトもある。単なるノスタルジーでもトレードオフでもない「不便益」の正体を様々な具体例を通して探りつつ、新たな不便益デザインを目指す。最後まで何かモヤモヤしながら読んで、今もモヤモヤしてる。
読了日:8月26日 著者:川上浩司
一生食いっぱぐれないための エンジニアの仕事術 (光文社新書)一生食いっぱぐれないための エンジニアの仕事術 (光文社新書)感想
会社で技術者として働くとはどういうことか、を組織・人間関係から特許まで網羅した学生・新卒向け入門書。著者は団塊世代で元は日立製作所の研究所出身とのこと、つまり一昔前の大企業のエンジニアはこうだったよ、という話が多いので、想定読者である若い人は全部を真に受けない方がいい。ストークスモデルの説明は印象に残った。
読了日:8月25日 著者:椎木一夫
ポケットに名言を (角川文庫)ポケットに名言を (角川文庫)感想
寺山修司がノートに書き溜めた古今東西の書物や映画の台詞からの「ことば」、そして寺山自身の脚本からの「ことば」が数多く集められている。「言葉を友人に持ちたい」著者が選んだ「名言」は、だが同時に「シャツのように軽く着こなして、脱ぎ捨てていくもの」でもある。どんなシャツか、よりも、それをいつどこでどのように着こなすか、が個性というものであろう。
読了日:8月18日 著者:寺山修司
一勝九敗 (新潮文庫)一勝九敗 (新潮文庫)感想
ただ情報収集して分析して結果何もしないのでは意味がない。致命的な失敗は不可だが、実行して失敗して修正して…を繰り返して次に繋げていくべし。成功体験は保守化の元。異業種の血を入れつつ若く柔軟な組織で、常にスピードを保ち、変化し続けなければ、会社は衰退する。全ての人が“自営業者”としてその会社にコミットする、という組織を目指すべき。実行に移すのもスピード、失敗と判断したら撤退するのもスピード、そこからのリカバリもスピード。確かにピラミッド登った人には難しいかもね。
読了日:8月18日 著者:柳井正
初ものがたり (新潮文庫)初ものがたり (新潮文庫)感想
岡っ引き茂七親分が下っ引きの糸吉や権三と共に難事件に挑む江戸捕物帳。正体不明の稲荷寿司屋台の親父が繰り出す季節の旨い物と謎解きのヒントがもう一本の柱。続きも読みたくなるが…。
読了日:8月18日 著者:宮部みゆき
お金がふえるシンプルな考え方―マネーのルール24お金がふえるシンプルな考え方―マネーのルール24感想
「内容が理解できない投資商品は買うな」「リスクとコスト(手数料とか)を意識しよう」「うまい話や必勝法はない」など基本的な心構えを説いた後、終盤では「それはそれとして株式投資は面白い」と初心者向け株式投資入門の教えも。金融機関での経験を元に、個人が資産運用の際に陥りがちな勘違いや罠について指摘する良書。
読了日:8月17日 著者:山崎元
長崎の鐘 (アルバ文庫)長崎の鐘 (アルバ文庫)感想
長崎大学で被爆した著者が、生き残った医師、看護師、学生と救護班を結成して、自身も一時危篤状態に陥りながらも傷病者の診療を続けた記録に加え、放射線医師としての原子爆弾の原理と爆発時の現象やその後の原子病と土地への影響に関する考察、カトリック信者としての戦争や原爆に対する想いが綴られている。原爆投下直後の被災状況と被爆の影響を知る資料的な価値だけでなく、現代において戦争や核兵器とどう向き合うかを考えるにあたっても必読の一冊。長崎人としては中高生の頃に読んでおくべきだったと反省。
読了日:8月17日 著者:永井隆
島原大変 (文春文庫)島原大変 (文春文庫)感想
寛政の雲仙大噴火とそれに伴う津波による島原城下の人々の被災に際し、長崎で学んだ若い医者が他人や医術に対する見方を変え自らの生き方を見直す表題作に加え、豊後の殿様の山登りのための「人馬」に纏わる話、同じく豊後大友宗麟の嫡男義統の生涯を両親との関係とキリスト教への傾倒を通して描く一編、村上水軍の子孫で今は豊後の山奥に藩を構える大名が推し進める「城を作る夢」に巻き込まれた庄屋がいつしか自分の夢として実現に邁進する「海賊たちの城」の四編。いずれも登場人物の描き方が秀逸でぐいぐい引き込まれる。
読了日:8月12日 著者:白石一郎
黒田如水 (1959年) (新潮文庫)黒田如水 (1959年) (新潮文庫)感想
齢30にして小寺の家老を務める官兵衛が家内の毛利派を制して織田側参加の意を伝えるため秀吉に面会するところから始まり、半兵衛重治との交友、主君小寺政職の裏切りと荒木村重による幽閉、救助された後の戦陣復帰と三木城攻略の頃までを描く。時に官兵衛36歳。
読了日:8月12日 著者:吉川英治

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2014年08月02日

7月の読書メーターまとめ

7月は7冊。7ヶ月で56冊。8冊/月と。これくらいが今のペースかな。

月初めはタグチメソッドとか畑村先生とか技術系で押していくつもりだったけど、中旬くらいから適当になってきました。

伊坂幸太郎の「終末のフール」は、設定の意外さ、登場人物それぞれの境遇の多様さ、その中でそれぞれがいかに生きるか(そして死ぬか)を真剣に考える様が実に面白い。伊坂らしい構築美も楽しめます。

8月は休暇も活かして技術書を攻めようと思います。

2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1703ページ
ナイス数:37ナイス

眠れぬ夜のための哲学眠れぬ夜のための哲学感想
感情や日常、抽象概念などを一つ一つ取り上げ、時に古今の哲学者の思考を引用しつつ、やさしく前向きに論説が展開される哲学エッセイ。何かに悩んで眠れない夜に、気になる項目をそっと読み返すと良いかも。
読了日:7月13日 著者:小川仁志小川仁志
終末のフール (集英社文庫)終末のフール (集英社文庫)感想
8年後に小惑星が地球に衝突する、とわかってから5年後の、仙台のとあるマンションの住人達を主人公にした連作。自分ではどうにもならない期限付きの死を宣告された時に、人はいかに生きるのか。別々の物語が少しずつ絡み合って大きな物語になっていく構成は伊坂らしい。醜くてもみっともなくても死に物狂いで生きる、という多くの主人公たちの決意とは一線を画す「天体のヨール」のラストシーンが悲しい。
読了日:7月12日 著者:伊坂幸太郎
会計天国 (PHP文庫)会計天国 (PHP文庫)感想
設定が強引なのは良いとして、主人公が財務諸表の読み方や会計ルールについて説明する部分はやや単調に感じた。
読了日:7月8日 著者:青木寿幸,竹内謙礼
「楽する発想」―8倍仕事ができる整理をしない仕事術「楽する発想」―8倍仕事ができる整理をしない仕事術感想
生活にかかる固定費を考えると睡眠時間にもコストがかかってる、という発想は面白い。
読了日:7月7日 著者:鳥井シンゴ
子どもの学力は「読解力」で決まる!  小学生のうちに親がゼッタイしておきたいこと子どもの学力は「読解力」で決まる! 小学生のうちに親がゼッタイしておきたいこと感想
読解力=客観的要約力+主観的コメント力。名作・名文を読むことで日本語の表現方法や文に込められた意味など深い読解力を得ることができる。親子で同じマテリアルを読み、解釈、考えを議論する。掲載されている実際の小学生の読書感想文が素晴らしい。
読了日:7月5日 著者:齋藤孝
未曾有と想定外─東日本大震災に学ぶ (講談社現代新書)未曾有と想定外─東日本大震災に学ぶ (講談社現代新書)感想
津波は未曾有ではなかったし、原発事故は想定できた。過去の類似災害の記憶の風化、人の力で自然に対抗できるという過信、規制やマニュアルに依存した思考停止が今回の被害を生んだ、と指摘。自然を完璧に制御するのは不可能。今後の災害予防には、自然の力をいなし、うまく折り合う発想が必要。
読了日:7月4日 著者:畑村洋太郎
ものづくり技術アドバンスト ベーシック タグチメソッドものづくり技術アドバンスト ベーシック タグチメソッド感想
タグチメソッド入門用に読んだ。テクニックではなく考え方が書かれている。科学と技術は考え方が異なる。生産では原因指向、開発では目的指向であるべき。機能を測定する。まずロバスト性を検証し対象技術のスジを見極める。試作〜不具合潰しは魔のスパイラル。また読む。
読了日:7月2日 著者:長谷部光雄

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2014年07月01日

6月の読書メーターまとめ

6月は10冊。6ヶ月で49冊。8.1冊/月とちょっと回復。

先月のエントリで「しばらくSFで攻めるぞ」と書いたので、一応SFっぽいのを挙げとくと、

「癒しの診察室」
「銀河鉄道の夜」
「ガリバー旅行記」
「地球光」
「火星年代記」

ガリバー旅行記を読んでみたら結構面白かったです。小人の国にたどり着いて仰向けて捕まってるイメージしかなかったけど、ラピュタ、馬の国まで読むとスウィフトが言いたかったことが何となく見えてきます。

2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2802ページ
ナイス数:18ナイス

子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)感想
禁止語・命令語を使わない、「ほめ」「叱り」「金・物」で子供を動かそうとしない、共感を呼び起こす、「ダメ」を繰り返しても届かない…など、読むたびに思いを新たにするけど、なかなか難しい。でもまあ日頃の心がけが変わってきてる実感はある。また読み返す。
読了日:6月29日 著者:菅原裕子
平面いぬ。 (集英社文庫)平面いぬ。 (集英社文庫)感想
怪談風の「石の目」、少年視点の「はじめ」、おとぎ話風の「BLUE」、ホームドラマ?「平面いぬ。」の4編。舞台や設定はまるで違うけど、大切な存在が去っていく喪失感と同時に気づく愛情、というテーマが共通してて、どれもラストシーンでほろりとさせられる。
読了日:6月25日 著者:乙一
複葉の馭者 バーンストーマー (ソノラマノベルス)複葉の馭者 バーンストーマー (ソノラマノベルス)感想
メカに関する描写が薀蓄含めて詳しい笹本流の文体は読みにくく感じる人もいるかも、という印象。登場人物はどれも魅力的で話も面白いんだけど、シリーズ化するには少々地味で惜しい。
読了日:6月22日 著者:笹本祐一
火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)感想
2030年、ロケットで火星に到達した地球人と火星人との接触に始まり、その後の地球人の火星への移住、そこから四半世紀の間の地球と火星それぞれに起こった変化を描く叙事詩的な物語。SFというよりファンタジーな雰囲気が濃い。ラストシーンの「火星人たち」が切なくて印象に残る。
読了日:6月17日 著者:レイブラッドベリ
地球光 (ハヤカワ文庫 SF 308)地球光 (ハヤカワ文庫 SF 308)感想
人類が月、そして太陽系の惑星に進出した未来に起こった地球と惑星連合との対立を背景に、月の天文台に潜入した諜報部員を主人公としたスパイ物。なのだが、月面の要塞と惑星連合の宇宙艦隊との戦闘シーン描写が妙にリアルで美しい。
読了日:6月9日 著者:アーサーC.クラーク
ガリバー旅行記 (講談社文芸文庫)ガリバー旅行記 (講談社文芸文庫)感想
小人の国、巨人の国、飛島(ラピュタ)、馬の国、の4編からなる。小人編と巨人編で人間社会をマクロにミクロに相対化してみせ、ラピュタでは精神と肉体について常軌を超えた先を示し、最後の馬の国では人間の悪性を集約したヤーフと高貴なる善性を象徴化した馬との対比により遂にガリバーを人間嫌悪に至らしめる。スイフトのヨーロッパ社会そして人間なるものへの痛烈な皮肉の書。物語としては少々退屈な部分があるのが残念。
読了日:6月8日 著者:原民喜,ジョナサンスウィフト,JonathanSwift
安倍晋三プレゼンテーション 進化・成功の極意安倍晋三プレゼンテーション 進化・成功の極意感想
第1次安倍内閣の時と今とでは安倍晋三のプレゼンのスタイルが変わり、より聴衆に訴えかけるものに進化していることを、話し方やジェスチャーや視点などのパラメータで数値化して分析しているのが面白い。
読了日:6月7日 著者:佐藤綾子
マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門 (impress QuickBooks)マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門 (impress QuickBooks)感想
GTDベースのタスク管理手法を仕事だけでなく家事や生活に適用する話がマンガで平易に書かれてて楽しく読める。小学生にやらせてみようかと。
読了日:6月3日 著者:岡野純
童話集 銀河鉄道の夜 他十四篇 (岩波文庫)童話集 銀河鉄道の夜 他十四篇 (岩波文庫)感想
家庭環境や友人関係に悩む少年の日常に起こった一つの事件が少年を幻想的な銀河鉄道の旅に誘う。行き交う旅人達との関わりの中で少年は幸せとは何なのかを考える。
読了日:6月2日 著者:宮沢賢治
癒しの診察室 (徳間文庫)癒しの診察室 (徳間文庫)感想
本作に加筆・修正されて改題された「奇想病院」を楽天koboで読んだ。医者が書いた未来の医療ショートショート。書かれてから既に10年以上経っており若干古さも感じるが、現代の医療が抱える問題を未来に延長するとこんな事になるかも的な話の中には鋭い示唆も。保存された脳の神経回路や記憶が肉体の死後も新しい情報をインプットされて生き続けるなんてのはありそうで興味深い。
読了日:6月1日 著者:米山公啓

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2014年06月07日

5月の読書メーターまとめ

5月は6冊。5ヶ月で39冊。7.8冊/月と微妙にペースダウン中。

先月は星新一月間でしたが、今月はその余勢を駆って(?)SF月間でした。…というほど沢山読んだわけではないけど、小川一水の「老ヴォールの惑星」がなかなか良かった。4編の作品それぞれに違う世界観が設定されていて、その構築っぷりが素晴らしい。

しばらくSFで攻めてみようと思ってます。

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1030ページ
ナイス数:19ナイス

ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニングゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング感想
A4横に1分で数行のメモ書き、を1日10枚ペースで続けなさい、という思考整理法の啓蒙書。時間を制限することで思考を吐き出し、そこから拡げたり深化させたりすることで、もやもやをスッキリさせる、という基本的なプロセスは納得感あり。
読了日:5月24日 著者:赤羽雄二
老ヴォールの惑星 (次世代型作家のリアル・フィクション ハヤカワ文庫 JA (809))老ヴォールの惑星 (次世代型作家のリアル・フィクション ハヤカワ文庫 JA (809))感想
社会のない閉ざされた迷宮の刑務所、人類を遥かに超越した異星知性体との接触、海と空しかない惑星でのたった一人の漂流、と様々な設定で、人はなぜ生きるのか、人間とは何か、という究極の問いに向き合う主人公が共感を誘う。表題作「老ヴォールの惑星」は、種としての個体ではなく知識・経験を継承していく知性体の物語。どれも読み応えあり、読後感も気持ちの良い作品。
読了日:5月24日 著者:小川一水
笑う20世紀 青笑う20世紀 青感想
実は既にありそうな「メンデレビウム・カード」、選挙の実情を鋭く(?)描いた「清き一票」も良いが、やっぱ落語調の「たぬきのくじ」に藤井青銅らしさを感じる。
読了日:5月11日 著者:藤井青銅
笑う20世紀 赤笑う20世紀 赤感想
藤井青銅といえば「死人にシナチク」だが、あのドタバタ感に通じる「恐怖の駅前商店街」、星新一っぽいオチの「ドラマチックな恋」、筒井康隆っぽいエスカレート展開の「南関東大地震」など、どれも読み応えある中、やはり落語ネタの「ヨセ・オブ・ドリームス」がキラリと光る。
読了日:5月11日 著者:藤井青銅
笑う20世紀 黄笑う20世紀 黄感想
約30年前にデーモン小暮のオールナイトニッポンの放送作家としてその存在を知った藤井青銅の短編集。「借りもの競走」は預言的SFの佳作。「古典芸能の夕べ」のシニカルさも良い。
読了日:5月11日 著者:藤井青銅
もしもし下北沢もしもし下北沢感想
大事な人が謎を残して死んだ、というお題から、残された人々がその事件の真相を明らかにしようとするのがミステリー小説だが、本作では「真相は死んだ人のもの」「死んだ人は生きている私たちの中に共有されている」とし、「私たちも自分自身の日々をこの街とそこに住む人々と共有している」「そうしてかけがえのない一人一人の存在は生きつづける」「自分に正直に、ありのままに、着実に前進していこう」という主人公の成長が描かれる。
読了日:5月3日 著者:よしもとばなな

読書メーター

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2014年05月03日

4月の読書メーターまとめ

4月は11冊。4ヶ月で33冊。8冊/月とちょっと回復しました。

角川から出てる星新一の小説を読みまくりました。新潮で読んでたショートショートとはちょっと違った雰囲気の作品が多くて新鮮でした。中でも長編の「声の網」「竹取物語」は秀逸。

さて今回の星新一作品群はkobo gloで読みました。「歩きながら読み」にはちょっと大きいですが、電車とかトイレとかふとした時間とかに読むにはちょうど良いです。フロントライトつきなので、夜の消灯後も明るくして読めるんですが、割と明るいので家族から「消してー」と責められます。

たまにレスポンスが悪い時があったりもして、電子書籍リーダとしてはまあまあの使い勝手ですが、ストアへのアクセス機能は貧弱で、本を探したり選んだり購入したりクーポン使ったりは、koboじゃなくてPCまたはiPadを使いました。

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2611ページ
ナイス数:21ナイス

竹取物語 (角川文庫)竹取物語 (角川文庫)感想
日本初(世界初?)の本格SF小説「竹取物語」を星新一が現代語訳し、解説を加えた一冊。高校の古文で原典を読んだ時はここまで深く楽しめなかったが、星新一のおかげで改めてこの物語の発想のユニークさを味わうことができた。
読了日:4月24日 著者:
城のなかの人 (角川文庫)城のなかの人 (角川文庫)感想
表題作での秀頼の純粋さが清々しい。「正雪と弟子」「はんぱもの維新」は、歴史解釈として面白い。「春風のあげく」はショートショート的な起承転結を時間軸を伸ばして中編歴史小説に仕上げた印象で、やや冗長に感じた。途中の飢饉描写が陰惨な「すずしい夏」はラストでストンと落とされて非常にブラック。
読了日:4月23日 著者:星新一
コンピュータが仕事を奪うコンピュータが仕事を奪う感想
今のところコンピュータ(ロボット)が苦手なのは、五感を駆使するタスクや論理力を要する問題解決であり、コンピュータに仕事を奪われない人を育てるには国語と算数が大事、という至極真っ当な主張。ただし、論理としての算数、数学であり、計算力(暗算とか)ではない。その証拠に(?)数学者は暗算が苦手w
読了日:4月23日 著者:新井紀子
地球から来た男 (角川文庫)地球から来た男 (角川文庫)感想
SFショートショートという星新一のイメージとはちょっと路線が異なる世にも奇妙な物語っぽい短編集。「夜の迷路」「もてなし」「あと五十日」「ゲーム」あたりのブラックさは新鮮。けど「来客たち」「疑問」「向上」「能力」なんかはオチが何かスッキリしないなあ。
読了日:4月20日 著者:星新一
宇宙の声 (角川文庫)宇宙の声 (角川文庫)感想
少年少女向け宇宙冒険小説2編。「まぼろしの星」のラストは子供向けにしては割と重い。種族の寿命と文明の引き継ぎ、そして、その任を果たした人の最期。
読了日:4月20日 著者:星新一
おかしな先祖 (角川文庫)おかしな先祖 (角川文庫)感想
著者の解説によれば、落語+SF+ショートショート=SF落語短編集。「心残り」「とんとん拍子」「四で割って」なんかはそのまんま落語にできそうな話。「ふーん現象」のオチも好きだなあ。
読了日:4月19日 著者:星新一
ごたごた気流 (角川文庫)ごたごた気流 (角川文庫)感想
ショートショートじゃなくてショート集。「なんでもない」「追究する男」「門のある家」の不思議で不気味な展開が面白い。
読了日:4月16日 著者:星新一
ちぐはぐな部品 (角川文庫)ちぐはぐな部品 (角川文庫)感想
エフ博士やエヌ氏だけでなく、桃太郎や越前守やシャーロックホームズまで出てくるバラエティ豊かな短編集。ネチラタ好きだな。
読了日:4月12日 著者:星新一
声の網 (角川文庫)声の網 (角川文庫)感想
コンピュータが電話回線で網のように相互に接続され、人々のあらゆる情報がデータとして蓄積されている「未来」が描かれている。著者の言うようにそれが人間の究極の願いだとすれば、現実がこの「予言」に近づいていくのも不思議ではないのかもしれない。
読了日:4月10日 著者:星新一
きまぐれロボット (角川文庫)きまぐれロボット (角川文庫)感想
博士が発明する話、宇宙人が現れる話が多い。オチに解説がついてるのがやや冗長な気がするが、子供向けだから?
読了日:4月9日 著者:星新一
スピード時代のマイペース仕事術 〜自由時間を思い通りに増やす最小限の時間で「最大効率」のマイーペースを身につける (impress QuickBooks)スピード時代のマイペース仕事術 〜自由時間を思い通りに増やす最小限の時間で「最大効率」のマイーペースを身につける (impress QuickBooks)感想
全員が「ハイペース」を競う働き方はストレスフルで個人にとっても組織にとっても長期的にはマイナスであり、最も心身に負担のない「マイペース」こそが作業効率が良い、と述べつつも、「でもハイペースを求められる時代なので、マイペースを少しずつハイにする方法」についても書かれている。タスクの大きさに対して「やる気」が足りないと、「やる気」に見合う小さなタスクに逃避しがち、はわかるわかる。「マルチタスク」の危険性に言及しつつも、具体的な対策は提示されないあたり、現代日本のサラリーマンの悩みの深刻さを物語っているような。
読了日:4月1日 著者:佐々木正悟

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2014年04月01日

3月の読書メーターまとめ

2冊…orz

3ヶ月で22冊なので7冊/月にペースダウン。うむむ。

2冊とも、子どもネタ。それも「子どもを『未熟な大人』とか『矯正・教育しなければならない対象』と見るのではなく、子どもの好奇心やものの見方を見守ろう」といったスタンスの本。我が家の子供達との接し方をちょっと見直そうかな、というきっかけになったり。

五味太郎さんの絵本も好きですが、大人向けに書かれた「子供の本」も良いですね。

2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:312ページ
ナイス数:11ナイス

じょうぶな頭とかしこい体になるためにじょうぶな頭とかしこい体になるために感想
子どもたちは「かしこい頭とじょうぶな体」であるべき、と思い込んでる気の毒な大人たちの社会へのアンチテーゼ。時に痛いところを突かれたり、時に激しく同意したり。
読了日:3月8日 著者:五味太郎
子どもは小さな哲学者子どもは小さな哲学者感想
子供の思考を大人のそれより低レベルなものと位置づける従来研究に対して、子供の素朴な疑問に潜む本質的な問いや、子供が意図して行う思考の遊びとしての議論に注目し、その哲学性を分析している。適当にあしらったり大人の常識で押し潰したら勿体ないよね。
読了日:3月1日 著者:ガレス・B・マシューズ

読書メーター

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2014年03月03日

2月の読書メーターまとめ

2月は12冊。1月が8冊だったので、2ヶ月平均では10冊/月を達成。よっしゃよっしゃ。

さらっと読める軽い本とか全部は読まずに必要なところだけつまみ食いする技術書とか実はオーディオブックとかいろいろ混じってます。

ミスターGT-Rこと水野和敏氏の「常識はずれの仕事術」「非常識な本質」は、さるカンファレンスで氏の基調講演を聴いたのがきっかけで読んでみた2冊。前例や常識に囚われず、他社追従・比較ベンチマークに終始せず、コモディティ・バリュー×ディスカウントに陥らず、顧客と時間軸を共有し、絶対的な価値を提供し続ける、というスタンスは学ぶ点多し。

2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2172ページ
ナイス数:29ナイス

背後の河は、退路を断つのか?後方を守るのか?〜プロジェクトマネジメントの軍事学からのアプローチ〜背後の河は、退路を断つのか?後方を守るのか?〜プロジェクトマネジメントの軍事学からのアプローチ〜感想
もっと歴史上の軍事的事象から引用した説明があるのかと思ったけど、そうでもなかった。PMBOKに従えばうまくいくわけじゃないぞ、という問題提起は悪くない。
読了日:2月25日 著者:杉田敦
年収1000万になる方法知ってるんだが、なにか質問ある? (impress QuickBooks)年収1000万になる方法知ってるんだが、なにか質問ある? (impress QuickBooks)感想
サラリーマンが本業で年収600万になる方法、そして更に年収1000万になる方法が、人事コンサルタントの先生(=著者?)、社会人2年目、その先輩かつ先生の教え子、の3者の対話形式で書かれている。短くて読みやすいけど内容は濃くて鋭い。あー確かに!と膝を打つ話だらけ。
読了日:2月22日 著者:平康慶浩
機械安全―ISO12100‐2(JIS B 9700‐2) (安全の国際規格)機械安全―ISO12100‐2(JIS B 9700‐2) (安全の国際規格)感想
機械安全のA規格ISO12100の背景、他の規格との関連、リスクアセスメント実施方法、リスク低減方策(本質安全設計、防護方策、使用上の情報)について詳説。機械系エンジニア必携。
読了日:2月22日 著者:向殿政男,宮崎浩一
マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門 (impress QuickBooks)マンガでわかる!幼稚園児でもできた!!タスク管理超入門 (impress QuickBooks)
読了日:2月17日 著者:岡野純
非常識な本質――ヒト・モノ・カネ・時間がなくても最高の結果を創り出せる非常識な本質――ヒト・モノ・カネ・時間がなくても最高の結果を創り出せる感想
別著「プロジェクトGT-R」と重なる内容も多いが、読者に向けて「こういう考え方で仕事をしては?」とメッセージ発信されている点が異なる。最大効率を狙うとヒト・モノ・カネ・時間はむしろ削減される/すべき、「非常識(という批判)」を恐れず正直に基本と向き合い本質を見極めろ、作る側の物差しではなく使う側や世の中の要求や感性の視点を持て。米国流大量生産・消費型のバリュー・ディスカウントの世界に陥らず、「おもてなしの心」「匠の技」の伝統を持つ日本人ならではのブランド作りを取り戻せ、という結論。
読了日:2月17日 著者:水野和敏
プロジェクトGT-R 常識はずれの仕事術 (双葉新書)プロジェクトGT-R 常識はずれの仕事術 (双葉新書)感想
ミスターGT-Rの少年期から日産入社時、挫折と復活、その後の活躍が自身の言葉で語られる。「お客様」に向いて仕事をすること、社内外の常識や基準にとらわれず常に本質は何かを徹底的に考え抜くこと、工数ではなく能数でチームをマネジメントすること、時間軸を意識し過去のデータや計画だけに固執せず夢や目標をアップデートし続けること。大企業日産という組織がしばしば彼の仕事の壁になりつつも、ゴーンCEOや現場メンバなどの理解者・支援者によって多くの成果が実現されたことも事実。
読了日:2月17日 著者:水野和敏
技術経営の考え方 MOTと開発ベンチャーの現場から (光文社新書)技術経営の考え方 MOTと開発ベンチャーの現場から (光文社新書)感想
新事業に対する過剰なリスク管理のため担当者が社内向け説明に疲弊して、肝心な技術開発や品質向上、マーケティングが疎かになり、結果的に失敗する、みたいな何処かで聞いたことある大企業病の話など。
読了日:2月16日 著者:出川通
スタンフォードの自分を変える教室スタンフォードの自分を変える教室感想
目標に向かってどれだけ進歩した?と自問すると「少し進んだ!(だから見返りに遊んでも良い!)」となりがち。目標に向かって努力してる?と問うことで「今日も努力した。明日も続けよう」となる。常に自分自身の選択や誘惑に負けそうになっている状態に意識的になることが意志力を鍛える第一歩。「将来の自分を過大評価しがち」「明日はもっとできると思ってしまう」は目から鱗。真実は「明日も今日と同じことを繰り返してしまう」だね。
読了日:2月13日 著者:ケリー・マクゴニガル
仮面社畜のススメ (一般書)仮面社畜のススメ (一般書)感想
既に何百冊も出てそうな「仕事ができない人、できる人」的な内容を、流行りワードの「社畜」を一捻りした「仮面社畜」なる造語でブランディングして売っちゃう、著者の(出版社の?)マーケティング手法に感心した。
読了日:2月12日 著者:小玉歩
反省しないアメリカ人をあつかう方法 増補改訂版反省しないアメリカ人をあつかう方法 増補改訂版感想
アメリカ人は反省しないわけではないが謝罪したり反省の意を表明する習慣がない、という点を認識すること。人を責めず問題に着目し「一緒に解決しよう」という前向きな雰囲気を作る。成果や締切の重要性を早めに明確に繰り返し伝える。このへんは日本人でも同じ。アメリカ人の会議は討論と意志決定の場。年上や上司でも意見が違えば議論する、あたりはギャップあり。英語での会議中に日本人だけで日本語で相談を始めるのはNG、はわかっちゃいるけどごめんなさい。
読了日:2月7日 著者:ロッシェル・カップ
ついてきなぁ!設計トラブル潰しに「匠の道具」を使え!―FMEAとFTAとデザインレビューの賢い使い方ついてきなぁ!設計トラブル潰しに「匠の道具」を使え!―FMEAとFTAとデザインレビューの賢い使い方感想
FMEAとFTAの実施手順がISOで標準化された内容とあまりにも違っててもはや別の手法。筆者のやり方自体が有効かどうかはさておき、FMEAとFTAの勉強には不向きだと思う。
読了日:2月4日 著者:國井良昌
安全工学最前線 −システム安全の考え方− (機会工学最前線)安全工学最前線 −システム安全の考え方− (機会工学最前線)
読了日:2月4日 著者:門脇敏,福田隆文,橋本秀一,大賀公二,深津敦

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2014年02月04日

1月の読書メーターまとめ

今年の目標10冊/月をいきなり下回ってがっくり。

まあでもよくやったと自分をほめてあげたい。

仕事の本あり、小説あり、ビジネス書?あり、エッセイあり。

「零戦 その誕生と栄光の記録」(堀越二郎)はもちろん「風立ちぬ」にちなんで昨年の秋頃から読み始めたんだけどようやく読了。すっかり機を逸してしまった感あるけどエンジニアなら読んどいて損なし。

ちなみに、読書メーターによると、
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零戦 その誕生と栄光の記録を読んだ人はこんな本も読んでいます

永遠の0 (講談社文庫) 百田尚樹
風立ちぬ・美しい村 (新潮文庫) 堀辰雄
オレたちバブル入行組 (文春文庫) 池井戸潤
オレたち花のバブル組 (文春文庫) 池井戸潤
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だそうです。

ベストセラーの3冊は読んでませんが「風立ちぬ」(堀辰雄)だけは読みましたよ。
ええ、天邪鬼ですから。

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1688ページ
ナイス数:32ナイス

ISO「機械安全」国際規格ISO「機械安全」国際規格感想
機械安全の国際規格ISO12100の解説に加えて、インターロックの考え方、フェールセーフ・冗長化などの安全方策あれこれについて詳しく書かれている。1999年刊行とやや古いが、機械安全の基本的な考え方と実施方法を学ぶのに適した良書。
読了日:1月27日 著者:
「これやっといて」で部下が動いてくれる!技術「これやっといて」で部下が動いてくれる!技術感想
最初は部下に考えさせず、細かいところまで指示を与えて、仕事の基本動作を身につけさせる。仕事を任せたり現場に行かせるのはそのあと。
読了日:1月26日 著者:柴田英寿
糞袋の内と外糞袋の内と外感想
自分とは何か?人間(らしさ)とは何か?生きるとはどういうことか?石黒氏のアンドロイドはそういう根源的な問いから生み出されている。
読了日:1月26日 著者:石黒浩
機械・設備のリスク低減技術―セーフティ・エンジニアの基礎知識機械・設備のリスク低減技術―セーフティ・エンジニアの基礎知識感想
前半は、機械安全のA規格ISO12100や厚労省の「機械の包括的安全に関する通達」の概要、リスクアセスメントの実施手順、安全方策・保護方策の考え方、後半は様々な機械における具体例いろいろ。生産設備の安全対策を考える人には事例豊富で良さそう。
読了日:1月24日 著者:
成毛眞の超訳・君主論 (メディアファクトリー新書)成毛眞の超訳・君主論 (メディアファクトリー新書)感想
古典は無理して原著(の訳本)を読む必要なし。現代語の解説本でエッセンスをつかんだ方がわかりやすいし効率がいい。という趣旨で書かれた成毛流の「『君主論』論」。君主を上司とかプロジェクトリーダーとかに置き換えて解釈していく。で、最後は「空気を読むな。大人げない大人になれ」という成毛氏らしい締め。
読了日:1月23日 著者:成毛眞
組込みシステムの安全性向上の勧め―機能安全編 (SEC BOOKS)組込みシステムの安全性向上の勧め―機能安全編 (SEC BOOKS)感想
手軽にさらっと読める入門書。規格の概要から実践手法までを大まかにつかむのに良い薄さ。
読了日:1月23日 著者:
清須会議清須会議感想
名人久太郎にスポット当てたのが面白い。つか、きゅーきゅーってオイ。
読了日:1月18日 著者:三谷幸喜
零戦 その誕生と栄光の記録 (角川文庫)零戦 その誕生と栄光の記録 (角川文庫)感想
堀越氏が設計主任を務めた零戦の前身の七試艦戦、九試単戦(九六式艦戦)、そして十二試艦戦(零戦)の開発の記録。海軍からの厳しい要求仕様に対して、艦上戦闘機に求められる性能を航続距離と運動性に絞り込み、前例を恐れぬ創意工夫で目標仕様を達成した。堀越氏本人の強い意志と能力に加えて会社や海軍に理解者がいたことも開発成功の要因。
読了日:1月17日 著者:堀越二郎

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2014年01月11日

2013年の読書メーターまとめ

昨年は全部で87冊でした。100冊いかなかったか。残念。
今年は月10冊→年間120冊が目標。

2013年の読書メーター
読んだ本の数:87冊
読んだページ数:18275ページ
ナイス数:259ナイス

〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略感想
曰く、「最高を目指す競争」は利益を生まない悪循環であり、そこに陥らないためにこそ「戦略」を考えるべき。競争優位性は単に技術や価格などの単要素で語られるものではなく、他社とは異なる市場の設定、その市場から最大の利益を得るための体制と活動によって決まる、と。
読了日:2月3日 著者:ジョアン・マグレッタ
最速で結果を出す人の「戦略的」時間術 (PHPビジネス新書)最速で結果を出す人の「戦略的」時間術 (PHPビジネス新書)感想
転社10回以上、うち半分は外資系、短期間で結果を出したこともあれば追われるように退社したこともある、というMBAホルダのコンサルタントによる仕事術。当たり前だが、当たり前のこと(だけど多くの人ができてないこと)が書いてあるので、目新しくはないが、当たり前のことリマインダとしては有用。
読了日:2月6日 著者:理央周
「もっと時間があったら……」と感じはじめたら読む本 〜同じ時間で人よりパフォーマンスを上げる35のテクニック (impress QuickBooks)「もっと時間があったら……」と感じはじめたら読む本 〜同じ時間で人よりパフォーマンスを上げる35のテクニック (impress QuickBooks)感想
Eliminate, Combine, Replace, Simplify, の順でそれぞれの仕事を見直そう、という提案はもっとも。不要な仕事を効率化するのはムダ。「仕事に追われる今日」を変えるには、「明日の準備をする」こと。「他人時間」を減らして「自分時間」を確保しないと前には進めない。
読了日:2月6日 著者:西村克己
「3人で5人分」の仕事を無理なくまわす! ― 「欠員補充ゼロ」の職場術「3人で5人分」の仕事を無理なくまわす! ― 「欠員補充ゼロ」の職場術感想
再読。「仕事が多くて人手が足りない」のに「今の仕事は自分しかできない」と主張することの論理矛盾、のくだりが面白い。全体効率を上げるには、短期的には「(不要不急な)仕事を捨てる」、中期的には「部下を育てる」、かな。
読了日:2月6日 著者:小室淑恵
世界で勝負する仕事術 最先端ITに挑むエンジニアの激走記 (幻冬舎新書)世界で勝負する仕事術 最先端ITに挑むエンジニアの激走記 (幻冬舎新書)感想
東芝でフラッシュメモリ研究、スタンフォードでMBA取得、再びフラッシュメモリプロジェクトリーダーを経験、その後東大に移って研究を続ける著者の経験を通して、「世界で戦うエンジニアに必要なこと」が語られる。曰く「考える前に動く」「結果を(記録に)残す」「シンプルに」「極める」「変化に適応する」等々。大企業は資金力があるがリスクを取れず動きも鈍い、ベンチャー・大学はその逆。なので「大学は企業以上にリスクを取らないと存在意義がない」「10〜100倍の性能を出す必要あり」
読了日:2月9日 著者:竹内健
マキャベリー的知性 危機の時代を生き抜く社会的知性の磨き方 (アスキー新書 145)マキャベリー的知性 危機の時代を生き抜く社会的知性の磨き方 (アスキー新書 145)感想
社会的知性について述べた本で、その中核がマキャベリー的知性、とのことだが、君主論からの引用に基づく記述が少なく、タイトルと内容がずれている印象。
読了日:2月10日 著者:岡田尊司
空家の冒険空家の冒険感想
ホームズ実は生きてました、の巻。「最期の事件」での「ホームズは遺書を残してモリアーティ教授と対決して死んだと思われる」結末を、「著者」であるワトソンの観察力不足を口実にひっくり返しちゃうとこはズルいというか巧いというか。
読了日:2月10日 著者:ArthurConanDoyle
脳は直感している (祥伝社新書)脳は直感している (祥伝社新書)感想
「直感」は「本能」とは異なり、知覚と経験を通して得られた「脳」の判断力のようなもの。自分の「意識」で考えて判断するより先に「脳」は判断している。「直感」は正しいと信じてその内なる声に従うことで、その「直感」の精度は向上していく。昔に比べ、普段の生活において命の危険が減った現代においては、知覚に頼む(しかない)場面は減ってきた。「直感力」を鍛えるには、知覚し、直感を信じ(むやみに説明を求めず)、迷わず行動すること。対戦型のスポーツも効果的、ってのは面白い。
読了日:2月16日 著者:佐々木正悟
4次元以上の空間が見える4次元以上の空間が見える感想
半分ちょっと読んだところで難しくて挫折したけど、4次元は見えるようになった気がする。高次元空間が見えるようになるコツは切り口なのね。
読了日:2月17日 著者:小笠英志
同じテーブルの10人の名前、簡単に覚えられます。―「記憶力」が面白いほどつく本同じテーブルの10人の名前、簡単に覚えられます。―「記憶力」が面白いほどつく本感想
記憶を定着させるには、五感で感じる、関連づける、復習する、頭の中で繰り返す、あと幾つかあったけど忘れた(笑)。口に出して言う、メモを書く、を習慣づけることも有効。新聞を読んでも情報として覚えてないのは、深く考えてないから。う、それはあるかも。暗算や料理も記憶力強化に良いそうです。スーパーやコンビニ行った時に、合計金額を計算しながら買い物すると良いかもね。
読了日:2月22日 著者:B.フィールディング
のうだま―やる気の秘密のうだま―やる気の秘密感想
「馴化=マンネリ」とうまく付き合っていこう、という本。マンネリ化を防ぎ、何かを継続するためには、淡蒼球(=のうだま)を刺激すること。そのきっかけはBERIの4つ。Body, Experience,Reward, Ideomotor. 「べり」と覚えよう(とは書いてなかったけど)。
読了日:2月23日 著者:上大岡トメ,池谷裕二
のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!感想
「加齢によって記憶力は衰えない。そう感じるのは気のせい」ってのを忘れないこと。長期記憶の定着には、反復が必要。入力だけでなく出力を繰り返すと「覚え方・記憶のヒント」を覚えるので定着しやすい。海馬からθ波が出てる時は覚えやすい。θ波は、移動中(徒歩、乗り物)に出やすい。あとは好奇心を持つこと。人生がマンネリ化してないか?
読了日:2月27日 著者:上大岡トメ,池谷裕二
ノマドと社畜 〜ポスト3.11の働き方を真剣に考えるノマドと社畜 〜ポスト3.11の働き方を真剣に考える感想
「脱社畜」「ノマド」なキーワードが流行ってるけど、要は「脱サラ」「フリーランス」。今も昔もフリーランスは実力勝負・成果主義の格差社会。ネット環境があれば誰でも食っていけるほど甘い世界では決してない。評論家やセミナー屋に乗せられず、真剣に考えろ、本気でノマド目指すなら自営業に必要な基本スキルと英語勉強しろ、というアドバイス本。会社員が「ノマド的」に働くのはアリ、ですって。
読了日:3月1日 著者:谷本真由美(@May_Roma)
勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略 (講談社現代新書)勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略 (講談社現代新書)感想
従来の日本企業(製造業)は「ものづくり」の「つくり」に力を入れて勝ってきたが、今やAppleやサムスンなどに代表される「もの」に力を入れる企業に負けている。新興国に代表される市場に向けて、どんな「もの」を作れば顧客に受け入れられるか、その戦略の不足が最大の問題。社会風潮や税制、産業政策、金融政策など、企業外の要因もあるが、それを言い訳にせず、企業内の技術を生かし、組織改革・人材育成を図るべし、という趣旨。経営者ならぬ読者は、独立した個として起業家マインドで組織を内部から動かせ、かな。
読了日:3月30日 著者:畑村洋太郎,吉川良三
刑務所なう。刑務所なう。感想
2011年6月に収監されてからその年の大晦日までの記録。体重が95から72kgまで減って健康になったかと思いきや、結石や痔になったり大変な面も。厳しい「懲役」にめげそうになりながらも、スタッフの協力を得て塀の外の情報を集め、精力的に「仕事」を続けるあたりはサスガ。面会に訪れたり差し入れを送ってくれる人々、情報や物資を供給し著者の言葉をシャバに発信するスタッフなど、多くの人に支援されていることがわかる。それだけ彼が魅力的な人物だということだろう。
読了日:3月30日 著者:堀江貴文
「忙しい」が口ぐせのあなたにワーキングマザーが教える自分の時間が増える36の時間管理術 (impress QuickBooks)「忙しい」が口ぐせのあなたにワーキングマザーが教える自分の時間が増える36の時間管理術 (impress QuickBooks)感想
ToDoに追われる日々を脱し、毎日その日のタスクを消化して日々を終えるためには、個々のタスクの所要時間を見積もってスケジュール化すること。「ワーキングマザーが教える」だけど、イクメンにも参考になる技多し。「寝かしつけ」じゃなくて子供と一緒に早寝して、朝4時に早起きして自分の時間を確保、とか。後半はスマホアプリ・ネットサービス活用話が多い。全体的にもう少し掘り下げて欲しい感あり。
読了日:4月2日 著者:保科浩子
バブル上司でもすぐできる 「スマホ新人」を活かす9つの鍵と12の技 (impress QuickBooks)バブル上司でもすぐできる 「スマホ新人」を活かす9つの鍵と12の技 (impress QuickBooks)感想
「で、お前は何がしたいんだ?」「それは何のため?」の呪文を手に入れた!
読了日:4月8日 著者:前川孝雄
笑える子ども。 (エンジン01選書)笑える子ども。 (エンジン01選書)感想
いじめも非行も体罰も自殺も昔に比べてみたら実は子どもを取り巻く状況は決して悪くなってはいないのに、メディアの取り上げ方のせいもあり、教育環境がどんどん悪くなっているような印象を持ってしまっている。あまり環境をクリーンにし過ぎず、ある程度失敗して、理不尽な経験もしてから大人にならないと、却って弱い子ども→大人になってしまう危険性がある。母親や教師にばかり責任を押し付けず、地域社会が多様な形で子どもと関わっていくべし、とな。
読了日:4月10日 著者:陰山英男,川勝平太,小山泰生,藤原和博,米澤明憲
マイクロソフトで学んだこと、マイクロソフトだからできること。マイクロソフトで学んだこと、マイクロソフトだからできること。感想
マイクロソフト幹部の仕事っぷりの凄さ、常に危機感を持って問題を拾い上げ議論して解決を目指す文化、あらゆることを「科学的に」数字で評価・判定する仕組み、社員間のコミュニケーションの重要性に対する意識の高さ、360度評価システムの厳しさなど、刺激的な話が満載。
読了日:4月13日 著者:樋口泰行
急ぎの仕事は忙しいヤツに頼め―ソニー元副社長・大曽根幸三の成功金言53 (角川SSC新書)急ぎの仕事は忙しいヤツに頼め―ソニー元副社長・大曽根幸三の成功金言53 (角川SSC新書)感想
上司がファジーだと部下はビジーになる=リスクを伴わない決断は、単なる選択でしかない。(中略)決断力がないと、本来やる必要もないよけいな仕事をさせられ、無意味に忙しくなる。…気をつけます。言い訳用語集はウチにも欲しい(^^)
読了日:4月13日 著者:石田修大
名ばかり管理職 (生活人新書)名ばかり管理職 (生活人新書)感想
一時期たくさんの裁判が起こった「店長」は管理職か?問題の当事者、労働条件を見直した企業、誇りを持って管理職として働いていたのに労働基準監督署から「名ばかり」と指摘されて管理職を外されたことに不満を持つ元・管理職など、多面的な取材結果のまとめ。「名ばかり管理職」って言葉、クロ現が名付け親だったのか。
読了日:4月14日 著者:NHK「名ばかり管理職」取材班
科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)感想
自分で科学的に考えることを放棄した「結論だけ教えて。安全なの?危険なの?」的な態度は(それを選択する自由は勿論あるが)損ですよ、危険ですよ、ていうか、そういう人ばかりになると社会全体として不利益ですよ、だから啓蒙します、という本。初等教育過程で数学(算数)を苦手だと思わせないようにする、ってのは確かにかなり重要だと思う。
読了日:4月14日 著者:森博嗣
考える生き方考える生き方感想
アルファブロガーfinalvent氏の自伝的エッセイ。自らを「成功者ではない」「人生の敗者」と位置づけて語られる、学生時代のこと、社会に出たこと、家族のこと、そして病気や老いのこと。それぞれの場面や悩みは普通の人々と共通する部分も多いが、それらに対する「考え方」の切り口と深さはICUで学んだリベラルアーツ(人文科学、社会科学、自然科学)と生来の勉強好きな気質によるものか。
読了日:4月17日 著者:finalvent
人生のプロジェクト (Sanctuary books)人生のプロジェクト (Sanctuary books)感想
内容は他の自己啓発書の類と大差ないけど、写真や言葉の使い方が非常にうまいので、他の、例えば、著者の経験をクドクド説明したり、外国の研究者の実験結果を引用したり、社会や宗教に拠り所を求めたり、といったスタイルの本よりも、自然にスッと入りこんでくる。
読了日:5月26日 著者:山崎拓巳
このムダな努力をやめなさい: 「偽善者」になるな、「偽悪者」になれこのムダな努力をやめなさい: 「偽善者」になるな、「偽悪者」になれ感想
ついこないだまで偽悪者で生きてきたつもりがいつの間にか偽善者になりつつあるような気が。もっと大人げない大人にならなきゃ!とはいえ、実力もないのに書かれてることを表面的に真似るだけじゃダメだわね。
読了日:5月28日 著者:成毛眞
サイケ (集英社文庫)サイケ (集英社文庫)感想
自分とはちょっと世代違うけど少しわかる部分もあり、でもやはり一つ昔の話な印象。周防くん面白いけど怖いわ。
読了日:5月28日 著者:姫野カオルコ
ココロの教科書 「大人のオマジナイ」で人生が変わる!ココロの教科書 「大人のオマジナイ」で人生が変わる!感想
ココロの持ち方を変えよう、オマジナイで、という本。軽いノリで小ネタ混じりに書かれてるので楽しく読める。嫌な奴はロケットで打ち上げろ、嫌なイメージは箱に詰めてダイナマイトで爆破、というものや、「相手にどう思われるか」でなく「私は相手をどう思うか」のように自分視点に変えるアドバイスなど。オマジナイ化することで記憶に残りやすくしてる点が新しい。
読了日:6月2日 著者:ひすいこたろう,スズキケンジ
統計学が最強の学問である統計学が最強の学問である感想
最強かどうかはさておき強力な手法なのは間違いない。近年計算機の処理能力が飛躍的に高まったことが理論の実用化への道を開いた。「ビッグデータ」「**マイニング」といったバズワードに踊らされて「ふーん…」なグラフに時間と金を浪費しないように統計学の入門書として本書を読んでおくと吉。自分で使いこなすには更に専門書に拠って勉強すべし。
読了日:6月3日 著者:西内啓
新 図解人工知能入門新 図解人工知能入門感想
人工知能の歴史、関連分野の理論を浅く広く集めた入門書。エキスパートシステム、ファジィ、ニューラルネットワーク、人工知能記述言語、カオス、フラクタル、自然言語処理、音声認識・合成、グラフ探索、遺伝的アルゴリズムなどが取り上げられている。入門前に全体像を軽くつかむためにとりあえず読んどけ的な内容。
読了日:6月6日 著者:戸内順一
あの人はなぜ相手の気持ちがわからないのか―もしかしてアスペルガー症候群!? (PHP文庫)あの人はなぜ相手の気持ちがわからないのか―もしかしてアスペルガー症候群!? (PHP文庫)感想
統合失調症やパーソナリティ障害、PTSD等とは異なり自閉症と同系の先天的な症状である、知能や言語能力などは常人と変わらない、他人の気持ちを想像したり予定外の事態に反応するのが苦手、必ずしもみんなが天才的な能力を持つわけではない、周囲の理解と支援が大切。丁寧に書かれている良書。
読了日:6月6日 著者:加藤進昌
パーク・ライフ (文春文庫)パーク・ライフ (文春文庫)感想
「パーク・ライフ」「flowers」2作品とも、ありそうでなさそうな日常を舞台にしつつ、人間同士の距離感、自分の拠り所と生き方の範囲というか境界線みたいなものがテーマ。目の前に見えている現実と思い出や幻想が混じり合う描写も共通。
読了日:6月7日 著者:吉田修一
憲法が教えてくれたこと―その女子高生の日々が輝きだした理由憲法が教えてくれたこと―その女子高生の日々が輝きだした理由感想
陸上部に入った女子高生が主人公。学校生活や部活動での問題や事件を題材に日本国憲法の関連条文を引いて解説する構成。前文で謳われる理念と憲法が保証する自由について再確認した。全ての問題に憲法が具体的な答えをくれるわけではない。憲法が示す考え方に則って我々自身が深く考えることが重要。
読了日:6月8日 著者:伊藤真
ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる (日経プレミアシリーズ)ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる (日経プレミアシリーズ)感想
理論より経験と勘、システムより要素技術、ソフトウェアよりハードウェア、すなわち、見えない「こと」より見える「もの」に執着してきた空気が日本を国際的な産業競争での敗北に向かわせている、太平洋戦争での兵器技術や情報活用での敗北と同じ道を歩もうとしている、という警告。主要国の中で数学のレベルが以前から最下位だった、という指摘に驚いた。
読了日:6月10日 著者:木村英紀
大人の見識 (新潮新書)大人の見識 (新潮新書)感想
目次:日本人の見識、英国人の見識、東洋・西洋の叡智、海軍の伝統、天皇の見識、ノブレス・オブリージュ、三つのインターナショナリズム、孔子の見識/ギリシャの歴史家ポリュビオスの言葉の話が印象に残った。政治家や軍人は物事がどちらにも決まらない気持ち悪さに耐えねばならぬ。どちらかに決した気持ち良さが指導者に伝染すると国は滅亡の危機に瀕す。
読了日:6月16日 著者:阿川弘之
日本男児 (文春新書)日本男児 (文春新書)感想
「昔の良かったこと」と「今の悪いこと」を並べて昔を懐かしみ今を嘆く話が多い印象。物事の見方や分析・たとえは面白いけど、結論に「昔は良かった」臭が漂うと正直「眉をひそめ」てしまう。
読了日:6月16日 著者:赤瀬川原平
大幸運食堂大幸運食堂感想
川辺の街に住む様々な境遇の人の、人生いろいろ苦しいことも辛いこともあるけど投げださなければいつか良いこともあるさ、な短編集。鼻の奥がツンと来て視界がじわりと揺らぐ話ばかり。花丼食べたい。
読了日:6月17日 著者:明川哲也
システム工学概論 (1969年)システム工学概論 (1969年)感想
システム工学を、研究(スタディ)、設計(デザイン)、運用(オペレーション)の三段階に分け、各段階で用いられる主要な手法について紹介。今では廃れた手法も散見されるのでまあ参考程度に。1969年初版で道具としてのコンピュータ自体がまだ一般的でなかった時代ということもありコンピュータによる情報処理とは、という章があるのが面白い(けど別に読む必要なし)。
読了日:6月18日 著者:片方善治
UMLとRTミドルウェアによるモデルベースロボットシステム開発UMLとRTミドルウェアによるモデルベースロボットシステム開発感想
タイトル通り、移動ロボットを題材にUMLとOpenRTMを使った開発手法を紹介する内容だが、UMLの入門書として読んだ。情報システムを題材としたUML本より本書の方がロボット屋にはわかりやすい。
読了日:6月18日 著者:水川真,大原賢一,坂本武志
刑法の楽しい読み方 (KAWADE夢文庫)刑法の楽しい読み方 (KAWADE夢文庫)感想
様々な事件・事例を挙げ、対応する刑法の条文に書かれている刑罰と実際に適用された判例を紹介した内容。刑罰の種類や警察・検察官・裁判官の役割の違いなどの解説も入っており、飽きさせない。現行犯逮捕は警察じゃなくても誰でもできる、とか、刑事裁判になったら99%有罪、とかは覚えておいた方が良いかも。
読了日:6月28日 著者:
ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実感想
合理的なプロセスや数字を元に確実な経営戦略が得られることなどない、企業買収は殆ど失敗する、ISO9000やTQMやQCやシックス・シグマなど流行りの経営手法の多くは意味がない、今のビジネスが昔より速く変化しているわけではない、イノベーションを起こした会社は早く倒産する、など「王様は裸だ!」な研究結果が山ほど紹介されてて面白い。組織改変は、どう変えるかではなく、定期的に改変すること自体に意味がある、という指摘は納得。
読了日:6月30日 著者:フリークヴァーミューレン
科学との正しい付き合い方 (DIS+COVERサイエンス)科学との正しい付き合い方 (DIS+COVERサイエンス)感想
科学は勉強できる理系の人だけのものじゃなくて誰の身の回りにもある身近なものですよ、難しい数式や化学式がわからなくても好奇心と疑う心を持つだけで科学リテラシーは得られますよ、あたりはまあそれもそうかな、と。最後の最後の、科学技術を科学マニア・科学教の狂信者から普通の人の手に取り戻そう、的な話はちょっとムムム。科学リテラシー問題もメディアリテラシー問題と根っこは同じく論理思考力不足なんじゃなかろうかと思うので、科学との距離だけ縮めればリテラシー向上ってもんでもないような気がする。鶏卵論かもしれないが。
読了日:7月1日 著者:内田麻理香
サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書)サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書)感想
「統計学が最強の学問」の著者なので、書かれている「学問的な答え」の多くは「理論的に導き出された唯一無二の答え」というより「現時点で判明している統計的な答え(傾向)」。その点に留意して読めば、仕事や家庭、人生の成功・幸福を考える際の指針として有用。
読了日:7月7日 著者:西内啓
「中卒」でもわかる科学入門  "+-×÷"で科学のウソは見抜ける!  (角川oneテーマ21)「中卒」でもわかる科学入門 "+-×÷"で科学のウソは見抜ける! (角川oneテーマ21)感想
数値と単位を踏まえた定量的な議論、エネルギー保存則やエントロピー増大則の理解、三段論法や背理法といった論理、そして何より四則演算が腑に落ちていることが大事。原発・エネルギー、宇宙プロジェクト、ベーシックインカム(科学は趣味にすべき)などにかなりページが割かれていたのは著者らしいけどタイトルからすると少々逸脱感もあり。
読了日:7月8日 著者:小飼弾
学校の勉強だけではメシは食えない!―世界一の職人が教える「世渡り力」「仕事」「成功」の発想学校の勉強だけではメシは食えない!―世界一の職人が教える「世渡り力」「仕事」「成功」の発想感想
人間関係は信用が大事、他人と違うことをやれ、失敗を繰り返して成長しろ、などの考え方は普遍的な教訓として納得できるが、学校の勉強なんかできなくていい、とか、ハイテクの時代は終わり、とか、パソコンはバーチャルでダメ、とかはあくまで著者の経験と感性に基づく話なので、言葉の表面だけを間に受けるべきではない。落語で言葉の表現力を学べ、は個人的に共感。
読了日:7月8日 著者:岡野雅行
危機管理・事業継続ガイド危機管理・事業継続ガイド感想
危機対策としてクラウド化を勧めているのが特徴。
読了日:7月8日 著者:戸村智憲
「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)感想
光の電磁波説、プランク定数、アインシュタインの光量子仮説、ボーアの原子模型を経て、シュレディンガー方程式、コペンハーゲン解釈、ハイゼンベルクの不確定性原理による量子論の確立、思考実験シュレディンガーの猫と多世界解釈という考え方、そして量子論の今、までを順を追って丁寧に解説している良書。わかるようでわからない、でも辻褄は合うし役に立つ、量子論にちょっと近づけた気がする。
読了日:7月11日 著者:
「要領がいい」と言われる人の、仕事と勉強を両立させる時間術「要領がいい」と言われる人の、仕事と勉強を両立させる時間術感想
やる気ないのにテクニックや脳科学やライフハックに即効性を求めても効果なし。効率を意識し、時間をムダにせず、効果的な努力を継続せよ。モチベーション主導型トップダウン的方法論。
読了日:7月12日 著者:佐藤孝幸
テレビが政治をダメにした (双葉新書)テレビが政治をダメにした (双葉新書)感想
視聴率至上主義のテレビ局による失言ゲームやスキャンダル報道が大臣の首から政権の命運までを左右するようになっている今のメディアと政治の関係を著者自らの体験を交えて告発する内容。民主党が体質的にメディア対策やステークホルダーとのコミュニケーションに弱かった点への反省も。ナベツネとの関わり(確執?)や東日本大震災後の文科副大臣としての活動(とメディアの対応)の章も興味深い。こういう人物が参院選で落選した事実が本書の主題の正しさの表れのように思える。
読了日:7月22日 著者:鈴木寛
日本改造計画2013日本改造計画2013感想
茂木が司会で堀江と小沢が対談するイベントの記録。堀江が自由に自論を展開するのに対して小沢はかなり慎重に言葉を選んで自身の主張を繰り返している。正論を踏まえたプロセス重視の小沢と結果重視で手段を選ばない堀江の立場の違いが対照的。
読了日:7月23日 著者:シアター・テレビジョン
金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?感想
刑務所の中で思いついたビジネスアイディアいろいろ、メルマガ読者とのQ&A、知人・恩師による堀江評、という内容。堀江氏が言ってることは当たり前だが他の堀江本と同じ。アイディアに価値はない。実行しないと意味がない。金はやりたいことをやるための手段。金を稼ぐのが目的じゃダメ。好きなこと、興味あること、人と違うことをやろう。常識や先入観に囚われず、合理的に考えよう。船曳建夫氏「これまでの40年より、これからの40年の方が絶対にいい。その時には堀江的な思考が生きてくる。」
読了日:7月25日 著者:堀江貴文
ストレスフリーで効率アップ! EVERNOTEを便利に使う48の技ストレスフリーで効率アップ! EVERNOTEを便利に使う48の技感想
ノートブックとタグの使い分けに迷ったら軽く目を通すと吉。
読了日:8月6日 著者:佐々木正悟,淺田義和
利益を生み出す方程式 (経営者新書 61)利益を生み出す方程式 (経営者新書 61)感想
VEの歴史、効果、基本原理などの概要説明はふむふむなるほどねと楽しく読める。後半の実施手順の章では、要点は整理して書かれているのだが、これを元に実践できるかと言うとちょっと物足りず、新書ではページ不足な印象。研修受けてみようかな、と思わせる啓蒙書という位置づけか。
読了日:8月18日 著者:瀬口龍一
雑学科学読本 身のまわりのモノの技術 (中経の文庫)雑学科学読本 身のまわりのモノの技術 (中経の文庫)感想
身の回りの様々なモノの技術を図を用いてささっと解説しまくってるんだが、ささっとし過ぎてて、何だかよくわからない時も。
読了日:8月19日 著者:涌井良幸,涌井貞美
この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)
読了日:8月20日 著者:こうの史代
この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)
読了日:8月20日 著者:こうの史代
この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)
読了日:8月20日 著者:こうの史代
堕落論 (新潮文庫)堕落論 (新潮文庫)感想
戦後半年頃に書かれた随筆。人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要。そして日本も亦。
読了日:8月26日 著者:坂口安吾
方法序説 (岩波文庫)方法序説 (岩波文庫)感想
デカルトが自らに課した学問の方法の4つの規則、(1)明証的に真か、(2)分割せよ、(3)単純から複雑へ順序に従え、(4)完全性を確かめよ、は科学的思考の基本的な態度として覚えておきたい。有名な「我思う故に我あり」から導き出される神の存在証明や心身二元論など、現代の視点から疑問符がつく部分もあるが、自身の理性に誠実に一歩一歩学問を進め、世界論を構想するに至ったデカルトの自伝的論文は読み応えあった。
読了日:10月8日 著者:デカルト
「叱らない」しつけ (PHP文庫)「叱らない」しつけ (PHP文庫)感想
叱り続けると子供は愛情を実感できなくなる。叱らずにすむシステムを考えるべし。それでも直らない場合は、短所に目をつぶり長所を伸ばす方に意識を向けることも必要。子供の長い人生において、今この瞬間の欠点を克服することは必ずしも重大ではない…等々。わかっちゃいるけどつい忘れてしまいがちな親の心構えを思い出させてくれる。
読了日:10月10日 著者:親野智可等
宮沢賢治全集〈8〉注文の多い料理店・オツベルと象・グスコーブドリの伝記ほか (ちくま文庫)宮沢賢治全集〈8〉注文の多い料理店・オツベルと象・グスコーブドリの伝記ほか (ちくま文庫)感想
本書を底本としている青空文庫版「注文の多い料理店」読んだ。肉にクリーム塗って酢をかけて塩をもみこんだらどんな西洋料理になるか、今度やってみよう。
読了日:10月13日 著者:宮沢賢治
注文の多い料理店 (新潮文庫)注文の多い料理店 (新潮文庫)感想
イーハトヴ童話集「注文の多い料理店」の表題作、「どんぐり〜」「狼森〜」「鹿踊り〜」を再読。「狼森〜」のラストの「時節柄〜」という一文が後を引く。
読了日:10月14日 著者:宮沢賢治
お父さんのための 子どもの心のコーチングお父さんのための 子どもの心のコーチング感想
子供に「将来の夢は?」と聞く前に、自分自身の夢を描く。子供は最悪でも親と同レベルには育つ。それ以上に頑張って欲しければ、親が今以上に頑張る姿を見せる。子供の指導は限界設定、部下の指導は限界突破、という対比も納得。
読了日:10月16日 著者:菅原裕子
「見せかけの勤勉」の正体「見せかけの勤勉」の正体感想
再読。「やる気を出せ」では逆効果。やる気を阻害する要因を取り除き、「やらされ感」ではなく「所有感」が持てる環境・仕組みを作れば、部下は自然とやる気を出す。主役(部下)を支援するのが脇役(上司)。「人を管理したい」という欲求に負けず、「仕事の目標と成果の管理」を心がける。「無責任」ではなく「片手間」で管理し、その分、自分自身もプレイヤーとしての仕事を持つべし。
読了日:10月18日 著者:太田肇
図解MBA的発想人 課長力 養成講座 (PanRolling Library―仕事筋トレーニングNo.4)図解MBA的発想人 課長力 養成講座 (PanRolling Library―仕事筋トレーニングNo.4)感想
課長が遭遇しそうな場面をケーススタディとして、MBAホルダーならこうする、的な解決策が書かれている。常に、Why? So, what? と考えるくせをつけろ、ということらしい。
読了日:10月18日 著者:斎藤広達
上司も知らない「仕事の仕方」上司も知らない「仕事の仕方」感想
一生懸命仕事してるつもりが実は「作業」をこなしてるだけになってないか。同じタスクでも、やらされ「作業」でなく、自分なりに考えてアウトプットを意識して「仕事」として取り組むべし。もちろんそれだけではなく、顧客価値を創出する会社目標とリンクする課題を設定することこそが「仕事人」のあるべき姿。目標設定の際は、プロセスからゴールまでをイメージして計画を立てること。
読了日:10月18日 著者:山崎裕司
昭和文学全集〈6〉昭和文学全集〈6〉感想
この全集が底本となっている青空文庫の堀辰雄「風立ちぬ」を読んだ。
読了日:10月19日 著者:室生犀星,堀辰雄,中野重治,佐多稲子
人事と法の対話 -- 新たな融合を目指して人事と法の対話 -- 新たな融合を目指して感想
人材マネジメント専門家と労働法専門家による対談+大手企業の人事担当者や産業医をゲストに迎えての様々な課題に関する議論。採用から育成、評価、異動、退職、メンタルヘルスにワークライフバランス、労働紛争からグローバル人事まで幅広い。
読了日:10月20日 著者:守島基博,大内伸哉
これから「働き方」はど</p>



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2014年01月03日

12月の読書メーターまとめ

なぜか最近信頼性工学を勉強してます。「情報システム化時代の信頼性工学テキスト」も「信頼性工学のはなし」も初心者向けにわかりやすく書かれてて良い本でした。こういう入門書を数冊読みこなしてからもうちょい難しい内容に踏み込んでいくのが効率が良さそうに思います。時間を上手に使ってたまには宮沢賢治を楽しむためにも。

2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1025ページ
ナイス数:22ナイス

信頼性工学のはなし―信頼度99.9999…%をめざして信頼性工学のはなし―信頼度99.9999…%をめざして感想
語り口調なのと数式控えめなおかげでサクサク読みやすい信頼性設計の概論。とはいえ、直列系と並列系で構成されるシステムの信頼度の算出方法が丁寧に解説されてたり、ツボはしっかり押さえられている。
読了日:12月27日 著者:大村平
1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方 (光文社新書 525)1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方 (光文社新書 525)感想
タイムマネジメントのテクニック本を読み尽くして疲れた頃に本書を読むと、ハッとして、ホッとするかも。時間を効率良く削り取ることは大事だけど、その時間を何のために使うのか、究極的にはどう生きてどう死ぬのかに意識的になろう、という話。
読了日:12月23日 著者:岩田健太郎
注文の多い料理店 (新潮文庫)注文の多い料理店 (新潮文庫)感想
「月夜の〜」「烏の〜」を再読。どっちも軍隊ネタ。今の子供が読んでもピンと来ないかもな〜と思ったり。
読了日:12月23日 著者:宮沢賢治
情報システム化時代の信頼性工学テキスト情報システム化時代の信頼性工学テキスト感想
故障率・信頼度の定義、信頼性を示す5つの指標RASIS、信頼性設計の4つの観点(信頼度向上、保全性向上、故障波及回避・冗長化、フェールセーフ)、事前評価手法(FTA、FMEA他)、信頼性試験実施方法、事後データ解析、信頼性管理・PL法…と、一冊で信頼性工学のエッセンスを俯瞰できる。
読了日:12月16日 著者:栗原謙三

読書メーター

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2013年12月10日

11月の読書メーターまとめ

前半にビジネス書っぽいのを数冊読んだ後、「ゼロ」読んでじ〜んときて、後は長期海外出張のため読めず。

「マヨネーズ」が意外に面白くて、読み始めたら途中でやめられずに最後まで一気読みでした。マヨラーな人はもちろん、そうでない人にもオススメしたい。

2013年11月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:827ページ
ナイス数:31ナイス

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していくゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく感想
川上から何かがどんぶらこと流れてきたら、まだシャツを洗濯中でもそれが桃か葉っぱかわからなくてもとにかく飛びつけ。そして今すぐヒッチハイクに行け。
読了日:11月14日 著者:堀江貴文
「3人で5人分」の仕事を無理なくまわす! ― 「欠員補充ゼロ」の職場術「3人で5人分」の仕事を無理なくまわす! ― 「欠員補充ゼロ」の職場術感想
ざざっと再読。要約すると、中長期目標の明確化と短期(日々)の目標への落とし込み、マニュアル化と万能工化と権限移譲といったところ。仕事の報酬は(より高いレベルの)仕事。あと、無理にでも定時で退社して会社の外で過ごすことで新たな発想を得るとか。
読了日:11月14日 著者:小室淑恵
そうか、君は課長になったのか。そうか、君は課長になったのか。感想
ふと再読。課長は課の経営方針策定と遂行、つまりマネジメントに専念すべきであり、プレイイング・マネジャーになってはいけない、という考えが基本にあり、その上で、部下の動かし方、社内政治の勝ち方、の心構えや技術が語られる。実際のところ、プレイヤーなのかマネジャーなのか役割が明確でない(というか両方だったりする)悩みはあるある。
読了日:11月13日 著者:佐々木常夫
会社員のための究極のタスク管理 「君ならまかせて安心」と言われる仕事術  5つのコツで「時間」と「情報」は自由に使える! (impress QuickBooks)会社員のための究極のタスク管理 「君ならまかせて安心」と言われる仕事術  5つのコツで「時間」と「情報」は自由に使える! (impress QuickBooks)感想
情報整理術・時間管理術として、GTDとタスクシュートが紹介されている。他の多くのビジネス書・ライフハック本と違うのは、著者が化学系研究者である点だろう。そこをもっと掘り下げて、理系・技術系のための仕事術を詳しく書いてほしい。
読了日:11月8日 著者:浜中省吾
かわいい子には、『こづかい』をあげるな!かわいい子には、『こづかい』をあげるな!感想
今まで我が子にはこづかいをあげてなかったが、自分の中のこづかい制への違和感の理由が書かれてて「あ〜確かにそうそう」と納得。「お金のプレゼント」ではなく家事手伝いへの報酬、経費は支給するが必ずおつりとレシート、携帯を持たせる際の契約、バイト許可する条件、など著者ほど徹底は難しいかもしれない。が、お金は信用の裏返し、という基本を学ばせる意識を持つこと、子供に対して誠実であること、そして親自身が学び続けること、は心したい。
読了日:11月6日 著者:小泉俊昭
マヨネーズマヨネーズ感想
毎日我慢して不味いマヨネーズを食べ続ければいつかきっとマヨネーズが好きになる。だってみんなそうしてるんだから。でもそれってホント?ホントは自分が美味しいと思うマヨネーズが他にあるんじゃない?自分のマヨネーズに嘘をついてない?ラストシーンは思わずマヨがこみ上げつつ目にマヨ。
読了日:11月1日 著者:オドネル・ケビン

読書メーター

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2013年11月09日

10月の読書メーターまとめ

久しぶりにたくさん読みました。20冊。古典から童話から文学からビジネス書から子育て本から技術系までいろいろ。

童話・文学は青空文庫のをkobo gloで読みました。

KindleやSONY Reader使ったことないので比較はできませんが、電子ブックリーダーとしては総じて悪くないです。レスポンスや画質がもう一つな時もありますが、サイズも重さも電池の持ちも程よい感じ。

ただ、kobo gloから電子書籍ストアにアクセスして検索・購入するのはストレスフルでムリ。PC(かiPad)のブラウザじゃないと買い物する気がしません。もっと言えば、ブラウザでも使いにくいし探しにくくて購買意欲減退することが多いんですが。

でもまあ世の中Kindle一色に染まるのも面白く無いので、これからも頑張ってください。>楽天

2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:5990ページ
ナイス数:29ナイス

科学と人間の不協和音 (角川oneテーマ21)科学と人間の不協和音 (角川oneテーマ21)感想
科学者の社会的責任を問う内容。著者自身が科学者であり、「科学者は『世界初』の誘惑に勝てない」「研究費を出してくれるスポンサー(国や企業)になびいてしまう」「税金の出処はあまり意識されない」などの科学者のキモチはリアル。著者も認めているが、科学研究に経済原理が強く作用するようになり、短期間で実用的成果が見込める研究しか評価されなくなった(=予算が出なくなった)近年の傾向を鑑みると、科学者にだけ責任ある態度を求めるのは酷で、社会全体つまり非科学者を含む一人一人が科学の在り方について意識を高める必要があろう。
読了日:10月31日 著者:池内了
ロボット創造学入門 (岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ)ロボット創造学入門 (岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ)感想
語り口調が子供向けな点を除けば大人が(あるいはロボット研究者や技術者が)読んでも十分楽しめてかつ考えさせられる内容。特に未来のロボットの形と心に関する議論での著者の考えには同意。近い将来のロボットは人を置き換える存在などではなく人や社会を支援する知能機械(道具・設備)として発展する。
読了日:10月28日 著者:広瀬茂男
カラー図解でわかるクルマのメカニズム なぜ車輪が回るとクルマは進むのか?基本的なしくみをわかりやすく解説! (サイエンス・アイ新書)カラー図解でわかるクルマのメカニズム なぜ車輪が回るとクルマは進むのか?基本的なしくみをわかりやすく解説! (サイエンス・アイ新書)感想
名前は聞くけど意味がよくわかってなかった用語いろいろの意味や働きが少しわかった。エンジンの仕組みにかなりページを割いて丁寧に説明してある。
読了日:10月28日 著者:青山元男
怪盗紳士 (シリーズ怪盗ルパン)怪盗紳士 (シリーズ怪盗ルパン)感想
小学生の子供に読ませようかと思って久しぶりに読んでみたら全く覚えてなかった。少年向けのせいか、描写が粗く展開が早い気がするが、敵同士でありながらお互いを認め合うルパンとガニマールの関係の不思議な魅力は十分に感じられる。
読了日:10月27日 著者:モーリスルブラン,南洋一郎
知の逆転 (NHK出版新書 395)知の逆転 (NHK出版新書 395)感想
生物、言語、脳、人工知能、数学、遺伝、研究分野こそ違え、何かを極めた科学者の言葉はいずれも刺激的で示唆に富む。ネットの情報に対する見方として、検索やWikipedia、SNSなどは個人のエンパワメントとしては有効だが、集合知が「知の逆転」を起こす可能性についてはむしろ否定的、という点である程度共通していたように感じた。平均化・画一化された社会や教育システムからは世界を変えるような発見も発明も生まれない。「みんながやってることをやる」「できることをやる」では面白くないし、勝てない。彼らの著作や推薦書も読んで
読了日:10月27日 著者:ジャレド・ダイアモンド,ノーム・チョムスキー,オリバー・サックス,マービン・ミンスキー,トム・レイトン,ジェームズ・ワトソン
プレゼンは話す順番が9割! なぜか説得できる人の「話し方」プレゼンは話す順番が9割! なぜか説得できる人の「話し方」感想
アナウンサー出身にも関わらず、プレゼンに必要なのはヴォイストレーニングじゃなくて内容構成・順番である、という掴みから入るのは「おっ?」と思わせるが、読み進めると「順番」の話はあまり出て来なくて「あれっ?」となる。「自分が喋りたいこと」じゃなくて「相手が聞きたいこと」を話す、は納得。
読了日:10月24日 著者:三橋泰介
日本人の知らないワンランク上のビジネス英語術 エール大学厳選30講日本人の知らないワンランク上のビジネス英語術 エール大学厳選30講感想
ビジネスメールの書き方から返信タイミング、挨拶や会話のコツ、発音の注意、果ては握手の仕方まで、英語での特にアメリカ人とのビジネスコミュニケーションの際に日本人が注意すべき事柄について解説。確かにcanは難しい。
読了日:10月24日 著者:ウィリアム・A・ヴァンス
40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。 新・ミドルエイジ論40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。 新・ミドルエイジ論感想
40歳を過ぎたサラリーマンに向けて書かれた本。先の見えている会社生活に命をかけるのは愚の骨頂。収入を維持してクビにならない程度に仕事をこなしつつ、趣味に生きよ、という実に成毛氏らしい内容。何のために働くのか、より、何のために生きるのか、の方が重要な問い、という意見には賛成。定年を迎えてから始める趣味にロクなことはない、三日坊主で良いので今のうちから色々なことに興味を持って始めてみるべし、あたりは納得。
読了日:10月20日 著者:成毛眞
カラマーゾフの兄弟―まんがで読破カラマーゾフの兄弟―まんがで読破感想
かなりややこしいドロドロなストーリーを相当端折って1時間くらいでザーッと読めるボリュームにまとめた感じ。農奴制が廃止されたとはいえ貴族と平民の間に大きな階層の隔たりがあった当時のロシアの社会事情など勉強になる。先にオチを見てしまった感はあるが、いつか小説版も味わってみたい。
読了日:10月20日 著者:ドストエフスキー,バラエティアートワークス
これから「働き方」はどうなるのかこれから「働き方」はどうなるのか感想
人材派遣パソナ代表の南部氏、小泉政権ブレインでパソナ会長も務める竹中氏、パソナが運営する仕事大学校の校長を務めた(る)鷲尾氏や島田氏による共著、なので、多様な価値観やライフスタイルの人たちにとっての働きやすさを実現する仕組みとして、「非正規」「派遣」という形態をポジティブに捉えており、「派遣は悪」という世論や政策に異論を唱えている。納得できる部分もあるのだが若干ポジショントークな印象が残ってしまうのは致し方ないところ。
読了日:10月20日 著者:.
人事と法の対話 -- 新たな融合を目指して人事と法の対話 -- 新たな融合を目指して感想
人材マネジメント専門家と労働法専門家による対談+大手企業の人事担当者や産業医をゲストに迎えての様々な課題に関する議論。採用から育成、評価、異動、退職、メンタルヘルスにワークライフバランス、労働紛争からグローバル人事まで幅広い。
読了日:10月20日 著者:守島基博,大内伸哉
昭和文学全集〈6〉昭和文学全集〈6〉感想
この全集が底本となっている青空文庫の堀辰雄「風立ちぬ」を読んだ。
読了日:10月19日 著者:室生犀星,堀辰雄,中野重治,佐多稲子
上司も知らない「仕事の仕方」上司も知らない「仕事の仕方」感想
一生懸命仕事してるつもりが実は「作業」をこなしてるだけになってないか。同じタスクでも、やらされ「作業」でなく、自分なりに考えてアウトプットを意識して「仕事」として取り組むべし。もちろんそれだけではなく、顧客価値を創出する会社目標とリンクする課題を設定することこそが「仕事人」のあるべき姿。目標設定の際は、プロセスからゴールまでをイメージして計画を立てること。
読了日:10月18日 著者:山崎裕司
図解MBA的発想人 課長力 養成講座 (PanRolling Library―仕事筋トレーニングNo.4)図解MBA的発想人 課長力 養成講座 (PanRolling Library―仕事筋トレーニングNo.4)感想
課長が遭遇しそうな場面をケーススタディとして、MBAホルダーならこうする、的な解決策が書かれている。常に、Why? So, what? と考えるくせをつけろ、ということらしい。
読了日:10月18日 著者:斎藤広達
「見せかけの勤勉」の正体「見せかけの勤勉」の正体感想
再読。「やる気を出せ」では逆効果。やる気を阻害する要因を取り除き、「やらされ感」ではなく「所有感」が持てる環境・仕組みを作れば、部下は自然とやる気を出す。主役(部下)を支援するのが脇役(上司)。「人を管理したい」という欲求に負けず、「仕事の目標と成果の管理」を心がける。「無責任」ではなく「片手間」で管理し、その分、自分自身もプレイヤーとしての仕事を持つべし。
読了日:10月18日 著者:太田肇
お父さんのための 子どもの心のコーチングお父さんのための 子どもの心のコーチング感想
子供に「将来の夢は?」と聞く前に、自分自身の夢を描く。子供は最悪でも親と同レベルには育つ。それ以上に頑張って欲しければ、親が今以上に頑張る姿を見せる。子供の指導は限界設定、部下の指導は限界突破、という対比も納得。
読了日:10月16日 著者:菅原裕子
注文の多い料理店 (新潮文庫)注文の多い料理店 (新潮文庫)感想
イーハトヴ童話集「注文の多い料理店」の表題作、「どんぐり〜」「狼森〜」「鹿踊り〜」を再読。「狼森〜」のラストの「時節柄〜」という一文が後を引く。
読了日:10月14日 著者:宮沢賢治
宮沢賢治全集〈8〉注文の多い料理店・オツベルと象・グスコーブドリの伝記ほか (ちくま文庫)宮沢賢治全集〈8〉注文の多い料理店・オツベルと象・グスコーブドリの伝記ほか (ちくま文庫)感想
本書を底本としている青空文庫版「注文の多い料理店」読んだ。肉にクリーム塗って酢をかけて塩をもみこんだらどんな西洋料理になるか、今度やってみよう。
読了日:10月13日 著者:宮沢賢治
「叱らない」しつけ (PHP文庫)「叱らない」しつけ (PHP文庫)感想
叱り続けると子供は愛情を実感できなくなる。叱らずにすむシステムを考えるべし。それでも直らない場合は、短所に目をつぶり長所を伸ばす方に意識を向けることも必要。子供の長い人生において、今この瞬間の欠点を克服することは必ずしも重大ではない…等々。わかっちゃいるけどつい忘れてしまいがちな親の心構えを思い出させてくれる。
読了日:10月10日 著者:親野智可等
方法序説 (岩波文庫)方法序説 (岩波文庫)感想
デカルトが自らに課した学問の方法の4つの規則、(1)明証的に真か、(2)分割せよ、(3)単純から複雑へ順序に従え、(4)完全性を確かめよ、は科学的思考の基本的な態度として覚えておきたい。有名な「我思う故に我あり」から導き出される神の存在証明や心身二元論など、現代の視点から疑問符がつく部分もあるが、自身の理性に誠実に一歩一歩学問を進め、世界論を構想するに至ったデカルトの自伝的論文は読み応えあった。
読了日:10月8日 著者:デカルト

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2013年10月05日

9月の読書メーターまとめ

ゼロです。何冊かつまみ食いはしてたけど読了まで至りませんでした。最近息切れ気味。

2013年9月の読書メーター
読んだ本の数:0冊
読んだページ数:0ページ
ナイス数:17ナイス


読書メーター

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2013年09月28日

8月の読書メーターまとめ

今更ながら先月の読書を振り返り。

8月ということもあり「この世界の片隅に」を読んだ。太平洋戦争時の広島を舞台に、戦時下の庶民の日々の生活が丁寧に描かれている。当初は苦しいながらも明るく楽しい生活の様子が語られるが、昭和20年になると空襲も多くなり、家族や知人に死者も出て、原爆も落ち、そして終戦を迎える。暴力で抑える正義はより大きな暴力に屈した。正義とは何だ?戦争で人が死ぬ。だが戦争がなくても人はいずれ死ぬ。死んだ者達は生き残った者達の記憶を器としてその中で生き続ける。そしてその器もいずれは別の幾つかの器の中に欠片として散っていく。そうして世界の片隅で幾つもの小さな欠片が記憶から記憶へと時を旅していく。

2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1307ページ
ナイス数:16ナイス

堕落論 (新潮文庫)堕落論 (新潮文庫)感想
戦後半年頃に書かれた随筆。人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要。そして日本も亦。
読了日:8月26日 著者:坂口安吾
この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)
読了日:8月20日 著者:こうの史代
この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)
読了日:8月20日 著者:こうの史代
この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)
読了日:8月20日 著者:こうの史代
雑学科学読本 身のまわりのモノの技術 (中経の文庫)雑学科学読本 身のまわりのモノの技術 (中経の文庫)感想
身の回りの様々なモノの技術を図を用いてささっと解説しまくってるんだが、ささっとし過ぎてて、何だかよくわからない時も。
読了日:8月19日 著者:涌井良幸,涌井貞美
利益を生み出す方程式 (経営者新書 61)利益を生み出す方程式 (経営者新書 61)感想
VEの歴史、効果、基本原理などの概要説明はふむふむなるほどねと楽しく読める。後半の実施手順の章では、要点は整理して書かれているのだが、これを元に実践できるかと言うとちょっと物足りず、新書ではページ不足な印象。研修受けてみようかな、と思わせる啓蒙書という位置づけか。
読了日:8月18日 著者:瀬口龍一
ストレスフリーで効率アップ! EVERNOTEを便利に使う48の技ストレスフリーで効率アップ! EVERNOTEを便利に使う48の技感想
ノートブックとタグの使い分けに迷ったら軽く目を通すと吉。
読了日:8月6日 著者:佐々木正悟,淺田義和

読書メーター

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2013年08月03日

7月の読書メーターまとめ

7月は10冊。前月比ちょっとダウン(14→10)。これくらいがいいペースなのかも。

科学関係を固めてみました。物理学から統計学まで。
■サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書)
■科学との正しい付き合い方 (DIS+COVERサイエンス)
■「中卒」でもわかる科学入門 "+-×÷"で科学のウソは見抜ける! (角川oneテーマ21)
■「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)

振り返ってみて気づいたのだけど、実は今月読んだ本は全部電子書籍でした。紙の本は一冊もなし。読書する時間が、通勤時(電車&徒歩)または夜寝る前(消灯後)、ということもあり、紙の本では読むのが困難なのですね。もう一つ、複数の本を同時に読み進めたりするので、紙の本を複数冊持ち歩くのは重くてかさばってイヤ、という事情もあります。

専門書や大判のムック本などは紙の本を買いますが、普段読みの本は電子書籍中心になってきました。

問題は、過去に電子書籍版が出てなくて紙の本で買って積ん読状態になってて、今は電子書籍版が出てる本を、電子書籍で買い直して読むか、せっかく買ったので紙の本を読むか。モッタイナイ気もするけど、買った紙の本を活用するか否かよりもその内容を早く読む方が大事だからねえ。

2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:1926ページ
ナイス数:33ナイス

金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?感想
刑務所の中で思いついたビジネスアイディアいろいろ、メルマガ読者とのQ&A、知人・恩師による堀江評、という内容。堀江氏が言ってることは当たり前だが他の堀江本と同じ。アイディアに価値はない。実行しないと意味がない。金はやりたいことをやるための手段。金を稼ぐのが目的じゃダメ。好きなこと、興味あること、人と違うことをやろう。常識や先入観に囚われず、合理的に考えよう。船曳建夫氏「これまでの40年より、これからの40年の方が絶対にいい。その時には堀江的な思考が生きてくる。」
読了日:7月25日 著者:堀江貴文
日本改造計画2013日本改造計画2013感想
茂木が司会で堀江と小沢が対談するイベントの記録。堀江が自由に自論を展開するのに対して小沢はかなり慎重に言葉を選んで自身の主張を繰り返している。正論を踏まえたプロセス重視の小沢と結果重視で手段を選ばない堀江の立場の違いが対照的。
読了日:7月23日 著者:シアター・テレビジョン
テレビが政治をダメにした (双葉新書)テレビが政治をダメにした (双葉新書)感想
視聴率至上主義のテレビ局による失言ゲームやスキャンダル報道が大臣の首から政権の命運までを左右するようになっている今のメディアと政治の関係を著者自らの体験を交えて告発する内容。民主党が体質的にメディア対策やステークホルダーとのコミュニケーションに弱かった点への反省も。ナベツネとの関わり(確執?)や東日本大震災後の文科副大臣としての活動(とメディアの対応)の章も興味深い。こういう人物が参院選で落選した事実が本書の主題の正しさの表れのように思える。
読了日:7月22日 著者:鈴木寛
「要領がいい」と言われる人の、仕事と勉強を両立させる時間術「要領がいい」と言われる人の、仕事と勉強を両立させる時間術感想
やる気ないのにテクニックや脳科学やライフハックに即効性を求めても効果なし。効率を意識し、時間をムダにせず、効果的な努力を継続せよ。モチベーション主導型トップダウン的方法論。
読了日:7月12日 著者:佐藤 孝幸
「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)感想
光の電磁波説、プランク定数、アインシュタインの光量子仮説、ボーアの原子模型を経て、シュレディンガー方程式、コペンハーゲン解釈、ハイゼンベルクの不確定性原理による量子論の確立、思考実験シュレディンガーの猫と多世界解釈という考え方、そして量子論の今、までを順を追って丁寧に解説している良書。わかるようでわからない、でも辻褄は合うし役に立つ、量子論にちょっと近づけた気がする。
読了日:7月11日 著者:
危機管理・事業継続ガイド危機管理・事業継続ガイド感想
危機対策としてクラウド化を勧めているのが特徴。
読了日:7月8日 著者:戸村智憲
学校の勉強だけではメシは食えない!―世界一の職人が教える「世渡り力」「仕事」「成功」の発想学校の勉強だけではメシは食えない!―世界一の職人が教える「世渡り力」「仕事」「成功」の発想感想
人間関係は信用が大事、他人と違うことをやれ、失敗を繰り返して成長しろ、などの考え方は普遍的な教訓として納得できるが、学校の勉強なんかできなくていい、とか、ハイテクの時代は終わり、とか、パソコンはバーチャルでダメ、とかはあくまで著者の経験と感性に基づく話なので、言葉の表面だけを間に受けるべきではない。落語で言葉の表現力を学べ、は個人的に共感。
読了日:7月8日 著者:岡野 雅行
「中卒」でもわかる科学入門  "+-×÷"で科学のウソは見抜ける!  (角川oneテーマ21)「中卒」でもわかる科学入門 "+-×÷"で科学のウソは見抜ける! (角川oneテーマ21)感想
数値と単位を踏まえた定量的な議論、エネルギー保存則やエントロピー増大則の理解、三段論法や背理法といった論理、そして何より四則演算が腑に落ちていることが大事。原発・エネルギー、宇宙プロジェクト、ベーシックインカム(科学は趣味にすべき)などにかなりページが割かれていたのは著者らしいけどタイトルからすると少々逸脱感もあり。
読了日:7月8日 著者:小飼 弾
サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書)サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書)感想
「統計学が最強の学問」の著者なので、書かれている「学問的な答え」の多くは「理論的に導き出された唯一無二の答え」というより「現時点で判明している統計的な答え(傾向)」。その点に留意して読めば、仕事や家庭、人生の成功・幸福を考える際の指針として有用。
読了日:7月7日 著者:西内 啓
科学との正しい付き合い方 (DIS+COVERサイエンス)科学との正しい付き合い方 (DIS+COVERサイエンス)感想
科学は勉強できる理系の人だけのものじゃなくて誰の身の回りにもある身近なものですよ、難しい数式や化学式がわからなくても好奇心と疑う心を持つだけで科学リテラシーは得られますよ、あたりはまあそれもそうかな、と。最後の最後の、科学技術を科学マニア・科学教の狂信者から普通の人の手に取り戻そう、的な話はちょっとムムム。科学リテラシー問題もメディアリテラシー問題と根っこは同じく論理思考力不足なんじゃなかろうかと思うので、科学との距離だけ縮めればリテラシー向上ってもんでもないような気がする。鶏卵論かもしれないが。
読了日:7月1日 著者:内田 麻理香

読書メーター

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2013年07月04日

6月の読書メーターまとめ

5月の3冊から一転、6月は14冊。途中で1週間ちょい海外出張なんかがありつつも、合間を見てiPodやらiPadやら図書館やらで読みまくりました。

特に面白かったのは「ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる」。長いこと会社で技術者やってると、いつの間にか理論軽視・現物重視・作ってナンボ・動かしてナンボな雰囲気に慣れちゃったりするけど、いや待て待て、理論大事でしょ!ソフト大事でしょ!システムとして考えなきゃでしょ!と再認識。

4532260361ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる (日経プレミアシリーズ)
木村 英紀
日本経済新聞出版社 2009-03

by G-Tools

この調子で7月も読むぜ!

2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:2432ページ
ナイス数:31ナイス

ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実ヤバい経営学―世界のビジネスで行われている不都合な真実感想
合理的なプロセスや数字を元に確実な経営戦略が得られることなどない、企業買収は殆ど失敗する、ISO9000やTQMやQCやシックス・シグマなど流行りの経営手法の多くは意味がない、今のビジネスが昔より速く変化しているわけではない、イノベーションを起こした会社は早く倒産する、など「王様は裸だ!」な研究結果が山ほど紹介されてて面白い。組織改変は、どう変えるかではなく、定期的に改変すること自体に意味がある、という指摘は納得。
読了日:6月30日 著者:フリーク ヴァーミューレン
刑法の楽しい読み方 (KAWADE夢文庫)刑法の楽しい読み方 (KAWADE夢文庫)感想
様々な事件・事例を挙げ、対応する刑法の条文に書かれている刑罰と実際に適用された判例を紹介した内容。刑罰の種類や警察・検察官・裁判官の役割の違いなどの解説も入っており、飽きさせない。現行犯逮捕は警察じゃなくても誰でもできる、とか、刑事裁判になったら99%有罪、とかは覚えておいた方が良いかも。
読了日:6月28日 著者:
UMLとRTミドルウェアによるモデルベースロボットシステム開発UMLとRTミドルウェアによるモデルベースロボットシステム開発感想
タイトル通り、移動ロボットを題材にUMLとOpenRTMを使った開発手法を紹介する内容だが、UMLの入門書として読んだ。情報システムを題材としたUML本より本書の方がロボット屋にはわかりやすい。
読了日:6月18日 著者:水川 真,大原 賢一,坂本 武志
システム工学概論 (1969年)システム工学概論 (1969年)感想
システム工学を、研究(スタディ)、設計(デザイン)、運用(オペレーション)の三段階に分け、各段階で用いられる主要な手法について紹介。今では廃れた手法も散見されるのでまあ参考程度に。1969年初版で道具としてのコンピュータ自体がまだ一般的でなかった時代ということもありコンピュータによる情報処理とは、という章があるのが面白い(けど別に読む必要なし)。
読了日:6月18日 著者:片方 善治
大幸運食堂大幸運食堂感想
川辺の街に住む様々な境遇の人の、人生いろいろ苦しいことも辛いこともあるけど投げださなければいつか良いこともあるさ、な短編集。鼻の奥がツンと来て視界がじわりと揺らぐ話ばかり。花丼食べたい。
読了日:6月17日 著者:明川 哲也
日本男児 (文春新書)日本男児 (文春新書)感想
「昔の良かったこと」と「今の悪いこと」を並べて昔を懐かしみ今を嘆く話が多い印象。物事の見方や分析・たとえは面白いけど、結論に「昔は良かった」臭が漂うと正直「眉をひそめ」てしまう。
読了日:6月16日 著者:赤瀬川 原平
大人の見識 (新潮新書)大人の見識 (新潮新書)感想
目次:日本人の見識、英国人の見識、東洋・西洋の叡智、海軍の伝統、天皇の見識、ノブレス・オブリージュ、三つのインターナショナリズム、孔子の見識/ギリシャの歴史家ポリュビオスの言葉の話が印象に残った。政治家や軍人は物事がどちらにも決まらない気持ち悪さに耐えねばならぬ。どちらかに決した気持ち良さが指導者に伝染すると国は滅亡の危機に瀕す。
読了日:6月16日 著者:阿川 弘之
ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる (日経プレミアシリーズ)ものつくり敗戦―「匠の呪縛」が日本を衰退させる (日経プレミアシリーズ)感想
理論より経験と勘、システムより要素技術、ソフトウェアよりハードウェア、すなわち、見えない「こと」より見える「もの」に執着してきた空気が日本を国際的な産業競争での敗北に向かわせている、太平洋戦争での兵器技術や情報活用での敗北と同じ道を歩もうとしている、という警告。主要国の中で数学のレベルが以前から最下位だった、という指摘に驚いた。
読了日:6月10日 著者:木村 英紀
憲法が教えてくれたこと―その女子高生の日々が輝きだした理由憲法が教えてくれたこと―その女子高生の日々が輝きだした理由感想
陸上部に入った女子高生が主人公。学校生活や部活動での問題や事件を題材に日本国憲法の関連条文を引いて解説する構成。前文で謳われる理念と憲法が保証する自由について再確認した。全ての問題に憲法が具体的な答えをくれるわけではない。憲法が示す考え方に則って我々自身が深く考えることが重要。
読了日:6月8日 著者:伊藤 真
パーク・ライフ (文春文庫)パーク・ライフ (文春文庫)感想
「パーク・ライフ」「flowers」2作品とも、ありそうでなさそうな日常を舞台にしつつ、人間同士の距離感、自分の拠り所と生き方の範囲というか境界線みたいなものがテーマ。目の前に見えている現実と思い出や幻想が混じり合う描写も共通。
読了日:6月7日 著者:吉田 修一
あの人はなぜ相手の気持ちがわからないのか―もしかしてアスペルガー症候群!? (PHP文庫)あの人はなぜ相手の気持ちがわからないのか―もしかしてアスペルガー症候群!? (PHP文庫)感想
統合失調症やパーソナリティ障害、PTSD等とは異なり自閉症と同系の先天的な症状である、知能や言語能力などは常人と変わらない、他人の気持ちを想像したり予定外の事態に反応するのが苦手、必ずしもみんなが天才的な能力を持つわけではない、周囲の理解と支援が大切。丁寧に書かれている良書。
読了日:6月6日 著者:加藤 進昌
新 図解人工知能入門新 図解人工知能入門感想
人工知能の歴史、関連分野の理論を浅く広く集めた入門書。エキスパートシステム、ファジィ、ニューラルネットワーク、人工知能記述言語、カオス、フラクタル、自然言語処理、音声認識・合成、グラフ探索、遺伝的アルゴリズムなどが取り上げられている。入門前に全体像を軽くつかむためにとりあえず読んどけ的な内容。
読了日:6月6日 著者:戸内 順一
統計学が最強の学問である統計学が最強の学問である感想
最強かどうかはさておき強力な手法なのは間違いない。近年計算機の処理能力が飛躍的に高まったことが理論の実用化への道を開いた。「ビッグデータ」「**マイニング」といったバズワードに踊らされて「ふーん…」なグラフに時間と金を浪費しないように統計学の入門書として本書を読んでおくと吉。自分で使いこなすには更に専門書に拠って勉強すべし。
読了日:6月3日 著者:西内 啓
ココロの教科書 「大人のオマジナイ」で人生が変わる!ココロの教科書 「大人のオマジナイ」で人生が変わる!感想
ココロの持ち方を変えよう、オマジナイで、という本。軽いノリで小ネタ混じりに書かれてるので楽しく読める。嫌な奴はロケットで打ち上げろ、嫌なイメージは箱に詰めてダイナマイトで爆破、というものや、「相手にどう思われるか」でなく「私は相手をどう思うか」のように自分視点に変えるアドバイスなど。オマジナイ化することで記憶に残りやすくしてる点が新しい。
読了日:6月2日 著者:ひすい こたろう,スズキ ケンジ

読書メーター

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2013年06月01日

5月の読書メーターまとめ

5月の実績は3冊でした。残念。

約5週のうち、1週は連休、1週は海外出張、1週は国内出張、だったせいでうまく時間をコントロールできなかった、ってところか。

ちなみに、3冊のうち2冊は図書館。1冊はKinoppyでした。
http://k-kinoppy.jp/

同じタイトルでもKindleの方が微妙に安かったりするんだけど、iPod touchやiPadから使う場合には、購入と読むのが同じアプリに一体化されてる点で、Kinoppyの方が使いやすい。

iPadにはAmazonショーケースという専用アプリがあるんだけど、Kindleコンテンツはカタログ閲覧しかできなくて、購入するにはSafari等でAmazonのページを開いてKindle版を購入する必要あり。で、読むには、今度はKindleアプリ開いて…、と面倒。

だったらKindle専用デバイス買いなさい、というプレッシャーなのかもしれないけどね。

2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:640ページ
ナイス数:21ナイス

サイケ (集英社文庫)サイケ (集英社文庫)感想
自分とはちょっと世代違うけど少しわかる部分もあり、でもやはり一つ昔の話な印象。周防くん面白いけど怖いわ。
読了日:5月28日 著者:姫野 カオルコ
このムダな努力をやめなさい: 「偽善者」になるな、「偽悪者」になれこのムダな努力をやめなさい: 「偽善者」になるな、「偽悪者」になれ感想
ついこないだまで偽悪者で生きてきたつもりがいつの間にか偽善者になりつつあるような気が。もっと大人げない大人にならなきゃ!とはいえ、実力もないのに書かれてることを表面的に真似るだけじゃダメだわね。
読了日:5月28日 著者:成毛 眞
人生のプロジェクト (Sanctuary books)人生のプロジェクト (Sanctuary books)感想
内容は他の自己啓発書の類と大差ないけど、写真や言葉の使い方が非常にうまいので、他の、例えば、著者の経験をクドクド説明したり、外国の研究者の実験結果を引用したり、社会や宗教に拠り所を求めたり、といったスタイルの本よりも、自然にスッと入りこんでくる。
読了日:5月26日 著者:山崎 拓巳

読書メーター

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2013年05月06日

4月の読書メーターまとめ

4月は8冊。タイトルをザーッと見返すと、「仕事に悩んでるな、コイツ」な感じの本が多い気がしますね。

もう一歩引いて、仕事だけじゃなく人生全般について悩むお年頃の人(特に男性)に読んでもらいたいのがfinalvent氏の「考える生き方」。大企業の経営者や成功した起業家ではない著者が、学生時代から現在(50代)までの仕事や家族や病気のことなどを、淡々と冷静に、しかし浅からぬ洞察を持って語った本。読めばきっとどこかに「あー、これはオレにも似た経験あるわー」というくだりを発見するはず。その時に著者はどう考えたか?振り返って読者の自分はどう考えてたか?と比べながら読むと味わい深い。

2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1032ページ
ナイス数:23ナイス

考える生き方考える生き方感想
アルファブロガーfinalvent氏の自伝的エッセイ。自らを「成功者ではない」「人生の敗者」と位置づけて語られる、学生時代のこと、社会に出たこと、家族のこと、そして病気や老いのこと。それぞれの場面や悩みは普通の人々と共通する部分も多いが、それらに対する「考え方」の切り口と深さはICUで学んだリベラルアーツ(人文科学、社会科学、自然科学)と生来の勉強好きな気質によるものか。
読了日:4月17日 著者:finalvent
科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)感想
自分で科学的に考えることを放棄した「結論だけ教えて。安全なの?危険なの?」的な態度は(それを選択する自由は勿論あるが)損ですよ、危険ですよ、ていうか、そういう人ばかりになると社会全体として不利益ですよ、だから啓蒙します、という本。初等教育過程で数学(算数)を苦手だと思わせないようにする、ってのは確かにかなり重要だと思う。
読了日:4月14日 著者:森博嗣
名ばかり管理職 (生活人新書)名ばかり管理職 (生活人新書)感想
一時期たくさんの裁判が起こった「店長」は管理職か?問題の当事者、労働条件を見直した企業、誇りを持って管理職として働いていたのに労働基準監督署から「名ばかり」と指摘されて管理職を外されたことに不満を持つ元・管理職など、多面的な取材結果のまとめ。「名ばかり管理職」って言葉、クロ現が名付け親だったのか。
読了日:4月14日 著者:NHK「名ばかり管理職」取材班
急ぎの仕事は忙しいヤツに頼め―ソニー元副社長・大曽根幸三の成功金言53 (角川SSC新書)急ぎの仕事は忙しいヤツに頼め―ソニー元副社長・大曽根幸三の成功金言53 (角川SSC新書)感想
上司がファジーだと部下はビジーになる=リスクを伴わない決断は、単なる選択でしかない。(中略)決断力がないと、本来やる必要もないよけいな仕事をさせられ、無意味に忙しくなる。…気をつけます。言い訳用語集はウチにも欲しい(^^)
読了日:4月13日 著者:石田 修大
マイクロソフトで学んだこと、マイクロソフトだからできること。マイクロソフトで学んだこと、マイクロソフトだからできること。感想
マイクロソフト幹部の仕事っぷりの凄さ、常に危機感を持って問題を拾い上げ議論して解決を目指す文化、あらゆることを「科学的に」数字で評価・判定する仕組み、社員間のコミュニケーションの重要性に対する意識の高さ、360度評価システムの厳しさなど、刺激的な話が満載。
読了日:4月13日 著者:樋口 泰行
笑える子ども。 (エンジン01選書)笑える子ども。 (エンジン01選書)感想
いじめも非行も体罰も自殺も昔に比べてみたら実は子どもを取り巻く状況は決して悪くなってはいないのに、メディアの取り上げ方のせいもあり、教育環境がどんどん悪くなっているような印象を持ってしまっている。あまり環境をクリーンにし過ぎず、ある程度失敗して、理不尽な経験もしてから大人にならないと、却って弱い子ども→大人になってしまう危険性がある。母親や教師にばかり責任を押し付けず、地域社会が多様な形で子どもと関わっていくべし、とな。
読了日:4月10日 著者:陰山 英男,川勝 平太,小山 泰生,藤原 和博,米澤 明憲
バブル上司でもすぐできる 「スマホ新人」を活かす9つの鍵と12の技 (impress QuickBooks)バブル上司でもすぐできる 「スマホ新人」を活かす9つの鍵と12の技 (impress QuickBooks)感想
「で、お前は何がしたいんだ?」「それは何のため?」の呪文を手に入れた!
読了日:4月8日 著者:前川孝雄
「忙しい」が口ぐせのあなたにワーキングマザーが教える自分の時間が増える36の時間管理術 (impress QuickBooks)「忙しい」が口ぐせのあなたにワーキングマザーが教える自分の時間が増える36の時間管理術 (impress QuickBooks)感想
ToDoに追われる日々を脱し、毎日その日のタスクを消化して日々を終えるためには、個々のタスクの所要時間を見積もってスケジュール化すること。「ワーキングマザーが教える」だけど、イクメンにも参考になる技多し。「寝かしつけ」じゃなくて子供と一緒に早寝して、朝4時に早起きして自分の時間を確保、とか。後半はスマホアプリ・ネットサービス活用話が多い。全体的にもう少し掘り下げて欲しい感あり。
読了日:4月2日 著者:保科浩子

読書メーター

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2013年04月09日

3月の読書メーターまとめ

3月は3冊。ちょびちょび読んでた「刑務所なう」ですが、結局堀江氏が仮出所した後にやっと読み終えたわけで、遅いわ!

2013年3月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:768ページ
ナイス数:23ナイス

刑務所なう。刑務所なう。感想
2011年6月に収監されてからその年の大晦日までの記録。体重が95から72kgまで減って健康になったかと思いきや、結石や痔になったり大変な面も。厳しい「懲役」にめげそうになりながらも、スタッフの協力を得て塀の外の情報を集め、精力的に「仕事」を続けるあたりはサスガ。面会に訪れたり差し入れを送ってくれる人々、情報や物資を供給し著者の言葉をシャバに発信するスタッフなど、多くの人に支援されていることがわかる。それだけ彼が魅力的な人物だということだろう。
読了日:3月30日 著者:堀江 貴文
勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略 (講談社現代新書)勝つための経営 グローバル時代の日本企業生き残り戦略 (講談社現代新書)感想
従来の日本企業(製造業)は「ものづくり」の「つくり」に力を入れて勝ってきたが、今やAppleやサムスンなどに代表される「もの」に力を入れる企業に負けている。新興国に代表される市場に向けて、どんな「もの」を作れば顧客に受け入れられるか、その戦略の不足が最大の問題。社会風潮や税制、産業政策、金融政策など、企業外の要因もあるが、それを言い訳にせず、企業内の技術を生かし、組織改革・人材育成を図るべし、という趣旨。経営者ならぬ読者は、独立した個として起業家マインドで組織を内部から動かせ、かな。
読了日:3月30日 著者:畑村 洋太郎,吉川 良三
ノマドと社畜 〜ポスト3.11の働き方を真剣に考えるノマドと社畜 〜ポスト3.11の働き方を真剣に考える感想
「脱社畜」「ノマド」なキーワードが流行ってるけど、要は「脱サラ」「フリーランス」。今も昔もフリーランスは実力勝負・成果主義の格差社会。ネット環境があれば誰でも食っていけるほど甘い世界では決してない。評論家やセミナー屋に乗せられず、真剣に考えろ、本気でノマド目指すなら自営業に必要な基本スキルと英語勉強しろ、というアドバイス本。会社員が「ノマド的」に働くのはアリ、ですって。
読了日:3月1日 著者:谷本真由美(@May_Roma)

読書メーター

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2013年03月03日

2月の読書メーターまとめ

2月後半は「脳」関係を攻めてみました。

衝撃的だったのは、「のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!」で、このタイトルを覚えておくだけでも価値がある一冊。

あと、「脳は直感している」もなかなか面白くて、もっと自分の直感を信じよう、磨いていこう、という気になりました。

2013年2月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2328ページ
ナイス数:13ナイス

のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!感想
「加齢によって記憶力は衰えない。そう感じるのは気のせい」ってのを忘れないこと。長期記憶の定着には、反復が必要。入力だけでなく出力を繰り返すと「覚え方・記憶のヒント」を覚えるので定着しやすい。海馬からθ波が出てる時は覚えやすい。θ波は、移動中(徒歩、乗り物)に出やすい。あとは好奇心を持つこと。人生がマンネリ化してないか?
読了日:2月27日 著者:上大岡 トメ,池谷 裕二
のうだま―やる気の秘密のうだま―やる気の秘密感想
「馴化=マンネリ」とうまく付き合っていこう、という本。マンネリ化を防ぎ、何かを継続するためには、淡蒼球(=のうだま)を刺激すること。そのきっかけはBERIの4つ。Body, Experience,Reward, Ideomotor. 「べり」と覚えよう(とは書いてなかったけど)。
読了日:2月23日 著者:上大岡 トメ,池谷 裕二
同じテーブルの10人の名前、簡単に覚えられます。―「記憶力」が面白いほどつく本同じテーブルの10人の名前、簡単に覚えられます。―「記憶力」が面白いほどつく本感想
記憶を定着させるには、五感で感じる、関連づける、復習する、頭の中で繰り返す、あと幾つかあったけど忘れた(笑)。口に出して言う、メモを書く、を習慣づけることも有効。新聞を読んでも情報として覚えてないのは、深く考えてないから。う、それはあるかも。暗算や料理も記憶力強化に良いそうです。スーパーやコンビニ行った時に、合計金額を計算しながら買い物すると良いかもね。
読了日:2月22日 著者:B. フィールディング
4次元以上の空間が見える4次元以上の空間が見える感想
半分ちょっと読んだところで難しくて挫折したけど、4次元は見えるようになった気がする。高次元空間が見えるようになるコツは切り口なのね。
読了日:2月17日 著者:小笠 英志
脳は直感している (祥伝社新書)脳は直感している (祥伝社新書)感想
「直感」は「本能」とは異なり、知覚と経験を通して得られた「脳」の判断力のようなもの。自分の「意識」で考えて判断するより先に「脳」は判断している。「直感」は正しいと信じてその内なる声に従うことで、その「直感」の精度は向上していく。昔に比べ、普段の生活において命の危険が減った現代においては、知覚に頼む(しかない)場面は減ってきた。「直感力」を鍛えるには、知覚し、直感を信じ(むやみに説明を求めず)、迷わず行動すること。対戦型のスポーツも効果的、ってのは面白い。
読了日:2月16日 著者:佐々木 正悟
空家の冒険空家の冒険感想
ホームズ実は生きてました、の巻。「最期の事件」での「ホームズは遺書を残してモリアーティ教授と対決して死んだと思われる」結末を、「著者」であるワトソンの観察力不足を口実にひっくり返しちゃうとこはズルいというか巧いというか。
読了日:2月10日 著者:Arthur Conan Doyle
マキャベリー的知性 危機の時代を生き抜く社会的知性の磨き方 (アスキー新書 145)マキャベリー的知性 危機の時代を生き抜く社会的知性の磨き方 (アスキー新書 145)感想
社会的知性について述べた本で、その中核がマキャベリー的知性、とのことだが、君主論からの引用に基づく記述が少なく、タイトルと内容がずれている印象。
読了日:2月10日 著者:岡田 尊司
世界で勝負する仕事術 最先端ITに挑むエンジニアの激走記 (幻冬舎新書)世界で勝負する仕事術 最先端ITに挑むエンジニアの激走記 (幻冬舎新書)感想
東芝でフラッシュメモリ研究、スタンフォードでMBA取得、再びフラッシュメモリプロジェクトリーダーを経験、その後東大に移って研究を続ける著者の経験を通して、「世界で戦うエンジニアに必要なこと」が語られる。曰く「考える前に動く」「結果を(記録に)残す」「シンプルに」「極める」「変化に適応する」等々。大企業は資金力があるがリスクを取れず動きも鈍い、ベンチャー・大学はその逆。なので「大学は企業以上にリスクを取らないと存在意義がない」「10〜100倍の性能を出す必要あり」
読了日:2月9日 著者:竹内 健
「3人で5人分」の仕事を無理なくまわす! ― 「欠員補充ゼロ」の職場術「3人で5人分」の仕事を無理なくまわす! ― 「欠員補充ゼロ」の職場術感想
再読。「仕事が多くて人手が足りない」のに「今の仕事は自分しかできない」と主張することの論理矛盾、のくだりが面白い。全体効率を上げるには、短期的には「(不要不急な)仕事を捨てる」、中期的には「部下を育てる」、かな。
読了日:2月6日 著者:小室 淑恵
「もっと時間があったら……」と感じはじめたら読む本 〜同じ時間で人よりパフォーマンスを上げる35のテクニック (impress QuickBooks)「もっと時間があったら……」と感じはじめたら読む本 〜同じ時間で人よりパフォーマンスを上げる35のテクニック (impress QuickBooks)感想
Eliminate, Combine, Replace, Simplify, の順でそれぞれの仕事を見直そう、という提案はもっとも。不要な仕事を効率化するのはムダ。「仕事に追われる今日」を変えるには、「明日の準備をする」こと。「他人時間」を減らして「自分時間」を確保しないと前には進めない。
読了日:2月6日 著者:西村克己
最速で結果を出す人の「戦略的」時間術 (PHPビジネス新書)最速で結果を出す人の「戦略的」時間術 (PHPビジネス新書)感想
転社10回以上、うち半分は外資系、短期間で結果を出したこともあれば追われるように退社したこともある、というMBAホルダのコンサルタントによる仕事術。当たり前だが、当たり前のこと(だけど多くの人ができてないこと)が書いてあるので、目新しくはないが、当たり前のことリマインダとしては有用。
読了日:2月6日 著者:理央 周
〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略感想
曰く、「最高を目指す競争」は利益を生まない悪循環であり、そこに陥らないためにこそ「戦略」を考えるべき。競争優位性は単に技術や価格などの単要素で語られるものではなく、他社とは異なる市場の設定、その市場から最大の利益を得るための体制と活動によって決まる、と。
読了日:2月3日 著者:ジョアン・マグレッタ

読書メーター

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2013年02月03日

1月の読書メーターまとめ

1月はゼロでした。以上。

…じゃあんまりなので、もう少しちゃんと書くと、実はこれ1冊だけ読みました。
(もう一回読み直そう、と思って、読書メーター上で「読了」にしてなかった)

曰く、「最高を目指す競争」は利益を生まない悪循環であり、そこに陥らないためにこそ「戦略」を考えるべき。競争優位性は単に技術や価格などの単要素で語られるものではなく、他社とは異なる市場の設定、その市場から最大の利益を得るための体制と活動によって決まる、と。

「最高を目指す競争」は、実は何も考えなくても良いので目標設定自体は簡単(あらゆるスペックで他社を凌駕!かつ価格は他社より安く!…みたいな)だけど、それをやってたら利益が出なくなって競争の参加者はみんな滅びますよ、という教えが繰り返し出てきます。

といって、他社より先に「ブルーオーシャン」な市場を探せば良いのかと言うと、それだけでは容易に他社に模倣され、結局またそこで「最高を目指す競争」が始まるのは必至。有望市場を見つけ、一つや二つの差別化要素だけで戦っても、他社の模倣を免れるのは困難。

真の差別化とは、いかに自社内外のバリューチェーンをその市場に最適化していくか、だが、それは一朝一夕でできるものではないし、永久不変のゴールがあるわけでもない。したがって、そこに必要なのは根底となる「戦略」である。

もちろん、どんな「戦略」が良いのかは、自分で考えるんですよー。

2013年1月の読書メーター
読んだ本の数:0冊
読んだページ数:0ページ
ナイス数:16ナイス


読書メーター

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2013年01月06日

12月の読書メーターまとめ

12月の読書数は4冊と少なく、テーマもソフトウェアエンジニアリング・アーキテクト、理系エンジニア、と似た分野を固め読みしました。

ワタシ自身は純粋にプログラマってワケではないけれど、機械(ハードウェア)をロジック(ソフトウェア)で動かすエンジニアではあるので、ハードもソフトもそれなりにわかってなくちゃいけなくて、かつ、チームでシステムを作っていくという点においてソフトウェアエンジニア・システムアーキテクトと通じる部分も多いなあ、と思った次第。

今年も引き続き勉強せねば、と肝に銘じて今年の初エントリは終了。
あけまおめで。ことしよろし。

2012年12月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:913ページ
ナイス数:20ナイス

ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの授業2 増補改訂版ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの授業2 増補改訂版感想
授業1の概論を受け、本巻ではより具体的にソフトウェア開発におけるレビューやテスト方法について述べられている。工期1年間のソフトウェア開発プロジェクトで、実際にコーディングしてるのは1〜2ヶ月程度、ってのはちょっと驚き。テスト→バグ発見→修正→テスト→バグ発見、が延々と終わらなくてず〜っとコーディングしてるイメージがあったけど。
読了日:12月16日 著者:鶴保 征城,駒谷 昇一
ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの授業1 増補改訂版ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの授業1 増補改訂版感想
「授業」というタイトル通り、ソフトウェアエンジニアリングとは?から始まり、開発プロセス、分析・設計手法、プロジェクトマネジメントまでを概論的にカバーしており、読みやすい。最終章のソフトウェア産業の課題として紹介されている多重下請け構造は生産性とコスト面で問題。インドや中国のIT人材(大学卒業人数)が日本の10〜20倍もいる、という話は国の人口比を考えれば「さもありなん」だが、驚異なのは間違いない。人材育成と構造改革の両方が必要。
読了日:12月16日 著者:鶴保 征城,駒谷 昇一
プログラマの「本懐」 ~アーキテクトという選択プログラマの「本懐」 ~アーキテクトという選択感想
与えられた仕様に従ってコードを開発する「プログラマ」から一回り枠を広げ、要件定義の技術面からの支援、システムのアーキテクチャ・フレームワーク設計を行う「主任設計者」「アーキテクト」へのキャリアアップのススメ。システムのモジュール・レイヤ構成やインタフェース設計だけでなく、チームメンバのコードレビューからテスト実施方法までプロデュースする、スーパーエンジニア像が描かれている。顧客や営業担当者、上層部やチームメンバの間の調整が肝。技術があり、更に人間力が必要。なかなかハードル高い。
読了日:12月10日 著者:山本啓二
理系思考 エンジニアだからできること理系思考 エンジニアだからできること感想
元エンジニアで今コンサルタントの著者が、売れる価値を創造するのは技術者、分野の殻に閉じこもらず視野を拡げよう、理系思考は経営戦略にも有効、理系センスを活かせば転職・起業の選択肢もある、エンジニアって素晴らしい!と応援。実際は今の日本のエンジニアの問題点を指摘しまくってるワケだが、裏を返せばこんなに可能性が!という語り口なのでスッと入ってくる。同じ手法で「文系思考」を書いても面白そう。
読了日:12月4日 著者:大滝 令嗣

読書メーター

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2012年12月01日

11月の読書メーターまとめ

先月に引き続き「上司・部下」本も読みましたが、いい加減飽きたので、月末は「カラダ」「筋トレ」本を読んでみました。

結果、自宅筋トレ始めました。本読んだら即実行、ですよね。

2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:1725ページ
ナイス数:14ナイス

読む筋トレ (扶桑社新書)読む筋トレ (扶桑社新書)感想
タイトル勝ち。食事を制限し、長時間の有酸素運動で体重を減らすダイエットより、筋トレで筋肉をつけ、基礎代謝を上げることで脂肪を燃やした方が効率的。脂肪を減らそう、体重を落とそう、という引き算思考ではなく、筋肉をつけ、自分の理想のカラダを作っていこう、という足し算思考のボディデザインのススメ。と言っても、ジムで大掛かりな器具を使わったりトレーナーをつけたりプロテインを飲んだりしなくても、自宅での短時間の筋トレを継続することで充分な効果がある。本格的に始めたいなら著者が提供するプログラムを利用してね、という宣伝
読了日:11月30日 著者:森 俊憲
疲れないカラダの作り方疲れないカラダの作り方感想
関節(ジョイント)に良いストレッチ=ジョイレッチのススメ。目や肩、腰の疲れから風邪引き、メタボまで、現代日本人が抱えるカラダの疲れをジョイレッチで(だけじゃなく生活改善ももちろん必要だけど)解消、という内容。特に変わったストレッチというワケではないが、関節・骨格を意識してストレッチしましょうということかな。最終章のアロマ療法にやたら力が入ってた。
読了日:11月27日 著者:サニー久永
イルカをボコる5つの理由イルカをボコる5つの理由感想
アメリカンなネタ満載のコミック(?)。シンプソンズをもっとブラックかつグロくしたようなのとか、新聞の風刺漫画っぽいのとか。アメリカ人らしいね〜とは思うけど、面白さに関しては時々クスッと来る程度。和訳は日本の今時の表現を大胆に使ってて(ワロスwとか)頑張ってると思うが。
読了日:11月26日 著者:Matthew Inman
CANDY (祥伝社文庫)CANDY (祥伝社文庫)感想
SFかどうかはさておき、全編ダジャレで構成された空想(妄想)ストーリー。この際、深い意味は考えず、ネタが散りばめられたスピード感を楽しめばイイ。
読了日:11月24日 著者:鯨 統一郎
こんなSEはいらない!こんなSEはいらない!感想
顧客の言いなりになったり、自分の得意技術だけに固執したり、テストを軽視したり、チーム協調を怠ったり、部下の負荷を考えなかったり、裁量範囲を超えて独断専行したり、実装の都合優先で顧客要求を捻じ曲げたり…
読了日:11月23日 著者:岩井 孝夫
なぜすれ違う?SEとコンサルタント~プロジェクトを成功させる協調仕事術なぜすれ違う?SEとコンサルタント~プロジェクトを成功させる協調仕事術感想
図書館でザッと目を通した。コンサルタントの成果物のチェックと開発への活かし方は大事だけどなかなか難しい。開発現場サイドが「コンサルが言うことはさておき、実際にはこうだよな」という態度でシステム要件を微妙に「調整」し始めるのは危険な兆候。やはりコミュニケーションが肝心か。
読了日:11月23日 著者:高沖 創一,渡邉 祐一,佐藤 雄祐,桑原 慎
困った部下を戦力化する45の即効スキル困った部下を戦力化する45の即効スキル感想
部下のタイプ別・困り方により分類した対処法45、という印象。体系的に網羅されてる感が足りないので、後半ツライ。「重要な決定事項は複数の代替案を検討する」「言い出しっぺを責任者にしない」など幾つかメモメモ。
読了日:11月20日 著者:西村克己
仕事をためこまない人になる5つの習慣仕事をためこまない人になる5つの習慣感想
「仕事術」や「整理法」のテクニックを表面的に取り入れるのではなく、その仕組みの本質(メンタルモデル)を理解せよ、という視点を提供する内容。実例として著者の「整理法」も紹介されているが、カタチを真似ても自分のものにはならない。メモは「過去の自分」と「未来の自分」とのコミュニケーション手段、の話は言い得て妙。なので、字はキレイに書きましょう。
読了日:11月13日 著者:佐々木 正悟
ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門感想
ラテラルシンキング(水平思考)のススメ。即ち、良い意味で「ずるい」考え方で問題解決してみよう、という内容。方法論としては、本質(目的)を見極める、異質なものを組み合わせる、固定観念・常識を疑う、とそれら自体は普段から意識してなくもないけど、実際どれもなかなか難しい。あと、ラテラルに発想したら、ロジカルに検証・実行する、ってのも大事。
読了日:11月13日 著者:木村 尚義
頑固な羊の動かし方―1人でも部下を持ったら読む本頑固な羊の動かし方―1人でも部下を持ったら読む本感想
リーダーとして部下を動かす方法は羊飼いに学べ、というコンセプト。ホンモノの羊飼いがこれと同じことをしてるかは知らないが、部下を羊に喩える、という考え方が面白い。相手を人間だと思うと、言えばわかる筈、言わなくてもわかる筈、組織方針や上司には従って当然、と無意識に思い込んでしまうが、実際には口で言っても意図は伝わらず、人はなかなか動かない、のは山本五十六の言葉にもあるとおり。ならば相手を人ではなく羊と思ってみたらどうだろう?言葉は通じないし、ちょっとやそっとでは動いてはくれない。そこで登場するのが羊飼いの知恵
読了日:11月12日 著者:ケヴィン レーマン,ウィリアム ペンタック

読書メーター

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2012年11月05日

10月の読書メーターまとめ

10月は3冊しか読めなくて、全部「上司と部下」本。自身の置かれた状況をストレートに反映し過ぎのチョイス。もっと余裕持てよ!

11月はジャンルの幅を広げたい。そういえば最近小説読んでないし。

2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:664ページ
ナイス数:17ナイス

マネジャーになってしまったら読む本―リーダーシップに自信が持てる7つの方法マネジャーになってしまったら読む本―リーダーシップに自信が持てる7つの方法感想
マネジャーは凄いリーダーじゃないといけない!自分にはムリ!と思っちゃう新任マネジャーに、いやリーダーシップって歴史上の偉人やカリスマ経営者みたいになることではないよ、無敵のスーパーマンになろうとしなくてもいいよ、と救いの手を差し伸べる一冊。リーダーシップやマネジメントのスキルは手段としては有効だけど、その前に肝心なのは自分の軸(志とか価値観とかビジョンとか)を持つこと。
読了日:10月28日 著者:永禮 弘之
いつも仕事に追われている上司のための 部下を動かす教え方いつも仕事に追われている上司のための 部下を動かす教え方感想
「いつも仕事に追われている上司のための 部下を動かす」についてはあんまり書かれていない。部下への「教え方」について、心構え、基本的な手法、部下のタイプ別の対処法、グループレクチャーのコツなどが書かれている。教える際は「ギブ・アンド・ギブ」のつもりで、「テイク」を求めない、とか、ポイントは3つまで、わかるまで繰り返す、とか、良いところを見つけ、ほめて伸ばす、とか。子供への向き合い方と一緒だな。
読了日:10月23日 著者:松尾 昭仁
明日から部下にイライラしなくなる本 「上司の仕事」を自信をもって続けていくために明日から部下にイライラしなくなる本 「上司の仕事」を自信をもって続けていくために感想
つい他の部下や同僚と比較してしまいがちだが、本人の過去と比較して成長を認める、という視点は重要だと感じた。自分自身が「イライラする部下」になってる時に、上司の立場で客観視するのにも役立つかも。
読了日:10月22日 著者:高橋克徳

読書メーター

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2012年10月29日

9月の読書メーターまとめ

10月が終わらないうちに9月分の読書メーターまとめを書いとこうと思って、まとめページを開いてみたら、なんと1冊でした。

9月に読んだのは「自分がいなくてもまわるチームをつくろう!」という本ですが、よく考えると、自分がいてもチームまわってないかも!という問題に気づきました。

というわけで、ひきつづき10月はマネジャー・リーダー本の類を読み漁りまくります。

2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:192ページ
ナイス数:16ナイス

自分がいなくてもまわるチームをつくろう! (アスカビジネス)自分がいなくてもまわるチームをつくろう! (アスカビジネス)感想
MBA:Management by Absence(不在のマネジメント)がテーマ。リーダーには考える時間が必要。ルーチンワークを減らし、新たなアイデアを得るために外に出る。そこでMBAが重要になる。「任せる」と「放任」は違う。「ゴールを管理する。成果を(顧客の立場で)評価する。メンバとのコミュニケーションのため、会議だけでなく、ちょっとした時間の会話や情報共有ツールを活用する。
読了日:9月17日 著者:山口 正人,豊田 圭一

読書メーター

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2012年09月16日

8月の読書メーターまとめ

7月の読書メーターまとめをアップするのを忘れてて、気がついたらもう9月。
というわけで、8月の読書メーターまとめ。

仕事系のをたくさん読みましたね。仕事術、整理術、「仕事・会社がイヤになったら」、部下・上司、等々。

このへんの本は、日々の悩みに少しでもヒントになる気づきが得られれば、というくらいの気持ちでザーッと読んでます。

本によって書いてあること違ってたりするけど、それは現実の多様性の裏返しであって、ある著者の一つの見解が絶対的な正解なんてありえないと思うわけで、結局は色んな考え方や事例を知識として受け取っておき、どの知識が今の状況に使えるかを自分で考えるしかない、と思ってます。

その手の本とはちょっと毛色が違ってて、かつ刺激的だったのが下の二冊。

特に「親」をやってる人は読んでみると良いと思います。
著者の主張に全て賛同する必要はないけど、今の社会での今の自分の生き方、そして子供たちの生き方を真剣に考えるきっかけをくれる、という意味ではどちらも良書です。

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8月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:4594ページ
ナイス数:24ナイス

「できる人」で終わる人、「伸ばす人」に変わる人「できる人」で終わる人、「伸ばす人」に変わる人
前作、なぜ「できる人」は「できる人」を育てられないのか?を読んで、「できない人」への認識を改めてから読んだ方が良い。本書では、「できない人」を伸ばすための考え方・コミュニケーション技法が、これでもか、と出てきて、途中でお腹いっぱいになった。一つのポイントは、目標や進め方を押しつけるのでなく、相手の中から引き出すこと。他にもいっぱい書いてあったが、それはまた再読してから。
読了日:08月25日 著者:吉田 典生
なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?
「できる人」には、「できない人」がなぜ「できない」のか理解できないため、「できる人」に育てることができない。目標や意欲、知識や常識など、「できる人」には当たり前のことが「できない人」にはそうではない。ふむ、「バカの壁」みたいなものか。しかし、「できる人」から見た「できない人」も、実際は「現時点ではできてない人」であって、本来は「できる人」である。その可能性を信じ、まず相手を受け入れることから始めよう。
読了日:08月25日 著者:吉田 典生
よい上司ほど部下をダメにするよい上司ほど部下をダメにする
原題は"A Set-up-to-fail Syndrome"で、上司が「できない部下」とみなしてしまうことにより、実際に「できない部下」になってしまう、自己成就問題を扱った内容。「よい上司」は「できる部下」には委任するが「できない部下」は「できる」ようにするために指導する。それが「できない部下」には「信用されてない」「監視されてる」と受け止められ、意欲下がり「できない」まま、の悪循環に。対策は「腹を割って話すこと」だって。
読了日:08月23日 著者:ジャン=フランソワ マンゾーニ,ジャン=ルイ バルスー
決断する力 (PHPビジネス新書)決断する力 (PHPビジネス新書)
東日本大震災での東京都の対応の話を例に、問題に取り組む際に持つべき「決断する力」を猪瀬直樹が語る。いざという時には、即断即決・走りながら考える必要があるが、普段からあらゆる事態を想定しておくことも大切。そしてリスクをとって攻めに出るのも必要。「縦割り組織は『昨日のルール』で出来ている」「新しい問題は縦割りのはざまで生じ、そこから新製品・新市場が生まれる」は鋭い指摘。あまりメディアで取り上げられない、石原慎太郎の「仕事っぷり」が書かれてるのも面白い(若干の手前味噌感はあるが)。
読了日:08月23日 著者:猪瀬 直樹
セブン‐イレブンの「16歳からの経営学」―鈴木敏文が教える「ほんとう」の仕事セブン‐イレブンの「16歳からの経営学」―鈴木敏文が教える「ほんとう」の仕事
各店舗のバイト・店長、本部の店舗支援スタッフ、地区マネジャー、経営トップの順に、セブンの人がどんな意識・風土で仕事をしているか、を関係者の証言を元に紹介。バイトに発注・品出しを任せ、顧客の立場での創意工夫・挑戦を促す、というやり方それ自体イノベーションだが、それを数多くの店舗で推進する仕組み(と文化)もまたイノベーションで、これは一朝一夕で真似できない。答えがわかっている「作業」に時間を切り売りするのでなく、自ら考えて答えを出す「仕事」をせよ、という鈴木敏文の言葉はバイトに限らずリーマンも肝に命じるべし。
読了日:08月19日 著者:勝見 明,鈴木 敏文,野中 郁次郎
教えずに部下を育てる技術 (マイコミ新書)教えずに部下を育てる技術 (マイコミ新書)
タイトルには「教えずに」とあり、コーチングの考え方と基本的な手法が紹介されているが、コーチングだけで済む場合は限られており、実際には「ティーチング+コーチング」せざるを得ないケースが多いと思う。説明は平易でコーチング入門書としては悪くない。
読了日:08月18日 著者:綿貫 晶子
チルドレン (講談社文庫)チルドレン (講談社文庫)
「決め付けるやつは間違ってる」と決め付ける男、陣内に関わって(魅かれて)しまった人々を代わる代わる主人公にしつつ、彼らが陣内と共に遭遇した事件・出来事を描いた連作短編集。蒔いた伏線をパズルのようにきっちりはめていく展開は著者ならでは。その面白さに加えて、ワイドショー的な表層の下にある、事件に関わる人それぞれの事情や思いを、温かく解き明かしていくところが何ともジーンときた。どことなく「陽気なギャング」に通じる雰囲気とキャラが心地良い。
読了日:08月17日 著者:伊坂 幸太郎
この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)
貧困の負のループから抜け出すには働いてカネを稼ぐこと。カネを稼ぐことは自由を手にすること。即ち、生きることは働くこと。逆もまた然り。動き出した先に希望がある。サイバラさんの生い立ちに始まり、仕事をして稼ぐこと、ギャンブルから世界の貧困問題へ、そして再び家族へと還ってくる、カネの話。生きていく上で避けて通れないカネとどう向き合うか、真っ正面から考えさせる良書。子供が小学校高学年くらいになったら読ませたい。
読了日:08月15日 著者:西原 理恵子
仕事をしたつもり (星海社新書)仕事をしたつもり (星海社新書)
一見何かしらの説得力と権威がある「仕事をしたつもり」。深く考えずにそれに従っていれば肉体的・時間的にはキツくても無難な「仕事をしたつもり」。特に問題なのが「横並び」の「安全策」。そこから抜け出すには「通説」「常識」「前例」を疑い、「本気で考える」こと。とは言え、「仕事をしたつもり」をいきなりゼロにはできないので、半分は「仕事をしたフリ」して、無駄なことをさっさと済ませ、浮いた時間を「考える」に充てよう、というのが「秘策」。「奇策」より「安全策」が悪、「奇策」を論理的に面取りすれば「傑作」に、という考え方が
読了日:08月15日 著者:海老原 嗣生
こんなものを買った (新潮文庫)こんなものを買った (新潮文庫)
モノから始まる話もあれば、日常のひとコマから始まって「というわけで、こんなものを買った」という話もあり。一編一編が短く、ノリも軽くて、誰にでも書けそうな雰囲気を醸し出しつつも、その実は無理なく無駄なくそして程良いユーモアを交えて構築された文章、さすが原田さん。
読了日:08月14日 著者:原田 宗典
わがモノたち (新潮文庫)わがモノたち (新潮文庫)
ムネノリ少年(と呼びたい)は僕より一回りほど年上で、であるからして彼の前を通り過ぎて行ったモノたちは僕のそれとはちょっと違うのだけれど、にもかかわらずどこか共通する懐かしい経験を思い起こさせて、そうそう男の子ってこんな感じだったなー、つーか大学生になってもこの程度のバカなこと考えてたなー、世代違っても一緒だなー、とほくそ笑んでしまう大人向けの楽しいエッセイ。昆虫採集セットの話はハッとさせられた。それにしても、モノの名前とか値段とか割と細かいことちゃんと覚えてるあたりがムネノリ少年ただものではない。
読了日:08月13日 著者:原田 宗典
大人問題 (講談社文庫)大人問題 (講談社文庫)
躾やら学校教育やらを大人が押し付けることがマチガイで、子供は放っておいても自分でちゃんと育つ、という思想が五味さんの根底にあるのだな。確かに、特に個の尊重の面で現在の(日本の)学校というシステムにはまだまだ問題があるけど、歴史的には教育レベルの底上げによる貧困からの脱却、社会全体としての幸福度向上という効果があったのは間違いない。というわけで、五味さんの主張を額面通り受け取ると理想主義・自然主義的極論に見えてしまのだけれど、一方で我々親や社会(教育を受けさせる義務負う大人)は、今の学校制度や秩序維持の前に
読了日:08月11日 著者:五味 太郎
サムスン式 仕事の流儀 5年で一流社員になるサムスン式 仕事の流儀 5年で一流社員になる
5年でここまでいけば確かに一流だわなーと思うが、サムスン社員がみんなこうい仕事っぷりなのか、社内システムの何がそうさせるのか、は今一つ見えなかった。稟議・決裁スピードが人事査定に影響する、という話はその一つのようだが。全体的には、このモーレツっぷりはそう長くは続けられないんじゃないかなー、と思った。
読了日:08月10日 著者:ムン・ヒョンジン
過剰管理の処方箋 自然にみんながやる気!になる過剰管理の処方箋 自然にみんながやる気!になる
金井氏による「管理」の歴史と経営管理理論の紹介と、岸良氏によるCCPM的「処方箋」からなり、納得感はある。金井氏の学術的アティテュードと岸良氏の実践的ノリの融合度が今一つで、ちょっと読みにくく感じる部分も。
読了日:08月10日 著者:金井 壽宏,岸良 裕司
営業のビタミン プラス・アルファ―「売れる人間力」がつく法則 (知的生きかた文庫)営業のビタミン プラス・アルファ―「売れる人間力」がつく法則 (知的生きかた文庫)
営業は、ちょっとだけおせっかいな親切で人に感謝される仕事である、という表現は面白い。純粋な営業職じゃなくても、組織や社会の中で仕事をするにあたって営業的スキルが必要な場面は多く、そういう観点でも参考になる。
読了日:08月07日 著者:和田 裕美
会社、仕事、人間関係が「もうイヤだ!」と思ったとき読む本会社、仕事、人間関係が「もうイヤだ!」と思ったとき読む本
気の持ちようがいろいろ書いてある。ホントに「もうイヤだ!」と思ったら読み返すかも。
読了日:08月06日 著者:斎藤 茂太
もーイヤだ、こんな会社辞めてやる!―今の仕事がつくづくイヤになった時に読む本もーイヤだ、こんな会社辞めてやる!―今の仕事がつくづくイヤになった時に読む本
「今の仕事がつくづくイヤになった」わけではないけど、「こんな会社辞めてやる」と思った時のために読んでみた。要因として「ゴール(目的、目標)」「ステップ(道筋、どんな仕事)」「環境」「スタイル(やり方)」「喜び(価値観)」の5つの点いずれかでのギャップがある。解消のキーは、他者への要求ではなく自分自身の欲求に意識を向け、「等身大」の自分、自分の「得意技」を見つめ直すこと。結果として、今の会社での働き方を変えても良いし、転職・独立しても良い。
読了日:08月06日 著者:山崎 修
すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術
紙一枚に整理する方法が目的別に幾つか紹介されている。例が少ないせいか僕の関心と異なるせいか、今一つピンと来なかった。参考程度に紹介されてたトヨタ流のA3一枚まとめ方について詳しく調べたくなった。
読了日:08月02日 著者:高橋 政史
遊びも付き合いもやめない勉強法―仕事の成果を出す70の方法遊びも付き合いもやめない勉強法―仕事の成果を出す70の方法
机に向かってガリガリ…ばかりが勉強じゃない。電車でビジネス書を読んだり資料チェックしたりはもちろん、社外の人の話を聞いたり、時には飲み屋で隣のグループの会話に耳を傾けたり、日常のあらゆる場面で好奇心を持ち、目標を意識して知識と経験を得ようと心がけること。一人で焼き鳥屋に行ってカウンターで飲みながら本読む、ってのは面白い。
読了日:08月02日 著者:古川 裕倫
脳が目覚める思考法 ~なぜ、天才はいつまでも若いのか~脳が目覚める思考法 ~なぜ、天才はいつまでも若いのか~
よくありそうな「医学博士が書いた脳本」な感じ。どっかで聞いたことある話がたくさん出てきて、特にこの本ならではの何かは今ひとつ印象に残らない。iOSアプリ版だと「勝ち組の法則」という意味のわからない改題がなされてる。
読了日:08月01日 著者:米山 公啓

2012年8月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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2012年07月07日

6月の読書メーターまとめ

先月は10冊とちょっとペースダウン。

久しぶりにBurrn!をちゃんと読んだので、カウントに入れてみました。

自分としては雑誌を読書メーターでカウントするつもりはなかったのですが、ことBurrn!に関して言えば、最近のテキトーな新書なんかよりはずっとテキスト多いし、脱退やメンバーチェンジなどバンド内の人間関係のあれこれとか作品に込めた思いとかはドキュメンタリーぽくもありエッセイぽくもあり、かなり読み応えはあります。ので、アリ。

それにしても今号(2012年5月号)で喜国雅彦のROCKOMANGA!が連載終了しちゃったのは残念です。

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6月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:1899ページ
ナイス数:11ナイス

開発戦略は「意思決定」を遅らせろ! ─トヨタが発想し、HPで導入、ハーレーダビッドソンを伸ばした画期的メソッド「リーン製品開発」開発戦略は「意思決定」を遅らせろ! ─トヨタが発想し、HPで導入、ハーレーダビッドソンを伸ばした画期的メソッド「リーン製品開発」
開発の初段階で詳細仕様を固めず、構想設計フェーズでは複数の代替案を平行して検証しつつ、性能と制約のトレードオフの中の最適解を導き出して、徐々に仕様を固めていくセットベース開発。重要なのは、検証に当たっては早く安い実験装置で問題点を明らかにすることと、採用されなかった案も含めて課題・実験結果・分析をA3一枚の報告書にまとめて知識ベースとして再利用可能な形で蓄積すること。併せて紹介されているチーフエンジニア制度や開発リズムについてはもう一回読む。
読了日:06月29日 著者:稲垣 公夫
ずっと受けたかった要求分析の基礎研修ずっと受けたかった要求分析の基礎研修
まず顧客「要求」とシステム「要件」を区別するところから。言われてみればその通りなのだが、プロジェクト内で用語定義・認識が曖昧だと混乱すること多々。本編の要求分析プロセスとそれを受けての要件定義の進め方の実現性・効果のほどは実現してみてから。
読了日:06月18日 著者:大森 久美子,岡崎 義勝
米国特許クレーム入門―要点解説米国特許クレーム入門―要点解説
前半で米国特許での標準的なクレーム記述ルールはわかった。あと権利範囲の解釈(均等論)も。説明が丁寧かつ過不足のない記述でわかりやすい良書。
読了日:06月18日 著者:木梨 貞男
データ分析できない社員はいらないデータ分析できない社員はいらない
売上、在庫、コストなどのデータ分析方法、各種グラフの特徴と用途に応じた使い方、実際のビジネスシーンを想定したデータ分析例。Excelのピボットテーブル、ソルバーの使い方も少々。内容は基本的だが用途別に分類されているのでリファレンス的に使えそう。タイトルは釣り気味(釣られた)。
読了日:06月15日 著者:平井 明夫,石飛 朋哉
EVERNOTEの教科書 (タツミムック)EVERNOTEの教科書 (タツミムック)
LifehackなページでやたらEvernoteって出てくるので試しにアカウント登録してみたけど一体何に使えば?くらいな時に読むと丁度いい内容。
読了日:06月10日 著者:
BURRN! (バーン) 2012年 05月号 [雑誌]BURRN! (バーン) 2012年 05月号 [雑誌]
DRAGONFORCEの新VoとGのハーマン・リーへのインタビュー読んで新作聴かねば!。アリス・クーパーのヒストリーも面白かった。なんと残念なことに今月号で喜国雅彦のROCKOMANGAが最終回。次号からは誰がメタル漫画描くの?
読了日:06月09日 著者:
デキる上司は定時に帰るデキる上司は定時に帰る
部下を全て女性だと思って接する、という考え方は面白い。
読了日:06月06日 著者:小松 俊明
デキる部下は「報告」しないデキる部下は「報告」しない
会社で働く以上、誰しも誰か上司がおり、即ち創業経営者でもない限りみーんな「部下」である、という導入で読者層をグイッと拡げて始まる。どんな上司の下でも成果を出し、かつ評価されるためには、今までのような単なる「報連相」では不足で、更に一歩進めて上司とコミュニケーションを図るべし、というのが主旨。タイトルは「報告」しなくていい、と言ってるわけではない、「報告」以上をやれ、というひっかけ。成果のアピールの仕方はちょっと参考になったかも。
読了日:06月06日 著者:小松 俊明
ソフトウェア仕様書作成法 (パソコン・オフコン ソフト・テクニック・シリーズ)ソフトウェア仕様書作成法 (パソコン・オフコン ソフト・テクニック・シリーズ)
1986年出版で、言語はBASICでチャートやダイアグラムは手書きな時代だけど、ドキュメントの種類や体裁、文章スタイルなど、今でも参考になる部分あり。
読了日:06月06日 著者:B. スピア
ウルフガイ若き狼の肖像 (ハルキ文庫―アダルト・ウルフガイシリーズ)ウルフガイ若き狼の肖像 (ハルキ文庫―アダルト・ウルフガイシリーズ)
21歳の学生トップ屋だった頃の犬神明と19歳?の石崎郷子の関わりを軸に、ヤクザ勢力や日本の黒幕との駆け引きと暴力が描かれるアダルトウルフガイ外伝。女出入りが激しい割に女に滅法弱いところや、つい調子に乗り過ぎて痛い目を見るところなどは若い頃から変わらない、という設定。ヤクザになりたくないヤクザ綿貫のキャラクターは他のウルフガイシリーズにはない魅力。ラストは任侠映画のクライマックスシーンへのオマージュ的な印象。
読了日:06月06日 著者:平井 和正

2012年6月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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2012年06月20日

5月の読書メーターまとめ

もう6月も後半に入ってしまったところで今更感はあるけど、5月分の読書メーターまとめ。

月初めはマジメに渋滞学(著者:西成活裕)読んでたんですが、月も半ばになるとヤクザとかスパイ女医が教えるセックスとかグラビアアイドルとか怪しげなのを読み耽ってしまい、後半になってこれではイカンと思い直してビジネス書にシフトチェンジしました。

月末に読んだ、金出先生の「素人のように考え、玄人として実行する―問題解決のメタ技術」は研究者必携の一冊だと思うんだけど、PHP文庫では絶版なのよねー。PHPさん、再版してくださいよー。

素人のように考え、玄人として実行する―問題解決のメタ技術 (PHP文庫)素人のように考え、玄人として実行する―問題解決のメタ技術 (PHP文庫)

5月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3641ページ
ナイス数:24ナイス

限界突破力限界突破力
他責でなく、自責で考えよう。自ら規制概念・固定観念で壁を作っていないか。実は誰しも何かしらの限界を突破してきている。それに気付こう。そして、だから自分にはまだまだ可能性があると知ろう。後半の組織論の方は、最終的には外部コンサル受けましょうという結論な印象。
読了日:05月30日 著者:株式会社秀實社代表取締役社長 高橋秀幸
六代目山口組司忍組長と小泉純一郎首相にケンカを学ぶ六代目山口組司忍組長と小泉純一郎首相にケンカを学ぶ
ヤクザ(山口組組長)の生き方・戦い方に比べて小泉首相(当時)のそれはしょぼい、と説く。ヤクザ界の、結束した組織の作り方、組織を存続させるための現実的な戦略、などは確かに参考になる。主題から脱線気味の小泉バッシングが多くて内容がややブレてるように感じられるのが惜しい。
読了日:05月29日 著者:宮崎 学
その技術開発本当にそのまま続けますか?その技術開発本当にそのまま続けますか?
特許公報や論文などの文献に含まれるキーワードや著者(企業)名を抽出し、ツールで分析することで、特定の技術のトレンドや他の技術との関係、技術開発を行っている企業間の繋がりなどを可視化し、事業戦略に役立てよう、という内容。こんな視点で分析するとこんなことが見えてくる、という例が幾つも紹介されるが、実際にどんなツールをどう使うのか、についてはあまり具体的には書かれていないので、それは別の情報が必要。自分の専門分野を想定して再読したい。
読了日:05月28日 著者:池澤 直樹
子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)
子供の成長に合わせた接し方ができてるか見直すために再読。本書で書かれている「悪い例」の幾つかと同じことしてるのに気づいた。叱ってるつもりが怒ってたり、サポートではなくヘルプになってたり、子供の話を聴くより自分が喋り過ぎてたり。以下、気をつけるポイント:原因と結果を実感させて責任を意識させる。単にほめるより具体的に感謝する。何度言ってもダメなら黙して待つ。まず同調し、子供自身による問題解決を引き出す。You文でなく、I文で伝える。…仕事上のコーチングも共通点多し。
読了日:05月28日 著者:菅原 裕子
素人のように考え、玄人として実行する―問題解決のメタ技術 (PHP文庫)素人のように考え、玄人として実行する―問題解決のメタ技術 (PHP文庫)
研究って何なのさ?何をどうすれば良い研究なのよ?…と迷った時に第1章を読み返すと吉。もちろん続けて第2章以降も読んじゃうんだが。
読了日:05月25日 著者:金出 武雄
ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーションライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション
イノベーションの結果:差別化、中立化、生産性向上、浪費。適切な目標設定がなく四つ目になりがち。これを避けるため、ビジネスアーキテクチャ(ボリュームオペレーションorコンプレックスシステム)と市場ライフサイクルに応じて適切なイノベーションタイプを選ぶ必要がある。イノベーション遂行には、経営資源をコンテキストからコアに継続的に移さねばならない。中心的な考え方は納得。具体的なイノベーションタイプの選定法やイノベーション管理法、経営資源リサイクル方法については、また読む。
読了日:05月22日 著者:ジェフリー・ムーア
土壇場を切り抜けるワルの法則(ノウハウ)土壇場を切り抜けるワルの法則(ノウハウ)
いろんな土壇場とそこを乗り切る知恵が紹介されてた。全体的に、そんなにワルではない印象。交通違反で捕まったら政治家にもみ消してもらえ、は確かにワルといえばワルだが、それ「知恵」かなあ?
読了日:05月22日 著者:門 昌央
ニッポン非合法地帯 (扶桑社文庫)ニッポン非合法地帯 (扶桑社文庫)
元刑事の著者が語る、警察とヤクザ、暴力とセックスの話の数々。ハードボイルド小説的な凄惨な描写が多く、読み進めるほど逆に現実感が薄れていく気がして、それはそれでちょっと怖かったり。
読了日:05月22日 著者:北芝 健
スパイと公安警察-ある公安警部の30年スパイと公安警察-ある公安警部の30年
スパイと渡り合った公安警察官の30年の記録。各国スパイとの駆け引きや頭と体をフルに使う捜査の数々は小説的な演出がない分だけリアルで面白い。仕事にかけては凄腕を自認する著者だが、恋愛や病気に悩む一面も。大胆かつ緻密、誠実かつ直情、豪快かつ繊細、様々な表情がめまぐるしく入れ替わる生き様が魅力的。
読了日:05月21日 著者:泉修三
実録グラビアアイドルの裏側実録グラビアアイドルの裏側
グラビアアイドル安室ララ(仮名)が「アイドル」という仕事の裏側を描いた自伝的エッセイ(風の小説)。作者が誰とかは別にどうでもいいけど、描かれているエピソードはなかなか面白い。仮名とはいえ「安室ララ、いきまーす!」はちょっとヤラレタ。
読了日:05月16日 著者:
ヤクザ的な人々に学ぶ負け知らずのススメヤクザ的な人々に学ぶ負け知らずのススメ
「他人から迷惑を受け、他人にも迷惑をかける」のがヤクザ的な人々の特徴。現代日本のカタギ的な人々は「他人から迷惑を受けず、他人に迷惑をかけない」生き方に囚われすぎて、結果的にモロくなってるのかもしれない。もっと意識的に・積極的に他人と迷惑をやりとりしても良いのではないか、と思った。もちろん、本書で紹介されているヤクザ的な人々の生き方をそのまま真似するのは(倫理的にも法的にも)オススメできないが。
読了日:05月14日 著者:小野 登志郎
毛利元就 (PHP文庫)毛利元就 (PHP文庫)
不遇な幼少期から戦いと調略に明け暮れた晩年までの毛利元就の生涯が、義母の大方様との関わりを軸に淡々と語られる。ドラマティックな描写は控えめで物語的な面白味は少ないが、文章としては読みやすい。彼が目指したのは、国人による地方自治とその保全であり、天下を統一して中央集権体制の確立を目指した信長・秀吉・家康と思想が異なる、というのが著者の説。
読了日:05月13日 著者:童門 冬二
女医が教える最高のセックス―もうワンパターンとは言わせない女医が教える最高のセックス―もうワンパターンとは言わせない
パートナーとのセックスのテクニックだけでなく、男女それぞれを対象にセルフセックスの方法あれこれも詳しく書かれてて勉強になるね。極端な例として紹介されてたイトミミズの話は結構ショッキング。
読了日:05月10日 著者:
知っておきたい日本の神話 (角川ソフィア文庫)知っておきたい日本の神話 (角川ソフィア文庫)
日本の神話に興味はあったがいきなり日本書紀やら古事記やらを読むのはハードル高そうだし〜という私にちょうど良い入門書。イザナギイザナミに始まりアマテラスにスサノオ、神武東征にヤマトタケルに応神天皇まで、物語の紹介だけでなく、それぞれの逸話が成立した背景にある歴史的・政治的な事情も解説されており、より理解が深まった。神々の中にも嫌な奴がいたり、道義的にどうよ?な行動があったり、人間臭さ満載で面白い。アマテラスの神殿に糞をバラまくとかスサノオは神(まさにそうなんだけど)。
読了日:05月09日 著者:瓜生 中
渋滞学 (新潮選書)渋滞学 (新潮選書)
これ読んだ次の日に高速道路で渋滞に遭遇したけど、本書に書いてあったように車間距離とって走ってみたら、ストップ&ゴーを頻繁に繰り返すことなく、意外と楽に通過できた。数学・理論を世の中の実際の問題解決に役立てようという姿勢と、渋滞学という一分野を切り拓いた著者の執念に感動した。要素還元主義でなく全体の性質を全体のまま明らかにしようという態度と、実際の現象をある程度表現できる適切なモデルを立ててまずは解析的にアプローチする方法論は、渋滞学に限らず今のサイエンスの標準なんだろうか。研究者として成果が出始める前の苦
読了日:05月04日 著者:西成 活裕
シゴトの渋滞、解消します! 結果がついてくる絶対法則シゴトの渋滞、解消します! 結果がついてくる絶対法則
渋滞学の開祖であるところの著者が、ビジネスの「渋滞」を渋滞学的視点で捉え、解決策を模索・提示した一冊。個人→部門→会社と、視野を広げることで、部分最適でなく全体最適を意識することを説いている。サイエンスのビジネスへの応用という意味では、ゴールドラットが物理学をベースにTOC理論を打ち立てたのと似てる。ただ、ビジネス理論としてはまだ確立されていない印象。今後に期待。
読了日:05月01日 著者:西成 活裕

2012年5月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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2012年05月02日

4月の読書メーターまとめ

4月はちょっと頑張って17冊。後半伸び悩みました。

その中で一番面白かったのは「ロボット心理学」。

工学(あるいは産業)で言うところの「ロボット」の話かと思ったらそうではなくて、人間の学習機能であるところの「ロボット」の話でした。想像してた内容とはちょっと違ったのですが、人間の「新しもの好き」で「飽きっぽい」のに「保守的」な性向について、「ロボット」の特性に基づいて分析してあって、なるほど納得。

ワタシが読んだのは期間限定PDF無料配布版ですが、今は改訂版が電子書籍で発売されてます。

「ロボット」心理学 改訂版 著:佐々木正悟 « シゴタノ!ブックス−著者と読者がダイレクトに出会う電子書籍ストア−
http://books.shigotano.biz/?p=378

4月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:2442ページ
ナイス数:16ナイス

普通じゃ、ダメなんだ!―並の仕事しかやらない社員は要らない!普通じゃ、ダメなんだ!―並の仕事しかやらない社員は要らない!
30代男性をターゲットに書かれたビジネス精神論。「できる・できない」じゃなくて「やるかやらないか」とかね。イマイチやる気が出なくてモヤモヤしてる時に読むカンフル本。
読了日:04月27日 著者:岩泉 拓哉
図解雑学 GPSのしくみ (図解雑学シリーズ)図解雑学 GPSのしくみ (図解雑学シリーズ)
GPS無償提供宣言したのはビル・クリントンだったのか。その点は感謝せねばな。
読了日:04月22日 著者:ユニゾン
「人を動かす人」になるために知っておくべきこと「人を動かす人」になるために知っておくべきこと
ビジネスの場面に限らず、人生を自分らしく思う通りに生きるためには、必ず「人を動かす」必要がある。本書には「人を動かす人」になるために、まず自分はどうあるべきか、そして人にどう接するべきか、が簡潔にまとめられている。自信を持ち、行動を示すこと。励まし、相手のメリットを伝えて意欲を引き出すこと。チームを動かす際には「絶対勝利」を旗印に。努力を怠らず、「1%の成長」にも貪欲であれ。無駄がなく密度の濃い本。
読了日:04月22日 著者:ジョン・C・マクスウェル
部下育成の教科書部下育成の教科書
新入社員とマネジャーの間を、スターター、プレイヤー、メインプレイヤー、リーディングプレイヤー、という段階に分けて、各段階でのあるべき姿や移行を促すためのきっかけや組織作りについてまとめられている。自分の職場に当てはめてみると面白い。もちろん自分が今どの段階にいて、次の段階に向けて何をすべきか、を考える助けにもなる。各段階をクリアする時間に個人差はあっても飛び級はない(orできない)、という説は実体験からも頷ける。
読了日:04月22日 著者:山田 直人,木越 智彰,本杉 健
マーケットと儲けのネタをヒモづけよう! ビジネスマンのための「儲かる発想」 (講談社BIZ)マーケットと儲けのネタをヒモづけよう! ビジネスマンのための「儲かる発想」 (講談社BIZ)
アイデアビジネスを手がける著者による、アイデアの出し方、拡げ方、ビジネス化する際の要点と心がけの指南書。アイデアのみを提供し、実際の開発・生産・販売・保守などのビジネスは自分では行わない、というスタイルはむろん万人が目指すものではないが、新たなビジネスアイデアを発想し、誰もが損をしない仕組みにまでまとめる、という考え方は、ビジネス以外の場面も含めて有効。稼ぐ目的や時間の使い方に対する考え方も面白い。週末海外旅行行きたい。
読了日:04月17日 著者:鳥井 シンゴ
ビジネスマン、OLのための新海外旅行マニュアルビジネスマン、OLのための新海外旅行マニュアル
パッケージツアーでもなくバックパッカーでもない「プチ沈没」型の海外旅行のススメ。東南アジアは安くて近いだけでなく、常夏なので荷物が少なくてすむ、という話は目から鱗。現地でのケータイ・スマホの入手方法と使い方が詳しく書かれているのが有用。リラックスしてのんびり過ごすためには、やはり事前の調査と準備が大事。
読了日:04月17日 著者:
仕事の9割は「依頼術」で決まる仕事の9割は「依頼術」で決まる
依頼先を良く知ること、依頼側(自分)を良く知り、かつ知らせること、繋がりを印象付けること。社内に見せて恥ずかしいような依頼内容は社外でも受け入れられない。依頼メールの良い例は、 確かにこれなら受けたくなるかも、という構成で、参考にしたい。実は意外にハードルが高い社内部署間、上司部下間の依頼は相手の志向やメリットを意識すること。断られ方、断り方についても詳しく言及されている。パクりまくれ。
読了日:04月12日 著者:
ゲバラ語録ゲバラ語録
アメリカ帝国主義の打倒と社会主義革命に生涯をかけたチェ・ゲバラの生きざまを彼が残した言葉と共に紹介。全般的に反米・社会主義指向な立場で書かれており、読者に「(ゲバラを見倣って)立ち上がれ!」と檄を飛ばしてる。キューバ革命について詳しく知らなかったが少し興味を持った。
読了日:04月12日 著者:
カラダの都市伝説 噂の真相カラダの都市伝説 噂の真相
カラダにまつわる「都市伝説」が選んで取り上げられているので、「この手の噂は全て都市伝説」と思ってしまいそうになるが、本書に取り上げられてない「都市伝説でなく医学的にも根拠のある噂」もあるだろうから油断できない。
読了日:04月10日 著者:
男性不信 (本人本04)男性不信 (本人本04)
自らの「ブス」を嘆きつつ、世の(特に日本の)男性の、女性に対する「低俗な」嗜好傾向を憎み、(心の中で)糾弾していた主人公が、ネット日記をきっかけに男性不信を克服し、ついには古事記の逸話に倣って天の岩戸を開いて二拍手!テンポが早くどんどん話が進んで行くのが気持ちいい。ちょっと長めの辛口コミカルエッセイを読んだようなスッキリした後味。
読了日:04月10日 著者:池松 江美
原子力発電の基礎知識 / 香山哲原子力発電の基礎知識 / 香山哲
推進派とか反対派とかレッテル貼って思考停止するのでなく、政府や電力会社からの情報だけを鵜呑みにせず、自分の頭で考えよう。といっても限界があるから適当なところで妥協するのも自由。だが責任を伴うことも忘れずに。誰しも完璧でないことに意識的になる必要あり。
読了日:04月10日 著者:
人狼戦線―アダルト・ウルフガイシリーズ〈4〉 (ハルキ文庫)人狼戦線―アダルト・ウルフガイシリーズ〈4〉 (ハルキ文庫)
犬神明が狼男の不死身性を失い、並の人間以下の力しか発揮できなくなる展開は「そう来たか!」。優越性がなくなり、 他人を頼って初めて与えられたやさしさに心を動かされるあたりは好きな場面。でもやっぱり犬神明は不敵な狼男でなきゃダメだし、内情の矢島は眉目秀麗な美男子じゃないとね。
読了日:04月10日 著者:平井 和正
「ロボット」心理学「ロボット」心理学
トラとヒトに共通する「ネオフィリック(新しもの好き)」な気質。学習成果の「ロボット化」。副作用としての「慣れ・飽き」。結果として生じる「同カテゴリのちょっと新しいもの」を求める心理。いちいち腑に落ちる論説。話はマスターベーションのオカズから社会や国家、文明にまで広がる。ヒトは自らが良くも悪くも「ネオフィリア」であることにもっと意識的であるべき、というのが結論。まあなんとなく気づいてはいたけどね…。
読了日:04月08日 著者:佐々木 正悟
君たちが日本の未来を変えてみろ! (ブレインナビブックス)君たちが日本の未来を変えてみろ! (ブレインナビブックス)
政界引退後もメディアやネットでメッセージを送り続けるハマコーの対談やインタビュー、講演を書籍化したもの。文字になったものを読むと、喋ってる時より更に「暴れ」っぷりが際立つ。いささか支離滅裂な部分もあるが、政治家を見る目は鋭い。菅内閣の時に「野田は将来総理になる」と予言(?)してたり。悪人キャラの割に言ってることは実はマトモ。ただし、具体的な政策論(特に経済)はこの人にはあまり期待できない。
読了日:04月07日 著者:浜田幸一
砂漠砂漠
寝る前に読み始めたら止まらなくて結局徹夜して一気に読んでしまった。大学入学直後のコンパをきっかけに麻雀で繋がったちょっと変わった5人の友情(?)の物語。目の前のことに何もできない奴が社会や世界をどうにかできるわけない。主観だろうと矛盾してようとやっちゃえば良いんですよ。友の心の砂漠に雪を降らせた者達は、大学というオアシスの外に果てしなく広がる砂漠にも雪を降らせるかもしれない。
読了日:04月06日 著者:伊坂 幸太郎
がんばらなくても、仕事はできるようになる「野村式 ムリしない仕事術」がんばらなくても、仕事はできるようになる「野村式 ムリしない仕事術」
「読む」「書く」「聞く」「話す」の4つの基礎力について、それぞれ15個程度のポイントを文章と図(イラスト)で解説した本。なかでも「話す」について最も力を入れて語られており、「気配りし過ぎず内容に集中する」「早口は自信がない証拠」「7文字ずつ区切って話す」などは痛いところを突かれた。ほかにも「全て喋りきらずに相手に考えさせて発言を引き出す」「自分の考えを相手の意見として喋らせるよう誘導する」など、よく言われるがなかなか実践が難しくて忘れがちな技術のリマインダとして役に立った。「ムリしない」「がんばらなくても
読了日:04月05日 著者:
そのお店、いまなら再生できますそのお店、いまなら再生できます
インパクトのある飲食店経営で実績のある著者が、飲食店や観光施設の再生にまつわる心構えとノウハウを、実際に著者が手がけた豊富な事例を交えて解説した本。成功例だけでなく、失敗例と原因分析も詳しく書かれている。やはり実際の経験に基づく話は面白い。一発当てるだけで慢心することなく、日々のたゆまぬ「再生」努力を続けることが重要、という教えは飲食店経営に限らず他の仕事やあるいは家庭などあらゆる場面に通じる。
読了日:04月05日 著者:

2012年4月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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2012年04月06日

3月の読書メーターまとめ

3月は4冊でした。少な。

初旬に3冊読んだっきり、中旬から下旬は全く読めませんでした。
月末の出張中にようやく読み終えた「最短で達成する 全体最適のプロジェクトマネジメント」も完全に仕事用。

もっと幅広い分野の本をたくさん読みたいのですがねー。

3月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:664ページ
ナイス数:19ナイス

最短で達成する 全体最適のプロジェクトマネジメント最短で達成する 全体最適のプロジェクトマネジメント
ゴールドラット博士のTOC-CCPMに基づくプロジェクトマネジメントの本。基本的な考え方は「まず選択と集中で過剰なマルチプロジェクトを抑制」「達成率50%ギリギリの工程見積り」「遅れは全体バッファで調節」だが、著者の経験を踏まえて日本企業の事情・慣習を考慮した解説がなされており、わかりやすい。実際の適用にあたっては、まず小規模プロジェクトで実践してみて成果が見えたら徐々に水平展開といきたいが、そんな都合の良いお試しプロジェクトはない…という悩みが。
読了日:03月26日 著者:岸良 裕司
繁栄し続ける会社のルール 小宮一慶繁栄し続ける会社のルール 小宮一慶
理念・ビジョンが大事、お客様第一が大事、チャレンジを忘れず変化に対応することが大事、会計が大事、マーケティングが大事。「繁栄する」会社はこれらの当たり前のことを着実に継続している、という内容。非常に丁寧でわかりやすい話なのだが、残念なことに読んでて面白くない。著者はちょっと真面目すぎるな。
読了日:03月08日 著者:
限りないダントツ経営への挑戦―強みを磨き弱みを改革限りないダントツ経営への挑戦―強みを磨き弱みを改革
コマツが世界2位の建設機械メーカーになる過程で実施したのが、米キャタピラー社製ブルドーザーの性能に追いつくための守りの(A)対策、品質を向上させ世界に打って出る攻めの(B)活動。つまり、まずは世界一を真似てみる。次に品質・性能・価格で追い越す。過去の日本の自動車・電機業界に共通する、そして今は新興国メーカーの多くが取り組んでいるであろう、挑戦者の戦略。局所的な戦術としては今でも有効とは思うが、世界の「ダントツ」を狙う戦略としては使えない。今のコマツの戦い方は、強みを更に伸ばす製品開発、ICT活用による変化
読了日:03月05日 著者:坂根 正弘
しばられない暮らし (中経の文庫)しばられない暮らし (中経の文庫)
質素を旨とし、自然に親しみ、人と人との交流を大切にするイギリス人の暮らしを紹介し、将来を憂いながらも刹那的な物欲に追われるままの閉塞下の日本人の生き方に疑問を投げかける内容。著者が示す「イギリス人の質素な暮らし」は確かに魅力的ではあるが、英国全体の経済・財政的に見て今後もそれでやっていけるのか?とは思う。日本の教育が「自分の頭で考えさせない」傾向がある、という指摘には同意。教育に限らず会社も社会制度も。
読了日:03月04日 著者:井形 慶子

2012年3月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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2012年03月05日

2月の読書メーターまとめ

あっという間に2月が過ぎてしまいました。去年より1日多かったなんてウソでしょー、な早さ。

てなわけで、1月分の読書メーターまとめをアップし損ねました。残念。
13冊読んだんですけど、手作業でまとめるの面倒なので省略。

で、つまり、2月は29日しかなかったこともあり、5冊しか読めませんでした、と。やっぱ短いね2月は。

仕事の心得や時間術などの読み流し本はさておき、「日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません」は中身があったのでちゃんと読みました。大学でミクロ経済学の概論だけかじっただけの技術屋でも読める程度にわかりやすく書かれた経済学の入門書でした。

ただし、著者は「日銀の金融緩和策は流動性の罠に陥ってるのでこれ以上やっても効果ない」という立場のようですが、本書に掲載されているグラフではマネタリーベースの増加にマネーストックはある程度反応してるように見える(信用乗数は伸び悩みだとしても)ので、全く効果ないこともないのでは?という点が気になりました。

より理解を深めるために、巻末に挙げられた参考文献の数々も読んでみたいと思います。
(が、既に積読タワーがやばいことになってて、本の供給量を増やしても読書量が増えない、まさに流動性の罠(違)に陥っていたりするワタクシ)

2月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:447ページ
ナイス数:23ナイス

デキる人はみなやっている 仕事の心得33デキる人はみなやっている 仕事の心得33
この手の本は山ほど出てるけど、書いてあることはだいたい同じなので、フィーリングが合う一冊を繰り返し読めば良いと思う(とか言いながら似たような本を山ほど読んだ)。
読了日:02月21日 著者:
時間術の盲点時間術の盲点
通勤時間内に30分くらいで読んだ。クルーズ(じゃなくてもいいけど)行く時間を作りたい。
読了日:02月21日 著者:
日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません
日銀の金融緩和策が流動性の罠に陥ってて信用乗数は伸び悩みだとしても、グラフからはマネタリーベースを増やすとマネーストックはある程度反応してるように見える。
読了日:02月18日 著者:藤沢数希
人事部は見ている。 (日経プレミアシリーズ)人事部は見ている。 (日経プレミアシリーズ)
他部署の人間にはわかりにくい人事部の仕事や人事部は社員をどう見ているかが著者の経験に基づき書かれている。単に人事部の現状を解説するだけでなく、これからの人事制度のあるべき姿として、正社員偏重の雇用保証体制の見直し、多様な働き方に応じた雇用体系と処遇などが提言されている。「社内経歴を見れば会社の評価がわかる」という話は耳が痛いな。
読了日:02月14日 著者:楠木 新
会社の数字を読みこなすための基本とルール会社の数字を読みこなすための基本とルール
限界利益から財務諸表までわかりやすく書かれてた。新入社員にオススメだが中堅以上でも会計に自信ない人(はい)は読むと吉。
読了日:02月10日 著者:

2012年2月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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2012年01月15日

2011年の読書メーターまとめ

読書メーターに年間まとめ機能がついたのでまとめてみたけど、200冊以上になったのでブログの1エントリに載せるにはダラダラ長すぎ。てことで、ここでは数値とリンクのみ。

読んでしばらく経つと、本のタイトルだけ見ても、内容が思い出せないどころか、「こんな本読んだっけ?」状態になってたりするものですが、自分で書いた感想を見ると、どんな本だったか、何を感じたか、少しは思い出せますね。

感想というより単なる一言要約を書き残したようなのもあるけど、それでも何か書いておく、ってのは重要だなーと思いました。

そんなこんなで2011年は228冊でした。今年は300冊を目指します。

2011年の読書メーター
読んだ本の数:228冊
読んだページ数:55662ページ
ナイス:489ナイス
感想・レビュー:213件
月間平均冊数:19冊
月間平均ページ:4639ページ

詳細はこちら↓

2011年に読んだ本まとめ
読書メーター

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2012年01月11日

12月の読書メーターまとめ

年末忙しかった割には11冊読んだのでまあまあ。
ゴールドラット本を3冊読んだので許してください。

「独自性の発見」も面白かった。何でも差別化できるってさ。

12月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2634ページ
ナイス数:16ナイス

基礎から学ぶ機械工学 キカイを学んでものづくり力を鍛える! (サイエンス・アイ新書)基礎から学ぶ機械工学 キカイを学んでものづくり力を鍛える! (サイエンス・アイ新書)
キカイやロボットを作るのに必要な機械工学の知識の基礎を網羅している入門書。良書。
読了日:12月30日 著者:門田 和雄
パーソナル・プラットフォーム戦略 (ディスカヴァー携書)パーソナル・プラットフォーム戦略 (ディスカヴァー携書)
多くの人や組織を巻き込みながら自分のアイデアをみんなのアイデアにして実現させていく人=ひとり社長、になるには自分をプラットフォーム化すべし、という話。情報収集法や人脈の作り方、勉強法などを、主題たる「自分プラットフォーム化」の一環という形で提案する構成はビジネス書にありがちな気もするが、事例として紹介されている著者の実務経験からのエピソードの数々はなかなか面白い。
読了日:12月30日 著者:平野敦士カール
すごい会社のすごい考え方すごい会社のすごい考え方
アップル、グーグル、任天堂、スタバ、IKEAなどの「すごい」会社の「すごい」考え方が紹介されている。多くの場合、創業者あるいは現経営者の「思い」がその考え方の元になっているが、真に「すごい」のは「考え方」そのものというよりは、その考え方を「徹底」し、それに従ってひたすら行動し続けることにある。
読了日:12月27日 著者:夏川 賀央
クリスマスを探偵とクリスマスを探偵と
ドイツを舞台にした短編。クリスマス前にさらっと読むとちょっと良い気分になるかも。
読了日:12月22日 著者:
スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)
副題の「やり方」でなく「やり口」という表現が妙。その「やり口」のエネルギーの源泉は突き抜けた自己中心主義=自分が最高最強正義=神、というワケで、「神の交渉力」とは、時に「人を人とも思わない」態度だったりもする。表面的な部分だけ真似すると火傷じゃすまないこと必至だが、徹底的に自分に正直者な生き方は少し真似してみたい。
読了日:12月22日 著者:竹内 一正
独自性の発見独自性の発見
古今の(主にアメリカの)企業のマーケティング事例を題材に、差別化戦略の重要性と具体的な方法の数々が論じられる。原題の「差別化か、でなければ死か」の方が、より本書の主張をストレートに表現してるように思う。
読了日:12月18日 著者:ジャック・トラウト,Jack Trout,スティーブ・リヴキン,Steve Rivkin
ザ・クリスタルボールザ・クリスタルボール
マスが大きいほど需要予測の精度は上がる。従って、在庫は物流の起点にまとめて置いておくのが効率的。言ってしまえば簡単だが、機械損失を恐れる店舗側の抵抗は強い。そこをいかに説得するか、その問題解決の方法もタメになる。家族をテーマにした物語も良い出来。
読了日:12月13日 著者:エリヤフ・ゴールドラット
クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?
「ザ・ゴール」にて製造業の生産管理を改善する理論として紹介されたTOCをプロジェクトマネジメントに応用する話。従来のプロジェクト遂行の問題点として挙げられていた事項はどれも納得。クリティカルパスからクリティカルチェーンへのパラダイムシフトは興味深いが、リソース競合を避けてクリティカルチェーンを形成する具体的な手法を知るには本書ではやや情報不足な感あり。それはそうと、小説としてのストーリー展開や登場人物の描き方が「ザ・ゴール」の時より数段レベルアップしてるように感じた。
読了日:12月11日 著者:エリヤフ ゴールドラット,三本木 亮
ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ (DO  BOOKS)ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ (DO BOOKS)
企業にとっての最優先課題は顧客への価値提供、という基本軸に沿って断捨離(選択と集中)経営すべし、という話が半分。もう一つの話はビジネスパーソン個人として断捨離をどう取り入れるか。有名企業の成功失敗事例を断捨離視点で分析するくだりはちょっと後出しジャンケン的な感じがしなくもない。個人の話も、ごく当たり前の内容を断捨離という切り口で料理してみた、という性質のもの。もっと「あれもこれも捨ててしまおう!」という話かと思ったら意外とそうでもなかった印象。
読了日:12月04日 著者:田崎正巳
ISOを理解するための50の原則―国際規格の常識、最新情報が手に取るようにつかめる (すぐわかる国際標準マネジメント読本)ISOを理解するための50の原則―国際規格の常識、最新情報が手に取るようにつかめる (すぐわかる国際標準マネジメント読本)
ISOってそもそも何?から始まってISO9000や14000の話まで、分野的にはちょうどいいんだけど、文章が今ひとつわかりにくくて読みにくいのが残念。
読了日:12月04日 著者:矢野 友三郎
チェンジ・ザ・ルール!チェンジ・ザ・ルール!
テクノロジーは必要だが、それだけでは十分でない。ザ・ゴールで示されたTOCの考え方を、生産管理から流通に広げた、全体最適のためにはシステム導入だけでなくルールや評価方法までも変える必要がある、というストーリー。問題解決にあたっては、技術や機能でなく顧客価値(利益)の向上にフォーカスすべし、という考え方は、特に開発者はつい疎かにしがち。
読了日:12月03日 著者:エリヤフ・ゴールドラット

2011年12月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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2011年12月13日

11月の読書メーターまとめ

先月までの不調を引きずって、最初の20日間では2冊しか読みませんでしたが、その後なぜかペースアップし、11/20以降の10日間で12冊読み倒しました。久々に図書館で借りまくったのが大きいです。

小説は控えめで、会計やらお金やらマネジメントやらビジネスよりの本が多めでした。会計の本は、続けて何冊も読んでると、その間は知識が整理されて頭に入ったように思うのですが、最後の本を閉じて1週間もすると「はて、引当金って何だっけな?」となってしまうので、忘れる前に繰り返し読んで記憶に定着させる必要がありそうですな。

11月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:2613ページ
ナイス数:24ナイス

プレイングマネジャーの教科書―結果を出すためのビジネス・コミュニケーション58の具体策プレイングマネジャーの教科書―結果を出すためのビジネス・コミュニケーション58の具体策
副題の「ビジネスコミュニケーションの具体策」がメインで、「プレイングマネジャーの教科書」というにはやや内容不足感あり。著者の経験に基づくコミュニケーション方法あれこれは参考になる。相手が上司であれ部下であれ他部署の人であれ、相手の気持ちや立場を考える、に尽きる。
読了日:11月30日 著者:田島 弓子
「見せかけの勤勉」の正体「見せかけの勤勉」の正体
やる気主義・過剰管理に警鐘を鳴らしマネジメントの在り方を見直そう、という内容。「管理の効果はすぐに表れるが、弊害はゆっくり表れる」は納得。やる気・努力を鼓舞して人を管理しようとすると「やらされ感」が増す。そうでなく、やる気阻害要因を取り除くことが必要。権限・裁量を与えて所有感を持たせれば全てうまくいく!かのように書かれている点はやや楽観的過ぎる気もするが、話半分としても参考になる。部下管理に夢中になり過ぎないためのプレイングマネジャーのススメ、という提案も面白い。
読了日:11月29日 著者:太田 肇
お金の教室―二十歳の君に贈る「マネー運用論」 ( )お金の教室―二十歳の君に贈る「マネー運用論」 ( )
投資と投機、リスク、利回り、割引現在価値、といった基本的な知識に始まり、株式投資、投資信託、ポートフォリオ、アセットアロケーションなどの運用知識、個人の資産運用の考え方までを十五講の講義形式でまとめた「マネー運用論」。実際に筆者が大学の講義として行った内容がベースになっているとのことで、順を追って読むと非常にわかりやすい構成。筆者自身も金融業界に身をおく者ではあるが、「金融マンへの適切な警戒心を持つ」ことを勧めている点は評価できる。
読了日:11月26日 著者:山崎 元
闇の歯車 (講談社文庫)闇の歯車 (講談社文庫)
とある飲み屋の常連同士ながらお互いの素性は知らぬ間柄だった四人だが、実はそれぞれに暗い過去あるいは現在を抱えていた。彼らはある男により闇の歯車のように結びつけられ、一つの犯罪を成し遂げる。が、それをきっかけとしてそれぞれの人生に思わぬ形でケリをつけることになる。因果応報の加減が絶妙でしみじみする読後感。
読了日:11月24日 著者:藤沢 周平
特許物語〜研究者がなぜ金融の世界へ〜特許物語〜研究者がなぜ金融の世界へ〜
研究者として仕事をした成果を特許出願した話だが、出願から先の審査請求とか登録とか無効審判とか侵害係争とかについて書かれていないので「特許物語」というタイトルからすると肩透かし。
読了日:11月24日 著者:
無税生活 (ベスト新書)無税生活 (ベスト新書)
様々な工夫(グレーなものも含む)により、納める税金(直接税)を少なく(時にはゼロに)している事例の紹介。現行税制はサラリーマンから税金を集めやすい制度であり、サラリーマンはその点を自覚してもっと節税を心がけるべし、という主張は一理あり。合法かつ社会通念上認められる範囲でどこまで可能かは要勉強。
読了日:11月24日 著者:大村 大次郎
数字を使ってしゃべれるようになるトレーニングブック (アスカビジネス)数字を使ってしゃべれるようになるトレーニングブック (アスカビジネス)
重要な事柄を的確に理解し、またわかりやすく説明するための、数字とグラフの使い方。大事なのは数字そのものではなく、そこから導き出される仮説あるいは検証。実践の前の基本的な知識として押さえておきたい内容。
読了日:11月21日 著者:山田 政弘
経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本 (ディスカヴァー携書)経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本 (ディスカヴァー携書)
会計用語を極力使わずに会計知識より会計感覚を伝えよう、という内容。会計が苦手な若手社員を主人公にしたショートストーリーを交えながら、管理会計・財務会計・税務会計の違いやキャッシュフローについて解説される。入門用として良書。
読了日:11月21日 著者:久保 憂希也
会計についてやさしく語ってみました。―今よりずっと数字に強くなれる本会計についてやさしく語ってみました。―今よりずっと数字に強くなれる本
会計学のテキストというカタイ内容ではなく、タイトル通り「会計についてやさしく語ってみた」「会計エッセイ」な一冊。会計の数字(財務諸表)を通して、会社の内部の動きだけでなく世の中との関わりが見える、という点に着目してるのが特徴か。著者のルックスで売ってる気もする。
読了日:11月21日 著者:平林 亮子
非常識会計学!―世界一シンプルな会計理論非常識会計学!―世界一シンプルな会計理論
非常識なのかどうか判断できるほど会計に詳しくないのだが、それでもまあまあわかりやすく読めた。特に引当金について詳しかったのは収穫。会計講義と並行して「ベンチャー企業殺人事件」が進むので1冊で1.5冊分くらい美味しい。
読了日:11月21日 著者:石井 和人,山田 真哉
きまぐれロボット (角川文庫 緑 303-3)きまぐれロボット (角川文庫 緑 303-3)
他の作品集と比べると、童話・寓話調、ロボットと薬ネタが多い、が特徴。「ネコ」お気に入り。犬だと成立しないけど猫だと何となく頷ける。
読了日:11月21日 著者:星 新一
有吉弘行 オレは絶対性格悪くない!有吉弘行 オレは絶対性格悪くない!
自叙伝、漫画作品、写真でひと言+エッセイ、上島竜兵との対談、という内容。
読了日:11月20日 著者:
冷血集団 (徳間文庫)冷血集団 (徳間文庫)
経営難に陥った中小企業の前に現れた「コンサルタント」は実は「計画倒産屋」だった。不良債権回収と資金繰りに苦しむ二代目社長を翻弄する犯罪者集団の冷血っぷりが凄い。ラストがある意味で衝撃的。
読了日:11月08日 著者:清水 一行
ロボットイノベーションロボットイノベーション
国内外のロボット研究に関するこれまでの記事あれこれ+震災を受けての新たな記事。
読了日:11月03日 著者:

2011年11月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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2011年11月06日

10月の読書メーターまとめ

10月は全然読めませんでした。残念。

「ダンゴムシに…」は紀伊国屋の電子書籍アプリKinoppy(for iPod touch)で読んだもの。このアプリだとフォントサイズが大きくできなくてちょっと読みにくかったですわ。

サイエンス・アイ新書好きなんだけど、Kinoppyで読むのが良いかどうかは微妙。現状の仕様なら紙の方が読みやすそう。iPadならマシなのかもしれないけどね。

10月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:447ページ
ナイス数:19ナイス

ビックリするほど役立つ!! 理工系のフリーソフト50 数学、物理、化学、生物、地学、宇宙、工学の使えるソフトをまとめて紹介 (サイエンス・アイ新書)ビックリするほど役立つ!! 理工系のフリーソフト50 数学、物理、化学、生物、地学、宇宙、工学の使えるソフトをまとめて紹介 (サイエンス・アイ新書)
PDFやTeXなどの誰でも使いそうな文書管理・作成ツールから、数学・物理・生物など、専門ごとに役に立ちそうなツールまで、幅広く紹介されている。ただ、宇宙・天体関係にややページ割きすぎな印象(例えば工学に比べて)。理工系に占める割合で考えると。
読了日:10月27日 著者:大崎 誠,林 利明,小原 裕太,金子 雄太
ダンゴムシに心はあるのか (PHPサイエンス・ワールド新書)ダンゴムシに心はあるのか (PHPサイエンス・ワールド新書)
冒頭で説明される「心=抑制された行動の発現の原因たる内なる何か」という著者の定義にイマイチ納得できないまま読み進めたが、最後まで読み終わったら、何となく言いたいことがわかった。例えば人類を超越した知的存在が「ヒトに心はあるのか」を研究すると仮定したら、著者の心の定義や本書で解説される実験方法の有効性は理解できる。「○○に心はあるか」ではなく「人は何に心を見出だすか」という問題と捉えれば、対象が人でもダンゴムシでも石でも同じこと。
読了日:10月23日 著者:森山 徹

2011年10月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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2011年10月23日

9月の読書メーターまとめ

前半は小説を幾つか読んでたが、後半になって読む暇なくなっちゃいました。残念。
森博嗣の「すべてがFになる」は面白かったので、つづくシリーズもそのうち読みたい。

9月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2488ページ
ナイス数:56ナイス

すベてがFになる (講談社文庫)すベてがFになる (講談社文庫)
1996年に読んでたら、もっと楽しめただろう、と思う。今読んでも充分に面白いのだが、コンピュータ・ソフトウェアがトリックに使われている分、そろそろ賞味期限ギリギリのような気も。かの二人の登場人物の思想・哲学には、作者自身の考えが散りばめられているように思える。彼らは共に作者の中の「同居人」達なのかもしれない。
読了日:09月14日 著者:森 博嗣
流星ワゴン (講談社文庫)流星ワゴン (講談社文庫)
いくら過去に戻っても、現在は変えられない。でも、あの時は見えなかったものが見えることで、同じ現在を新しく生きることはできるかもしれない。変わらないと思っていた未来を、変えようと一歩踏み出すことができるかもしれない。たとえ、ワイン色のオデッセイで時を遡ることはできなくても、父や母と自分を重ねることで「新たな過去」を発見し、息子や娘の「過ぎ去った未来」に気づくことはできる。
読了日:09月12日 著者:重松 清
ガールガール
30代の働く女達が主人公の短編集。職場や家庭、そして自分自身の「ガール」との向き合い方に悩む様が、生き生きと描かれている。女も、男も、年齢も、働き方も、趣味も、生活も、いろいろだけど、ありのままで、良いじゃない。気張り過ぎないで、良いじゃない。そんな、ふわっとした、そして、鼻の奥がツンとするお話。伊良部一郎の過激な荒療治は無いけど、やっぱり気持ちがスーッと楽になり、明日が楽しみになる、そんなところは、さすがの奥田流。「ガール」のみならず、男だって読むべし。
読了日:09月12日 著者:奥田 英朗
未来いそっぷ (新潮文庫)未来いそっぷ (新潮文庫)
星新一流の「いそっぷ」は、むしろ原作よりよほどためになるリアルな教訓がいっぱい。「どっちにしても」のスピーディな展開も好きだが、「たそがれ」のじわじわ感も良い。「ある夜の物語」、これはもう泣きそう。いや、泣いた。
読了日:09月08日 著者:星 新一
ようこそ地球さん (新潮文庫)ようこそ地球さん (新潮文庫)
タイトルと同名の作品はないが、宇宙ネタは多く、ボッコちゃんとはやや趣が異なる。特に、中編「処刑」「殉教」での生と死への問いかけは印象的。一方、人(?)の心の温かさを描いてみせる「蛍」「愛の鍵」「小さな十字架」「見失った表情」「廃墟」といった作品群も味わい深い。
読了日:09月07日 著者:星 新一
ボッコちゃん (新潮文庫)ボッコちゃん (新潮文庫)
ユーモラスなSF短編も面白いが、「生活維持省」「最後の地球人」の悲しくも温かい雰囲気も大好き。ところで、リアル「ボッコちゃん」、そろそろ誰か作ってみない?
読了日:09月06日 著者:星 新一
残業3時間を朝30分で片づける仕事術残業3時間を朝30分で片づける仕事術
パラパラ斜め読みしただけ。論旨は良いとして、この手の早起き・朝活本って「共働きで子供が小さい中堅クラスのビジネスパーソン」を想定してないものが多いように思う。勿論それは個々に事情が異なるのでノウハウとして提案しにくい部分ではあるのだが。
読了日:09月02日 著者:永井 孝尚

2011年9月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

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2011年09月03日

8月の読書メーターまとめ

なんだかんだで31冊読みました。1冊/日ペース。

オシゴトのためにプロジェクトマネジメント関連の本を読みあさりました。
あとは趣味と学業を兼ねてロボット関連も幾つか。

そんな中、実家で久しぶりに読んで涙したのがこれ。

わるい本 (アランジ ブックス)わるい本 (アランジ ブックス)
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8月の読書メーター
読んだ本の数:31冊
読んだページ数:7961ページ
ナイス数:45ナイス

あなたの勉強法はどこがいけないのか? (ちくまプリマー新書)あなたの勉強法はどこがいけないのか? (ちくまプリマー新書)
「できる」「できない」は才能や素質(だけ)の問題ではない。「わかる」ための「知識」を習得する「勉強」をすれば良い。丸暗記の知識ではなく、基礎・原理・本質を理解し、それらをどう応用するかの知識を積み上げていくこと。「わからない」の発見がその勉強のきっかけとなる。中学生くらいに読ませたい。
読了日:08月31日 著者:西林 克彦
アンドロイドサイエンス ~人間を知るためのロボット研究~アンドロイドサイエンス ~人間を知るためのロボット研究~
石黒氏の生い立ちからロボット研究に至る道のり、数々の研究と氏の興味やアプローチを通して、ロボット研究とは人を知ることという「アンドロイドサイエンス」論が展開される。石黒氏がアラン・ケイ氏との会話から得た「クリエイティブな人間は想像のままに未来を作り出す」という教訓(?)は刺激的。ロボットは普及するだろうか?と問うのではなく、自分が想像する「ロボットが普及した社会」を現実化することに邁進せよ。
読了日:08月31日 著者:石黒 浩
人生がときめく片づけの魔法人生がときめく片づけの魔法
「片付けは祭り」ってのが面白い。今後の予定:衣類祭り→本祭り→書類祭り→CD・DVD祭り→小物祭り→(つづく)
読了日:08月30日 著者:近藤 麻理恵
はじめてのプロジェクトマネジメント 日経文庫はじめてのプロジェクトマネジメント 日経文庫
いかにプロジェクトを成功させるか?マネジメントの要点を、架空のプロジェクト遂行ドラマとリンクさせながら解説したPM入門書。計画は可能な限り綿密かつ詳細に、高い精度で作成すべき、と。
読了日:08月30日 著者:近藤 哲生
岡田監督 信念のリーダーシップ―勝てる組織をどうつくるか岡田監督 信念のリーダーシップ―勝てる組織をどうつくるか
岡田武史氏(元サッカー日本代表監督)のインタビュー記事や施策・采配記録などを元に著者が抽出した75の教訓集。リーダー論としては当たり前のことばかり(悪い意味ではなくて)だが、サッカー好きには腑に落ちるかも。「理想を現実化するのがリーダー」という考え方は好き。
読了日:08月30日 著者:児玉 光雄
パーソナルプロジェクトマネジメントパーソナルプロジェクトマネジメント
禁煙や旅行やダイエットや受験などの仕事以外の個人的な企画・活動をプロジェクトとして進める、そんなパーソナルPMに日々取り組み、個人がPM力を向上させることで、仕事にも役に立つし、人生全般においてもより充実した生き方ができる、という話。身近なテーマを対象に必要最小限のPM手法を適用した例が紹介されているので、ほかの専門的プロマネ本読んでお腹いっぱいになった時にこの本読むとヒントが得られそう。
読了日:08月29日 著者:冨永 章,パーソナルPM研究会
やる気の大学やる気の大学
仕事の前にさくっと再読。
読了日:08月26日 著者:千葉 智之
「通貨」を知れば世界が読める (PHPビジネス新書)「通貨」を知れば世界が読める (PHPビジネス新書)
通貨の歴史を紐解くと、イギリスの覇権に伴ってポンドが基軸通貨となり、第二次大戦後にアメリカドルがとって代わったが、今後はそのような「経済的に圧倒的優位な一国」が存在しない世界となり、従来の基軸通貨という概念そのものが変わって(消えて)いくだろう、という内容。欧米が自国通貨安による輸出増加で経済危機を乗り越えようとする中、債権大国日本の円は「裏の基軸通貨」としてその価値を増しており、1ドル50円に向かって上昇を続ける、と読む。将来の通貨のあり方として、基軸通貨による世界統合とは逆方向の、地域通貨と共通通貨の
読了日:08月25日 著者:浜 矩子
ロボットの時代 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集 (ハヤカワ文庫 SF)ロボットの時代 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集 (ハヤカワ文庫 SF)
前半は色んなロボットが出てくる短編集。後半は「われはロボット」と共通設定の「スーザン・キャルヴィン物」。中編「校正」は、あくまで三原則第一条に忠実に人間を危険から救おうとするロボットの証言が決め手となる法廷物。SFでありながら本格ミステリ的な謎解きの妙が味わえるこの種の作品群はアシモフならでは。
読了日:08月25日 著者:アイザック・アシモフ
ダントツ経営―コマツが目指す「日本国籍グローバル企業」ダントツ経営―コマツが目指す「日本国籍グローバル企業」
コマツ復活の立役者坂根氏が語るコマツ構造改革のココロとノウハウ。コストを総原価方式でなく変動費のみで計算すれば国内生産でも十分に競争力がある、という考え方は新鮮。勿論それと同時に固定費削減や間接業務効率化は必須。ICTの活用法として、社内の業務システムは標準化・アウトソース化し、顧客サービスやソリューションは独自開発で差別化する、という指針を明確にしている点も成る程納得。製造業関係者は読んで損なし。
読了日:08月23日 著者:坂根 正弘
グランドチャレンジ―人工知能の大いなる挑戦グランドチャレンジ―人工知能の大いなる挑戦
1992年に開催された人工知能ワークショップで発表された内容を集めた論文集。AI研究のチャレンジテーマとしてのロボット開発について浅田・石黒両氏の寄稿があった。能動的視覚・タスク指向型視覚、或いはセンサフュージョンといった概念は今では勿論目新しくはないが、研究段階としては今でも依然発展途上であり本書の議論は有意義。北野氏によるGAIA構想は目下Googleが進めている「全ての知を電子化して誰でも容易にアクセス可能に」と同様の挑戦。学術界の知の結集ではなくシリコンバレーの一企業が壮大な構想を具現化しようとし
読了日:08月23日 著者:北野 宏明
できそこない博物館 (新潮文庫)できそこない博物館 (新潮文庫)
星新一氏が「私はどうやって小説を書いて(創って)いるか」を語ったエッセイ。作品に使われなかった幾つものアイデアメモ(≒できそこない)が紹介されている。メモの内容は、ショートショートショートくらいのものからほんの一言のキーワードまで様々。没ったアイデアメモを解説しつつ「おや、やっぱこれはうまくやれば作品になるかも。でもここで紹介しちゃったからムリか。ええい」みたいな展開が楽しい(それもまた計算かもしれないが)。
読了日:08月22日 著者:星 新一
のほほん行進曲 (文春文庫)のほほん行進曲 (文春文庫)
食べ歩き旅行記も面白いが、オジサンのコンビニ日記や熟年夫婦の生活も味がある。
読了日:08月21日 著者:東海林 さだお
相談しようそうしよう (幻冬舎文庫)相談しようそうしよう (幻冬舎文庫)
なやみなさんからの恋やセックスや仕事に関する様々な相談に人生相談五段の原田宗典が明るく楽しく答えまくる。ノストラダムスの予言が不安、なんてのもあって時代を感じるが、多くの悩みは今でも通じる割と普遍的な内容。オマケ(?)の文章添削は作家を志す人でなくてもためになる…かも。
読了日:08月19日 著者:原田 宗典
さかさま世界史 英雄伝 (角川文庫)さかさま世界史 英雄伝 (角川文庫)
権力を憎み人間を愛する寺山修司による歴史上の人物評、という形式。「聖人」「賢人」を現実を知らぬ幼稚な夢想家と斬って捨て、「偉人」「家」「母性」の権威に激しく反発する。終わりなき革命を生きたトロツキーやキリストへの共感、マルクスやソクラテスの人間臭さへの好感は、寺山自身の人生観の反映だろうが、電信・電灯を普及させたエジソンに関する記述は人々を権威の足枷から解放し社会を新たな次元に導いた救世主を偲ぶかのようで時代を感じさせる。
読了日:08月18日 著者:寺山 修司
天使の耳 (講談社文庫)天使の耳 (講談社文庫)
交通事故を題材にした短編ミステリ集。「通りゃんせ」は事故の要因である雪が中盤以降の徐々に迫り来る不気味さとラストの清々しさを演出するのに効果的に使われている秀作。「捨てないで」はタイトルが座布団一枚。ただ「鏡の中で」の結末には賛同出来ない。
読了日:08月17日 著者:東野 圭吾
ひとりでは生きられないのも芸のうち (文春文庫)ひとりでは生きられないのも芸のうち (文春文庫)
他人に与えることによってしか何かを得ることはできないのが人間関係の基底であるというコミュニタリアン的な視点(たぶん)で社会現象を読み解き、対する処方を論じたり、論じなかったり。自己利益追求、自立主義の風潮への批判は鋭い。人間社会は、オーバーアチーブ分を他者に還元することでうまく回るようにできている、は言い得て妙。
読了日:08月16日 著者:内田 樹
わるい本 (アランジブックス)わるい本 (アランジブックス)
わるものの「こわいゆめ」が泣ける。センチだな、おれ。
読了日:08月16日 著者:アランジアロンゾ
小説 上杉鷹山 全一冊 (集英社文庫)小説 上杉鷹山 全一冊 (集英社文庫)
上杉鷹山の藩政改革をビジネス視点で追った小説。文学的な描写は少なめ、行間を読む必要もあまりないので、分厚いけどサクサク読める。理想を追求し、旧習を壊し、人を動かして事を為す、その難しさと喜びが書かれている。幾つかの伏線にオチがつかないまま終わるが、ビジネス読本だと思えばさほど気にならない。
読了日:08月15日 著者:童門 冬二
渋沢栄一 人生意気に感ず “士魂商才”を貫いた明治経済界の巨人 PHP文庫 (PHP文庫)渋沢栄一 人生意気に感ず “士魂商才”を貫いた明治経済界の巨人 PHP文庫 (PHP文庫)
物語調と解説調を組み合わせた人物伝。特に明治維新直後の渋沢の行動・功績を彼の信条を踏まえつつ読み解く構成。士魂商才、論語とソロバン、意気に感ず。
読了日:08月13日 著者:童門 冬二
ロボットにかける夢―知と身体の調和をめざして (岩波科学ライブラリー)ロボットにかける夢―知と身体の調和をめざして (岩波科学ライブラリー)
ロボットは「人間とは何者か?」を考える手法という位置づけで見れば、哲学と同義語と言えるようになる可能性を持つものである、という著者の説は面白い。1980年代のドレイファスの人工知能批判に対してロボット的なアプローチにより反論が試みられているが、話が物理的作用の定式化に留まっているのがちょっと残念。「常識の知識」に関して単なる計算機でなく身体を持つロボットこそが記号着地問題やフレーム問題を克服する可能性を示して欲しかった。
読了日:08月08日 著者:有本 卓
問題プロジェクトの火消し術―究極のプロジェクト・コントロール問題プロジェクトの火消し術―究極のプロジェクト・コントロール
プロジェクトに問題が起こった(或いは起こりそうな)時に、どう立て直すかをスコープ修正や体制再構築などの切り口ごとに詳細に解説したテキスト。詳しすぎて一読しただけでは全部は飲み込めないので、また後で必要に応じて読むか。
読了日:08月08日 著者:長尾 清一
カンブリア宮殿 村上龍×経済人 (日経スペシャル)カンブリア宮殿 村上龍×経済人 (日経スペシャル)
「成功した」経営者と作家村上龍(と小池栄子)の対談番組の書籍化。業種や経歴によって何に重きを置くかは様々。皆さん現役(放送当時)ということもあり当然ながら「良いこと」しか言ってない。そこを村上龍がクールに切る…筈が、会って話してみたら皆素敵な人だった、というオチで些か物足りない。ホントはTVじゃ言えないキケンでドロドロしたダークな部分もあるのだろうな。
読了日:08月06日 著者:村上 龍
デッドラインを守れ! 組織の絶対絶命を救う、究極の時間戦術デッドラインを守れ! 組織の絶対絶命を救う、究極の時間戦術
アメリカ版プロジェクトXな話5編。メンバーが同じ目標を共有し、コミュニケーションをとりつつ、各自の役割を果たし、それを互いに尊重し合う。こう書けば簡単で当たり前だが、実際はそれがなかなか難しい。報酬は必ずしも金銭である必要はなく、意義あるプロジェクトを成功させる一つの力になるという名誉・誇りだったりもする。
読了日:08月06日 著者:ダン・キャリソン
スーパーコンピューターを20万円で創る (集英社新書)スーパーコンピューターを20万円で創る (集英社新書)
必要なものが無ければ自分で作る。目的に特化する。素人のように考え、玄人として実行する。不完全でもすぐやってみる。ゼロを1にする価値。シンプルなものは応用がきく。色々と示唆に富んでて面白い。計算機や理論天文学に関するちょっと難しい内容も含まれているが、ノンフィクション小説の形式で読みやすい。こういう科学技術読み物はもっとあって良い。
読了日:08月04日 著者:伊藤 智義
プロジェクトマネジメント成功の入門テキスト―「プロジェクトって何?」から「推進のノウハウ」までプロジェクトマネジメント成功の入門テキスト―「プロジェクトって何?」から「推進のノウハウ」まで
プロジェクトとは何か?から実際の進め方、ノウハウ、留意点まで、基本事項が図を交えてわかりやすく書かれている入門書。
読了日:08月04日 著者:西村 克己
いかに「プロジェクト」を成功させるか (HBRアンソロジーシリーズ)いかに「プロジェクト」を成功させるか (HBRアンソロジーシリーズ)
ハーバードビジネスレビューに掲載された記事(論文)からプロジェクト成否に関するものを集めた本。「時間的制約は創造性を高められるか」が面白かった。成果を期待される適度なプレッシャーがあり、かつ、集中できる環境と時間が与えられた場合に最も創造性が発揮される、というのが結論。…と書いてて、トリンプの「早朝会議」と「がんばるタイム」の話を思い出した。
読了日:08月02日 著者:
儲けたいなら科学なんじゃないの?儲けたいなら科学なんじゃないの?
巨大IT企業の(元)経営者であるこの二人がこれだけ科学技術に詳しい、ってところにまず驚く。話はホリエモンのロケット開発や宇宙探査に始まり、自動車や家電製品、食料やエネルギー、医療や薬、遺伝子まで幅広い分野を網羅する。堀江氏の「いずれは科学技術が解決する」に賛成。成毛氏の「逆張り的科学のススメ」と「科学読み物のススメ」も面白い。このタイトルは「金儲けしたくてビジネス書や自己啓発書ばかり読んでる人」狙いなのね。
読了日:08月02日 著者:堀江貴文,成毛 眞
マッチポンプ売りの少女 〜童話が教える本当に怖いお金のこと〜マッチポンプ売りの少女 〜童話が教える本当に怖いお金のこと〜
前作同様に、政治や経済の動き、社会現象などが「実は裏にこんなカラクリがあるかも☆怖いわね〜」という視点で短い物語にまとめられている。一つ一つの話の後に解説と教訓(マッチポンプの作り方)が載っててためになる(?)。帯じゃなくてカバーに「ホリエモン推薦!」と帯風にデザインしてあるのは面白いけど、この本書店で見かけないし平積みされることもあんまなさそうなので販促効果があるかは謎(笑)。
読了日:08月02日 著者:マネー・ヘッタ・チャン
GIGAZINE 未来への暴言GIGAZINE 未来への暴言
ネットによって世界がどうなっていくかを予想(予言→暴言)した本。少額課金システムと寄付文化の重要性が力説されている。著作権問題に始まる、法律・ルールとは何か、の部分は一読の価値あり。実は図書館で借りて読んだのだが、著者に少額寄付したくなった(笑)。国連こそ(負担金でなく)ネットで資金を集めろ・稼げ、という話は面白い。
読了日:08月02日 著者:山崎恵人
ロボットの行動学習・発達・進化―RoboCupSoccerロボットの行動学習・発達・進化―RoboCupSoccer
読了日:08月01日 著者:浅田 稔

読書メーター

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2011年08月02日

7月の読書メーターまとめ

7月は26冊。久しぶりによく読みました。うち3冊が課長島耕作とはいえ。

7月のポイントは、平井和正のウルフガイシリーズを読みまくったこと。中学か高校時代に読んでた本なので実に20年(以上)ぶり。AppStoreで買ってウルフガイ4冊、アダルトウルフガイ4冊読みました。

現代(といっても1970年前後が舞台だが)に生きる人狼、月の満ち欠けにより体質が変化し、満月期には獣化して不死身になる性質を持った主人公(達)が、その性質ゆえにトラブルに巻き込まれたり、暴力団や国家諜報部などの闇の組織に追われたりする、くんずほぐれつバイオレントでハードボイルドなファンタジー作品。

少年犬神明が主人公のウルフガイシリーズと青年犬神明が主人公のアダルトウルフガイシリーズがあり、名前は同じだけど、物語の設定上は別人ぽい。平井和正ってこういうパラレルワールド的な作品展開が好きなのかな。幻魔大戦→新・幻魔大戦→真・幻魔大戦とか。

どちらのシリーズも最初の2作くらいは謎が謎を呼んだりちょっとずつ背景が見えてきたりして面白いんだけど、話が大きくなっていくにつれてだんだん収集つかなくなってくる感じも。

続きも出てるみたいなのでそのうちまた読みます。
iPhone/iPad/Android 刊行情報

7月の読書メーター
読んだ本の数:26冊
読んだページ数:6772ページ
ナイス数:23ナイス

デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのかデスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか
自身のコンサルタントとしての経験と他の経験者からのタレコミ情報とを総合して、プロジェクトが「デスマーチ」化する要因を大局的に分類し、対策を論じた本。適切なツールや手法を用いる効果も認めているが、プロジェクト内外の「人」の問題に大きくページが割かれている。海兵隊式のモーレツ型プロジェクトと旧日本軍式のカミカゼ型プロジェクトはよく見かける気がする。スパイ大作戦型を目指そう。
読了日:07月31日 著者:エドワード・ヨードン
人狼、暁に死す (角川文庫 (5808))人狼、暁に死す (角川文庫 (5808))
CIAを始めとする国際諜報機関の追及やら国家や大財閥の陰謀といったスケールの大きい話からはしばし解放され、東京の裏社会を舞台としたコンパクトなハードボイルド作品に回帰…かと思ったら、だんだん主人公が自虐的になってきて、挙げ句の果てに怨念やら生き霊やら何だかよくわからない展開に。残念ながら壊れてきたな〜、という印象。
読了日:07月28日 著者:平井 和正
リオの狼男 (ハヤカワ文庫 SF 127 ウルフガイ 別巻3)リオの狼男 (ハヤカワ文庫 SF 127 ウルフガイ 別巻3)
だらだら長い。拷問描写もういいよ、って感じ。「マクンバ」設定もちょっと無理がある。白人文明批判や人種差別糾弾もあまりに繰り返し出てくるのでお腹いっぱい。
読了日:07月28日 著者:平井 和正
そこまで言うか!そこまで言うか!
三者三様で考え方は微妙に違ってたりするけど、それでも共通部分はあるし、共感はできなくても理解はできるし、だからつまり共存できるよね?ってことかな、と。今の日本社会に欠けてるかもしれない多様性に対する寛容さ(と、そういう生き方を実践する強さ)が鼎談の基盤になってて、少なくともその部分に関してはポジティブな印象を持った。
読了日:07月27日 著者:勝間 和代,堀江 貴文,西村 博之
狼よ、故郷を見よ (角川文庫 (5724))狼よ、故郷を見よ (角川文庫 (5724))
狼男の本領発揮!な場面が少なくて、全体的に暗くて辛い話が続く。
読了日:07月26日 著者:平井 和正
IT失敗学の研究―30のプロジェクト破綻例に学ぶIT失敗学の研究―30のプロジェクト破綻例に学ぶ
ユーザー側の経営者、システム担当者、ベンダー側の経営者、担当者、四者間の意識・理解の差に起因する「失敗」を、多くの事例を元に分析している。関係者間の意志疎通のための「取引コスト」や過去の「埋没コスト」が多大なため、問題は認識されていたにもかかわらず、改善・軌道修正がなされなかった、という構造が、旧日本陸軍のガダルカナル上陸戦での大敗に通じる、という指摘は興味深い。
読了日:07月23日 著者:不条理なコンピュータ研究会
狼男だよ (角川文庫 緑 383-57)狼男だよ (角川文庫 緑 383-57)
平井和正は短編の方が面白い。続くような続かないようなエンディングも楽しい。もちろん、続くんだが。
読了日:07月21日 著者:平井 和正
狼のレクイエム 第2部 (角川文庫 緑 383-55 ウルフガイシリーズ)狼のレクイエム 第2部 (角川文庫 緑 383-55 ウルフガイシリーズ)
全くタイプの異なる二人、犬神明と西城恵の出会いの描写が印象的。その直後に聴こえる狼のレクイエム…。うーん。
読了日:07月20日 著者:平井 和正
狼のレクイエム 第1部 (角川文庫 緑 383-54)狼のレクイエム 第1部 (角川文庫 緑 383-54)
犬神明より神明より西城恵が活躍。極悪非道な殺人者なんだが、著者の思い入れが伝わってくる。
読了日:07月20日 著者:平井 和正
課長島耕作 (17) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (17) (講談社漫画文庫)
部長昇進おめでとう。カバは残念でした。
読了日:07月19日 著者:弘兼 憲史
さらば!失敗プロジェクト―その経験が成功へ導くさらば!失敗プロジェクト―その経験が成功へ導く
担当部門の当事者意識不足、マネジャーの調整管理力不足、開発者・プログラマのユーザーニーズ検証不足、ありそうな話満載。「失敗」を品質悪、コスト高、納期遅れ、成果物の無用化、担当者の疲弊の五つのタイプに分類し、実際に起こったケースを例に、プロジェクトが失敗に向かった分岐点を探る内容。情報システム開発以外の仕事にも参考になる。
読了日:07月19日 著者:
課長島耕作 (16) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (16) (講談社漫画文庫)
タイではアバンチュールを控えて大人しく(?)仕事に集中してた島課長。現地ガイド(♂)との心の交流はありがちだがちょっと良い話。
読了日:07月18日 著者:弘兼 憲史
課長島耕作 (15) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (15) (講談社漫画文庫)
カバって。
読了日:07月18日 著者:弘兼 憲史
失敗の予防学―人は、なぜ“同じ間違い”を繰り返すのか失敗の予防学―人は、なぜ“同じ間違い”を繰り返すのか
失敗発生の要因を分類し、未然に防ぐための考え方や処方を実例を交えて説明するテキスト。製品の欠陥や事故にまつわる失敗だけでなく、商品企画や経営判断などを含む広くビジネスマターを題材にしている点が特徴。同じ失敗学の話でも、畑村先生とは違うややライトでシニカルなタッチなのが面白い。
読了日:07月16日 著者:中尾 政之
「失敗学」事件簿 あの失敗から何を学ぶか (小学館文庫)「失敗学」事件簿 あの失敗から何を学ぶか (小学館文庫)
JR脱線事故を始めとする様々な事例を取り上げ、「失敗」をどう捉え、いかに今後に生かすか、が論じられている。まず責任追及→原因・対策はうやむや、という(ありがちな)パターンでは事故はまた起こる、と警告する。安全のためのマニュアル化・標準化が、担当者から考える余地を奪い、かえって危険を生む場合もあり、取り組みは一筋縄ではいかないと感じた。事故の周期性の話は興味深い。
読了日:07月16日 著者:畑村 洋太郎
まだ遅くない。博士を目指そう!―夢で終わらせない。退職技術者の再挑戦まだ遅くない。博士を目指そう!―夢で終わらせない。退職技術者の再挑戦
55歳でメーカーを早期退職した技術者(著者)が、大学院博士後期課程に入学して見事学位を取得しるまでの記録。未経験の分野のテーマを選び、試行錯誤しながら実験・論文執筆・学会発表を進めていく中で、年齢によるハンデは人脈と経験で補った、という件は興味深いが、それも著者本人の並々ならぬ決意と継続の気力あってのものだろう。企業出身者の目で見た大学・研究室という組織や大学研究者の在り方に対する違和感(良し悪しは別として)はなるほど納得する部分あり。
読了日:07月16日 著者:和田 肇
狼の怨歌 (角川文庫 緑 383-53 ウルフガイシリーズ)狼の怨歌 (角川文庫 緑 383-53 ウルフガイシリーズ)
不死身の狼人間の秘密に迫ろうと動き始める人間たち。気違い外科医にCIA、中国諜報部に翻弄される犬神明と神明。舞台が学園だった前作に対し、社会の闇が描かれる本作はスケールも大きく、描写もより過激かつ凄惨に。一癖ある小娘が活躍(?)する点は共通。青鹿先生が哀れ過ぎ。
読了日:07月16日 著者:平井 和正
狼の紋章 (角川文庫 緑 353-51 ウルフガイシリーズ)狼の紋章 (角川文庫 緑 353-51 ウルフガイシリーズ)
中高生の時分に角川文庫で読んで以来、久しぶり(20年ぶり?)に読んだのはiPod touch版。神明のキャラ好きだなあ。
読了日:07月15日 著者:平井 和正
夢をかなえる「打ち出の小槌」夢をかなえる「打ち出の小槌」
朝からカレーもアリ、には賛同。でも納豆も好き。
読了日:07月14日 著者:堀江 貴文
クラウドクラウド
Twitter上での「出会い」から「恋」、そして「事件」へ。「クラウド」の中の「彼」の正体は…?旬なテクノロジーを題材にしたミステリー。最初は著者の文章構成についていけず少々手戻りしながら読んでたが、途中からは話がテンポよく展開していき、最後まで一気に読めた。この結末は…つまり「クラウド」ってことかな。
読了日:07月13日 著者:樹林伸
ぼくらはみんなハゲているぼくらはみんなハゲている
育毛・発毛にハマる人、カツラの道を選ぶ人、ハゲを受け入れて生きる人…ハゲ・薄毛に人生を大きく左右された人々への取材を通して、「ハゲ」とは何なのか?を探るマジメな本。経験者への取材や著者自身のサービス体験により育毛・発毛・植毛・カツラなど多岐に渡る「毛髪産業」の実態に迫る部分は、非常に生々しく、恐ろしく、悲しい。
読了日:07月12日 著者:藤田 慎一
サルでもできる弁護士業サルでもできる弁護士業
弁護士制度や弁護士業の実態を生々しく解説するだけでなく、日弁連や弁護士会の弊害を糾弾し、変革を呼び掛ける内容。弁護士業には未開拓の大きな市場がある、今までのやり方を変えることで、より社会に役立ち、かつ、収益も上げられる道がある、という話は面白い。確かに、もっと気軽に法律サービスを利用できると便利だろう。
読了日:07月10日 著者:法律事務所ホームロイヤーズ 所長弁護士 西田 研志
社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった―そうか、「働くこと」「教えること」「本当のサービス」ってこういうことなんだ! (KOU BUSINESS)社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった―そうか、「働くこと」「教えること」「本当のサービス」ってこういうことなんだ! (KOU BUSINESS)
バイトにもこれだけ厳しく真剣にかつ手間暇をかけて仕事の何たるかを指導する文化は珍しいのではないか。ディズニーランドがサービス業として群を抜いて成功している理由の一端が窺える興味深い内容だった。
読了日:07月08日 著者:香取 貴信
「やり残しゼロ!」の仕事術60「やり残しゼロ!」の仕事術60
読了日:07月08日 著者:上村敏彦
サマワのいちばん暑い日 (祥伝社黄金文庫)サマワのいちばん暑い日 (祥伝社黄金文庫)
バグダッド陥落後のイラクのサマワで復興支援活動を行った自衛隊への密着取材録。著者の価値観や思想信条がストレートかつ感情的(&少々お下品)に書かれており、最初はちょっと読みにくいと感じた。内容自体は、イラク、特にサマワの様子や自衛隊宿営地の詳細など、生々しい記述満載で興味深い。
読了日:07月06日 著者:宮嶋 茂樹
超図解ビジネスmini ネット時代の商標と商号 (超図解ビジネスminiシリーズ)超図解ビジネスmini ネット時代の商標と商号 (超図解ビジネスminiシリーズ)
商標・商号の権利の考え方から申請手続きまでをカラフルな図を用いて説明してある。一見わかりやすそうなのだが、文章に言葉足らずな部分があったり、図が意味するところが不明確だったり、今ひとつ詰めが甘い印象。具体例をもっと多く引用すればより理解しやすいように思う。
読了日:07月03日 著者:窪田法律特許事務所

読書メーター

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2011年07月28日

イソップ寓話「ねずみのそうだん」の教訓

今日は仕事休んで熱を出した娘(3)の看病してました。

熱はあるけど割と元気なので一緒に絵本読むことにしました。
娘が選んできたのが「読み聞かせイソップ50話」。イソップ童話が一編あたり見開き2ページ(イラストつき)×50話載ってる本です。この中から幾つか適当に選んで読んであげました。

イソップ童話って、人間だけでなく擬人化された動物が出てきて、まあ色々あって、何かしらオチがついて、で、最後に「教訓」がついてきます。

今日読んだ中に「ねずみのそうだん」という話がありました。「猫の首に鈴」のアレです。

【あらすじ】
鼠たちが集まって猫に食べられないようにするためにどうしたらいいか相談してた時に一匹の鼠が「猫の首に鈴つけたら近づいてくるのがわかるじゃん!これよくね!?」と提案して皆が「おー!」「それナイス!」と盛り上がったところで別の鼠が「でも誰が猫に鈴つけんの?」と言ったら皆シーンとなりましたとさ。

【教訓】いくらイイ考えでも実現できなきゃ意味ねーよ。

…てな感じなのですが、うーん、と思ったワケです。それちょっと違くね?と。

引っかかったのは、まず「猫に鈴」というアイデアが「実現不可能」だと決めつけている点。そして実現不可能という結論に至るロジックが「誰がやる?(=誰もできないよね?)」しか示されていない点。

待て待てと。

「誰か一人が鈴をつけに行く」以外にも鈴をつける方法はいろいろあるだろ!と。

例えば、

・どっかからマタタビ持ってきて猫をゴロニャ〜ン状態にして、朦朧としてるところにみんなでワーッと行って鈴つける。

とか、

・壁に猫の首が入るくらいの穴をあけといて、誰かがオトリになって猫が首を穴に突っ込んだところで穴の内側に仕掛けておいた鈴つきの首輪をぎゅっと締めて装着しちゃう。

とか。

つまり、知識(猫はマタタビに弱い、とか)と知恵(穴の内側に仕掛けをつくる、とか)を使って問題解決を図る、という選択肢をあまりにカンタンに放棄してるところに大きな違和感をおぼえたワケです。

いや、寓話の趣旨というか教訓自体はわかりますよ。絵に描いた餅じゃ意味ない、ってケースもあります。でもこの例はちょっと不適切じゃない?と。

この話を聞いた子供の頭の中に「できなさそうなことは考えるだけムダ。やめといた方が良い」みたいな教訓が植え付けられるのは何としても避けたい。そうじゃなくて「できない理由ではなく、できるようにする方法を何とかして考える」姿勢を持って欲しい。

つーワケで、書いてある教訓が気に入らなかったら自分流の解釈を子供に伝えることにしました。

(これ以外にも「えっ?この教訓おかしくね?」な話が幾つかあったような気が。イソップ寓話は要注意)

そんなこんなで、話を聞く子供だけでなく、読む親にとっても思考のトレーニングになる、という意味でも、あるいは単に教養としてたとえ話としてよく引用される元ネタを押さえておく、という意味でも、ひととおり読んでおいて損はないかと。

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2011年07月11日

6月の読書メーターまとめ

震災以前ほどのハイペース(1日1冊)には及びませんが、それでも15冊読みました。
図書館利用と電子書籍が半々といったところ。

6月最後に読んだ「涙のような雨が降る」はたぶん20年ぶりくらいに読む赤川次郎作品。
あーやっぱこの人お話うまいなーと感心しながら(そしてちょこっと目をうるうるさせながら)読みました。

6月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3940ページ

涙のような雨が降る (幻冬舎文庫)涙のような雨が降る (幻冬舎文庫)
読了日:06月29日 著者:赤川 次郎
女子大生マイの特許ファイル女子大生マイの特許ファイル
読了日:06月29日 著者:稲森 謙太郎
殺意は必ず三度ある (ジョイ・ノベルス)殺意は必ず三度ある (ジョイ・ノベルス)
読了日:06月28日 著者:東川 篤哉
我らクレイジー☆エンジニア主義 (講談社BIZ)我らクレイジー☆エンジニア主義 (講談社BIZ)
読了日:06月26日 著者:
学ばない探偵たちの学園 (ジョイ・ノベルス)学ばない探偵たちの学園 (ジョイ・ノベルス)
読了日:06月23日 著者:東川 篤哉
裏切りの流儀ーあらゆることはバランスで成り立っている裏切りの流儀ーあらゆることはバランスで成り立っている
読了日:06月22日 著者:高田 純次,茂木健一郎
ロボット (図解雑学)ロボット (図解雑学)
読了日:06月22日 著者:
ロボットが日本を救う―開発から40年のパイオニアが語るロボットの近未来ロボットが日本を救う―開発から40年のパイオニアが語るロボットの近未来
読了日:06月19日 著者:中山 眞
仕事と人生を豊かにする 八塩式マーケティング思考術仕事と人生を豊かにする 八塩式マーケティング思考術
読了日:06月19日 著者:八塩 圭子
ビット・トレーダー (幻冬舎文庫)ビット・トレーダー (幻冬舎文庫)
読了日:06月18日 著者:樹林 伸
「かけ算」思考ですべてが変わった ポケット版―楽しく、無理なく、夢をかなえる「かけ算」思考ですべてが変わった ポケット版―楽しく、無理なく、夢をかなえる
読了日:06月16日 著者:鮒谷 周史
家事をとことん減らす50のコツ―これで毎日がラクになる!家事をとことん減らす50のコツ―これで毎日がラクになる!
読了日:06月05日 著者:佐光 紀子
30分で英語が話せる30分で英語が話せる
読了日:06月04日 著者:クリス 岡崎
中学生までで決まる!リケダン、リケジョの育てかた中学生までで決まる!リケダン、リケジョの育てかた
読了日:06月04日 著者:安達 誠
弾言 成功する人生とバランスシートの使い方弾言 成功する人生とバランスシートの使い方
読了日:06月02日 著者:小飼 弾,山路 達也

読書メーター

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2011年06月08日

5月の読書メーターまとめ

5月は全っ然、本読みませんでした。
思えば、かなり忙しくて時間的にも気分的にも余裕がなかった、ってところでしょうか。

そんな中、国際線の飛行機の中で読んだ「天使の代理人」はなかなか重くて考えさせる話でした。

中絶が日常的に安易?に繰り返されているのは、もちろん当事者の意識・倫理観・諸事情によるところも大きいとは思いますが、子育てを社会全体で支える、という雰囲気が足りないせいもあるのではないかな?とも思いました。

子育てはすごく大変で、仕事とか趣味とかその他アレもコレも犠牲にしないとムリ、というのが常識な社会では、ホントは産みたいけど…という人を救えない気がします。

他人の精子や他人の子宮を使ってでも子供がほしい人もいれば、一方では望まぬ妊娠で中絶を選ぶ人もいる。

より多くの人(生まれてくる子も含めて)がより良く生きられるようにするには、まだまだやるべきことがたくさんあるのだろうなあ、と思いました。

5月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:657ページ

天使の代理人〈下〉 (幻冬舎文庫)天使の代理人〈下〉 (幻冬舎文庫)
望んだ妊娠、望まない妊娠、そして中絶という選択肢。様々な考えの人々の様々な生き方を描きながら、出産とは?中絶とは?と読者に問いかける作品。自ら体験が不可能な男性こそ読んで考えるべき内容かもしれない。
読了日:05月15日 著者:山田 宗樹
天使の代理人〈上〉 (幻冬舎文庫)天使の代理人〈上〉 (幻冬舎文庫)
読了日:05月12日 著者:山田 宗樹

読書メーター

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2011年05月06日

4月の読書メーターまとめ

3月は震災のゴタゴタで少なめだったのですが、4月もその余波というか何というかイマイチ伸びませんでした。

しかも20冊中半分の10冊が「課長島耕作」、という体たらく(?)。
それ以外だと、太宰治の「斜陽」やら「トカトントン」やら伊坂 幸太郎の「死神の精度」やら、明るいのか暗いのかよくわからない小説に傾倒してましたね。

そんな中、ヒットだったのは「武士道シックスティーン」。
「サムライ」「武士道」「大和魂」などのキーワードで語られる「古き良き日本人の精神」みたいなものはまっぴら御免被りたいワタシですが、この小説はハマりました。続きもあるみたいなのでAppStoreに並んだら読みたいと思います。

4月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:4879ページ

「アイデア」が生まれる人脈「アイデア」が生まれる人脈
読了日:04月30日 著者:古田 靖
いかさま生保マンがあなたの資産を食い潰す (経営者新書)いかさま生保マンがあなたの資産を食い潰す (経営者新書)
読了日:04月28日 著者:仲 和成
企画の教科書〈2〉企画火山!―ポケット判おちまさとプロデュース企画の教科書〈2〉企画火山!―ポケット判おちまさとプロデュース
読了日:04月27日 著者:
イン・ザ・プール (文春文庫)イン・ザ・プール (文春文庫)
一年ぶりに読み返した。どの患者の症状も少しずつ自分に当てはまる気がする、ってのが、話に引き込まれる要因の一つだな。
読了日:04月18日 著者:奥田 英朗
課長島耕作 (14) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (14) (講談社漫画文庫)
相変わらず料理屋の女将とカンタンにセックスしちゃって「好きだ」とか言っちゃう謎の男、島耕作。今回は、新入社員向けのスピーチで示したビジョンや役員に昇進した上司の言葉、アメリカ企業との買収交渉など、ビジネスに参考になる場面も多い。
読了日:04月13日 著者:弘兼 憲史
ヴィヨンの妻 (新潮文庫)ヴィヨンの妻 (新潮文庫)
「トカトントン」読んだ。第二次大戦後の喪失感・虚無感…だけでは済まされない、普遍的な悩みを極端にデフォルメして描いたコミカルでシュールで…あれ?今どこからかトカトントン…って聴こえた?
読了日:04月13日 著者:太宰 治
女生徒 (角川文庫)女生徒 (角川文庫)
昔も今も「女生徒」ってこんな感じなのかな。何だか哲学的になったり、かと思えば感傷的になったり、人を蔑んだり、自らを恥じたり、くるくる回りながら、大人はイヤ、といって子供もイヤ、あーもう死にたい、そんな感じで今日はおやすみなさい。「おさん」「きりぎりす」は口ばかり偉そうで中身はつまらぬ夫(太宰自身の投影?)を愛しつつも冷ややかに見つめ、そして捨てる妻の心が描かれる。
読了日:04月12日 著者:太宰 治
斜陽 他1篇 (岩波文庫)斜陽 他1篇 (岩波文庫)
第二次大戦後の没落貴族の話。貴族の気品と優しさを保ち続けて安らかに死を迎えた「お母さま」。貴族という出自の呪縛から逃れようと薬や酒に溺れつつも、貴族たる母の影に恋い焦がれ、果ては社会の犠牲者として自ら命を絶った弟。二人の生き方を見つめ、いずれとも異なる「革命」の道を選んだ主人公かず子。純粋で愚かだがしかし気難しいばかりの男達よりずっと力強く生命力を感じさせる女性像は、他の太宰作品に通じる部分がある。逆に言うと「男」に対する徹底的な蔑みと諦めが根底に流れているように感じる。
読了日:04月11日 著者:太宰 治
課長島耕作 (13) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (13) (講談社漫画文庫)
体での裏交渉で仕事を進める島流の部下になった切れ者(女)もまた島流。大企業のビジネスってそんなんばっかなの!?弘兼憲史に電機業界からクレームはないのか!?あとすっぽん屋の女将のアフターサービスとかオカシイだろ。
読了日:04月10日 著者:弘兼 憲史
課長島耕作 (12) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (12) (講談社漫画文庫)
難しい仕事はキーパーソン(女)とのセックスで解決、という島流は健在。でもってまたまた銃撃されるがやっぱり島課長は死にません。今回は男(恋人ではないけど惚れられてる)が身代わりになりました。結局フィリピン人には手を出しませんでした。経済成長してから、ってことかな(たぶん違)。
読了日:04月10日 著者:弘兼 憲史
課長島耕作 (11) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (11) (講談社漫画文庫)
フィリピン+経済格差+男女関係=銃撃事件。それでも島課長は死にません。今回も女(恋人ではないけど)に助けられました。
読了日:04月10日 著者:弘兼 憲史
課長島耕作 (10) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (10) (講談社漫画文庫)
フィリピン赴任。また現地の優秀な部下とイイ感じになりそうな予感。それはそうと島課長はブリーフ派らしい(時代的にはそれが普通か)。
読了日:04月10日 著者:弘兼 憲史
武士道シックスティーン (文春文庫)武士道シックスティーン (文春文庫)
剣道を始めた経緯も動機も、剣道に対する価値観も全く異なる二人の「女剣士」が、とある大会での試合をきっかけに、出会い、ぶつかり合い、ともに戦い、成長していく、こういうの青春小説って言うの?二人の視点を交互に行き来する構成が秀逸で、読み始めたら止まらなくなって、最後うるうる。二人にとって父親の存在が(形は全く違うけど)非常に大きい、ってところが何かグッときた。
読了日:04月10日 著者:誉田 哲也
死神の精度 (文春文庫)死神の精度 (文春文庫)
死神の話だけに、何人もの人が死んだり殺されたりするんだが、これもまた死神だけにドライというか淡々としてるというか。だからって、決して人間の命を軽く扱ってるワケではなく、死は誰にでも起こり得る当たり前のことなんだから、いつどんな死に方するかわからないってことを忘れずに生きろよ、と耳元で囁かれてるような、死神なのにどこか温かい不思議な話。「老女」のラストにはやられた。
読了日:04月08日 著者:伊坂 幸太郎
初対面の教科書―おちまさとプロデュース初対面の教科書―おちまさとプロデュース
読了日:04月06日 著者:
課長島耕作 (9) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (9) (講談社漫画文庫)
社長の座を巡っての社内派閥同士の抗争(の中で暗躍する島耕作)から取引先との宴会での裸踊りまで、サラリーマンってホント忙しい。
読了日:04月06日 著者:弘兼 憲史
課長島耕作 (8) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (8) (講談社漫画文庫)
最早これサラリーマン漫画じゃないな。伝奇モノだ。
読了日:04月06日 著者:弘兼 憲史
課長島耕作 (7) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (7) (講談社漫画文庫)
ハイ、また新しい若い恋人できました。
読了日:04月06日 著者:弘兼 憲史
課長島耕作 (6) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (6) (講談社漫画文庫)
大会社の役員って銀座の女と付き合ってるものなの?
読了日:04月06日 著者:弘兼 憲史
課長島耕作 (5) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (5) (講談社漫画文庫)
ちょっと、それはヒドくない?
読了日:04月05日 著者:弘兼 憲史

読書メーター

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2011年04月02日

3月の読書メーターまとめ

3/11の地震発生から10日間ほどは本を読む気にならなかったので、その分冊数は少なめでした。
19冊のうち、漫画(課長島耕作)が4冊。てことは実質15冊。少ないけどまあ仕方ないでしょう。

最近はおちまさとブーム到来中。名前は聞いたことあるような気がするけど、実は何してる人かよく知らなかった。今でもよくわかんないけど本は面白い(笑

3月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:5124ページ

時間の教科書―おちまさとプロデュース時間の教科書―おちまさとプロデュース
読了日:03月30日 著者:
企画の教科書 おちまさとプロデュース企画の教科書 おちまさとプロデュース
読了日:03月30日 著者:
課長島耕作 (4) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (4) (講談社漫画文庫)
女だけじゃなくて男にもモテる島課長。正直で「いい人」なのと、仕事には真摯に取り組むサラリーマン、ってのはわかった。けど、エピソードや描写そのものよりも、登場人物がなぜか次々と「島ファン」になる展開で読者にそう思わせる部分がやや強すぎる気がした。
読了日:03月29日 著者:弘兼 憲史
課長島耕作 (3) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (3) (講談社漫画文庫)
不器用で真面目かと思いきや、自分を陥れようとした上司を逆に罠にかけて左遷に持ち込むなんざ、ただの課長とは思えない。それはそうとアメリカ人にもてすぎだろ、この人。
読了日:03月29日 著者:弘兼 憲史
グッド・バイ (新潮文庫)グッド・バイ (新潮文庫)
「グッド・バイ」読んだ。太宰作品らしい女たらしの男が主人公だが、やたらコミカルなのが意外だった。未完なのが残念。太宰はこのつづきに何を書こうとしたのだろう?
読了日:03月29日 著者:太宰 治
“本物のお金持ち”と結婚するルール―ホリエモンの恋愛講座“本物のお金持ち”と結婚するルール―ホリエモンの恋愛講座
自分はお金持ちじゃない(し、小金持ちでもない)けど、ホリエモンの言ってることはよくわかる。一見、過激で勝手なことを言ってるようだけど、「お金持ちと結婚したい」なんて勝手なことを考えてる女達に「お前らアホみたいな夢見てないで自分の幸せは自分の頭でちゃんと考えろよ」と優しく諭しているホリエモンはなんか憎めないというかカワイイというか。
読了日:03月25日 著者:堀江 貴文
ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」
読了日:03月25日 著者:堀江 貴文,西村 博之
課長島耕作 (2) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (2) (講談社漫画文庫)
ニューヨーク単身赴任で引っ掛けた女が実は仕事相手でその女には別の男もいて殴り合いの結果仲良くなったり、同僚は現地で女作ったり横領したり、社長は銀座のママを呼び寄せたり、もうハチャメチャ。これはドタバタ劇。シリアスな絵のタッチに騙されてはイケナイ。
読了日:03月25日 著者:弘兼 憲史
課長島耕作 (1) (講談社漫画文庫)課長島耕作 (1) (講談社漫画文庫)
80年代の会社・サラリーマンってこんなんだったのかなあ?今読むといろいろツッコミどころ満載。つか、女子社員とセックスし過ぎだろ(笑)。
読了日:03月25日 著者:弘兼 憲史
未来改造のススメ 脱「お金」時代の幸福論未来改造のススメ 脱「お金」時代の幸福論
「既に日本は充分に豊か」「実はみんなが働かなくても良い」「沖縄・北海道を準独立国に」「アメリカは発展途上国」「コンテンツはタダだということがバレた」「非モテはばあやと暮らせ」「機械政府へ」…タイトルをピックアップするだけで刺激的。彼らが描く未来が魅力的に見えるのは、彼らがとにかく楽しんでいるから。二人の会話についていくにはオタクネタを含む幅広い知識も要求され、より深く楽しみたい人のためのブックガイドつき。
読了日:03月24日 著者:岡田 斗司夫,小飼 弾
鉄板病鉄板病
確実にリターンが見込めるモノ・コトにしか手を出さない「鉄板病」に蝕まれつつある社会に警鐘を鳴らし、この病にかからない(あるいは克服する)生き方のヒントを示す。「損したら負け」マインドに「負けない」ように、自分を俯瞰する目を持つべし。
読了日:03月22日 著者:おち まさと
陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)
銀行強盗なのにそんなに色んなコトに顔突っ込んで大丈夫?と思ってしまうくらい陽気で優しい主人公達の冒険ミステリー。前作の魅力だった「会話の面白さ」「張り巡らされた伏線と見事な回収」は本作でも健在。タダシの電話が泣ける。
読了日:03月11日 著者:伊坂 幸太郎
「スモールビジネス」成功のセオリー90!「スモールビジネス」成功のセオリー90!
著者の経験に基づくスモールビジネスの心構えやコツの数々、さすがに90もあると一気に読み切れない。しかも電子書籍特別版は+10だったりするので、読んだ端から忘れていく気分。1日1本ずつ読むのも良いかも。
読了日:03月10日 著者:射手園 達一
現代オタク用語の基礎知識現代オタク用語の基礎知識
アニメ、ゲームから鉄道や宝塚まで、ディープな世界を知るための基礎知識として厳選された(?)頻出用語が解説されている。微妙に間違った説明や用例も散見されるが、オタクには自明だし、非オタにはどうでもいい話なので別に大した問題でもなかろう。何より、宝塚を「オタク」の一つと分類してしまった著者の勇気に敬意を表したい。
読了日:03月09日 著者:藤原 実
お金持ちのお金はなぜなくならないの? (メディアファクトリー新書)お金持ちのお金はなぜなくならないの? (メディアファクトリー新書)
「普通の人からお金持ちになる方法」ではなく、「お金持ちな人がお金持ちであり続ける理由」を解説した本。一族代々お金持ちな家はお金に関する掟が決められていたり節税方法が伝承されたり、お金を維持する仕組みが整えられている、ってのはなるほどさもありなん。とはいえ、お金持ちとて政治経済の大きな変化には弱い一面もあり、決してラクではないのだな、と思ったり。日本も寄付税制を見直すとお金持ちにとっても社会にとっても嬉しいのに。
読了日:03月07日 著者:宮本 弘之
お金の流れが変わった! (PHP新書)お金の流れが変わった! (PHP新書)
現代はホームレスマネーの動きが世界経済に大きく影響する時代である、という話。終盤の、日本企業が強い分野では中国や韓国は技術的にもシェア的にもまだまだ、という認識は大前氏にしてはちょっと甘いように思う。あるいは日本企業(の中の人)を鼓舞するための確信犯的誇張か?
読了日:03月07日 著者:大前 研一
日本を変える「知」 (SYNODOS READINGS)日本を変える「知」 (SYNODOS READINGS)
若手講師5人による経済、政治、教育、社会、思想のセミナー、という形式。飯田氏の「経済学っぽく考えよう」な話はいつもながら議論が単純明快。吉田氏の歴史を踏まえた政体論も新たな視点が得られた。どのセミナーもかなりわかりやすさを重視して書かれており、予備知識に乏しくても(頑張れば)ついていけるようになっている。講師同士によるクロスインタビューは読者の理解を助ける効果あり。
読了日:03月06日 著者:芹沢 一也,荻上 チキ,飯田 泰之,鈴木 謙介,橋本 努,本田 由紀,吉田 徹
勝者の思考―いい仕事をして、いい人生を送るために勝者の思考―いい仕事をして、いい人生を送るために
寺島実郎氏や前田晃伸氏、ジェフリー・イメルト氏など、「いい仕事」をする/した人物の言葉や行動を通して「勝者の思考」を探る本。著者自身も世界を自分の目で見、数多くの人物を取材してきた人物であり、説得力がある。「グローバルセンス」「思考の立体化」「思考の時間軸が長い」…メモメモ。
読了日:03月02日 著者:財部 誠一
蝉しぐれ (文春文庫)蝉しぐれ (文春文庫)
居駒塾で詩が読まれる場面が地味に印象に残った。「四民の上に立つ諸子は、このような庶民の素朴な心や、喜怒哀楽の情を理解する心情も養わねばならぬ。」…人の世は理だけで動かせるものではない、という著者の想いが代弁されているように感じた。
読了日:03月02日 著者:藤沢 周平

読書メーター

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2011年03月02日

2月の読書メーターまとめ

閏年でないので28日しかない2月にしては31冊は上出来かな。

先月読んだ小説のうち2冊が、たまたま同じく「マンションの一室で複数の男女が同居する」という設定で、なんだけれども、描かれている人物像や展開が全く違ってた、のが面白かったです。

吉田修一の「パレード」が「今」を舞台に「演じている自分」という存在同士の居心地良くも危うい関係に依存した生き方を描いているのに対して、宮本輝の「私たちが…」には80年代を舞台に「心からの自分」同士をぶつけ合い傷つけ合い認め合い最後にはそれぞれが独立していく生き方が描かれていました。

「私たちが…」が書かれてから「パレード」が生まれるまでに約10年の時が流れています。その10年の間の変化にふと思いを馳せてしまいました。
(それぞれ別の作家が別のテーマで書いた作品なので、単純に並べて比較するのはナンセンスかもしれませんが)

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2月の読書メーター
読んだ本の数:31冊
読んだページ数:6729ページ

私たちが好きだったこと (新潮文庫)私たちが好きだったこと (新潮文庫)
偶然にも、つい先日読んだ「パレード」と同じく、マンションに男女4人が同居する設定だった。「パ」と違い、本作の主人公達はお互いに深く関わりあい、支え合い、時にはお互い傷付け・傷付きつつ、やがて新たな道を選び、その部屋から巣立っていった。展開や心理描写にやや違和感を感じたのは時代設定が古い(1980年)せいか?それでも主人公達が自らの生き方を「選んだ」ことには感じるものがあった。
読了日:02月27日 著者:宮本 輝
なるほど!「孫子の兵法」がイチからわかる本なるほど!「孫子の兵法」がイチからわかる本
「孫子」の教えの数々が現代語訳され、ビジネスに応用した例が紹介されている。「孫子の兵法」ってよく聞くけどどんなもんだろ?いきなり原書読んでもわかんないだろうしな〜、って人の入門用に良いかも。もう少し詳しい本を当たりたくなった。
読了日:02月26日 著者:現代ビジネス兵法研究会
空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)
よし、官能小説も読もうかな(笑)
読了日:02月23日 著者:小飼 弾
人間の品格―日本人のあるべき生き方・働き方・リーダー学人間の品格―日本人のあるべき生き方・働き方・リーダー学
「正しい精神」とか「お国のため」とか「日本人のあるべき姿」とか言われて読む気失せた。取り上げられている人物についてきちんと知りたければ、こんな本より自伝や著書を直接読んだ方が良いと思う。
読了日:02月22日 著者:馬場 啓一
一番じゃなきゃダメですか?一番じゃなきゃダメですか?
タイトルは事業仕分けでのスパコン狂騒を逆手にとった確信犯的なもの。内容は事業仕分けだけでなく、著者の生い立ちからクラリオンガール、タレント、ジャーナリストを経て政治家に至る経緯にもページが多く割かれている。様々な活動を行う中での著者の思いや家族を持ったことでの視点の変化が興味深い。著者が指摘した、国民も政治もお互いを信じられなくなっていた、という問題が現政権下でもやはり改善の兆しなし、という現状を著者はどう見ているのだろう。
読了日:02月22日 著者:蓮舫
「悪」と戦う「悪」と戦う
ほのぼの子育てストーリーかと思ってたら、いつの間にか「差別」とか「いじめ」とか「虐待」とか嫌という程「悪」を突きつけられ、「だったら結局ぼくはどうしたらいいのさ!?」と叫びたくなるが、きっと答えは「ユーが自分で考えな!」なのだ。何が「悪」で何が「正義」なのか?「正義」は悪くなくて「悪」は正しくないのか?生きることは戦いなのか?何と戦っているのか?子供達にぼくは何をどう伝えられるのだろうか?
読了日:02月22日 著者:高橋 源一郎
東大博士が語る理系という生き方 (PHPサイエンス・ワールド新書)東大博士が語る理系という生き方 (PHPサイエンス・ワールド新書)
まずは教養学部で幅広く学んだ後で専門分野を選択する、という東大のカリキュラムに対して、ほぼ全員が肯定的な意見だったのが印象に残った。登場する博士達の専門分野は医薬生物系が多く、工学系の話も読みたかった自分には少々物足りなかった。
読了日:02月21日 著者:
部屋を見れば未来がわかる!部屋を見れば未来がわかる!
居間や台所、寝室やトイレなど、各部屋の状態が、仕事・金・夫婦仲・子育てなどに及ぼす影響について書かれている。霊能や風水ではなく著者のハウスクリーニング経験に基づく分析とのこと。床面の広さと収入は比例、ってのは、まあ確かにそうかもね。わが家はちょっと残念な状態(笑)。捨てて、磨く、かな。
読了日:02月21日 著者:舛田 光洋
人は「暗示」で9割動く!人は「暗示」で9割動く!
具体的なエピソードを数字を出して説明する、とか、アメリカの○○大学の△△博士の研究では…のように権威を利用する、とか、本書自体にも「暗示」的手法が多用されている。自己暗示の話は面白かった。
読了日:02月21日 著者:内藤 誼人
スピード出世する「10の習慣」スピード出世する「10の習慣」
人より早く出世するための謀略・術策の数々が紹介されている本、ではない。米国企業に就職してスピード出世し、その後独立して活躍する著者の経験から、人(会社)に認められる働き方のエッセンスが語られている。アメリカ人上司の仕事っぷりや部下との接し方に関する部分も印象に残った。
読了日:02月20日 著者:浜口 直太
まずは、「つき合う人」を変えなさい!まずは、「つき合う人」を変えなさい!
自分がなりたい姿、ありたい境遇に近い人と付き合うことで、自分の考え方や行動が変わる、という話。成功している経営者が事業を始めた動機は必ずしも崇高な理想に基づくものばかりではない、というこぼれ話が面白かった。
読了日:02月19日 著者:山本 亮
楽しく稼ぐ本 (だいわ文庫)楽しく稼ぐ本 (だいわ文庫)
再読(2回目)。サラリーマンや公務員にもリスクヘッジとしての副業を勧める日垣氏に対して、片手間仕事は結局通用しないと釘を刺す岡本氏。フロー収入を重視する日垣氏と、ストックがないと危険と指摘する岡本氏。楽しく、より多く稼ぐことを志向する点では一致する二人の、方法論での考え方の違いが面白い。
読了日:02月18日 著者:日垣 隆,岡本吏郎
稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?
お金を大切に扱う、というのは、単に金額だけを見てケチケチガツガツするのとは違う、ということ。「稼ぐ人→長財布」傾向があるからといってその逆が必ずしも成り立つ訳ではないだろうが、お金に対する態度、お金との付き合い方という意味では参考になる。お金持ちでない人ほど安いガラクタに囲まれて生活してる、ってのは実感としてわかる(笑)。
読了日:02月16日 著者:亀田 潤一郎
無菌室ふたりぽっち無菌室ふたりぽっち
特に原因も予兆もなく発症し、確実な治療法もなく、仮に治った後も再発リスクがつきまとう「運」の病、白血病。その「運」に翻弄された患者と家族の苦痛・苦悩が伝わってきて涙また涙。無菌室での生活と回復後の「日常」の対比、「もし再発したら今度は…」という著者の思いに、「生きる」とは何か、その意味を考えさせられた。
読了日:02月16日 著者:今田 俊
日本人のための科学論 (PHPサイエンス・ワールド新書)日本人のための科学論 (PHPサイエンス・ワールド新書)
「科学と技術の融合が日本の強み」「研究は単なる好奇心ではなく社会への貢献意識が必要」「短期の経済的価値だけが貢献ではない」「科学は文化」という毛利氏の「科学論」と、科学コミュニケーターの必要性、その担い手の一つとしての科学館の在り方について論じられる。「科学」と「技術」を明確に区別しない日本独特(?)の「文化」を肯定的に捉えている点が興味深い。
読了日:02月14日 著者:毛利 衛
嫌われない毒舌のすすめ (ベスト新書)嫌われない毒舌のすすめ (ベスト新書)
上島竜兵が読んだら怒りそうな内容満載で楽しい。
読了日:02月14日 著者:有吉 弘行
鉄腕アトムのロボット学鉄腕アトムのロボット学
「鉄腕アトム」で描かれたアトムをはじめとするロボットの機能およびロボットと人が共存する社会と、現時点(2003年=作品中でのアトム誕生年)のロボット技術と将来展望をとを対比させて論じられる「ロボット学」。良くも悪くも現在の日本のロボット研究にアトムが与えた影響は大きいことを思い知らされた。今更ながらアトムをちゃんと読んでみたくなった。
読了日:02月13日 著者:福田 敏男
小飼弾の 「仕組み」進化論小飼弾の 「仕組み」進化論
よくある「仕組みナントカ術」の類ではなく、そもそも「仕組み」とは何か?「仕組み」により我々の社会はどう変わってきたのか?これからの時代に「仕組み」とどう関わっていくべきか?を論じた本。著者が提案する「本当の20%ルール」は新鮮かつ刺激的。そもそもこのルールを実践するにはまず「術」としての「仕組み」を考え抜いて磨き上げる必要がありそうだ。
読了日:02月12日 著者:小飼 弾
考えすぎない生き方 (中経の文庫)考えすぎない生き方 (中経の文庫)
「社会」「常識」「世間」「流行」…それらに迎合してしまうのも、逆に過剰に反応して非難や冷笑してしまうのも、とらわれている、という意味では同じかもしれない。特に、後者に偏り気味で疲れてしまっている人に、ちょっとニュートラルになってみれば?と語りかける本。「あなたが支持できない言論を発する自由を、あなたが命をかけて守る必要はない」に納得。
読了日:02月10日 著者:深澤 真紀
ロボットの天才ロボットの天才
クロイノなど高橋氏が作った様々なロボットは見聞きしたことがあっても、彼が「ロボットクリエイター」として実際に何を考えどうやってモノを作っているかはよく知らなかった。本書では少年期から二度の学生時代を経てロボットクリエイターとして現在に至る興味深い足跡だけでなく、彼ならではのロボットに対する想いに触れることができる。人間とロボットが同じ空間で「生活」する社会を自分の目で見たくなった。
読了日:02月10日 著者:ロボットクリエイタ-・高橋智隆
パレード (幻冬舎文庫)パレード (幻冬舎文庫)
人は誰しも「その場所にいる自分」を演じている。だが「誰かから見た自分」の論理和が「自分」の全てではない。その「誰からも見られていない自分」が、ふとした時に「見られたい」と頭をもたげることがある。間合いをはかりながら、徐々に。その度に「見られるための自分」は次第に形を変えていくが、それでもパレードは続いていく。「パレードの中に居たい自分」によって。
読了日:02月09日 著者:吉田 修一
つながる力 ツイッターは「つながり」の何を変えるのか?つながる力 ツイッターは「つながり」の何を変えるのか?
「ヒウィッヒヒー」楽しい!な勝間・広瀬両氏による、ツイッター入門書。基本的な使い方、ルール、より活用するための関連ツールなどがやさしく軽いノリで紹介されている。twitter開発者と勝間氏の対談が載ってるのがポイント。
読了日:02月08日 著者:勝間 和代,広瀬 香美
ほんとうのエコカーをつくろうほんとうのエコカーをつくろう
岐阜県各務原市で電気自動車の開発・販売を手がけるベンチャー企業ゼロスポーツを経営する著者による、電気自動車論、ものづくり論、ベンチャー経営論。破壊的イノベーションを生み出したり、それによる産業構造の変化に素早く対応できるのは、大企業よりむしろこういう地方ベンチャーかもしれない。このような企業がもっと活動しやすい社会制度・法規制への方向転換が必要だろう。
読了日:02月08日 著者:中島徳至
投資ミサイル投資ミサイル
主人公の女性新米課長が取引先銀行から派遣されたロボット取締役に「投資」をレクチャーされ事業を成功させていくサクセスストーリー。「ミサイル」の意味はクライマックスのお楽しみ。
読了日:02月07日 著者:竹内 謙礼,青木 寿幸
誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール
クローズドクェスチョンから徐々にオープンクェスチョンに移行する、というテクニックはなるほどと思った。
読了日:02月06日 著者:野口 敏
年収300万円時代、子どもの教育費はこうしなさい!―後悔しない、教育費の貯め方と使い方年収300万円時代、子どもの教育費はこうしなさい!―後悔しない、教育費の貯め方と使い方
周囲の雰囲気に流されず、投資可能額を算定し、目標を定め、きちんと戦略を練りましょう、という真っ当な話。具体的には夫の年収300万円+妻のパート収入100万円で子供2人を大学進学させるモデルケースでの、小中高大の学費や塾費用と資金準備方法あれこれ。それにしても私立医薬系大学の学費の高さにびっくり。
読了日:02月06日 著者:大竹 のり子
「仕組み」節約術「仕組み」節約術
日々の細かな変動費をケチケチ節約する前に、まず固定費を減らそう。住居費や車、通信費や保険などを身の丈よりちょっと下にすると効果的。時間をお金に換算して、時間のムダ使いを無くそう。自分としては、既に実践してる内容が多かった。
読了日:02月05日 著者:泉 正人
消費と投資で人生を狂わすな消費と投資で人生を狂わすな
車や住宅購入にかかる費用の考え方、保険や年金の仕組みや投資対効果など、誰もが関係するお金のトピックについて、時に対話風、時に解説風、時にエッセイ風に、全般的に軽いノリで書かれている。体系的に知識や情報がまとめられた本ではないので、ノリが合わないと読みにくいかも。
読了日:02月05日 著者:小堺 桂悦郎
小さき者へ・生れ出ずる悩み (岩波文庫)小さき者へ・生れ出ずる悩み (岩波文庫)
「小さき者へ」読んだ。
読了日:02月03日 著者:有島 武郎
「どこでもオフィス」仕事術―効率・集中・アイデアを生む「ノマドワーキング」実践法「どこでもオフィス」仕事術―効率・集中・アイデアを生む「ノマドワーキング」実践法
ノマドワーキングの実践法を「ツール」「オフィス環境」「データ管理」の三要素で解説している。会社員にもできる、とあるが、大企業ほどIT機器管理やデータ管理、外部からのアクセス管理が厳しいので、ホットスポットやクラウドサービスをフル活用するのは難しいかもしれない。様々な「オフィス環境」の特徴と向き不向きの分析はなるほどと思った。
読了日:02月02日 著者:中谷 健一
ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (扶桑社新書)ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ (扶桑社新書)
著者に寄せられる相談内容からセックスレスとEDの「卵と鶏」的な関係が明らかにされている。EDの要因は、運動と同じで「しない」→「できない」になってしまう身体的要因や、他のストレスの影響や行為の失敗によるトラウマなどの心理的要因に二分される。EDをタブー視せず、医師の相談を受け、ED治療薬も適宜利用しよう、という話。ED治療薬が保険適用外ってのは残念な事実。
読了日:02月01日 著者:二松 まゆみ

読書メーター

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2011年02月02日

1月の読書メーターまとめ<新記録>

49冊!新記録!我ながらよく読んだ!

iPod touchで読んだのが、App形式のと青空文庫のタイトルと合わせて22冊分相当。
残り27冊のうち、買った&実家から持ってきた(=今現在本棚に入ってる)本は7冊。
というわけでそれ以外の20冊は図書館その他を利用したもの。

さすがに毎月50冊も本が増えていくのは今の居住環境では許容できないので、電子書籍と図書館その他の比率は今後も高くなるでしょう。

さて、2月は日数が少なくて連休も少ないので1月よりはペースダウン必至だろうけど、それでも30冊は目指したいところ。

1月の読書メーター
読んだ本の数:49冊
読んだページ数:11200ページ

或る女 (後編) (岩波文庫)或る女 (後編) (岩波文庫)
後編の後半あたりからは陰惨で狂気じみた心理描写がいつ果てるともなく続き、読んでるこっちも疲れてきた。救いの光明をちらつかせつつも死の破滅を強く匂わせる、暗く澱んだ何とも落としどころのない終わり方には悪い意味で裏切られた。主人公の生き様と悩み苦しみ、語られなかった未来をより理解するには、時代背景や著者の当時おかれた状況など外部環境を踏まえる必要があるのかもしれない。
読了日:01月31日 著者:有島 武郎
イルカを食べちゃダメですか? 科学者の追い込み漁体験記 (光文社新書)イルカを食べちゃダメですか? 科学者の追い込み漁体験記 (光文社新書)
映画「THE COVE」で話題になった和歌山県太地町のイルカ漁の歴史や実態を中心に、捕鯨(イルカ含む)問題を考える内容。漁師たちや町の人々の生活の詳細な記述は、太地町に長期間滞在し漁船にも乗った著者ならでは。伝統的な日本沿海での捕鯨文化を認めるべき、とする著者だが、南半球での調査捕鯨に関してはその歪んだ実態を指摘する。
読了日:01月31日 著者:関口 雄祐
マグネシウム文明論 (PHP新書)マグネシウム文明論 (PHP新書)
著者は化石燃料に代わるエネルギーとして、海水に大量に含まれエネルギー効率の高いマグネシウムの利用を提案する。海水からの抽出技術、太陽光レーザーによる精錬技術、マグネシウムを用いた電池技術など、著者の研究内容が平易に解説されている。技術紹介だけでなく、開発コストと回収見込み、エネルギー需要に対応するプラント規模なども試算されており、一研究者の妄想にとどまらない現実味がある。太陽光発電一辺倒でなく様々な可能性を探る必要を感じた。
読了日:01月31日 著者:矢部 孝,山路 達也
なぜアヒル口に惹かれるのか (メディアファクトリー新書)なぜアヒル口に惹かれるのか (メディアファクトリー新書)
人の顔認識処理の仕組みから美人の人種普遍性、果てはフロイトまで持ち出して、アヒル口に「萌え」るワケを考える内容。いろいろ考えた割には結局よくわかんないね、ってな読後感。顔認識には目と口が大きく影響→アヒル口は赤ちゃんの口なので誰にとってもかわいい→日本人は遺伝子的に萌えやすい(?)→アヒル口萌え!…ちょっとロジックとして弱いような。
読了日:01月30日 著者:野村 理朗
睡眠はコントロールできる (メディアファクトリー新書)睡眠はコントロールできる (メディアファクトリー新書)
不眠、過眠、相遅延、夢遊病、ナルコレプシーなど、様々な睡眠障害の原因と対処法を実際の患者のケースをモデルに江川達也マンガ+テキストで解説。行動計による患者の活動状態把握と投薬治療が基本。パフォーマンス向上のための短眠化の方法についても言及されており、著者の手にかかれば「睡眠はコントロールできる」となる。巻末の対談での「効率を極限まで高める技術や薬が管理する側に悪用されるのを危惧する」「それを選ばない自由も残したい」という江川氏の発言で本としてはバランスが取れてる印象。
読了日:01月29日 著者:遠藤 拓郎,江川 達也
人生を豊かに歩むために大切なこと どうでもいいこと人生を豊かに歩むために大切なこと どうでもいいこと
「外」の常識や空気や肩書きに惑わされず、「内」なる感覚を大切にしよう。「トイレ飯」や「婚活」をばっさり斬るところが面白かった。
読了日:01月28日 著者:フランソワ・デュボワ
仕事は1日30分! ―お金と時間を増やすドラクエ流成功法仕事は1日30分! ―お金と時間を増やすドラクエ流成功法
「貯金できる仕事」「貯金できない仕事」という考え方が面白かった。仕組み化・自動化を進めて時間効率を極限まで上げられる仕事を選ぶべし。準備・仕組み作りには時間をかけ、維持運営に手がかからないようにすべし。具体的に著者が推奨するのはネットビジネスと不動産投資だって。最後の方に載ってる細かい時間術は他の本とだいたい同じ。
読了日:01月28日 著者:菅谷 義博
日本の若者は不幸じゃない (ソフトバンク新書)日本の若者は不幸じゃない (ソフトバンク新書)
不況や就職難など上の世代の価値観では「不幸」に見えるかもしれないが、今の若者の価値観で見れば必ずしもそうではない。「アキバ」「ヲタ」「クラスタ」などのキーワードで今の若者の「幸福」を分析し、「ヲタパワー」によるビジネスや町おこしなど様々な活動についても紹介される。だが、やはりそれは都会だからこそであり、古い価値観が支配する田舎では若者は「不幸」なのでは?とも思った。
読了日:01月28日 著者:福嶋 麻衣子,いしたに まさき
老いの才覚 (ベスト新書)老いの才覚 (ベスト新書)
何でも他人や社会に頼ろうとせず自立・自律した老人になろう。死ぬまで「生き」よう。一応老人向けに書かれているが、幅広い世代に訴えるものがある。上品に生きよ、と訴える著者だが、日教組が悪いだの朝日は醜いだの多少下品な表現も散見されるのは御愛嬌か。「…の才覚」ブーム来るかも。
読了日:01月28日 著者:曽野 綾子
洗脳を解けば、人生はすべてうまくいく洗脳を解けば、人生はすべてうまくいく
みんな多かれ少なかれ洗脳されている。資本主義や日本社会、ライフスタイルから趣味趣向まであらゆる面で。洗脳から自由になるには、抽象度を上げて物事を見、考えろ。そのために本をたくさん読めとかTVは見るなとか助言あれこれは、他の著書でも繰り返し出てくるのと同様。あえて今の欲求や世間の常識の逆の行動をとってみる(法律の範囲内で)あまのじゃくトレーニングが面白そう。
読了日:01月28日 著者:苫米地 英人
喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)
工学系の大学・大学院での研究生活の描写がリアル。あくまで純粋に、自分の知的好奇心に正直に、ひたすら「研究」に生きる喜嶋先生。その自由を得るのと引き換えに多くのものを失いもするその生き様は、静かでありながらも苛烈。そんな先生に憧れつつも、家族や社会のために「普通の」「不自由」を選んだ「僕」。自由に生きること、満足して生きることの難しさを考えさせられた。
読了日:01月27日 著者:森 博嗣
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)
老人から子供まで、医者から娼婦まで、様々な人々と関わり合いながら、失ったものを少しずつ修復し、誰かに新たな希望を与えていく。多田と行天のぎこちなくも温かい微妙な距離感が味わい深い。
読了日:01月24日 著者:三浦 しをん
「自分ごと」だと人は動く「自分ごと」だと人は動く
従来のような典型的な家族像や世代的傾向が崩れ、個人の趣向が多様化する今、「タグ」により緩く関連づけられた「網衆」がこれからのマーケティング対象。いや、むしろ対象(to)ではなくパートナー(with)と捉えるべき。実際に成功しているマーケティング手法をその観点で分析した例も紹介されている(理論後付けな感もあるが…)。「情報のスルー」の3形態「無視」「見切り」「放置」を無意識に使い分けてる、ってのは実感としてわかる。
読了日:01月23日 著者:博報堂DYグループエンゲージメント研究会
割り箸はもったいない?―食卓からみた森林問題 (ちくま新書)割り箸はもったいない?―食卓からみた森林問題 (ちくま新書)
割り箸の歴史、生産地の変遷、「割り箸追放運動」「マイ箸ブーム」の問題点、実際の環境負荷や国内外での取り組みなど、幅広い観点から割り箸と環境について調べられている。本書の結論としては、割り箸の環境負荷は微々たるもので、ホントに森林伐採が問題なら、紙(勿論コピー紙だけでなくナプキンやティッシュも含む)の使い方に目を向けるべき、ということ。マスメディア・芸能人は単純なキャンペーンに走りがちなので注意したい。一方で、国産材に関してはもっと有効活用する仕掛けが必要だと感じた(割り箸用に限らず)。
読了日:01月22日 著者:田中 淳夫
田舎暮らしができる人 できない人 (集英社新書)田舎暮らしができる人 できない人 (集英社新書)
あくまで著者の個人的な体験に基づく見解とのことだが、よく言われる田舎での人間関係の煩わしさに関して、都会での生活・職場環境でも人間関係には悩まされるのと同じで田舎だから特別どうというわけではない、という指摘は納得。定年後は田舎で暮らしたいと思ってるワケではないが、できる人・できない人の違いについて書かれた部分を読んでみたら、意外と自分は田舎暮らしに向いてるかもしれない、と思った。ただ、農業やる体力はないな。
読了日:01月21日 著者:玉村 豊男
働くママ専業ママ子どものためにどっちがいいの?働くママ専業ママ子どものためにどっちがいいの?
著者の立場は働くママ寄りで、働くこと・保育園を利用することのメリット、専業ママの陥りやすい問題やリスクなどが紹介されている。専業ママ(&核家族)が増えたのは高度成長期以降で、それ以前の子育て環境は母親だけでなく他の家族や地域の人々に囲まれていた。それらの環境が消滅しつつある今、保育園で他の子供達や様々な大人達(保育士や他の父母)に囲まれて育つ方が「古き良き時代」に近いのかもしれない。
読了日:01月21日 著者:三沢 直子
セックスの誤解 (とまと文庫)セックスの誤解 (とまと文庫)
「編者:フェミニズム研究会」とあるので「ど、どんなスゴイこと書いてあるんだろ?」と思ったが、長い人生において「性」とどう付き合っていくかを考えるための基礎知識が満載で、男女どちらが読んでもためになるマトモな本。流行りの「****セックス」みたいな特殊な例を読んで変に感化される前に、こういう冷静な本を読んでおくのが吉。
読了日:01月21日 著者:フェミニズム研究会
真夜中の料理人真夜中の料理人
読了日:01月21日 著者:阿刀田 高
レバレッジ英語勉強法レバレッジ英語勉強法
学生時代のように文法と単語とリスニングを基礎からコツコツ完璧に…ではなく、自分に必要な分野でそこそこ伝わるレベルに短期間で到達することを目指そう、という提案。趣味や仕事でコレ!という分野を持ってる人には良さそう。
読了日:01月20日 著者:本田 直之
Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム (ソフトバンク新書)Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム (ソフトバンク新書)
誕生の歴史から使い方、問題点、今後の可能性までfacebookのことが一通りわかる。「最近聞くfacebookってなに?」「登録はしたけどあんま使ってない」な人向け。
読了日:01月20日 著者:山脇 伸介
チャンスがやってくる15の習慣―Skill With Peopleチャンスがやってくる15の習慣―Skill With People
主に「話し方」「対面コミュニケーション」に関してのアドバイス集。人が最も関心があるのは自分。だから、コミュニケーションにおいては自分ではなく相手中心に考える、というのが基本原則。要点が簡潔にまとめられているので、折に触れて読み返し、実践できているか確認すると良い。
読了日:01月20日 著者:レス・ギブリン,渋井 真帆
中国の鳥人 (新潮文庫)中国の鳥人 (新潮文庫)
短編集。「中国の鳥人」はまるで普通の旅行記のように始まるが、奥地に進むにつれて徐々に不思議な世界に入り込んでいく話。他のもこういうパターンかな?と思ったら、筒井康隆風ドタバタSF(?)だったり恐怖小説だったりいろいろ。どれもあんまりグッと来なかった。
読了日:01月19日 著者:椎名 誠
人のセックスを笑うな人のセックスを笑うな
年齢とか立場とか性別とか、そんなの問題じゃなくて、恋は恋で、好きなものは好きで、二人でいると幸せで、でもやっぱ終わりもあって、それはもちろん悲しくて、でもそれはなるようにしかならなくて、それはそれで良いのだ。
読了日:01月19日 著者:山崎 ナオコーラ
適当男のカルタ 〜純次のことわざブック〜適当男のカルタ 〜純次のことわざブック〜
高田純次流適当カルタと適当コメント+高田ノスタルジー。たまにこういうのを読んで堅くなった頭をほぐすのも良い。それにしても下ネタだらけ(笑)
読了日:01月18日 著者:高田 純次
町長選挙 (文春文庫)町長選挙 (文春文庫)
「オーナー」「アンポンマン」「カリスマ稼業」は実在の有名人によく似た人物が主人公。それぞれの世界・業界の内情・実情を暴露・揶揄するかのようなくだりもあるが、彼らとて社会や大衆との関わりによって存在しうるのであり、同じく人間として悩み苦しみつつ必死に生きているんだよ、と暗に諭されているように感じた。ただ、話としては「町長選挙」が圧倒的に面白い。
読了日:01月18日 著者:奥田 英朗
やる気の大学やる気の大学
イラストがステキ。
読了日:01月17日 著者:千葉 智之
ようこそ断捨離へ モノ・コト・ヒト、そして心の片づけ術ようこそ断捨離へ モノ・コト・ヒト、そして心の片づけ術
ブログ記事を集めた(だけの?)構成だからか、「片づけ術」というよりは片づけに関するエッセイ集な感じ。方法論が読みたければ「捨てる!技術」の方が使える。
読了日:01月17日 著者:やましたひでこ
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
ロマンを求め銀行を襲うギャングとその仲間達、無論犯罪者ではあるのだが、陽気で優しくて何だか憎めない。散りばめられた伏線を徐々に紡ぎつつ裏の裏の裏へと読者を引き込む展開が楽しい。
読了日:01月17日 著者:伊坂 幸太郎
河童 他二篇 (岩波文庫)河童 他二篇 (岩波文庫)
「河童」は古典ネタシリーズかと思ってたら全然違った。むしろガリバー旅行記的な設定だが、描かれている河童の世界や主人公の思想は社会風刺というより厭世・自嘲的な趣。生とは?死とは?その問いかけが繰り返し形を変えて現れる。「蜃気楼」「三つの窓」も死を思い死に向かう著者の苦悩が滲み出ているように感じた。
読了日:01月16日 著者:芥川 竜之介
トコトンやさしい電気自動車の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)トコトンやさしい電気自動車の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)
読了日:01月14日 著者:廣田 幸嗣
「私はうつ」と言いたがる人たち (PHP新書)「私はうつ」と言いたがる人たち (PHP新書)
プロフィールに書けるアイデンティティとして「うつ」が利用されている。「あなたはうつ病です」と診断されて喜ぶような人は実はうつ病ではない。社会や企業の対応が未熟なため、自称「うつ」な人と真にうつ病に悩む人との格差が生じている。ただ、外からは違いがわかりにくいのも確か。
読了日:01月14日 著者:香山 リカ
15分あれば喫茶店に入りなさい。15分あれば喫茶店に入りなさい。
喫茶店を戦い(勉強・仕事)の場と捉え、有効活用を奨める内容。流行りのノマドワーキングスタイルとは異なりPC(ネット)は使わず、武器は紙(手帳やノート)かポメラ、ってのは著者らしい。今までは20分あればカフェ入ってたけど今後は15分にするかな(笑)。
読了日:01月13日 著者:齋藤 孝
大人のケンカ必勝法―論争・心理戦に絶対負けないテクニック (PHP文庫)大人のケンカ必勝法―論争・心理戦に絶対負けないテクニック (PHP文庫)
「大人のケンカ」とはつまり「非暴力で行う争い」のこと。いかに議論・口論に勝つ(負けない)か、だけでなく、怪しい口車にのせられないための心構えについても書かれているのは実用的。勝った後の方が難しい、という指摘も納得。
読了日:01月13日 著者:和田 秀樹
徹底抗戦 (集英社文庫)徹底抗戦 (集英社文庫)
検察の権力・実力、拘留の仕組みと拘置所生活、何よりライブドア事件の要点がよくわかる。著者は、世渡りの不器用さはあるが曲がったことが嫌いで真っ直ぐな人物という印象を受けた。
読了日:01月13日 著者:堀江 貴文
クラウドHACKS! ―同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイルクラウドHACKS! ―同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイル
クラウド環境をフル活用したノマドワーキングスタイルを実践する著者が、ガジェットや各種サービスの使い方をこれでもか、と開示してる。全部マネする必要はなかろうが、一部でも参考になる。一匹狼のフリーランスだけでなくチームワーキングでのメソッドにも言及している点は良い。
読了日:01月12日 著者:小山龍介
グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれたグーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた
部門収益優先、既存製品への過信、事業選択と集中のミス、市場動向把握の甘さと判断の遅れ…大企業の問題点としてよく挙げられるこれらの傾向が、あのソニーをも凋落させていった過程が当事者の回想により詳しく書かれており、興味深い。ソニーで学んだ何がグーグルで役立ったのかが今一つよくわからなかった。
読了日:01月12日 著者:辻野晃一郎
部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~
再読。「俯瞰して計画」「デッドライン」「すぐやる現場主義」「時間確保と隙間時間活用」「朝と昼休み活用」「人に任せる」「一階級上の視点」
読了日:01月12日 著者:佐々木 常夫
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
フリー(無料)が成立する原理から実際のフリービジネスの仕組みいろいろまで。フリー批判に対する反論も。商品やサービスをフリーで提供しつついかに収益を上げるか、やり方は千差万別。それをうまいこと考えた人が勝ち。
読了日:01月11日 著者:クリス・アンダーソン
蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)
「猿蟹合戦」面白い。
読了日:01月09日 著者:芥川 龍之介
羅生門・鼻・芋粥・偸盗 (岩波文庫)羅生門・鼻・芋粥・偸盗 (岩波文庫)
「羅生門」「芋粥」「鼻」読んだ。
読了日:01月09日 著者:芥川 竜之介
蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇 (岩波文庫)蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七篇 (岩波文庫)
「杜子春」「蜘蛛の糸」「アグニの神」読んだ。
読了日:01月09日 著者:芥川 龍之介
勉強のススメ勉強のススメ
最も重要なのは「何を」やるか。「どうやって」やるかはその次。何かを得たければ先に何かを捨てる必要がある。「読む」「書く」「喋る」のトレーニング法が面白い。
読了日:01月08日 著者:石井 貴士
本当に頭がよくなる1分間勉強法本当に頭がよくなる1分間勉強法
覚えたことの思い出しを瞬時化するには短期記憶の高速反復。
読了日:01月07日 著者:石井 貴士
海と毒薬 (新潮文庫)海と毒薬 (新潮文庫)
読了日:01月07日 著者:遠藤 周作
ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)
読了日:01月06日 著者:梅田望夫,飯吉透
或る女 (前編) (岩波文庫)或る女 (前編) (岩波文庫)
読了日:01月06日 著者:有島 武郎
善の研究 (岩波文庫)善の研究 (岩波文庫)
純粋経験こそが唯一の実在であり、知情意の根本は同一である。自己の内面的要求、理想の実現が即ち善である。神は純粋経験の統一である。…と書いてあったと思う。
読了日:01月02日 著者:西田 幾多郎
日本人と中国人 (集英社文庫)日本人と中国人 (集英社文庫)
日中両国の歴史文化社会思想に憧憬の深い著者ならではの日中比較文化論。実はよく知らない中国を知ることができるだけでなく、相対的に日本を知ることもできる良書。原書は1971年刊行だが、今読んでも変わらず参考になる普遍的な内容。
読了日:01月02日 著者:陳舜臣
インドでわしも考えた (集英社文庫)インドでわしも考えた (集英社文庫)
椎名誠によるインド旅行記。神秘や瞑想や哲学を求めるのでなく、町の、村の、河の、道端のインドを五感で感じた生々しく迫力ある内容。原著は1984年の刊行なので、現在のインドはかなり変わってるのかもしれない。
読了日:01月01日 著者:椎名 誠

読書メーター

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2011年01月09日

12月の読書メーター

冊数的には24冊となってますが、内訳は、

iPodアプリ: 4冊
紙の本: 5冊
青空文庫: 15冊

というわけで青空文庫がほとんどでした。小説が中心で、夏目漱石や太宰治、エドガー・アラン・ポーなど、有名な作品を乱読中です。

著者名とタイトルは昔学校で習ったり(あるいはクイズ用に覚えたり)して知ってるけど、わざわざ書籍を購入してまで読もうとは思ってなかった作品や、昔読んだけどもう忘れちゃった作品の数々が気軽に読めるので楽しいです。

12月の読書メーター
読んだ本の数:24冊
読んだページ数:6325ページ

小泉八雲集 (新潮文庫)小泉八雲集 (新潮文庫)
「雪女」ほか数編読んだ。
読了日:12月30日 著者:小泉 八雲
河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)
「或阿呆の一生」読んだ。
読了日:12月30日 著者:芥川 龍之介
カインの末裔・クララの出家 改版 (岩波文庫 緑 36-4)カインの末裔・クララの出家 改版 (岩波文庫 緑 36-4)
「カインの末裔」読んだ。北海道の厳しい自然の中で小作農として荒々しく生きる主人公はある意味で純粋で野性的な人間の姿なのかもしれない。
読了日:12月29日 著者:有島 武郎
小さき者へ・生れ出ずる悩み (岩波文庫)小さき者へ・生れ出ずる悩み (岩波文庫)
「生まれ出ずる悩み」読んだ。冷たく厳しく荒れ狂う海と命をかけて対峙する漁夫の生活と、豊かで美しい山を心の向くままに描く芸術家の生き方、その間で悩む「君」を想い、幸あれと願う「僕」。静と動、厳しさと安らぎ、精神と肉体、理想と現実、希望と不安、それらが鮮やかに対比される。特に北海道の海の描写が凄まじい。
読了日:12月27日 著者:有島 武郎
ヴィヨンの妻 (新潮文庫)ヴィヨンの妻 (新潮文庫)
「ヴィヨンの妻」読んだ。いかに生きるか、いかに死ぬか、生きる意味とは、自分は何者なのか、そんなことばかり考えてるどうしようもない男と、生きていればいい、と謳う女。後者の強さと清々しさが印象に残る。といって、男と女とはそういうものだ、と言いたいわけでもないのだろう。
読了日:12月24日 著者:太宰 治
人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))
なるほどつい主人公の精神分析や自分自身との共通項探しを試みたくなる作品。主人公の生き方は、不気味で不愉快で退廃的で時に凄惨ですらあるが、そこには「悪意」が全くない。「悪意」を極限まで排除した人間が、「勧善懲悪」を是とする人間社会において、むしろ「人間失格」となってしまう。その構図が面白かった。
読了日:12月24日 著者:太宰 治
蟹工船・党生活者 (新潮文庫)蟹工船・党生活者 (新潮文庫)
「蟹工船」読んだ。劣悪な環境かつ過酷な待遇での労働を強いられ、抜け出すこともできない労働者達の描写は生々しく凄まじい。最終的に団結による勝利を描き、運動の広がりを想起させて幕を閉じるあたりが時代を感じさせる。カムイ伝とは好対照な結末。
読了日:12月22日 著者:小林 多喜二
マニャーナの法則 明日できることを今日やるなマニャーナの法則 明日できることを今日やるな
緊急に対処しなければならないタスクとそれ以外を分け、後者を明日以降にスケジューリングする。基本的にはこれだけ。おそらく最大の難関は、タスクの所要時間見積もり。
読了日:12月21日 著者:マーク・フォースター
君がオヤジになる前に君がオヤジになる前に
仕事や家族、人間関係に対する著者の意見に必ずしも全て同意はしないが、常識を疑い、情報を集め、自分の頭で考え、そして動け!突破せよ!という根本思想は全くもって素晴らしい。歯(というより歯茎)を大切にすべし、については激しく同意。
読了日:12月18日 著者:堀江 貴文
坊っちゃん (岩波文庫)坊っちゃん (岩波文庫)
教師として赴任した四国の田舎の居心地の悪さは、日本社会の醜い部分の縮図に見える。主人公はしきりに田舎と東京と比べるが、その東京にも坊っちゃん(愛してくれなかった両親すら亡くした次男坊)の居場所は無かったのも事実。退治したつもりの「悪」は滅びてはいないし、むしろ「正義」の山嵐と坊っちゃんは社会的には「負け組」。文章は明るく軽いが寂しくて重い話。
読了日:12月17日 著者:夏目 漱石
黒猫・モルグ街の殺人事件 他5編 (岩波文庫 赤 306-1)黒猫・モルグ街の殺人事件 他5編 (岩波文庫 赤 306-1)
「黒猫」理由なき狂気、理不尽な猟奇性が描かれるポオらしい怪奇作品。「モルグ街の殺人事件」はもう何度読んだかしれない。今更だが、前フリの「いやまったく、あいつは小男さ」はちょっとムリがあると思う。
読了日:12月16日 著者:ポオ
黄金虫・アッシャー家の崩壊 他九篇 (岩波文庫)黄金虫・アッシャー家の崩壊 他九篇 (岩波文庫)
「黄金虫」読んだ。推理小説というか冒険小説というか。今となっては話は単純だしトリック(暗号)もシンプル。登場人物の狂気めいた描写はポオらしい。
読了日:12月16日 著者:ポオ
かんたんUML[増補改訂版]かんたんUML[増補改訂版]
初版読んだ。今のところの自分の用途はビジネスシステム開発というよりは組み込みアプリケーション開発に近いので全てのツールを使いこなす必要はなさそう。まずユースケース図で機能を明確にし、オブジェクト図でソフト構成を検討…くらいはやってみる価値ありそう。
読了日:12月16日 著者:オージス総研
社長の教科書―リーダーが身につけるべき経営の原理原則50社長の教科書―リーダーが身につけるべき経営の原理原則50
何よりビジョンが大事。私利私欲なく顧客や社会に貢献する強い理念があれば利益は結果としてついてくる。以下、戦略、マーケティング、資源配分と人のマネジメント、リーダーシップと続く。やたら真面目な本。
読了日:12月15日 著者:小宮 一慶
黄金虫・アッシャー家の崩壊 他九篇 (岩波文庫)黄金虫・アッシャー家の崩壊 他九篇 (岩波文庫)
「アッシャー家の崩壊」読んだ。幻想的な描写が多く翻訳が難しそうな小説。怪奇と狂気と哀愁と。
読了日:12月15日 著者:ポオ
私の個人主義 (講談社学術文庫 271)私の個人主義 (講談社学術文庫 271)
表題の講演「私の個人主義」読んだ。現代の悩みと根本は同じ。
読了日:12月15日 著者:夏目 漱石
桜の森の満開の下 (講談社文芸文庫)桜の森の満開の下 (講談社文芸文庫)
「桜の森の満開の下」読んだ。凄惨かつ猟奇的な描写が印象に残る。それも全て桜の持つ底知れぬ闇の力ゆえか。
読了日:12月15日 著者:坂口 安吾
檸檬 (新潮文庫)檸檬 (新潮文庫)
「檸檬」読んだ。蜜柑や林檎ではなく檸檬でなければならない。そんな気がする。
読了日:12月15日 著者:梶井 基次郎
高野聖 (角川文庫)高野聖 (角川文庫)
「外科室」読んだ。もし現代を舞台にこの話を描こうとすると相当無理がありそう。書かれた当時はどう受け止められたのか気になる。
読了日:12月15日 著者:泉 鏡花
社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由
序盤は「俺スゲーこと考えた!」「ホラうまくいったぜ!」「もっと凄いの思いついた!」「俺天才!」「金もどんどん集まるぜ!」…な展開で、正直ちょっと不愉快で一旦読むのを止めたくらいなのだが、会社がピークを越えて傾き始める頃から俄然面白く(という表現は適切でないかもしれないが)なってくる。銀行をはじめとする金融機関や取引先企業とのやり取りが生々しく、社長の目線で「倒産」を追体験できる。電子書籍版では、当時の客観的な分析や現在の活動に至る経緯が追加され、更に読み応えがある。
読了日:12月10日 著者:板倉 雄一郎
ビジョナリー・リーダー―自らのビジョンを確立し、組織の成果を最大化するビジョナリー・リーダー―自らのビジョンを確立し、組織の成果を最大化する
MUST(ニーズ)やCAN(シーズ)の前に、まずWILL(ビジョン)を意識せよ。ビジョンは、在りたい姿(be)→やりたいこと(do)で構成される。過去、現在、未来の自分を思い出し、想像し、ビジョンを明確化すること。ビジョンを表出させ、人を動かし、事を為していく人が、ビジョナリーリーダー。
読了日:12月07日 著者:北垣 武文
堀田力の「おごるな上司!」―人事と組織の管理学堀田力の「おごるな上司!」―人事と組織の管理学
元特捜部検事という著者による上司・部下論。事例の元ネタは役所の話が多いが、おそらく旧態企業にも通じるだろう。1994年の本なので、ダメ上司像はいささか古い印象。この時期に既に「女性登用」「価値観の多様化」の必要性が訴えられていたにもかかわらず、15年以上経った今でも相変わらず同じ問題が議論されていることに改めて呆れた。
読了日:12月07日 著者:堀田 力
夏野流 脱ガラパゴスの思考法夏野流 脱ガラパゴスの思考法
ITも英語もダメで現状維持志向なオジサマは若者に席を譲りましょう、という主張。腹が立つ人もいるかもしれないが、自分はポジティブに受け止めた。
読了日:12月07日 著者:夏野 剛
創造学のすすめ創造学のすすめ
「失敗学」の畑村先生による「創造」の技法。ものづくりから企画まで、あらゆる「創造」に応用できる。著者の専門である機械工学・設計に関する具体的事例が多く用いられており、特にその分野に近い人(私)には大いに参考になる。思考展開図を書きまくるべし。
読了日:12月03日 著者:畑村 洋太郎

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2010年12月14日

11月の読書メーターまとめ

今月も先月並みの18冊でした。

春ごろには月30冊ペースで読んでたんですが、ここんとこ達成度6割。
4割減った分の時間はたぶんTwitterに消えてます…。

これも「読書」にカウントして良いのか?と迷ったのが、コレ。

【送料無料】無冠の帝王 聖飢魔II

【送料無料】無冠の帝王 聖飢魔II

価格:2,300円(税込、送料別)

地球デビュー25周年を記念して期間限定再集結中の聖飢魔II(あるいは聖飢魔25)の本。内容は、各界著名人からの祝福コメントや海外ミサツアーに関する構成員のインタビューなど。

日本ミサツアーが終わったらもう1冊出るのでは?と予感させる雰囲気ぷんぷんでした。

11月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4643ページ

花祭 (1981年)花祭 (1981年)
花と香水と愛憎ドロドロの、ご婦人向けファンタジー小説。
読了日:11月29日 著者:平岩 弓枝
インテリジェンス人間論 (新潮文庫)インテリジェンス人間論 (新潮文庫)
前半の外務省時代の裏話の部分だけ読んだ。橋本、小渕、森の人物像が意外だった。特に北方領土問題に関してのロシアとの駆け引きは面白いし勉強にもなる。
読了日:11月29日 著者:佐藤 優
無冠の帝王 聖飢魔U 〜地球デビュー25年目の大検証〜 (ヨシモトブックス)無冠の帝王 聖飢魔U 〜地球デビュー25年目の大検証〜 (ヨシモトブックス)
25周年記念海外ミサレポートや構成員インタビュー(座談会)など。解散後の聖飢魔IIという活動を現構成員がどう捉えているか、行間も含めて読むと面白い。ただ、国内ミサ開始前までの内容なので、やや物足りなさが残る。ということは、国内ミサツアー終了後にもう一冊出るかも?
読了日:11月28日 著者:聖飢魔U
蚤とり侍蚤とり侍
江戸後期安永〜天明の政治、社会、文化、風俗を背景に描かれる、様々な人々の生き様。時に楽しく、時に悲しく、時に温かい話の数々。知られざる江戸の素顔に出会う面白さも。
読了日:11月27日 著者:小松 重男
シュレディンガーの哲学する猫 (中公文庫)シュレディンガーの哲学する猫 (中公文庫)
日常と非日常が交錯する小説の中に、数多くの哲学者の思想が現れ消える。それらをリンクさせるのはシュレディンガーの猫。…残念ながら1章で挫折。この世界にスッと入れなかった。
読了日:11月25日 著者:竹内 薫,竹内 さなみ
ぐうたら人間学ぐうたら人間学
作品(小説)から受けるシリアスな印象とはかなり違った雰囲気の明るくゲヒンなエッセイ集。発刊された昭和47年という時代の匂いを嗅ぐのもまた楽し。最後の長崎の話は、我が故郷ということもあり、ジンときた。
読了日:11月25日 著者:遠藤 周作
臨機応答・変問自在 ―森助教授VS理系大学生 (集英社新書)臨機応答・変問自在 ―森助教授VS理系大学生 (集英社新書)
授業後に学生に書かせた質問に森助教授(当時)が一つ一つ答えたQ&A集。質問じゃなくて「好きな食べ物ベスト5」とか書いてくる学生好きだな。それに鋭く突っ込む森センセイもなかなかのもの。問答のようなやりとりも面白いが、簡潔な回答の中に散りばめられた森氏の思想も興味深く刺激になる。
読了日:11月24日 著者:森 博嗣
古道具 中野商店 (新潮文庫)古道具 中野商店 (新潮文庫)
舞台は現代の東京なのだが、どこか遠い世界のファンタジーのような不思議な雰囲気の話。中野商店に集まる人々は人間臭く一癖ある人ばかりだが、みな「生」をあるがまま受け入れている。会社勤めを始めたヒトミさんが感じた「みんな、自分を小出しにしてるな」は、実はその「みんな」も感じてはいるが口に出さない言葉。中野商店や周りの人々も年月を経て形は次第に変わっていくが、その内側の変わらない部分が大切な気付きを与えてくれる。
読了日:11月22日 著者:川上 弘美
子育てハッピーアドバイス子育てハッピーアドバイス
さらっと読めるし素敵なイラストで非常にわかりやすいのでオススメ。忘れた頃にふと読み返すと何気に再発見があったりする。実は子育てに限らず広く人と人との関係を考える際のヒントにもなる内容。
読了日:11月19日 著者:明橋 大二
寝ながら学べる構造主義 (文春新書)寝ながら学べる構造主義 (文春新書)
構造主義って何?聞いたことあるような無いような?…なレベルの私には丁度良い入門書。でもあと三回は読まないと、な感じ。
読了日:11月19日 著者:内田 樹
響きあう脳と身体 (新潮文庫)響きあう脳と身体 (新潮文庫)
身体は同時並列的であり、要素還元主義では解明できない。身体の制約あっての自由・知能である。むしろロボット工学的アプローチが人を探求するのに適している…等々。脳に向かう茂木氏と身体に向かう甲野氏の対談は、それぞれが自分の主張を喋りまくっているのに、何故か根元的な部分で意気投合しているような、不思議な雰囲気。それが何かは読者自身が感じるべし。
読了日:11月18日 著者:甲野 善紀,茂木 健一郎
笑う科学 イグ・ノーベル賞 (PHPサイエンス・ワールド新書)笑う科学 イグ・ノーベル賞 (PHPサイエンス・ワールド新書)
イグ・ノーベル賞の歴史や選考基準、設立者の言葉、代表的な授賞例などを通して、同賞の狙いや意義が解説される。日本人の受賞者や受賞が期待される研究(?)も多く紹介されている。「イグ・ノーベル賞を取るための方法」の章は、必ずしも技術開発を目的としない科学研究に対する態度を示しており、興味深い。
読了日:11月15日 著者:志村 幸雄
適当教典 (河出文庫)適当教典 (河出文庫)
適当男高田純次先生が老若男女から寄せられた人生相談の数々に適当に答えまくる。下ネタ満載でヒドい内容なんだが、なんか高田先生の家族愛みたいなものを感じる。「適当日記」の方が面白かったかな。
読了日:11月12日 著者:高田 純次
悪人悪人
多くの人の大小様々な「悪」が複雑に作用した結果が一つの「罪」を生んだ。彼は「罪人」である。が、「悪人」なのか?責められるべきは誰なのか?「どっちも被害者にはなれない」という台詞が重い。「罪」を罰するという制度は、人々の「悪」を「罪人」に背負わせる仕組みなのかもしれない。事件をきっかけに、自分や他人の中の「悪」と向き合い、自身の生き方を見直す登場人物たちに心を動かされる。
読了日:11月11日 著者:吉田 修一
天才は10歳までにつくられる―読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!天才は10歳までにつくられる―読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!
子供の才能を引き出す、という「ヨコミネ式」の説明+子育て相談Q&A。表面的に著者の手法をマネするのでなく、背景にある思想と理論(仮説)を理解することが大事。何よりまず自分の子供に真剣に向き合うことから。保育園経営者なのに「夫は仕事で妻は家庭」な家族像を前提にしてるように読めて、その点はちょっと違和感あり。
読了日:11月10日 著者:横峯 吉文
失敗学のすすめ (講談社文庫)失敗学のすすめ (講談社文庫)
とかく「失敗」に対して責任追及にばかり目がいき、再発防止のための原因究明を怠りがちな日本社会/組織/個人は変える必要がある。マスコミや上司を非難する前に、まず自分自身の考え方を改めるべき。ものづくりに限らず、広く「事に当たる」際に意識しておきたい。
読了日:11月10日 著者:畑村 洋太郎
「私」探しゲーム―欲望私民社会論 (ちくま学芸文庫)「私」探しゲーム―欲望私民社会論 (ちくま学芸文庫)
1980年代に書かれた社会論。キーワードは「大衆」「消費」「女」。「時代の動きがめっぽう早い」という書き出しから始まるのだか、四半世紀を経た今でも(使われている用語の流行り廃りを除けば)社会を鋭く言い当てているように感じる記述が多く見られるのは、著者の先見の明なのか、あるいは、社会は大して変わっていないのか。
読了日:11月08日 著者:上野 千鶴子
理系のための「即効!」卒業論文術 (ブルーバックス)理系のための「即効!」卒業論文術 (ブルーバックス)
論文書く際のテキストとして傍読。論文に書くべきは、問題設定と解決方法(理論)。実験は理論の検証が目的。理論の説明はそこそこに実験の話ばかりの論文を書いてしまいがち。気をつけたい。
読了日:11月05日 著者:中田 亨

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2010年11月03日

10月の読書メーターまとめ

今月も先月と同じく17冊。

読書時間少ないなーとは思いつつ、それでも最低これくらいは習慣として読める、ってことかも。ちなみに17冊中8冊は電子書籍アプリなので、かなりiPodのおかげ。時間と場所を選ばないってのが大きい。

珍しく小説を3冊読みました。もう一回振り返ってみます。

蛇にピアス

蛇にピアス

価格:400円(税込、送料別)

タトゥーやピアス、暴力的なセックスなど、肉体への刺激がエスカレートする一方、心はひたすらに無感動で虚無的な主人公。後半、大きく揺れ動いた果てに彼女の中で何が変わったのか?…が、結局よくわからない。でも何か気になる、考えちゃう、そんな読後感。

インシテミル

インシテミル

価格:720円(税込、送料別)

本屋の「映画化コーナー」に積んであったのを見て、App Storeで購入。

ミステリとしてもファンタジーとしても何か中途半端な印象。殺人に至る心理にイマイチ納得できなかったのが最大の要因。他人を殺せば/陥れれば、より多くの金が貰える、という「与えられた・逃げられない状況」で、いかに生きるか?というのが基本設定で、後は軽いノリの論理パズル、という構成は、「ライアーゲーム」と同類。この手の話って、現代資本主義社会のメタファのつもりなのかなー。

「ミステリそのものがネタ」で「閉鎖空間が舞台」なミステリなら、綾辻行人の「十角館の殺人」「迷路館の殺人」の方が登場人物の心理やトリックの緻密さの点で面白いと思う。

十角館の殺人

十角館の殺人

価格:730円(税込、送料別)

迷路館の殺人

迷路館の殺人

価格:780円(税込、送料別)

空中ブランコ

空中ブランコ

価格:530円(税込、送料別)

精神科医伊良部一郎が活躍(?)する短編集。下手な啓発本よりずっと心に沁みます。前作も読み返したくなりました。

イン・ザ・プール

イン・ザ・プール

価格:530円(税込、送料別)

10月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:4111ページ

インシテミル (文春文庫)インシテミル (文春文庫)
パズルとしては面白かった。最後に暴かれる真犯人に関して、犯行計画・準備や遂行可能性の点で偶然の要素が強すぎる気がした。「推理小説」ネタが表に裏に巧みに使われているとは思うが、「推理小説読者」属性に頼り過ぎな印象も残る。ま、参加者は<クラブ(≒作者)>が任意に選んだ、という設定である以上、何でもアリなわけだが。
読了日:10月31日 著者:米澤 穂信
「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)
単に美術作品として目で鑑賞するのではなく、政治・社会・宗教などの背景や描かれている人物・物語・事件などに関する知識を元に、作品に込められた意味や描かれた目的を読み解く、という絵画の楽しみ方が説かれる。多くの強(恐?)力な作品についてやさしく紹介されており、非常に面白い。西洋絵画と共に、西洋の政治史や宗教史にも興味を持った(著者の狙い通り)。
読了日:10月30日 著者:中野 京子
一歩を越える勇気一歩を越える勇気
冒険家は命がけの挑戦という夢を通して、従来の枠を破り新たな領域へ踏み出す勇気を見せてくれる。我々が生き(られ)ている空間は大いなる自然の中の実は非常に特殊で限定的な部分に過ぎないことや、我々が喜び悲しみ楽しみ苦しみつつ過ごす日常の遥か上には雲が、空が、宇宙が広がっていることも。著者は、その夢をより多くの人と共有すべく、今も「冒険」している。
読了日:10月30日 著者:栗城史多
空中ブランコ (文春文庫)空中ブランコ (文春文庫)
テーマ自体はシンプルで、自分に正直になろう、ホンの少し心を開いてみよう、好きなことに夢中になろう、体裁を気にし過ぎるな、ってことなんだろうけど、患者(≒読者)のリアルな閉塞感・ストレスを伊良部&マユミの超常識的言動が(結果として)打ち砕いていく様は、愉快で爽快。簡単に言うと、面白くて泣けて前向きになれるお話。
読了日:10月28日 著者:奥田 英朗
適当日記適当日記
通勤電車で読んでると吹き出しまくりでカッコ悪いので、寝床でクスクス笑いながら読んでたら相方に「うるさい」と叱られ、読む場所に困った。一見ウソだらけでテキトーな日記(?)の中に、著者の人柄が垣間見えるような見えないような。
読了日:10月27日 著者:高田 純次
緊急提言! デジタル教育は日本を滅ぼす緊急提言! デジタル教育は日本を滅ぼす
デジタル教科書が、既に弊害が指摘されている日本の従来型の教育方法(≒議論なしに正解だけを導き出す)をより効率化するツールとなる危険性がある、と説く。但し本書の価値はむしろ、戦後の教育改革の歴史と問題点を数多くの当事者への取材を交えてまとめている点にある。読めば、著者の主張が単なるアンチITな旧世代の愚痴でないことがわかる。
読了日:10月25日 著者:田原 総一朗
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
正義に対する異なる立場の思想について、理論だけでなく実際の事件・社会問題における議論を通して丁寧に説明されており、わかりやすい。自分の考え方は功利主義、自由至上主義、共同体主義のどれに近いのかを意識して身の回りの様々な議論に臨むと、問題の根幹や考えうる反論などが見えやすくなりそう。それにしても長かった。
読了日:10月20日 著者:マイケル・サンデル,Michael J. Sandel
創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)
読了日:10月19日 著者:森 博嗣
街場のメディア論 (光文社新書)街場のメディア論 (光文社新書)
責任ある発信をしなくなったメディアの低レベル化は、受信者たる市民の低レベル化を映す鏡。価値と対価の交換に基づく市場経済が成立する原点に、まず贈与と返礼の関係があったことが忘れられがちな風潮への警鐘も。
読了日:10月19日 著者:内田 樹
よいこの君主論 (ちくま文庫)よいこの君主論 (ちくま文庫)
一見「もしドラ」類似企画のようだが、描かれる小学生達のリアルと非リアルのバランスが絶妙なのと、章毎に挟まれるレクチャーの効果(というかはなこちゃんのキャラ)のおかげで、本書の方が読んでて楽しい。最後ちょっと泣いた(笑)
読了日:10月19日 著者:架神 恭介,辰巳 一世
残念な人の仕事の習慣 (アスコムBOOKS)残念な人の仕事の習慣 (アスコムBOOKS)
勉強するなら英語やMBAなどでなく、今の会社の今の仕事に関する具体的な知識やノウハウに精通することを目指せ、という指摘には納得。前半はタイトルに即した内容だが、後半は次第にずれていく印象。前作も似たような構成だった気が。内容自体は面白いのだが、何か話をはぐらかされたような微妙な読後感。
読了日:10月19日 著者:山崎将志
蛇にピアス蛇にピアス
「私が命を持つ」と、「私」は一体どうなるんだろうか?「シバさん」と何が「大丈夫」なんだろうか?「私」の中で何かが変わったのだろうか?
読了日:10月18日 著者:金原 ひとみ
「原因」と「結果」の法則「原因」と「結果」の法則
一言で表せば、この世は全て因果応報、だから清く正しくありなさい、と書いてある。
読了日:10月18日 著者:ジェームズ アレン
続・反社会学講座 (ちくま文庫)続・反社会学講座 (ちくま文庫)
前作に続いて面白い。「社会学」的な常識や通説を様々な文献や統計データを引用してバッサバッサ斬っていく。極めつけは「武士道」「葉隠」をネタにした落語調の章。後半の盛り上がりといいサゲといいかなり良い出来。もう一本の「ビジネス書」ネタの小説の方は、筒井康隆をソフトに(おれ→ぼく)した感じの雰囲気。昔の話や学者批判を論じてる時と比べるとイマイチ切れ味が鈍い気がしてちょっと残念。
読了日:10月17日 著者:パオロマッツァリーノ
洞察力―本質を見抜く眼力の秘密 (PHP文庫 ナ 1-1)洞察力―本質を見抜く眼力の秘密 (PHP文庫 ナ 1-1)
元ネタとして仏教の教えや経典が多く引用されているが、神秘としてではなく、著者なりの「つまりこういうことではないか?」という文脈で語られるのが面白い。再読予定。
読了日:10月13日 著者:中山 正和
眼力 (CD付)眼力 (CD付)
二回目。自分は使わなくても、高度な技があることを知っておくのは必要。
読了日:10月12日 著者:斎藤 一人
ロボットという思想~脳と知能の謎に挑む(NHKブックス)ロボットという思想~脳と知能の謎に挑む(NHKブックス)
著者の取り組みは、ロボットを通して人間を知ること。それは、人間にとっての最大の謎「人間とは何か」への挑戦であり、究極的には「人間を作る」試み、とも言える。併せて、ロボットと人間が共生する社会の実現も研究テーマとされている。知的好奇心を刺激される内容ではあるが、一般の人に「で、そんなロボットができて共に生きる社会になったら何が嬉しいの?」と聞かれた場合の答えとしては不十分な印象。
読了日:10月05日 著者:浅田 稔

読書メーター

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2010年10月01日

9月の読書メーターまとめ

目標(月30冊)には遠く及ばず。残念。

冊数が伸び悩んだ原因の一つは、iPodで読んでる「これからの「正義」の話をしよう」がなかなか進まなかったこと。結局まだ読み終えてないし。

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
マイケル・サンデル Michael J. Sandel 鬼澤 忍

早川書房 2010-05-22
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振り返ってみると、今月は「パパ」「父」ネタの本が多かったですね。これは意識して選びました。上の子ももうすぐ小学校だし、いろいろ勉強しようと思って。と言っても、「お受験に勝つ」「東大に入れる」とかじゃなくて、もう少し広い視野で子供と社会の関わりを考えるのに参考になりそうな本を読みました。

(とか言いつつ、ヨコミネ本も積読リストに入ってたりするワケですが笑)

天才は10歳までにつくられる―読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!天才は10歳までにつくられる―読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!
横峯 吉文

ゴルフダイジェスト社 2007-04
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9月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:3754ページ

父として考える (生活人新書)父として考える (生活人新書)
二人と同じ年頃のしかも同じく娘の父である自分には非常にリアルで興味深い議論の数々。相変わらず宮台氏は言葉が難しくてついていくのが厳しい部分もあるが、「絆コストなくして絆なし」「コミュニケーション能力を磨くには複数のコミュニティに所属する体験を」あたりは実感を伴って同意。「父」以外の人にも読んでほしい内容。
読了日:09月30日 著者:東 浩紀,宮台 真司
[オーディオブックCD] 筒井康隆 著 「日本以外全部沈没」(CD1枚)[オーディオブックCD] 筒井康隆 著 「日本以外全部沈没」(CD1枚)
2倍速で聴いたら一層ドタバタ。登場人物を現代に置き換えても似たような展開になりそう。
読了日:09月25日 著者:筒井康隆
情報理工学―東大研究者が描く未来情報理工学―東大研究者が描く未来
読了日:09月24日 著者:萩尾 好紀,東京大学情報理工学系研究科
忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス
ハッピーアドバイスシリーズで特に父親に向けた内容。妻への接し方が6割、子育てへの意識改革と子供に対する接し方が4割といった印象。「妻の話・愚痴はうんうん…と聞く。反論NG。解決策はやんわりと」なんて話はよく言われていることだが、つい忘れがちなので再確認。他はだいたいできてると思う。というか、こんな(×な例の方の)父親がいるのか…と残念な意味で感心した。最後のアドバイス(&実話)は精神科医の著者ならではの視点だろう。父親を失った子供の気持ちはもっと考えてみたいテーマ。
読了日:09月23日 著者:明橋 大二
パパルール―あなたの家族を101倍ハッピーにする本パパルール―あなたの家族を101倍ハッピーにする本
父親の育児参加のためのアドバイス集、ではあるが、堅苦しい内容ではない。いかに「父親であることを楽しむ」か、というスタンスで書かれており、できるところからやってみよう!という気にさせる。自分の場合、70%くらいは実践してるかな、と。
読了日:09月20日 著者:安藤 哲也,小崎 恭弘
オリジナルワンな生き方オリジナルワンな生き方
セックス・キャッシュ理論。今のその仕事はセックス?キャッシュ?沢山挿入されている「名刺の裏イラスト」群がCool.
読了日:09月16日 著者:ヒュー・マクラウド
伝える力 (PHPビジネス新書)伝える力 (PHPビジネス新書)
池上彰スゴイ、と唸った。知識として特に新しいことが書いてあるわけではない(ビジネス基礎力なのでそれで当たり前)。スゴイのは池上氏自身の「伝える力」が本書で遺憾なく発揮されている点。やわらかい文章の中に要点が過不足なく示され、その周りにユーモアと博識が程よく散りばめられている。甘すぎず辛すぎず、主張があるのにしつこくない。このレベルに到達するのは難しいとしても、少しでも近づくための指南書として、内容以上の価値がある本。
読了日:09月14日 著者:池上 彰
反社会学講座 (ちくま文庫)反社会学講座 (ちくま文庫)
社会学の通説や世間の常識は統計トリックなどを用いた既得権者の世論操作によるものとし、そのカラクリを統計調査や資料調査により逆に暴く、という趣旨。当然この「反社会学」自身が統計マジックの可能性もあり、100%著者の説に依るのでは意味がない。無論、読者として本を読む度に改めて独自調査し真偽を確かめる、なんてのは無理なので、社会常識や定説、ブームに対して批判的に検証する態度を意識するくらいが現実解か。「人間いいかけん史観」は頭の片隅に置いておきたい。
読了日:09月14日 著者:パオロ マッツァリーノ
挑発する知―愛国とナショナリズムを問う (ちくま文庫)挑発する知―愛国とナショナリズムを問う (ちくま文庫)
9.11テロから安倍政権(崩壊)あたりを時代背景に、日米の政治を、特に愛国とナショナリズムを中心に論じる内容。対談がベースだが、異なる立場からの議論の応酬というより、共通の現状認識や政治思想の上に、戦略・方法論の違いをお互いに確認しあう、といった雰囲気。必然的に二人の話はかなり深くなり、自分には難しい部分も多々あった。北朝鮮問題に関する政府の外交戦略欠如への批判は納得。論壇より文壇が世論形成に大きな影響を与えている日本の特異性の指摘は目から鱗。
読了日:09月12日 著者:姜 尚中,宮台 真司
リーダーになる人に知っておいてほしいことリーダーになる人に知っておいてほしいこと
松下政経塾の創設初期(1980年代)に松下幸之助が塾生に語った言葉が集められている。内容そのものは昨今のビジネス書や自己啓発本でも似たようなことが書かれているが、松下幸之助が自身の長年の経験を元に語る言葉にはまた違った味わい深さがある。一日一編ずつ繰り返し読む、ってのが良さそう。[余談]政経塾出身者がこの言葉をどれだけ実践しているか、がちょっと気になる。
読了日:09月11日 著者:松下 幸之助
森博嗣の半熟セミナ 博士、質問があります!森博嗣の半熟セミナ 博士、質問があります!
身の回りの様々な話題を題材に「なぜ?」「どうして?」「どうなってる?」を科学・工学的に考えるエッセイ(?)集。博士と助手の対話が面白い。解説は図のみで、会話はひたすらネタ、みたいなノリの回もあり。書かれている内容を知識として鵜呑みにするのでなく、考える姿勢・考え方を身につけることを意識して読みたい。
読了日:09月11日 著者:森 博嗣
眼力 (CD付)眼力 (CD付)
世間の「常識」、メディアや国家からの情報を鵜呑みにせず、真実あるいは将来を見抜く「眼力」を身につけなさい、と説く。様々な事例と著者の「眼力」が示されるが、要は論理と心情の両方を自分の頭でよく考えよ、ということ。論理には知識が、心情には経験が必要だろう。著者の語り口が、釈迦のことを語る高弟の説法のようで面白い(実際は著者自身のことを語ってるのだが)。
読了日:09月08日 著者:斎藤 一人
知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る (新潮文庫)知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る (新潮文庫)
より高いレベルが一旦達成されるとそれ以降はそのレベルが当たり前になる。知的活動においてこのストレッチ効果を生むための考え方と著者のノウハウ集。仕事はアウトプット。評価されること。まずは小さくても完了させることを繰り返す。皮肉っぽい表現が目立つが内容は真っ当。
読了日:09月08日 著者:日垣 隆
折れそうな心の鍛え方 (幻冬舎新書)折れそうな心の鍛え方 (幻冬舎新書)
医者にかからずウツから回復する!と決めた著者が調べまくった知識や実際に試したこと、経験したことを踏まえてまとめられた「心の鍛え方」50編+前向きな共感が得られる「泣ける映画リスト」。実際に鬱状態にある人あるいは鬱病と診断された人にとって有効かどうかはわからないが、ストレス対処法としてはなるほどと思えるものも多い。映画の効用は自分にとって新しかった。
読了日:09月07日 著者:日垣 隆
生き方―人間として一番大切なこと生き方―人間として一番大切なこと
「原理原則」「利他の心」は良い。が、「魂」「運命」「因果律」「宇宙の意志」等々には違和感あり。日本人の道徳・精神性の変化(劣化)や教育・教師への苦言などの「昔は…」論に至っては、ありがちな「老人の愚痴」。著者の経験談から学ぶことは多いが、著者が示した「生き方」にはあまり学びたいと思えなかった。世代(あるいは年齢)の差だろうか?
読了日:09月04日 著者:稲盛 和夫
開発設計のためのTRIZ入門―発明を生む問題解決の思考法開発設計のためのTRIZ入門―発明を生む問題解決の思考法
TRIZの考え方を知るには良い本。(特に製造業の)開発部門や品証部門などの組織内での利用方法に重点が置かれている。
読了日:09月01日 著者:笠井 肇
35歳の幸福論 成熟社会を生きる12の戦術35歳の幸福論 成熟社会を生きる12の戦術
「35歳の教科書」の続編。前書が啓蒙書とすると本書は理論書+著者事例。言いたいことはわかる。が、あまり整理され過ぎると逆に違和感というか抵抗感あり。著者の具体的事例集の部分は興味深い話も多く、楽しめた。
読了日:09月01日 著者:藤原 和博

読書メーター

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2010年09月14日

8月の読書メーターまとめ

30冊には届かなかったものの、7月の19冊よりは大幅アップ。

特筆すべきは27冊中8冊が電子書籍(iPodアプリ)だった、という点。
ほんのちょっとしたスキマ時間や徒歩通勤中にも片手でサクサク読めるのが大きいですね。

ラインナップ的に物足りないのとiTunesでの検索性が今一つなのが難点ですが、個人的には今後ますます電子書籍率が上昇しそうな予感。

8月の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:6143ページ

なぜあの人は人前で話すのがうまいのかなぜあの人は人前で話すのがうまいのか
「58の方法」とあるが、別に全部覚える必要なし。同じような話が角度を変えて何度も出てくる、という印象。自己紹介がいかに大事か(&難しいか)、ってのは外国人とのミーティングで痛感した経験あり。話す内容は事前にきっちり準備しておき、かつ本番では場の流れや前の人の話の内容に応じて臨機応変に。用意したネタを捨てることも辞さない。人の話は全身全霊を傾けて聴く。中谷氏の本は初めて読んだが、予想より面白かった。
読了日:08月31日 著者:中谷彰宏
ピーターの法則ピーターの法則
階層社会においては誰もがその有能さに応じて昇進し、最終的にはその人に不適格な地位(無能レベル)に到達する。こうして社会(特に上の階層)は無能だらけとなる。身の回りの「達してる」人を探すのは面白いが、自分にとっての無能レベルがどの段階か、実はもう達してしまって(!)ないか、(幸運にも)まだ達していないならどう振る舞うべきか…などを考える方がむしろ重要。軽妙で皮肉たっぷりの文章が楽しい。
読了日:08月30日 著者:ローレンス・J・ピーター,レイモンド・ハル
困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)
「ご冗談でしょう」に続く「ファインマンさん」シリーズ第三弾。本作もファインマンさんらしい逸話満載。最初の夫人アーリーンとの思い出やスペースシャトル事故調査委員会の話は、それぞれ人の死が絡むだけに、明るく楽しい場面ばかりではないのだが、主人公の「権威や常識にとらわれず真理を探求する科学的精神」と周囲の人々・組織との摩擦は非常に面白い。
読了日:08月30日 著者:R.P. ファインマン
楽しく稼ぐ本 (だいわ文庫)楽しく稼ぐ本 (だいわ文庫)
「売文業」日垣氏と経営コンサルタント岡本氏による「お金を稼ぐ」がテーマの対談。財務諸表で経営はできない/価格を上げよう、など刺激的な発言が飛び交うが、字面に反応するだけでなく、そのココロを読み取りたい。「楽しく稼ぐ」には現実を直視する眼、絶えず警戒心を持ち変化を厭わない小動物的感性が必要。…ってあたり「チーズはどこへいった?」にも通じる。
読了日:08月29日 著者:日垣 隆,岡本吏郎
子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)
社会人向けのコーチングの手法を子育てに応用する活動を行っている著者による本。「子育てハッピーアドバイス」+コーチング理論、な感じ。著者自身の経験を含む幾つもの実例を交えて書かれているのでわかりやすい。親の役割は、ヘルプではなくサポート。
読了日:08月27日 著者:菅原 裕子
まちがったっていいじゃないか (ちくま文庫)まちがったっていいじゃないか (ちくま文庫)
先日亡くなった森毅が約30年前に書いた若者(中学生・高校生あたり)向けの人生論。論というほど堅苦しくなく、やさしく前向きに書かれており、想定読者層だった頃に読みたかった、と感じた。古い本だが現代でも通用する内容で、既に大人になった自分が読んでも多くの気づきが得られるし、今の若者にも読んで欲しい一冊。
読了日:08月27日 著者:森 毅
思いどおりに人間関係を操る 黒マナー・裏ルール思いどおりに人間関係を操る 黒マナー・裏ルール
新入社員教育で教わるような「表の」マナー・ルールに対して、人間心理や社会(会社)風土を踏まえた「裏の」マナー・ルール。両方知っといて損はない。ただし学ぶ順番は「まず表→しばらくしてから裏」が良いと思う。つーか、ぶっちゃけ(狭義の)マナーなんか要らない、という著者の指摘にも納得。
読了日:08月24日 著者:内藤 誼人
やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力
「できる」ようになるために必要な要素を「4つの力」に分け、それぞれの力をつける方法を3つのステップで著者の実体験を交えて解説している。勝間本って、主旨の分類自体はわかりやすいのだが、分類項目のネーミングが今一つで結果的にあまり印象に残らない。「やらないと100%失敗」ってのは確かにその通り。
読了日:08月23日 著者:勝間 和代
拝金拝金
確かに文章としてもう一つ出来が悪い部分や印象操作っぽく感じられる部分も目につくが、物語自体はなかなか面白く、最後まで一気に読み終えた。細かい描写の虚実はさておき、あとがきで著者が言うような「お金の力で欲の世界を突き抜ける」感覚を少しは追体験できたような気はする。が、自分はそこまで行く前に「ある程度の金で欲望が尽きる」タイプかなー、とも思ったり(勿論その「ある程度」には全然到達してはいないのだが)。
読了日:08月19日 著者:堀江 貴文
「日銀貴族」が国を滅ぼす (光文社新書)「日銀貴族」が国を滅ぼす (光文社新書)
前著「デフレと円高の…」と併せて読むと著者の主張がよくわかる。ただ、「日銀貴族」「白川法王」といった表現は、面白い反面、やや悪ノリな印象あり。過去10年の消費者物価指数の動きから、日銀は既にインフレターゲット(実質的にはデフレターゲット)政策を導入済み、と推測する部分は興味深い。
読了日:08月17日 著者:上念 司
「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方
自分も子供を保育所に預けているが、現実に病児保育問題に対する行政の動きは鈍く、著者の取り組みは非常に意義深い。本書では、起業という方法で社会を変える活動に挑んだプロセスが物語調で綴られている。実際には、書かれている以上の苦労があったのだろうと思うと、やはり起業家として生きるのは難しそう、と感じてしまう。しかし、このような活動への理解や、何らかの形での協力も、少しは「社会を変える」に繋がるものと思う。
読了日:08月17日 著者:駒崎弘樹
理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)
人間が考えるシステムや科学的手法は必ずしも万能完全ではない。不可能性、不確定性、不完全性について順に考察し、「理性の限界」を解き明かす内容。様々な「専門家」が意見を戦わせる、という形式はそれぞれの立場の違いが見えて面白い。
読了日:08月16日 著者:高橋 昌一郎
働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)
会社のために「働く」だけの生活でなく、家族や社会や地域など広く他者に価値を提供するために「働く」生き方への変化を「働き方革命」と著者は呼ぶ。「そうは言っても自分には難しい」で終わらせてしまうのは簡単。でも本当にそうだろうか?自分は著者より多忙で不自由だろうか?逆に自分が著者の立場なら同じように変化できただろうか?四の五の言わずに著者の何分の一かでも「働き方」を変えてみる一歩が、徐々に社会を(そして自分を)変えていくのではないか、と思った。
読了日:08月14日 著者:駒崎 弘樹
人生を変えたければ「休活」をしよう!人生を変えたければ「休活」をしよう!
休日を活用して家庭と仕事以外の場を作ろう、「好きなこと」をやろう、という趣旨には賛同。自分とパートナーを大事に、も納得。どんな死に方をしたいかを今のうちからイメージして、それに向かって生きる、も良い姿勢。でも、なーんか、違和感。なんだろ。頻出する「超・愛妻家」「おくさん」というキーワードが合わないのかも。著者がそれらの価値観を読者に押し付けていないことはわかっているのだが。
読了日:08月12日 著者:大田正文
自由をつくる自在に生きる (集英社新書 520C)自由をつくる自在に生きる (集英社新書 520C)
自由=思うままにできること。自由に生きることは、それを妨げている「支配」に気づくところから始まる。法や社会や風習や「常識」など外の支配だけでなく、自分の身体や老いや「思い込み」など内なる支配もある。自由は与えられるものではなく、自分の努力と工夫により作り出し、獲得するもの。今、自分は何にどう支配されているか、どんな自由を獲得したいか、考え直す良いきっかけになった。
読了日:08月11日 著者:森 博嗣
「理系」の転職「理系」の転職
安易な転職を勧める本ではない。転職するにしろ今の職場でのキャリアアップを目指すにしろ、専門分野の知識・技術だけではなく、経営感覚やマネジメント能力を鍛えることが重要という点は納得。もちろん、目の前の仕事をやり遂げ、きちんと成果を出していく、というのが前提条件なのは言うまでもない。状況によっては、「転職」というオプションもある、それに対応できるように自分の幅を広げておくことは、転職しない場合でも有益、という理解で良いと思う。
読了日:08月10日 著者:辻 信之,縄文アソシエイツ
課長になったらクビにはならない 日本型雇用におけるキャリア成功の秘訣課長になったらクビにはならない 日本型雇用におけるキャリア成功の秘訣
(1)転職回数や年代に関して、世間で言われているほど日本と欧米に差はない、(2)終身雇用・年功序列という日本型雇用形態の崩壊…は半世紀前から言われているが実際は非常に緩やかにしか変化していない、という指摘は新しい。その上で、会社内でのキャリア成功の秘訣として、職位変化(に伴う職務変化)に対応できること、と説く。それ自体に異論はない。ただし、年功序列的に誰もが課長に昇進し、余程出来が悪くない限り「課長になったらクビにはならない」現状の人事制度にはやはり問題があると思う。
読了日:08月09日 著者:海老原 嗣生
志高く 孫正義正伝 完全版 (じっぴセレクト)志高く 孫正義正伝 完全版 (じっぴセレクト)
なんと苛烈な生き方か、と感動。まるで歴史上の偉人の伝記を読んでるようだった。高校時代にアメリカ留学し、大学生でビジネスを始め、会社を作って一仕事も二仕事もして卒業するまでの時間密度の濃さは圧倒的。そのまま真似しようとして出来るレベルではないので、一つの限界モデルとして参考にしたい。
読了日:08月08日 著者:井上 篤夫
小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 (ハヤカワ新書juice)小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 (ハヤカワ新書juice)
ソフトウェアベンチャーの実際の会社運営経験に基づくビジネス指南書。必ずしも起業という形でなくとも、大企業の一部門(の中のチーム)としての仕事、あるいは副業やボランティア活動を進める際にもヒントになること多し。自分に必要なものから作り始める。まず量より質を高める。無名=ノーリスク。限界まで人を雇わない。etc.
読了日:08月07日 著者:ジェイソン フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー ハンソン
悩む力 (集英社新書 444C)悩む力 (集英社新書 444C)
社会やカネ、働き方から、生と死、愛や青春など、様々なテーマに関してのエッセイ的な構成だが、一貫して述べられているのは、悩み考え抜くことの大切さ。過去には宗教や地域風習、国家社会制度が与えてくれていた「答え」が急速に消滅していく時代において、自分の頭で「生きる意味」を考え続けながら「流れ」と向き合っていくしかない。著者にとって「悩む」ヒントになったという漱石やウェーバーの作品にも手を出してみたい。
読了日:08月05日 著者:姜 尚中
パパの極意―仕事も育児も楽しむ生き方 (生活人新書)パパの極意―仕事も育児も楽しむ生き方 (生活人新書)
「父親であることを楽しむ」がコンセプトのNPOファーザリングジャパン(FJ)を主催する安藤氏による、「子育てパパのススメ」。単に、家事に「協力」したり、休日に子供と遊ぶだけじゃ全然ダメ。妻を大切にし、家事を「分担」し、保育所や学校のPTAから地域活動まで幅広く関わり、仕事も効率良くこなし、何より子供に関するあらゆることに意識を向け、背中ではなく前を(笑顔と元気を)見せよう!という本。激しく同意。著者にはまだまだ遠く及ばないが自分もやってるつもり。
読了日:08月03日 著者:安藤 哲也
寄り道の多い数学 (岩波科学ライブラリー)寄り道の多い数学 (岩波科学ライブラリー)
何気なく目に入る現象や身近な技術から繰り出される種々の数学問題に触れ、数学がもっと楽しくなる一冊…と書きたいところだが、難問ぞろいで理解が追いつかないものも多かった(のは自分の頭のせい)。縦書き文章の中に数式が出てくると読みにくいので、左綴じ横書き製本にした方が良いのでは?と思った。
読了日:08月03日 著者:大沢 健夫
慶應の人脈力 (朝日新書)慶應の人脈力 (朝日新書)
慶應出身の企業トップの名前が山ほど出てきてもうお腹いっぱい。三田会人脈が政財界で強力に働いている、という話に、で、それは日本社会に良い影響を与えているの?という疑問を持った。慶應の子は慶應、幼稚舎から大学までエスカレーター式、という閉鎖的エリート層形成傾向と、門閥を嫌った諭吉の独立自尊理念との矛盾が顕在化しつつあるという指摘が興味深い。
読了日:08月01日 著者:國貞 文隆
改革逆走改革逆走
小泉内閣では内閣府、安倍・福田内閣では経済財政政策担当大臣で財政改革の現場にいた著者による実録的回想と今後に向けた提言の書。「改革」が次第にスピードを落とし、遂には「逆走」に至る経緯が生々しく書かれていて面白い。著者が主張する経済財政諮問会議というオープンな場での政策立案・提案システムの意義は理解するが、それが有効に機能するために首相の強力なリーダーシップが不可欠、という点が強みでもあり弱みでもあったと言えそう。(後半未読)
読了日:08月01日 著者:大田 弘子
シャッター通り再生計画―明日からはじめる活性化の極意シャッター通り再生計画―明日からはじめる活性化の極意
シャッター通り化した地方の商店街の再生、というテーマで、海外(イギリス)の街づくりの例、再生のための理論(SWOT分析による街の性質の分類とそれに応じた再生手法)、具体例(成功例と失敗例)がまとめられている。直接的に自分が関わるわけではなくても、地域活動や自治体選挙の際に街の活性化がテーマになることは多く、本書はこの問題を考える際の新たな気づきを与えてくれる。
読了日:08月01日 著者:足立 基浩
選書日本中世史 2 自由にしてケシカラン人々の世紀 (講談社選書メチエ)選書日本中世史 2 自由にしてケシカラン人々の世紀 (講談社選書メチエ)
中世日本(特に南北朝〜戦国時代)の政治、社会、人々についての数多の研究を題材に、著者独自の見解が示される。中世人と現代人の同質性と異質性の分析や、後醍醐天皇の特異性、京都の飢饉の変質を踏まえた北条泰時と足利義政の対策の比較など、学校では教わらなかった歴史の見方が沢山紹介されていて楽しい。
読了日:08月01日 著者:東島 誠
決弾 最適解を見つける思考の技術決弾 最適解を見つける思考の技術
前著「弾言」に続いて読んだ。前著で示した著者の「考え方」に基づき、具体的な個別の問題に対しての著者なりの「決断」とそのロジックが悩み相談Q&A形式で示される。決断の基本戦略、多すぎる選択肢は減らす、少なすぎる選択肢は増やす、の両方において、自分自身はまだまだ不十分と感じた。子育てにおける親の態度、責任の考え方には同意する点多し。「3日間ハマってみる」メソッドは面白い。
読了日:08月01日 著者:小飼 弾,山路 達也

読書メーター

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2010年08月03日

7月の読書メーターまとめ

目標の31冊には届かず。残念。夏ばてか?

特に印象に残ったのは以下の2冊。

素人のように考え、玄人として実行する―問題解決のメタ技術 (PHP文庫)素人のように考え、玄人として実行する―問題解決のメタ技術 (PHP文庫)
金出 武雄

PHP研究所 2004-11
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弾言 成功する人生とバランスシートの使い方弾言 成功する人生とバランスシートの使い方
小飼 弾 山路 達也

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また改めて読み直したいと思ったのはこれ。次は中山元訳に挑戦しようかな。

[現代訳]職業としての学問[現代訳]職業としての学問
マックス・ウェーバー 三浦展

プレジデント社 2009-09-16
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7月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:4292ページ

弾言 成功する人生とバランスシートの使い方弾言 成功する人生とバランスシートの使い方
ヒト、モノ、カネの関係を、「バランスシート」を使って見直してみよう。自分を知り、社会を知れば、未来はそう悲観したものじゃないかもよ。平易な語り口で繰り出される「弾言」の数々は、豊富な読書量に由来する知識と著者の経験とを絶妙なバランスのフィルタを通して取捨選択した結果として得られたもの、という印象を受ける。特定の偏光フィルタや経験則の過度な適用が感じられない点で信頼度は高いが、その分読み物としての面白みにやや欠ける気もする。
読了日:07月31日 著者:小飼 弾,山路 達也
ナニワ錬金術 唯物論ナニワ錬金術 唯物論
唯物論者青木雄二が日本社会に蔓延る観念論を斬りまくる。…という程哲学的に構えた内容ではないが、青木流のカネ論、男と女論、生き方論が「ぶっちゃけて」語られている。資本主義(擁護党)批判やマルクス礼賛に100%賛同はできないが、その根底にある著者の唯物論的現実主義視点には良い刺激を受けた。
読了日:07月31日 著者:青木 雄二
素人のように考え、玄人として実行する―問題解決のメタ技術 (PHP文庫)素人のように考え、玄人として実行する―問題解決のメタ技術 (PHP文庫)
研究は役に立たないとダメ、だけでなく、役に立つことを周りに納得させないとダメ。そのためには他人を説得できるロジックをちゃんと考え、自分に自信を持つこと。その上で、論文・研究計画書の書き方にしろ発表の仕方にしろ、読む/聴く人の身になって構成を考えるべし…わかっちゃいるがなかなか出来てない部分で痛いところを突かれた感あり。起承転結は必要だが順番は変えても可とな。次のプレゼンに反映させたい。より良い思考のためには記憶された知識が必要、という指摘はその通りだと思う。
読了日:07月28日 著者:金出 武雄
ツイッター情報収集術ツイッター情報収集術
これ自体ネット(あるいはツイッター)でも手に入る情報の寄せ集めかもしれないが、やはり一冊の本にまとまってると読みやすい。
読了日:07月24日 著者:増田 真樹
「事業仕分け」の力 (集英社新書 540A)「事業仕分け」の力 (集英社新書 540A)
事業仕分けの狙いは、目的に対する手段(≒コスト)妥当性の審査。最大の効果は今まで闇の中だった数々の事業の実態が明らかになったこと。(一部だが)実録を読むと、事業仕分けの主旨がよくわかる。識者などからの批判への反論も筋が通っている。仕分け人として官僚と対峙した著者は、むしろ良い意味で官僚的な有能さを発揮したように思う。事業仕分けは歳出削減が直接の目標ではない、とあるが、ならばいかに歳出削減するか、に政治家としての力量を発揮して欲しい。
読了日:07月23日 著者:枝野 幸男
だまされる脳 (ブルーバックス)だまされる脳 (ブルーバックス)
我々が感じるリアリティは、五感による知覚に脳が何かしらの意味づけをした結果。その仕組みを利用して現実と同様の刺激臨場感を創出しようとするヴァーチャルリアリティ研究の幅広い取り組みが紹介されている。空間認知のためにどんな視覚情報がどう使われているか、あたりが興味深かった。「"THE MATRIX"でも良い?ダメ?」という問題提起は重い。今もしそうだとしてもわからない、という意味では、既に受け入れているのかも知れないから。
読了日:07月21日 著者:
「タオ=道」の思想 (講談社現代新書)「タオ=道」の思想 (講談社現代新書)
老子の「道(タオ)」思想が、時代背景や他の思想との比較を通して平易に説かれている。同じく春秋戦国時代に生まれた儒家(孔子)との違いが対照的で面白かった。自分としては、道家思想の影響を強く受け、かつ、儒学も学んだ司馬遷の考え方に近いかも、と感じた。
読了日:07月17日 著者:林田 愼之助
グロテスクな教養 (ちくま新書(539))グロテスクな教養 (ちくま新書(539))
「教養とは何か?」といった俗な(「教養ある私が答えを教えてあげよう」的な)タイトルではなく「グロテスクな教養」とした点が本書の特徴をよく表している。教養・教養主義の歴史を様々な観点から分析し、特に「いやーな」面を時にチクチク時にグサリグサリえぐり出しまくる構成は確かにグロテスク。しかし、それらの醜部の正体を明らかにしてこそ、「いかに生きるか」を自分自身で考え、決め(ようとす)る、という教養主義の基本に立ち返り、今の時代にどう実践するか、その起点に立つことができる、ということだろう。
読了日:07月15日 著者:高田 里惠子
農協の大罪 (宝島社新書)農協の大罪 (宝島社新書)
農業政策(農地統合、大規模専業農家育成、生産性向上)、食料政策(米価下げ、自給率向上、輸出拡大)の最大の阻害要因として、農協と農林族議員と農水省からなる魔の(?)トライアングル関係を指摘、糾弾している。小規模多数の兼業農家に支えられた農協と政治家の既得権維持政策を打破するには、更に多くの人々が納税者・消費者としてこの問題に注目し、声を上げる必要があろう。
読了日:07月14日 著者:山下一仁
世界の言語入門 (講談社現代新書)世界の言語入門 (講談社現代新書)
世界の数多くの言語のうち(ほんの)90の言語を取り上げ、使われている場所や使ってる人、使われ方、あるいは著者がその言語と出会った思い出などがエッセイ調で書かれている。学問的な堅苦しい入門書ではない。世界中のあらゆる言語を愛情を持って見つめる著者の視点に乗って読むと楽しめる。
読了日:07月12日 著者:黒田 龍之助
哲学は人生の役に立つのか (PHP新書)哲学は人生の役に立つのか (PHP新書)
自伝的エッセイの類。タイトルの「哲学は…」は、「(私が)哲学(にハマってずっと勉強してきたこと)は…」と解釈した方が本書の内容に近いように思う。結局、その問いへの直接的な答えは、少なくとも著者の人生においては役に立った、という「ハァそうですか」なもの。普遍的な答えを期待するのはそもそも無理だとは思うが、著者が研究した過去の哲学者達が哲学そのものの意義をどう考えていたか、くらいの話はあっても良かったような。
読了日:07月12日 著者:木田 元
ビールの科学 (ブルーバックス)ビールの科学 (ブルーバックス)
歴史から製法、定義とバリエーション、飲み方、効用まで、ビールについてこれでもか、な内容が盛り込まれている。冷えたピルスナーをごくごく飲むのも爽快だが、温いエールをちびちび飲む、ってのも楽しそう。ビール飲みたい。
読了日:07月12日 著者:
江戸の見世物 (岩波新書)江戸の見世物 (岩波新書)
「見世物」という言葉に、不具者や奇形児を見物する悪趣味な興行、というイメージを持っていたが、本書でそれを覆された。資料から見えてくる江戸後期の見世物は、細工物や珍獣(駱駝や象)、生き人形や軽業といった大衆娯楽性の強いものが主流だった。これらは現代の各種エンターテインメントの源流とも言えそう。また、見世物ネタから歌舞伎や出版への展開…といったメディアミックス的手法も現代に通じるものがあり面白い。
読了日:07月09日 著者:川添 裕
ビートルズ (講談社現代新書)ビートルズ (講談社現代新書)
1987年に書かれた本。ビートルズと同時代を生き、自らも音楽に携わっていた著者による「ビートルズの話」。書かれた時代からか、詩的な表現、あるいはやや難解な論説も含まれるが、実際のところビートルズについてロクに知らなかった自分にとっては「ビートルズとは何だったのか?」の良い入門書となった。
読了日:07月09日 著者:きたやま おさむ
現代アート、超入門! (集英社新書 484F)現代アート、超入門! (集英社新書 484F)
現代アート=20世紀以降に生まれた新しいスタイルのアート。古今東西の12作品を通して現代アートの成り立ちや楽しみ方を易しく指南する好ガイド。著者の価値観を押し付けるのでなく、読者が作品を鑑賞する様々なヒントを提示しつつ、徐々に現代アートの魅力に引き込む、という構成は見事。読む前より「わかったつもり」になれる。美に感動することだけでなく、作品の意味や作者の意図をあれこれ想像することもまた「鑑賞」である。
読了日:07月09日 著者:藤田 令伊
[現代訳]職業としての学問[現代訳]職業としての学問
「下流社会」の三浦展氏による「現代訳」。原著は第一次大戦下のドイツで学生を前にした講演録だが、本作は現代日本社会、特に若者やサラリーマンを想定読者とした独自解釈に基づく意訳がなされている。もう一回(以上)読む。
読了日:07月09日 著者:マックス・ウェーバー
論理力を強くする (ブルーバックス)論理力を強くする (ブルーバックス)
演繹的推論の方法を軽いノリの例題で学べる本。情報科学分野で記号論理学を学んだことがあるので、そんなには難しくなかった。感情・感覚でなく論理式や真理値表、ベン図で前提から結論を導く、というのは、ある程度の訓練・慣れが必要なので、入門用に良いテキストである。「猫耳のOL」など、ちょっと例えが変なので、合わない人もいるかもしれないが。
読了日:07月08日 著者:小野田 博一
日本人の英語 (岩波新書)日本人の英語 (岩波新書)
aとthe、可算と不可算など、日本人には難しい英語文法の心が、「英語という言語の論理」の視点から解き明かされる。これは素晴らしい本。後半の副詞と接続詞の件は説明には納得したが、使いこなしはなかなか難しそう。余談的に書かれていた、日本人の姓名を英語で逆順にするのはいい加減やめよう、という指摘には激しく同意(しつつ、つい逆順にしちゃうこともあるんだが)。
読了日:07月06日 著者:マーク ピーターセン
そうか、君は課長になったのか。そうか、君は課長になったのか。
課長になったばかりの石田君に宛てた昔の上司からの手紙、という形式。部下との接し方から社内政治まで、課長としての心構えが温かい語り口で説かれる。テクニカルな話も出てくるが、まずは誠実な人間であれ、というのが基本思想。タイトルは「課長になったのか」だが、課長になる前に読んだ方が良い。本書でも、一つ上の立場でのものの見方を意識しておくべき、と助言されている。プレイイングマネジャーになってはいけない。何事も(プライベートも含めて)オープンにする。部下を応援し、守る(ただし、場合によっては切る覚悟も必要)。何より、
読了日:07月02日 著者:佐々木 常夫

読書メーター

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2010年07月15日

グロテスクな教養

グロテスクな教養

グロテスクな教養

価格:777円(税込、送料別)


グロテスクなモノ、事件、画像、の情報満載の「グロテスク教養」の本ではないので注意。
ベスト新書じゃなくてちくま新書だからね。

「教養とは何か?」といった俗な(「教養ある私が答えを教えてあげよう」的な)タイトルではなく「グロテスクな教養」とした点が本書の特徴をよく表している。

教養・教養主義の歴史を様々な観点から分析し、特に「いやーな」面を時にチクチク時にグサリグサリえぐり出しまくる構成は確かにグロテスク。

しかし、それらの醜部の正体を明らかにしてこそ、「いかに生きるか」を自分自身で考え、決め(ようとす)る、という教養主義の基本に立ち返り、今の時代にどう実践するか、その起点に立つことができる、ということだろう。

堅い話の中で、大物作家をチクっと皮肉ってペロっと舌を出したり、「(ケッ)」とソッポを向いたりと、スパイスが利いているので、読んでて楽しい。

ただ、一本筋が通った論が中心に置かれているわけではないので、「で?で?だから何?」が気になり出しちゃった人は、イライラして途中で投げ出す可能性もアリ。

勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!: 楽天ブックスに感動→ブログのリンクをamazonから楽天ブックスに切り替えます

を読んで、フーン、と思ったので、楽天ブックスのリンクを貼ってみた。
ブログパーツはほぼデフォルト設定で何もいじってないけど。

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2010年07月02日

6月の読書メーターまとめ

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6月は31冊。平均1.0333333..冊/日。よく読んだー。
「新書がベスト」を読んだから、ってワケでもないんですが、新書が多かったですね。

ちなみにおよそ3分の2くらい(=20冊くらい)は図書館で借りて読んだもの。

世の読書啓蒙本には「本は身銭を切って買え」と書いてあることが多いのですが(印税を受け取る「著者」という立場なので当然といえば当然)、お金というよりは置き場所の制約のため、図書館をかなり利用しています。

本棚(を置く場所)欲しいなあ。

6月の読書メーター
読んだ本の数:31冊
読んだページ数:7229ページ

「計画力」を強くする (ブルーバックス)「計画力」を強くする (ブルーバックス)
計画が失敗する原因や計画立案のコツなどが、平易に説かれている。著者はゼネコン出身とのことで、大規模かつ長期に渡る計画の策定と遂行に携わってきたのであろう。書かれている内容はなるほどと思わせるものが多いが、もっと著者自身の経験が具体的な事例として紹介されるとより説得力が増すように思う。プロジェクトマネジメントを学ぶ際の副読本に良い。
読了日:06月29日 著者:加藤 昭吉
大人のための文章教室 (講談社現代新書)大人のための文章教室 (講談社現代新書)
接続詞や句読点の使い方、「ですますだである」の性質の違い、などの基本的な技術から、手紙や紀行文、随筆の書き方まで、「大人の作文」の作法と技の数々がユーモアを交えてやさしく説かれる。読者(本の性質からすれば「生徒」か)との距離感の取り方、目線の合わせ方が実に清水義範らしい。文章を書く目的は何かを伝えること。上達するには、他人に読まれ(せ)る文章をたくさん書くこと。
読了日:06月27日 著者:清水 義範
科学技術はなぜ失敗するのか (中公新書ラクレ)科学技術はなぜ失敗するのか (中公新書ラクレ)
科学・技術の視点で様々なニュースを分析・検証する連載コラムを一冊にまとめた本。一編ずつ独立してるので少しずつ気軽に読めるのが良い。2002〜2004に書かれたものなので話題はやや古いが、著者の視点と切り口は鋭く、今でも読む価値あり。タイトルの前に「日本の」をつけるならば、その原因の一つは「失敗率0%」に拘る社会(あるいは日本人のメンタリティ)にあり、ということになりそう。
読了日:06月26日 著者:中野 不二男
2112年9月3日、ドラえもんは本当に誕生する! (ソフトバンク新書 49)2112年9月3日、ドラえもんは本当に誕生する! (ソフトバンク新書 49)
これはない。「ドラえもん」を聖典とした宗教本。気持ち悪い。「ドラえもん」が素晴らしい作品なのは言うまでもないが、著者の説は誇大妄想的かつ勝手解釈過ぎ。「疑似科学批判」批判や「心の神秘性」といった話題を持ち出してくる時点でかなり怪しかったが、「今のロボットは突っつくとすぐに倒れる…人間が二本足で立てるのは「心」や「魂」の有無に関係するともいわれている…」に至っては笑止。「ドラえもん」の悪用だと思う。
読了日:06月25日 著者:桜井 進
空港の大問題がよくわかる (光文社新書)空港の大問題がよくわかる (光文社新書)
赤字地方空港問題や羽田・成田の今後の在り方など、日本の空港問題を世界の空港事情と比較しつつ丁寧に解説してある。まずは国内の各空港の収支を財務諸表レベルで明らかにする必要がある、という点は納得。首都圏空港としての羽田・成田は、両者のハブ化や発着数増加など打つべき手は見えている(茨城空港への分散など論外)。一方、関西三空港や中部国際空港に対する提言の曖昧さは、問題がより深刻なことの裏返しか。
読了日:06月25日 著者:上村 敏之 平井 小百合
汗をかかずにトップを奪え! ~『ドラゴン桜』流ビジネス突破塾~ (だいわ文庫)汗をかかずにトップを奪え! ~『ドラゴン桜』流ビジネス突破塾~ (だいわ文庫)
内容的にはそんなに目新しくはないが、「ドラゴン桜」の桜木建二が言ってる(書いてる)、という設定のおかげで他の自己啓発本より面白く読める。桜木「こんな本を手に取ってるうちはデキるヤツにはならない!」…仰る通りです(笑)。
読了日:06月24日 著者:三田 紀房
ワールドカップは誰のものか―FIFAの戦略と政略 (文春新書)ワールドカップは誰のものか―FIFAの戦略と政略 (文春新書)
前半はサッカーワールドカップの歴史や開催国選定の際の国家とFIFAの駆け引きにまつわる話など。後半は南アフリカでのサッカーの歴史と2010年大会開催に至る経緯と意義。W杯にしろ五輪にしろ、スポーツ大会には政治に利用される側面があるのは否めない。それでも、国家間の友好促進やサッカーの普及にW杯が果たした(これからも果たす?)貢献は少なくない。南アの話が半分を占めるので、読むなら今(2010年6〜7月)。
読了日:06月24日 著者:後藤 健生
本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫)本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫)
本を読まない人はサル、働きアリ、一生「庶民」から抜け出せない…等々、挑発的な文言が次々に出てくる。痛いところもガンガン突いてくるが、言わんとすることはわからないでもない。多読を奨める一方で、頭から終わりまでちゃんと読まなくても良い、目次や前書きに目を通しただけでも読んだことにして良い、など、読書方法に対しては寛容なのが面白い。
読了日:06月23日 著者:成毛 眞
新書がベスト (ベスト新書)新書がベスト (ベスト新書)
本は著者の独断偏見だから面白いし価値がある。我々は多読により信者でなく読者として本を利用すべき。そういう読書に最適なのが新書。という趣旨。レーベル分析が絶妙で「ああ、確かに」な箇所多し。
読了日:06月23日 著者:小飼 弾
サラリーマンは2度破産する (朝日新書)サラリーマンは2度破産する (朝日新書)
支出として子供の教育費と住宅購入費(ローン支払い)が大きいので、計画が甘いと破産しますよ、な本。その他の固定費として、自家用車の保有コストと生命保険料を見直すことをすすめている。住宅は当分賃貸生活の予定なので、必要なのは教育費の見積もりと生保見直しかな。
読了日:06月22日 著者:藤川 太
ピアノはなぜ黒いのか (幻冬舎新書)ピアノはなぜ黒いのか (幻冬舎新書)
ピアノがなぜ黒いか、よりも、バイエル使ってるのは日本だけ、に「へぇ〜」。その起源から発展の歴史、日本上陸から普及、材質や製法による特徴の違いなど、身近だが意外と知らないピアノの知識が満載。何より、著者のピアノに対する愛が伝わってくるのが読んでいて心地良い。
読了日:06月22日 著者:斎藤 信哉
散歩写真のすすめ (文春新書)散歩写真のすすめ (文春新書)
散歩して写真を撮ろう。いろんなカメラ使って、いろんなテーマで、いろんなモノを撮ろう。撮った写真にタイトルやテキストをつけたり、ブログにしたり、カードにしたり、写真集作ったり、コンテスト出したり。楽しそう。
読了日:06月22日 著者:樋口 聡
めまいの正体 (文春新書)めまいの正体 (文春新書)
めまいを引き起こす様々な要因と予防策、事後策について詳しい。聞き慣れない医学用語が多くやや難しい。投薬や外科療法で改善しない場合、心理療法も検討の価値あり。診療手順ガイダンスは便利。
読了日:06月22日 著者:神崎 仁
日本人だからうつになる (中公新書ラクレ)日本人だからうつになる (中公新書ラクレ)
うつ病を取り巻く問題点を具体例を用いて指摘し、更にその背景として昔ながらの日本社会のメンタリティの影響を説く。社会の偏見や企業・行政の不備無策を非難する一方、患者自身も「うつ」に逃げ込むのでなく社会に出て行く努力が必要と主張する。厳しくはあるが、著者自身のうつ経験を踏まえてのリアリティあるアドバイスであろう。
読了日:06月21日 著者:上野 玲
迷いと決断 (新潮新書)迷いと決断 (新潮新書)
創業期世代から斜陽のソニーを託された「叩き上げ」「非技術者」出井氏の社長10年(&その前後)の記録。時代の流れを読んで打った様々な手、うまくいったこと・いかなかったこと、やりたかったけどできなかったことなどが山ほど書かれており、ソニー好きのみならず企業経営に関心ある人は一読の価値あり。ドラマチックな成功話や押しつけがましい説教話ではないので派手な面白さはないが、むしろその分だけ真実味がある。社長になってから、いかに迷い、いかに決断したか、役員や部下との関わりについてもう少し具体的に書かれていると良かった。
読了日:06月21日 著者:出井 伸之
「1冊10分」で読める速読術 (知的生きかた文庫)「1冊10分」で読める速読術 (知的生きかた文庫)
これ読むのに30分くらいかかった。著者の言う速読は、全ての文字を速く読む、というもので、飛ばし読みや部分読みとは違い、ページをイメージとして目に焼き付けるような「魔法」とも違う、とのこと。目の動かし方トレーニングは役に立つかも。最後の、「読書に良い食生活」のあたりは蛇足だろう。
読了日:06月20日 著者:佐々木 豊文
会計HACKS!会計HACKS!
前半のB/S家計簿のススメあたりは面白い。中盤が投資の話、後半は企業会計の仕組みと財務諸表の見方の話。会計を軸に、家計から企業財務までをわかりやすく解説、という意図は理解できるが、「ハックス」シリーズとしては家計に絞っても良かったように思う。小宮一慶氏の「1秒!で財務諸表を読む」を批判するような記述に著者の立場の違いが出てて興味深い(小宮氏は経営コンサルタント、山田氏は公認会計士)。
読了日:06月17日 著者:小山 龍介,山田 真哉
「若者はかわいそう」論のウソ (扶桑社新書)「若者はかわいそう」論のウソ (扶桑社新書)
ワーキングプア、3年で辞める若者、若年層非正規社員比率増加、等々の「若者かわいそう」論に対し、根拠として用いられているデータの問題点を指摘して反論する。大学進学者増加により、学歴と職務内容・雇用形態のバランスが崩れた、という説は納得。湯浅誠氏との対談では貧困層の捉え方や派遣の形態に関して意見の相違が見られ、話はそう単純でないことも示唆されている。
読了日:06月15日 著者:海老原 嗣生
社会人のための東大科学講座 科学技術インタープリター養成プログラム (KS一般書)社会人のための東大科学講座 科学技術インタープリター養成プログラム (KS一般書)
東大で開催された「科学技術インタープリター養成プログラム」社会人コースの講義6回分の書籍化。科学(者)と社会の関わり方、コミュニケーションの在り方についての話題が多い。科学・技術に関する情報を授受する形態として、一般の人々(非専門家)の知識や視点、価値観を専門家が積極的に生かす、双方向モデルという考え方は新鮮に感じた。
読了日:06月14日 著者:長谷川 寿一,黒田 玲子,村上 陽一郎
理系のための人生設計ガイド (ブルーバックス)理系のための人生設計ガイド (ブルーバックス)
「研究生活」を送るために必要な「人生設計」についてまとめられている。ポストや業績に対する考え方は、生々しいが参考になる。最も印象に残ったのは、自分が研究するためのインフラを自分で整備することのススメ。あと、研究者として大成功しているように見える著者でも、かなり厳しい失敗を幾つも経験して(&乗り越えて)きた、というのも興味深い。
読了日:06月14日 著者:坪田 一男
科学哲学者 柏木達彦の哲学革命講義 (角川ソフィア文庫)科学哲学者 柏木達彦の哲学革命講義 (角川ソフィア文庫)
古代ギリシャの原子論を背景知識として紹介し、近代西洋の認識論的転回、その流れを受けた言語論的転回とは何か、が解説される。最終的には、これら認識論的発想は特権的知識や絶対的な真理にすがろうとするもの、というローティの否定的立場でまとめられる。デカルト、ロック、カントと連なる認識論の概要を知る入り口としてちょうど良かった。
読了日:06月13日 著者:冨田 恭彦
坂本竜馬の野望坂本竜馬の野望
「野望」というタイトルから想起されるような奇説珍説本の類ではなく、数多くの資料や古今の諸説を鑑みた上で、過大でも過小でもない自然な坂本竜馬像に迫ろう、という良識の書。政治家、戦争屋、軍略家、商人、どの分野においても当世一流の才を持っていたわけではない竜馬が、それでも英雄と呼ばれるに相応しく、魅力ある人物たる所以は何か?それは、先見性と行動力、自由独立の気風と包容力の絶妙な調和、というのが著者の解釈とみた。
読了日:06月12日 著者:鷲田 小彌太
科学哲学者 柏木達彦のプラトン講義 (角川ソフィア文庫)科学哲学者 柏木達彦のプラトン講義 (角川ソフィア文庫)
言葉と実在の関係から、観察の理論負荷性の話に繋がり、観念論の入り口をちらりと覗く、という流れ。理論負荷性の具体例として出てくる、プラトンのアトランティス物語の二つの解釈論の説明に、かなりページ数が割かれている。この部分自体は面白いのだが、哲学講義としてはやや物足りない気がする。
読了日:06月09日 著者:冨田 恭彦
「決められない」人の意思決定トレーニング「決められない」人の意思決定トレーニング
欧米人と日本人のメンタリティ比較は他の本でもよくある内容だったが、運やギャンブルに対する意識についての記述は面白かった。「賭ける」という行動に過剰なマイナスイメージを持たず、ある程度のリスクを許容して目標とするリターンを狙う経験を積み重ねれば、状況を理解する感性と挑戦する決断力が養われる、かも。
読了日:06月09日 著者:加藤 昭吉
「理科系の頭」で考える技術―“核心”をズバリとらえる「ものの見方・考え方」「理科系の頭」で考える技術―“核心”をズバリとらえる「ものの見方・考え方」
タイトルとは裏腹に「理科系」の頭で考えてるだけじゃダメ、と言われてるような読後感。知識だけに頼らず「感性」を磨け。そのためには文学や芸術、歴史、遺跡などを直に味わう体験が必要、と。それはそれで重要だと思うが、「メディアやITが進化するにつれて人間の智恵や教養は低下している。このままでは将来が心配だ」という(ありがちな)問題提起にはちょっと違和感。
読了日:06月06日 著者:志村 史夫
人生における成功者の定義と条件人生における成功者の定義と条件
各界の「成功者」と村上龍の対談集。共通するのは、誰も自分が成功者かどうかにあまり関心がないこと、やりたいことをやっている充実感を持っていること。個人としての充実にはコミュニティとの関わりも欠かせない。
読了日:06月06日 著者:村上 龍
怒りは正しく晴らすと疲れるけれど怒りは正しく晴らすと疲れるけれど
サラッとしたエッセイ的なものを読むつもりで読み始めたら、熱くて濃くて鋭くてついつい熟読。猛烈な仕事っぷりも凄いと思ったが、一番印象に残ったのは著者の喧嘩論。「喧嘩の目的は問題解決」という定義と、強力な方法論、そして鮮やか(凄惨?)な実践っぷりは是非参考にしたい(が難しそうだな)。
読了日:06月03日 著者:日垣 隆
仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)
フリーランス的ワークスタイルのすすめ、と読んだ。クラウドがそれを強力にサポートする。大きく分けて「ノマド」の話とクラウドツールの話からなり、バランスは良い(読みやすい)。ノマドとして自由に生きるためには自らを律することが必要、と強調されている。自分の場合、この点についてイマイチ自信が持てない。
読了日:06月03日 著者:佐々木 俊尚
ブラック企業とシュガー社員ブラック企業とシュガー社員
シュガー社員も問題だが、企業側も実はブラックかもよ!シュガー社員を無理に矯正しようとする前に、まずは古き悪しき慣習を見直してホワイト(薄いグレー?)企業に体質改善しましょう!その上で、トラブルを避けるには就業規則をきちんと整備しましょう!な本。言ってることはまあわからんでもないが、何でもかんでも法律や規則で雁字搦めにしておかなきゃならない社会って何なの?という気も。
読了日:06月02日 著者:田北 百樹子
物理を知れば世の中がわかる (PHPサイエンス・ワールド新書)物理を知れば世の中がわかる (PHPサイエンス・ワールド新書)
日本人がサッカーやラグビーで世界に通用するか?を運動量やエネルギーの面から考察する、というアプローチが面白い。飛行機はなぜ飛ぶのか?でのロケットとの比較やベルヌーイの定理の解説もわかりやすくて良かった。後半の地球温暖化や原子力の話は「物理」より「社会」の方に重心が移っている印象を受けた。その分、前半のようなワクワク感は薄れてしまったのがやや残念。
読了日:06月02日 著者:竹内 淳
世界でいちばん会社が嫌いな日本人世界でいちばん会社が嫌いな日本人
前半は「働きがいのない会社」にありがちな現象の列挙と改善策の提案。よくある話・データが並べられていて、「まあ、そうだよね」な内容。新しい洞察や興味深い分析は特にない。後半は国内外の「働きがいがある会社」の事例紹介。こちらは参考情報としては面白い。
読了日:06月01日 著者:斎藤 智文

読書メーター

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2010年06月01日

5月の読書メーターまとめ

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5月は31冊。均すと1冊/日。よっしゃ。
(5/31 23:45に「ウェブ時代5つの定理」を読み終えたw)

今月の特徴は、「科学」と「科学哲学」の本が多かったこと。
最近、意識して「科学」本を選ぶようにしてますが、その流れで読んでみた「科学哲学」が予想以上に面白く、ハマり気味です。

そういえば、かつて大学で哲学の授業も受けたことがありますが、「ヘーゲルとかキルゲゴールが出てきた」ってことしか覚えてません。彼らの思想が哲学史においてどういう意味があるのか、とか、当時の時代背景や政治・宗教の状況とどう関連があるのか、とか、その後の科学(人文、社会、自然全てを含む)にどう影響を与えたか、とか、ひょっとしたら習ったのかもしれませんが、全く記憶にございません。

自分の興味ある分野(≒専門分野)を対象にした哲学から入ると、もっと興味も持てて、教養を深めることができたのかもなー、と思いました。

理工系専攻に科学者・技術者の倫理に関する授業を設けている大学は多そうですが、倫理の前にまず哲学を教えた方が思考力・判断力が鍛えられて良いような気がします。

以上、余談でした。

5月の読書メーター
読んだ本の数:31冊
読んだページ数:7213ページ

ウェブ時代5つの定理 (文春文庫)ウェブ時代5つの定理 (文春文庫)
シリコンバレーの「攻め」の姿勢を感じることができる名言集。技術者・研究者としての自分の生き方を顧みるのに良い内容だった。
読了日:05月31日 著者:梅田 望夫
科学哲学者 柏木達彦の多忙な夏  科学がわかる哲学入門 (角川ソフィア文庫)科学哲学者 柏木達彦の多忙な夏 科学がわかる哲学入門 (角川ソフィア文庫)
小説形式(対話形式)の科学哲学本。扱う範囲は限定的だが、その代わり対話を通して一つずつ理解を深めていく構成になっている。小説として特に魅力的というわけではないが、読みやすくわかりやすくはある。
読了日:05月31日 著者:冨田 恭彦
疑似科学と科学の哲学疑似科学と科学の哲学
科学とは何か?という科学哲学の問いを、科学と疑似科学の違いは何か?という線引き問題として捉え、古今の様々な思想・規準・方法論により解決を試みる(という形式で、科学哲学における様々な考え方が示される)。主題は難問だが、ユーモアを交えつつ丁寧かつ具体的に説明されており、しっかり読めばちゃんと理解できるようになっている。
読了日:05月31日 著者:伊勢田 哲治
科学哲学のすすめ科学哲学のすすめ
科学哲学とは科学とは何か?を問うこと。社会、文化、宗教や疑似科学との関係など、様々な観点から科学の意味、価値について思考する、という構成で、読み物として楽しい。科学は真理に近づく普遍的かつ絶対的方法なのか、宗教や思想と同じく単なる思考法・価値観の一つに過ぎないのか、科学そのもののあり方について思考を巡らすことは、哲学者だけでなく科学者にも求められる態度だろう。
読了日:05月27日 著者:高橋 昌一郎
空気の発見 (角川文庫 白 124-1)空気の発見 (角川文庫 白 124-1)
「空気」の発見から、元素、原子、分子の発見に至る経過、空気にまつわる様々な現象と原理が、数多くの科学者の仕事や逸話を通してやさしく解き明かされる。小学生〜中学生くらいを想定読者として書かれているが、(化学で習ったことをすっかり忘れた)大人にもちょうど良いレベル。
読了日:05月26日 著者:三宅 泰雄
ぼくは都会のロビンソン―ある「ビンボー主義者」の生活術ぼくは都会のロビンソン―ある「ビンボー主義者」の生活術
「旅人」ならではの「ビンボー」生活の知恵がいっぱい。試行錯誤を経て編み出された技の数々は圧巻。みんなが真似する必要はないが、この国での「生き方」の「常識」を疑うヒントとして面白い。
読了日:05月25日 著者:久島 弘
理科読をはじめよう――子どものふしぎ心を育てる12のカギ理科読をはじめよう――子どものふしぎ心を育てる12のカギ
子供の「理科離れ」が問題となっている今、科学の本を通して科学する心を育てよう、という取り組みが紹介されている。問題は、子供よりもむしろ大人の「科学離れ」。親や学校(図書館)や書店が科学読み物を敬遠する風潮が、結果的に子供にも影響している。幼児から小学生、中高生におすすめの科学の本が多数紹介されているので、まず大人が読むところから始めよう。
読了日:05月25日 著者:
科学の最前線で研究者は何を見ているのか科学の最前線で研究者は何を見ているのか
瀬名秀明と様々な分野の科学者との対談集。物事の捉え方における欧米人と日本人との違い、日本人だからこそ見えること、という話題が共通して出てくるのが興味深い。
読了日:05月25日 著者:瀬名 秀明
課長のスキル どんな会社でも通用する70の技課長のスキル どんな会社でも通用する70の技
戦略立案から人材育成まで、7つの分野について課長に求められるスキルが10個ずつ書かれている。全て具体的な場面(多くは失敗例)から入り、「こんな時にはこのスキル」という形式なので、わかりやすい。巻末に用意されたスキル習得度チェックリスト&レーダーチャートは定期的に自身の課長スキルを振り返るのに良さそう。
読了日:05月23日 著者:小倉広
企画書は1行 (光文社新書)企画書は1行 (光文社新書)
企画書とは単に事業や商品のアイデアを説明するものではなく、そのアイデアの先にあるイメージを共有し、そこに向かって共に歩むための地図のようなものなのかもしれない。その地図の目的地や歩き方を一言で表したのがそれぞれの企画書の「一行」であり、その背景にある「思い」を解き明かしていく過程は実に味わい深い。
読了日:05月23日 著者:野地 秩嘉
科学者をめざす君たちへ―研究者の責任ある行動とは科学者をめざす君たちへ―研究者の責任ある行動とは
科学者・研究者倫理のテキスト。実験データや論文における捏造・盗用だけでなく、著者名や研究成果の配分、知財の取り扱い、研究関係者間での利害調整など、社会との関わりの中で責任ある行動をとるために何を意識すべきか?が過去の事例やケーススタディで具体的に取り上げられている。科学者倫理のガイドブックとして読みやすく簡潔にまとまっているが、明確万能な行動指針が提示されているわけではない。留意すべき点を常に意識しつつ、個々の状況において各々が自身で判断するしかない。
読了日:05月23日 著者:
「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本
経理・財務担当ではないビジネスパーソンに必要な程度の会計知識が豊富な具体例を用いて解説されている。流し読みだと漠然とわかった気になるけど実践できる程にはまだ理解できてない感じ。
読了日:05月23日 著者:小宮 一慶
「異脳」流出―独創性を殺す日本というシステム「異脳」流出―独創性を殺す日本というシステム
「異脳」の日本人研究者が日本を離れアメリカで活躍する(流出)事例を通して、科学研究分野で世界最先端を行く日本人がいること、しかしながら日本国内には彼等が満足のいく研究をする環境が整っていなかったこと、特に後者の要因としての産学官それぞれにおける慣習・体制・規制等の問題が指摘されている。昨今、事業仕分けで研究分野の取捨選択や費用対効果が注目されているが、研究者が能力を発揮できる環境を整備するための無意味な規制の見直しやより公正な研究評価システムも併せて検討する必要がある。
読了日:05月22日 著者:岸 宣仁
ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
マイノリティ・移民が貧困に。貧困は肥満に。医療保険制度不備のため病気になると借金、貧困に。貧しい高校生・大学生を狙った軍のリクルート。すぐに戦地(イラク)へ。民間の軍事請負会社の興隆。貧困層が低賃金で劣悪環境の戦地へ。規制・監督のない戦争ビジネス。マスメディアは国の意のまま。正常に機能していない。日本もアメリカと同じ方向に進んでいる。
読了日:05月20日 著者:堤 未果
科学者は妄想する科学者は妄想する
超常・心霊っぽい現象を科学的に解明しようとする人、宇宙や時間に関して定説を覆す理論を研究する人など、妄想(?)する科学者の話が多数紹介されている。中にはちょっと怪しい人もいるが、多くは「発想はぶっ飛んでるが、理論・考証は科学的」であり、科学研究の幅広さという意味で興味深い。単純に科学読み物としても面白い。
読了日:05月19日 著者:久我 羅内
「風が吹けば桶屋が儲かる」のは0.8%!? 身近なケースで学ぶ確率・統計  PHP新書「風が吹けば桶屋が儲かる」のは0.8%!? 身近なケースで学ぶ確率・統計 PHP新書
確率・統計の基礎が、ややこしい数式を使わず、例え話と簡単な算数で解説されている。「犬の行動範囲」の例えによる分散・標準偏差の解説が面白かった。レベル的には「マンガでわかる統計学」と同程度だが、こちらは電車の中で読んでも恥ずかしくない。
読了日:05月19日 著者:丸山 健夫
理科離れの真相 (ASAHI NEWS SHOP)理科離れの真相 (ASAHI NEWS SHOP)
14年前の本。当時の世相を反映し、オウム真理教幹部に理工系出身者が多くいた件や超能力・宗教に対する科学の態度なども題材となっている。理科教育・授業に関して、仮説実験授業という方法論が紹介されている。仮説→実験→検証・考察という科学的思考を鍛えるのに有効と思えるが、普及しているのだろうか?また、科学技術離れ対策として、研究者・技術者の処遇向上が提言されているが、その後の十数年で実際にはどうなったのか、関連書籍で調べてみたい。
読了日:05月19日 著者:安斎 育郎,板倉 聖宣,滝川 洋二,山崎 孝
ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!
ゴールドラット博士と娘(=読者の代弁者)の対話形式で、問題解決の考え方が解き明かされていく。具体例として途中に出てくる実際のコンサルティングレポートが理解を助ける。ただ、読み終えてもまだ私の頭は明晰な思考でロジックを組み立てられそうにない。ま、博士も訓練が必要とは言ってたが。
読了日:05月18日 著者:エリヤフ・ゴールドラット
中年閑居して…―ライフワークの思想 (1978年)中年閑居して…―ライフワークの思想 (1978年)
「知的生活」「文化」「教育」「ことば」などを題材にしたエッセイ集。副題の「ライフワーク」についての部分は少なく、やや物足りなかったが、定年ではなく40歳を折り返し点と考える、「余生」などあってはならない、という考え方は面白かった。
読了日:05月16日 著者:外山 滋比古
世界がわかる石油戦略 (ちくま新書)世界がわかる石油戦略 (ちくま新書)
石油、天然ガスなどのエネルギー資源に関する世界各国の動きと日本の事情を解説した本。一般のニュースでは伝えられない緻密かつ奥深い情報がギュッと一冊にまとまってる。飛ばし読みなので正確に理解したとは言えないが、今後資源問題を考える際の基礎知識を少しは蓄積できた…筈。
読了日:05月12日 著者:岩間 敏
「博士号」の使い方「博士号」の使い方
理系博士号を取得し、研究職に限らず幅広い分野で活躍する人々へのインタビュー記事と、博士課程在籍中の学生から彼らへの相談(対談形式)からなる本。登場する人々の専門がバイオ系中心で、研究者としての生き方に関しては工学専攻の自分にとってややリアリティに欠けた。ただ、研究職以外の道を選んだ人々のキャリアや考え方は非常に興味深い。一つの分野での「研究」を極めることで得られる科学的な論理思考能力は、元々の専門が何であれ、生かせる場は多い。
読了日:05月12日 著者:
「困った人たち」とのつきあい方「困った人たち」とのつきあい方
「困った人」を大きく7つのタイプに分類し、言動パターン、そのタイプの人の考え方、対処法を解説した本。典型的な洋書(の訳書)で、文章が読みにくいのが残念。内容自体はよく研究されており有益だと感じた。自分はどの「困った人」に分類されるだろうか?と考えながら読むのも面白い。
読了日:05月11日 著者:ロバート・M. ブラムソン
ユナイテッドピープル 「クリックから世界を変える」33歳社会起業家の挑戦ユナイテッドピープル 「クリックから世界を変える」33歳社会起業家の挑戦
パレスチナガザ地区での体験から、社会貢献したい!と思い立つ…までは、よくある(と言っては失礼だが)話。著者が凄いのは、すぐにボランティアの現場に飛び込むのでなく、「自分が得意なこと」「自分にしかできないこと」という視点で新しい仕組みを考え出した点。そして、軌道に乗るまで何とかやりくりしつつ諦めずに続けた点。その過程が興味深く、もっと詳しく生々しく苦労話も書けただろうとも思う(し、それはそれで読んでみたい)が、本書の趣旨はそれよりも読者に「アナタは何をしたいのか?」と問いかけることにある。
読了日:05月11日 著者:関根健次
休暇力―のんびりと年収を100万円アップする休み方休暇力―のんびりと年収を100万円アップする休み方
休暇を積極的に使って仕事と生活を充実させようという本。休暇に対する考え方の違い(アメリカ型とヨーロッパ型)や欧米人の休日の過ごし方に関する部分が興味深い。休暇の目的を、身体の癒し、心の癒し、ご褒美の三つの観点で考えよう、という提案は意識したい。過度に道徳的であろうと自分を律するのもかえって危険、という助言は精神科医である著者だけに説得力あり。
読了日:05月10日 著者:和田 秀樹
人の力を借りれば、もっとうまくゆく―あと一歩で結果が変わる人の力を借りれば、もっとうまくゆく―あと一歩で結果が変わる
序盤でテレパシーとかオーラが出てきたので、「オカルト本?」と思ったが、本編は心理学と行動科学を組み合わせたような方法で「うまくいく」という内容だった。自分との約束は守れないが、人との約束は守れる(確率がより高い)→目標に向けた行動を人に宣言し、達成度をチェックしてもらう。即ち「人の力を借りる」。目標や行動をテープに吹き込むのも、擬似的に「人の力」を作り出すことか。ただ、バロック音楽を流すと潜在力が発揮される、ってあたりはやっぱり眉唾。
読了日:05月09日 著者:ボブ デイビス
吉越式会議吉越式会議
会議の目的は「決定」であり「報連相」や「アイデア出し」ではない、と断じる著者による会議論。「早朝会議革命」と併せて読むと、吉越式会議の実際の進行とその目的および効果の関係がよく見える。吉越式会議の形式は、問題点のあぶり出し、解決方針(誰が何をいつまでにやるか)の決定と追跡、をスピーディーに数多くこなすというもの。狙いは、社内の情報共有の徹底、論理思考プロセスの共有、コミュニケーション向上。経営者でなくても、自分が管轄するチームに応用するなど、できるところから徐々に始めるべし。
読了日:05月09日 著者:吉越 浩一郎
どの会社でも結果を出す CEO仕事術 いつも「経営者の目線」を持てどの会社でも結果を出す CEO仕事術 いつも「経営者の目線」を持て
CEOのための本ではなく、若手・中堅ビジネスパーソンに「経営者の目線を(も)持って仕事をせよ」と説く。マネジャーに必要なのは、人望より結果、成果が出る仕組みを作ること、判断力と実行力。内容は他の著書と被る部分もあるが、啓蒙書として面白い。
読了日:05月08日 著者:吉越 浩一郎
原発とプルトニウム (PHPサイエンス・ワールド新書)原発とプルトニウム (PHPサイエンス・ワールド新書)
X線の発見から核分裂の発見、原爆開発までの科学史と、その後現在に至る原子力平和利用の歴史が、科学者達の生き様を通して書かれている。原爆開発の前後で科学(物理学)研究が様変わりした、という著者の見解は興味深い。日本の原子力発電の実情や核燃料サイクルの問題点も解説されている。この分野について更に詳しく調べたいと思った。
読了日:05月08日 著者:常石 敬一
考える技術 (講談社文庫)考える技術 (講談社文庫)
自分の足で現場に行き、自分の五感で情報収集し、仮説を立て、論理的に検証し、実験する。既存の枠組みでは予測できない世界に移行しつつある今こそ、論理思考が必要。2004年の本。著者による携帯電話やiPod、情報家電の将来予測を現状と比較すると面白い。全てが当たっているわけではないが、論理思考のプロセスは素晴らしい。前提条件や技術動向の変化を注視して修正し続ければ精度は上がるだろう。
読了日:05月07日 著者:大前 研一
日本語練習帳 (岩波新書)日本語練習帳 (岩波新書)
日本語練習の良書。本文中の練習問題はそのまま日本語の技能テストにもなっており、自分の力を判定することもできる。ただし本当に実力をつけるには読書と書く訓練の積み重ねが必要なのは著者も指摘する通り。以下備忘録。単語の意味の違いを見る目。ハは問題提起・対比、ガはつなげる。「ノデアル」「…ガ、」禁止。原文→縮訳→要約。
読了日:05月07日 著者:大野 晋
頂きはどこにある?頂きはどこにある?
「物語」の登場人物が「成功している老人と悩める若者」なのが「仕事は楽しいかね?」を連想させる。前作「チーズは…?」の方が良かったと思う点二つ。(1)「物語」が童話っぽくてより印象に残った。(2)「物語」を聞いた後のディスカッションがより具体的で様々な読者の問題に応用しやすそうだった。
読了日:05月01日 著者:スペンサー・ジョンソン

読書メーター

Posted by hide at 02:06 | Comments (0) | TrackBack

2010年05月02日

頂きはどこにある?

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門田 美鈴

扶桑社 2009-09-08
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「物語」の登場人物が「成功している老人と悩める若者」なのが「仕事は楽しいかね?」を連想させます。

前作「チーズはどこへ消えた?」の方が良かったと思う点二つ。
(1)「物語」が童話っぽくてより印象に残った。
(2)「物語」を聞いた後のディスカッションがより具体的で様々な読者の問題に応用しやすそうだった。

教え自体が目新しいものではない分、演出・構成にもう一工夫が欲しかったところ。

Posted by hide at 10:38 | Comments (0) | TrackBack

2010年05月01日

4月の読書メーターまとめ

今月は29冊。先月のまとめで予想した通り、V字回復しました。

惜しい。あと1冊で1冊/日ペースだったのに。

ジャンル別に見ると、

【経営】
■ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
■ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス
■もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
■バカ社長論 (日経プレミアシリーズ 5)
■組織に染みついた「呪縛」のはがし方
■餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?

【社会】
■7割は課長にさえなれません (PHP新書)
■会社で心を病むということ
■格差の壁をぶっ壊す! (宝島社新書 311)
■実録事業仕分け

【教育】
■絶望からの出発―私の実感的教育論 (講談社文庫 そ 1-8)
■ 頭のいい子が育つパパの習慣 (PHP文庫)
■頭のいい子のパパが「話していること」 (PHP文庫)

【自己啓発】
■なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣 4.0
■「一勝九敗」の成功法則 (知的生きかた文庫)
■超! 自分マネジメント整理術 行動科学で3倍の成果を上げる方法
■残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)
■勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド (ディスカヴァー携書 022)
■大人げない大人になれ!

【お金】
■ダチョウはなぜ金儲けが苦手なのか?―「お金タイプ」でわかるマネー術
■年収200万円からの貯金生活宣言
■ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話
■不況を生き抜く!お金の常識

てな感じかな。
先月は歴史モノを読まなかったなー。今月は読むぞ。

4月の読書メーター
読んだ本の数:29冊
読んだページ数:7161ページ

格差の壁をぶっ壊す! (宝島社新書 311)格差の壁をぶっ壊す! (宝島社新書 311)
格差の壁は心の壁、考え方を変えればそんなものはぶっ壊せる、という主張の本。著者の指摘にはなるほどと思える点も多いが、「考え方を変える」ことこそが一番難しいことなんだよなー、とも思った。格差の壁もまたバカの壁の一つなのかもしれない。
読了日:04月30日 著者:堀江 貴文
大人げない大人になれ!大人げない大人になれ!
ビルゲイツの逸話は面白い。「神話をつくろう」「子供のように読書をしよう」は取り入れたい。模型も再開しようかな。「目標持つな」「期限ぎりぎり」「英会話いらない」はまあそういう場合もあるかな、と。
読了日:04月29日 著者:成毛 眞
ダチョウはなぜ金儲けが苦手なのか?―「お金タイプ」でわかるマネー術ダチョウはなぜ金儲けが苦手なのか?―「お金タイプ」でわかるマネー術
お金に対する考え方を6つのタイプに分け、それぞれのタイプ毎にお金との付き合い方がアドバイスされる。タイプ分けチャートがシンプル過ぎるように思うが、結果にはある程度納得。自分はカメ7+リス2+ウサギ1くらいかな〜と。
読了日:04月28日 著者:ジョーダン グッドマン
実録事業仕分け実録事業仕分け
09年11月に行われた事業仕分けでのやり取りの実録、関係者の声、天下り先法人の実態など、旬な内容が盛り込まれている。仕分けチームの構成や実際のやり取りから、門外漢の議員が単に金額だけ見て廃止・削減指示しているわけではない、ということはわかった。「一番か二番か」で話題になった「スパコン」に関しても、表面的な報道では見えなかった議論の要点が明らかにされている。
読了日:04月28日 著者:若林 亜紀
北野大vsビートたけしの新環境文化論 もったいないねこのバチ当たりめ!北野大vsビートたけしの新環境文化論 もったいないねこのバチ当たりめ!
「専門家」兄まさると「教養ある市民」弟たけしとの「環境」をテーマにした対談。二人の立場の違いが議論の幅を広げており、読み物としては面白い。東京の下町育ちで貧乏生活してた二人に共通する価値観は、母親の教え。それが「もったいないね」「このバチ当たりめ!」という本書タイトル。物質的な意味にとどまらず、大事な教え。
読了日:04月28日 著者:北野 大,ビートたけし
年収200万円からの貯金生活宣言年収200万円からの貯金生活宣言
貯金生活、何となくイメージできるけど、実践テキストとしてはちょっと物足りないかも。借金の解決法について、自己破産以外にも幾つか打つ手がある、という話が個人的には新しかった。
読了日:04月27日 著者:横山 光昭
ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話
マネーにまつわる世間の闇を童話を通してやさしく語る。これ読んで目からウロコが落ちまくったお友達は要注意。第二弾出ないかな。
読了日:04月26日 著者:マネー・ヘッタ・チャン
不況を生き抜く!お金の常識不況を生き抜く!お金の常識
内容はマネー雑誌やビジネス雑誌に載ってそうな「お金の常識」度クイズ。利回りから税金まで幅広い項目が一冊69問にまとまってるのが特徴。図書館で借りて読むくらいでちょうど良かった。
読了日:04月25日 著者:泉 正人
勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド (ディスカヴァー携書 022)勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド (ディスカヴァー携書 022)
女性向けに書かれているが、男性も二つの視点で興味深く読める。一つは性差はさておき想定読者としての視点で読むこと。もう一つはこの本で書かれている「いい男」と自分とを比較して読むこと。以下自分向けリマインダ:じょうぶな心(1)愚痴を言わない(2)笑う笑う笑う(3)姿勢を整える
読了日:04月24日 著者:勝間 和代
残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)
著者が実際に見た「残念な」例と「残念でない」例が具体的に対比されていたのは良かった。もっとたくさんの「残念な」例が挙げられていたら更に良かった。
読了日:04月23日 著者:山崎将志
超! 自分マネジメント整理術 行動科学で3倍の成果を上げる方法超! 自分マネジメント整理術 行動科学で3倍の成果を上げる方法
「行動科学」については「すごい実行力」の方がより詳しく書かれている。主題の「整理術」については、行動科学というよりは著者流のやり方の紹介が多いように感じたのがやや残念。「ピンポイント行動」を意識するのは重要だと思った。
読了日:04月22日 著者:石田 淳
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
ドラッカーの「マネジメント」に誘導するための本としては、非常によくできてる。小説としては文章は拙いし、展開もお約束というかそれはズルイというか、ツッコミどころは満載だが、そんなことは本書の狙いではない、というのも読めばわかる。理論だけ書かれてもイマイチ自分の仕事や置かれている環境に当てはめて考えられない頭悪い自分には、作り話とはいえこういう具体例で適用方法が示されるのは非常にありがたい。「ザ・ゴール」に近い方法論な気がするが、女子高生を主役にもってくるあたりが日本独特かも。
読了日:04月21日 著者:岩崎 夏海
「一勝九敗」の成功法則 (知的生きかた文庫)「一勝九敗」の成功法則 (知的生きかた文庫)
言いたいことは頭では納得するんだけど、「○○はこう言った」とか「△△人の格言で…」みたいな引用がひたすら続く構成(洋書に多いパターン)は、今一つ心に響かない。
読了日:04月21日 著者:ジョン・C・マクスウェル
ザ・ゴール 2 ― 思考プロセスザ・ゴール 2 ― 思考プロセス
前作は生産管理の話だったが、本作はビジネス全体を対象とした思考プロセスの話。実践するツールとして、〈**ツリー〉がたくさん出てきた。一読しただけではそれぞれの目的や作り方は飲み込めてないが、TOCの考え方を学んでみようかな、という気にはなった。小説形式で、危機的状況→問題分析→解決策立案→成功、というプロセスを一通り俯瞰できる点で良い入門書。
読了日:04月20日 著者:エリヤフ ゴールドラット
「農」をシゴトにしよう! 農業入門―週末農業から高収益経営まで「農」をシゴトにしよう! 農業入門―週末農業から高収益経営まで
ゼロから農業を始めようと考えている人に向けた「農業の始め方」指南書。作物選定、農地取得から販売方法まで、ちゃんと考えてから始めよう、という趣旨は、正にビジネス書。理論だけでなく実例が多く紹介されているので読み物としても面白い。農協や農業政策の様々な問題点も明らかにされており、勉強になった。
読了日:04月16日 著者:週刊ダイヤモンド
頭のいい子のパパが「話していること」 (PHP文庫)頭のいい子のパパが「話していること」 (PHP文庫)
前作「頭のいい子が育つパパの習慣」の続き。続けて二冊ざっと読んでみたが、内容は前作とほぼ同じ。違いは、「父と子の会話」「子供への言葉のかけ方」という切り口でまとめ直されてる点。なので、どっちか一冊でも十分。
読了日:04月15日 著者:清水 克彦
頭のいい子が育つパパの習慣 (PHP文庫)頭のいい子が育つパパの習慣 (PHP文庫)
自分の事をちゃんと語り、子供の話をちゃんと聞き、一緒に考え、一緒に動く…「頭のいい子」の父親になるための在り方が色んな具体例で示される。自分が普段から意識してやってる(言ってる)ことも多く含まれていた。「頭のいい子」か否かの比較用に参照されるデータが、学校の成績の良し悪しや中学受験での難関校合格、な点はちょっと片寄ってるような気もする。
読了日:04月15日 著者:清水 克彦
絶望からの出発―私の実感的教育論 (講談社文庫 そ 1-8)絶望からの出発―私の実感的教育論 (講談社文庫 そ 1-8)
1975年頃に雑誌連載された「教育」をテーマとしたエッセイをまとめたもの。当時の教育や学校における問題(不登校や家庭内暴力)を背景としている部分もあるが、子供の「教育」「躾」に関する著者の考え方は(全てに賛同するわけではないが)現代においても通用する普遍性を持つ。何より「教育する側」の親(だけでなく大人全般)が、自らを省み、自らを教育することが求められている。
読了日:04月14日 著者:曾野 綾子
組織に染みついた「呪縛」のはがし方組織に染みついた「呪縛」のはがし方
「呪縛」をはがすには知識や手法だけでなく、感情が大事。考えるだけでなく行動する。「意識改革」とだけ言っても意識は変わらない。行動によって意識が変わってくる。著者のコンサル経験に基づくドキュメンタリー調なので、普通のhow-to本よりも読者の「感情」に訴えるものがある。それに感染しちゃうのも手かなー。
読了日:04月13日 著者:加藤 丈博
会社で心を病むということ会社で心を病むということ
社員のうつ予防には、会社としての取り組みが必要。管理職は特に影響力が大きいので注意。下手に職場復帰を急ぐと逆効果。むしろ適切な復帰プログラムの整備を。自分自身、以前に原因不明の頭痛・めまいを発症した経験があるが、心気症だったのかもなー。幸いそれ以上はヒドくならなかったが。
読了日:04月12日 著者:松崎 一葉
国際宇宙ステーションとはなにか (ブルーバックス)国際宇宙ステーションとはなにか (ブルーバックス)
宇宙開発が身近に感じられる一冊。ISSに滞在する宇宙飛行士は英語だけでなくロシア語も必須ってのが面白い。「必要十分が肝心。より良い、は敵」という技術開発に対する考え方が印象に残った。
読了日:04月12日 著者:若田 光一
図解 ミスが少ない人は必ずやっている「書類・手帳・ノート」の整理術図解 ミスが少ない人は必ずやっている「書類・手帳・ノート」の整理術
整理術としては基本的な内容だが、図を多用してわかりやすくまとめられている。入社間もない新人の教育用に良さそう。新人でない自分にとっても幾つか参考になるネタあり。
読了日:04月12日 著者:
iPhone 衝撃のビジネスモデル (光文社新書)iPhone 衝撃のビジネスモデル (光文社新書)
2007年のiPhone発表直後(日本発売未定の頃)に書かれた本。前半で、Web2.0は技術でなく現象であり収益モデルは特に新しいものではない、と論じられるが、対してiPhoneのビジネスモデルはどう(だと主張しているの)か?が今一つ読み取れなかった。(著者曰く)ユビキタス挫折の一要因であるUI混乱問題に対しても、結論としてはiPhoneには解決の可能性がある、という程度。全体的に脇道が多くて主旨が曖昧になっている気がする。ただ、脇道自体は面白いので読み物としては良い。
読了日:04月12日 著者:岡嶋 裕史
バカ社長論 (日経プレミアシリーズ 5)バカ社長論 (日経プレミアシリーズ 5)
期待したよりは「バカ社長」ネタが少なく、「ちゃんとした社長ならこうすべし」な話が多かった。内容的にはためになると思うが、もっと「バカ社長」が際立つような構成だったら更に面白かったのに、と思った。
読了日:04月12日 著者:山田 咲道
餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?
小説形式で会計が学べる、という本。トリッキー(というか今風)なタイトルから予想した雰囲気とはちょっと違ってた。本文と図の対応がややわかりにくかったのと、小説としての面白さがもう一つだったのが残念。
読了日:04月11日 著者:林 總
なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣 4.0なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣 4.0
やっぱ『すぐやる』に尽きるなあ。こういう本は定期的に読み返してチェックしないと、今までの習慣はなかなか変えられないもの。といって、この本をオフィスのデスクに置いておくのもこっぱずかしい。ムムム。
読了日:04月08日 著者:ケリー・グリーソン
イン・ザ・プール (文春文庫)イン・ザ・プール (文春文庫)
連作短編5本一気に読んだ。神経科医伊良部の常識破りな診療(?)にぐいぐい引き込まれ、「早く次も読みたい!」な感じに。この作品自体に中毒性あり。現代人のストレスを鋭くコミカルに描く手法は素晴らしく、自分も伊良部の診療を受けたような爽快な読後感。カート・コバーンに読んで欲しかった…。
読了日:04月04日 著者:奥田 英朗
ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何かザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
まず、組織の目的を明確化(=金を儲けること)。優先して取り組むべきことは経費節減よりまずスループットを上げること。そのためにはボトルネック(制約条件)を見つけ、改善案を策定し、導入すること。部分最適化ではなく、全体最適化を目指すTOCの考え方が小説形式で書かれている。本編は生産管理が対象だが、終盤はマネジメントへの適用の可能性が示唆される。個人の仕事・生活にも応用してみると面白そう。
読了日:04月03日 著者:エリヤフ ゴールドラット
7割は課長にさえなれません (PHP新書)7割は課長にさえなれません (PHP新書)
年功序列廃止、同一労働同一賃金化、キャリア多様化…により労働市場の流動化を実現しなければ、雇用問題・労働者間格差問題は解消されない、という話。タイトルは「課長にさえなれません」だが、趣旨は「みんなが課長になれる」システムへの回帰ではなく、「課長にならなくても仕事次第でそれ以上の報酬が得られる(勿論逆もあり得る)」システムへの移行を提言する内容。既得権益者任せではシステムは変わらない。その意味では改革は若年層の自己責任でもある。
読了日:04月02日 著者:城 繁幸

読書メーター

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2010年04月14日

買った本と借りた本、どっち読む?

ここ最近、月30冊(1日1冊)を目標に本を読もうと心がけています。

が、目標に届かないまでもそれなりの数を読めた月と、目標に遠く及ばなかった月とがあります。

その違いは何だろうかと考えてみました。

すると、「図書館を利用したか否か」と相関がありそう、と気づきました。

図書館利用の有無は、単に「未読の本が手元にたくさんあるか否か」を意味しません。

図書館から借りなくても、積ん読本は山ほどあります。したがって、読む本が底をついたために読まない(読めない)、という現象は起こってません。

つまり、ワタシの読書ペースは、買い置きの積ん読本の数とは無関係に、図書館で借りた本の数に大きく影響される、という仮説が立てられそうです。

では、(ワタシにとって)買った本と借りた本との「読むインセンティブ」の違いは何か?を考えてみますと、

買った本を読むインセンティブ:
・身銭を切って買ったんだから読まないと勿体ない。

借りた本を読むインセンティブ:
・期限までに読み終えずに返すと勿体ない。

…となりそうです。

面白いのは、「身銭を切った」よりも「期限がある」ことの方が、強い読書インセンティブになっている点です。

期限が来て、読まずに返しても金銭的には損失はゼロ、にも関わらず、です。

更に進めると、「期限までに読み終えずに返す」場合の「勿体ない」の中には、

・せっかく得た「(期限つきの)読む機会」の損失
・期限までに読まなかった本を返しに行く、というムダ行動(労働・時間コスト)の発生
・(期限までに読まなかった)本を再度借りる、というムダ行動の発生

…が含まれていそうです。

比較すると、買った本には「金を払った」という過去コストが発生しているのに対して、借りた本には「機会を逃すかもしれない」「ムダな手間暇がかかるかもしれない」という将来コストが発生している(と考えている)ことになります。

そして、ワタシの場合、過去コストより将来コストを重視している、と言えそうです。

なるほどなるほど。

さて、この文章は論文ではないので、この仮説の検証とか、他の現象への一般化とか、仮説に基づいて逆に買った本を読むインセンティブを創出する方法とかには触れません。それはまた別の機会に。

(電車の下車駅に着いたから思考中断した、というのはここだけの秘密)

Posted by hide23 at 10:07 | Comments (2) | TrackBack

2010年04月02日

3月の読書メーターまとめ

以前のエントリで書いたように、3月は中旬以降ペースダウンし、結局20冊にも達しないという残念な結果に。

振り返ってみると、その前の3ヶ月も似たような傾向がありました。

10月:12冊
11月:11冊
12月:5冊

最初の2ヶ月はハイペースで、3ヶ月目にガクっと息切れ。
それでも翌月からはそれまでより更にハイペースに読みまくりました。

1月:20冊
2月:27冊
3月:16冊

ということは、この流れで行くと、4月〜5月は40冊近く読めることに!
(いや、たぶん無理)

3月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3811ページ

博士号のとり方 学生と指導教官のための実践ハンドブック博士号のとり方 学生と指導教官のための実践ハンドブック
博士課程はプロの研究者を養成する教育の場である、という認識の下、博士号取得を志す者に向け、心構えや研究計画の立て方のみならず、指導教官や他の学生との人間関係など幅広い視点での助言がなされている。興味深いのは、指導教官や研究科に向けた章があること。まだ軽く読んだだけなので後日再読予定。
読了日:03月31日 著者:エステール M フィリップス,デレック S ピュー
理系のための「即効!」卒業論文術 (ブルーバックス)理系のための「即効!」卒業論文術 (ブルーバックス)
一年弱の短期間でテーマ選定から解決方法の立案、実験、論文作成、口頭発表までを行わなければならない卒業論文を想定して書かれてあるが、卒論以外の研究・論文の進め方も基本は同じ。研究者必携。
読了日:03月29日 著者:中田 亨
ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)
好奇心を持ち続けること、科学的良心に誠実であること、自分に正直であること。言葉にすると簡単だが、人生を通してこれらを実践し続けるのはなかなか難しい。ファインマンの一見ハチャメチャに見えるエピソードの数々も、根本にあるのはこれらの行動原理。だからこそ、理論物理学者としても大きな功績を挙げられたのだろう。科学に携わる人以外にも手本となる生き方だと思う。
読了日:03月24日 著者:リチャード P. ファインマン
論語より陽明学 (PHP文庫)論語より陽明学 (PHP文庫)
「大塩平八郎が語る」という形式で書かれているのが面白い。「日本人の心の美学」=「武士道」の根底にあるのは陽明学!という、「そ、それはちょっと単純化し過ぎでは?」な著者の主張も、「あくまで大塩の意見」という設定にしたことにより、さらっと読ませてしまう。考えようによってはちょっと危険でもあるが。高校までの歴史の授業ではあまりよくわからなかった朱子学と陽明学の違いが多少わかった点で読んだ価値あった。
読了日:03月19日 著者:長尾 剛
アイディアのレッスン (ちくま文庫)アイディアのレッスン (ちくま文庫)
エッセイ調で読みやすいが、「アイデアとは何か」「アイデアのつくり方」についてわかりやすく書かれている。とは言え、これを読んだら即日アイデア出まくり、ってワケではない。この本はあくまでレッスン。実践の繰り返しが必要なのは言うまでもない。文科系の研究者や論文についての辛辣な批判が(理系の自分にとって)目新しく、興味深かった。
読了日:03月18日 著者:外山 滋比古
まず、ルールを破れ―すぐれたマネジャーはここが違うまず、ルールを破れ―すぐれたマネジャーはここが違う
すぐれたマネジャーの考え方は伝統的常識(ルール)とは異なる、と説く本。地位としての管理職だけでなく、広い意味で部下を持つ人(マネジャー)に薦めたい。「さあ、才能に目覚めよう」と併せて読むと、「才能」とは何かがよりわかりやすい。
読了日:03月12日 著者:マーカス バッキンガム,カート コフマン
やるべきことが見えてくる研究者の仕事術―プロフェッショナル根性論やるべきことが見えてくる研究者の仕事術―プロフェッショナル根性論
世に溢れるビジネス書、自己啓発書から、「研究者」に必要な知識、考え方を集めて一冊にまとめました、という本。これだけ読んでも参考になるし、更に詳しく知りたい項目については、参考文献を辿れば良い。研究者のガイドブックとして手元に置いておくと吉。
読了日:03月10日 著者:島岡 要
創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)
「作る」ことは「生きる」こと、「楽しむ」こと…工作好き&技術者&作家である著者による「工作のすすめ」。著者の世代→私の世代→更に若い世代と進むにつれて、工作センスが徐々に失われてきた、という著者の仮説は、仕事柄理解できる部分がある。我が子が「工作好きの子供」に育つには、まず自分が「工作好きの親」になること。よし、ではガンプラ…じゃダメか。
読了日:03月10日 著者:森 博嗣
自動認識システムの基礎知識自動認識システムの基礎知識
バーコード(1次元、2次元)、RFIDなどの、自動認識システムに使われる識別技術についての教科書。バーコード仕様が詳しく載ってるが、直接使う予定なかったのでナナメ読み。タグの種類、電波法との関係などはためになる。
読了日:03月09日 著者:
数式を使わないデータマイニング入門 隠れた法則を発見する (光文社新書)数式を使わないデータマイニング入門 隠れた法則を発見する (光文社新書)
従来の統計分析とデータマイニングの違いは、手法の違いではなく、扱うデータの質と量の違い、そして結果の使用目的の違い。具体例が面白く読みやすい。最後はデータマイニングの発達による、社会の情報システム化、そして監視社会への危惧に話は及ぶ。自己防衛のため、社会が危険な方向に動こうとするのを「監視」するためにも、こういう知識の習得は必要。
読了日:03月08日 著者:岡嶋 裕史
なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?
「シリコンバレー通信」という連載コラムを元に編集されたもの。なので、シリコンバレーの最新動向的なトピックに関しては、既に賞味期限切れな話題もあるが、その中にも、シリコンバレー独特の思想の一端を感じることはできる。シリコンバレーというと、オープン、イノベーション、合理主義、実力主義、M&A、金持ち(笑)…なイメージがあったが、当然そんなに単純で一枚岩でバラ色なワケでもなく、やはり様々に異なった考えの人達がおり、良い面も悪い面もある、ってこともわかった。それでも、スピード感とアクティブ感は共通しているみたい。
読了日:03月07日 著者:瀧口範子
人間の器量 (新潮新書)人間の器量 (新潮新書)
テーマの割には内容が薄い。近現代の「偉人」の逸話が紹介され、「ホラ、今の人と違って器量が大きいでしょう?」という構成なのだが、「器量」の有無の基準は著者の情緒的判断に委ねられており、論理的分析はあまりなされていない。児童向け伝記物や偉人雑学本の類+古き良き精神論、といった程度の本。あと、「…と思うのですけれど。」という文末表現が何か気持ち悪かった。
読了日:03月07日 著者:福田 和也
マンガでわかる測量マンガでわかる測量
ストーリーもキャラ設定も非常にアリガチなので、そっちには変に頭を使う必要なし。こういう本の場合はそれで良いんだと思う。コレ読んだらすぐに測量デビューできる、という程カンタンではないだろうが、測量の基本的な手法や考え方はわかった気になれる。
読了日:03月05日 著者:栗原 哲彦,吉野 はるか,佐藤 安雄,パルスクリエイティブハウス
ソフトウェアの話 (岩波新書)ソフトウェアの話 (岩波新書)
1992年の本なので内容的にはやはり古さを感じる部分はあるが、そもそも計算機とは何か?電子計算機(コンピュータ)とは何か?ソフトウェアとは何か?といった基本的な問いに対しての考え方は現在でも通用する普遍性を持つ。エンドユーザプログラマの増加やソフトウェア教育の一般教養化などを予想する一方、将来のソフトウェア技術者・プログラマ不足に関しては懐疑的で、逆に10年後(2002年)にはプログラマは余るのでは?とも言っている。ソフトウェアの需要の伸びは著者の想像以上だったということか。
読了日:03月05日 著者:黒川 利明
日本経済復活 一番かんたんな方法 (光文社新書 443)日本経済復活 一番かんたんな方法 (光文社新書 443)
「デフレでも自分は別に困ってない(と今は思っている)人」に対しての啓蒙の書。とにかくデフレは悪、という話がひたすら出てきて、わかりましたから許してください、となる(なった)。政府の下手な産業振興政策よりも、単純に企業の金回りを良くした方が研究開発は盛んになって、新技術や新商品(魅力的なモノやサービス)が生まれる、という指摘は、企業の中の人として非常に良く理解できる。飯田氏の、インフレもデフレもあくまで貨幣的な現象、という説明は納得。であれば、貨幣をコントロールできる政府と日銀にできることは多い筈。
読了日:03月03日 著者:勝間 和代,宮崎 哲弥,飯田 泰之
アイデアは考えるな。アイデアは考えるな。
気分転換にさらっと読んでみたら意外に面白かった。「面白がり屋」のススメ。何でも「乗っかる」、自分から「すごくないアイデアでも沢山出す」、「楽しい」と宣言してしまう。具体的なアイデア出しの方法論も、突飛なものではなくオーソドックスだが、実践的で参考になる。「まんが道」を題材にしたキャパシティオーバーの乗り越え方の件を読んだら、「まんが道」を読みたくなった。
読了日:03月01日 著者:柳澤 大輔

読書メーター

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2010年03月18日

3月半ばにして読書ペースがた落ち…

image01.gif

ごらんの通り、3月10日過ぎから読書ペースが鈍ったままです。
ま、息切れですな。

ちなみに今読んでるのは、「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」。
分厚いのは確かですが、字も小さくないし、内容的にもそんなに難しくはないです。

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何かザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
三本木 亮

ダイヤモンド社 2001-05-18
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1週間かかってやっと70%くらいまで来ました。

あと一息、ってところで出張に行くことに。
持っていくにはちょっとデカイなー。

てことで、中断。帰ってきたら内容忘れてそう。
こういう時、Kindleだと便利なのかもねー。

さて、未だ本に関しては専らアナログのワタシは、Kindleの代わりに文庫・新書の類を数冊キャリーの隙間に詰め込みましたとさ。

Posted by hide at 18:19 | Comments (0) | TrackBack

2010年03月02日

2月の読書メーター

今月は27冊。ほぼ1日1冊ペース。これ以上は難しいかな、というライン。

特に面白かったのは、以下の4冊。歴史系ですな。
(ファインマンさんは物理だけど第二次大戦時の話も多いので)

太平洋戦争 日本の敗因〈1〉日米開戦 勝算なし (角川文庫)
太平洋戦争 日本の敗因〈2〉ガダルカナル 学ばざる軍隊 (角川文庫)
ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)
徹底討論 沖縄の未来 (沖縄大学地域研究所叢書)

あと、医療系で以下も良い本でした。

傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書)
「耳の不調」が脳までダメにする (講談社+α新書)
ルポ 産科医療崩壊 (ちくま新書)

3月はもう少しビジネス書(軽いノリの自己啓発本だけじゃなくて)も読みたいですね。

2月の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:6015ページ

徹底討論 沖縄の未来 (沖縄大学地域研究所叢書)徹底討論 沖縄の未来 (沖縄大学地域研究所叢書)
大田氏と佐藤氏の講演および対談が元になっているが、書籍化にあたり追加した箇所も多いと見られ、沖縄戦や復帰問題を中心にかなり詳しく書かれており、沖縄問題を考えるための基礎知識を得る入門書としても適。「未来」に関しては、やはり米軍基地問題は避けて通れないが、基地依存・土建依存の経済体質からの脱却のためには、若い世代の知の力を向上させ、中央省庁にも影響力を増し、「基地跡」の在り方のマスタープランを具体的に描くこと。
読了日:02月27日 著者:大田 昌秀,佐藤 優
人生の教科書[ロボットと生きる]人生の教科書[ロボットと生きる]
藤原和博氏による「人生の教科書」第三弾で、教科は理科、特に科学技術。中学生が興味を持て、今後の発展と普及が期待される分野として、ロボットが題材となっている。寿司ロボットに始まり、産業用ロボット、手術用マニピュレータから家や車の知能化まで、現在実用化されている広義のロボット技術の紹介は大人にとっても有益な知識。後半は、ロボット開発に必要な物理、機械、材料、電気、制御などの基礎とロボット作りワークショップ。子供の理科離れ対策には、まず大人がこれ読んで興味を持ち、その興味を子供と共有すること、かな。
読了日:02月26日 著者:藤原 和博
けなす技術けなす技術
せっかくネット社会になったんだしブログ書いてみれば?情報を整理し、自分の意見をまとめ、議論してみれば?てな感じの本。ネット上の集団ヒステリー(炎上とか)に関しての考察はなるほどと思った。終盤近くになって、ちゃんと議論するには「けなす(批判する)技術」が必要、とようやく本題に至る。著者らしい際どく荒っぽい表現が目立つが、バックに若者への応援歌的なものが流れてるようにも感じた。
読了日:02月26日 著者:山本 一郎
インターネットは誰のものか 崩れ始めたネット世界の秩序インターネットは誰のものか 崩れ始めたネット世界の秩序
インターネットの発展・拡大に伴い、ネットの土台を支える通信会社・ISPと、それを利用するコンテンツプロバイダー・ユーザーとの間のサービス・コスト負担の問題が大きくなってきている、という警鐘本。ネットの(物理的な)向こう側がどうなっていて今何が起きているのかを垣間見るには良い。少数利用者による回線の実質的な占有、通信会社によるサービスの不当な選別などの最悪の事態を防ぐには、最低限のルール作りが必要、というのが著者の主張。「ネットは自由!」とだけ叫んで一切のルールを拒絶するのは建設的ではない、とは思った。
読了日:02月25日 著者:谷脇 康彦
できる若者は3年で辞める!―伸びる会社はできる人よりネクストリーダーを育てるできる若者は3年で辞める!―伸びる会社はできる人よりネクストリーダーを育てる
タイトルが完全に釣り。できる若者の話はあんまり書かれておらず、内容的には著者の経営論。書いてあることは割と一般的な話で、特にこの本ならではの特色みたいなものは感じられなかった。
読了日:02月24日 著者:久野 康成
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
年功序列型人事システムや横並び均質化教育に代表される「昭和的価値観」が、若者に冷たい社会の原因と喝破する。伝統的大企業の人事部門での経験があり、また著者自身がまだ中高年でない(=既得権益保持者でない)ことで説得力がある。少子化問題や年金問題など話がやや単純化されているきらいはあるが、最後の章での若者へのエールは読む価値あり。
読了日:02月23日 著者:城 繁幸
脱「ひとり勝ち」文明論脱「ひとり勝ち」文明論
太陽電池を核とする技術開発を進め、日本発で文明を変えよう、ソフトな革命を起こそうという主張。電気自動車エリーカの開発経緯やコンセプト、(特に工学者としての)研究開発の進め方についての著者の考え方は参考になった。
読了日:02月21日 著者:清水 浩
いちばんやさしいネットワークの本 (技評SE選書)いちばんやさしいネットワークの本 (技評SE選書)
何となくわかってたつもりだけどちょっと曖昧だった知識をわかりやすく整理・再確認させてくれ、個人的にはちょうど良い本だった。ITエンジニアの入門書としてだけでなく、ネットワークの仕組みは「知ってるつもり」な人にもオススメ。
読了日:02月21日 著者:五十嵐 順子
ルポ 産科医療崩壊 (ちくま新書)ルポ 産科医療崩壊 (ちくま新書)
医師や助産師、妊婦への聞き取り、様々な事故・訴訟事例、法律・制度の歪み等の分析を通して、産科医療現場の問題点の数々を明らかにする良書。自分(相方)が無事に出産できたことに今更ながら感謝したい。改善にはやはり政治の力も必要だが、患者(利用者)自身にも意識・知識の向上努力など出来ることがある、という指摘は頭に入れておきたい。
読了日:02月20日 著者:軸丸 靖子
アホの壁 (新潮新書)アホの壁 (新潮新書)
巷に溢れるアホな行為の分析に始まり、究極のアホ行為としての戦争論、そして戦争をなくすには?という問題提起に対する筒井的回答で幕を引くかと思いきや、終章でガラッとひっくり返された。そりゃそうかもしれませんが、ここまで引っ張ってきといてそんなオチ?という気も。
読了日:02月19日 著者:筒井 康隆
ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)
興味を持ったことは納得いくまでとことん考え、面白いと思ったら夢中で「遊ぶ」、規範や常識ではなく、道理と直感を信じる、それがファインマン流。生き方として見習いたい点は多い。ただ、やはり「下から見たロスアラモス」の結末の読後感は、あまり後味が良いとは言えない。フォン・ノイマンに影響されたという「社会的無責任感」が、正と負の両面で大きな結果を残してしまった、と感じた。
読了日:02月18日 著者:リチャード P. ファインマン
日本がもし100人の村だったら日本がもし100人の村だったら
先進国の中でも医療や教育に金をかけてない割に世界的に見て高い水準を維持している日本。公務員(公益法人等の職員は除く)の数も他の先進国より少ない日本。その割に国や地方の財政状態は悪い日本。税金はどこに消えた?「世界がもし…」と比較すると、日本の良い点悪い点が見えてきそう。
読了日:02月18日 著者:池上 彰
情報病――なぜ若者は欲望を喪失したのか? (角川oneテーマ21)情報病――なぜ若者は欲望を喪失したのか? (角川oneテーマ21)
「草男君」「鉄子さん」へのインタビューを通して、若者の「欲望の喪失」は社会の情報化に起因するのでは?という著者らの仮説が展開される。終盤は「草男君」が割にしっかり自分の考えらしきものを述べる場面が増える。インタビューを通じての「草男君」の成長とも取れるし、著者らのロジックにいつの間にか同調し、無意識に著者らの仮説を裏付ける趣旨の発言を(選んで)行った、とも取れる。ともあれ、自分とは違う世代の考え方を知る参考になるのは間違いない。
読了日:02月15日 著者:三浦 展,原田 曜平
時そばの客は理系だった―落語で学ぶ数学 (幻冬舎新書 や 2-1)時そばの客は理系だった―落語で学ぶ数学 (幻冬舎新書 や 2-1)
唐茄子屋、つぼ算、時そばなどの噺をネタに、様々な数学・科学トピックを対比させようという試みの本。着眼点は面白いが、企画にやや無理がある気も。噺とも数学とも無関係な、著者の社会批評めいた意見が散見されるのが、これは蛇足。
読了日:02月14日 著者:柳谷 晃
「すぐやる人」になれる本―「先のばし」「計画倒れ」がなくなる最強の行動革命 成功する人は「気持ちの準備」がうまい! (成美文庫)「すぐやる人」になれる本―「先のばし」「計画倒れ」がなくなる最強の行動革命 成功する人は「気持ちの準備」がうまい! (成美文庫)
書かれている内容はどれももっとも。が、「すぐやる人になれる本」というタイトルからすると若干ピントが甘いように思う。一つ一つのアドバイスの論拠と具体策がもう少し深く突っ込んで書かれていれば、同系他書に比べて更に説得力が増すのだが。
読了日:02月12日 著者:吉田 たかよし
太平洋戦争 日本の敗因〈2〉ガダルカナル 学ばざる軍隊 (角川文庫)太平洋戦争 日本の敗因〈2〉ガダルカナル 学ばざる軍隊 (角川文庫)
敵を知らず、己を知らないまま(知ってもそれを認めないまま)、勝ち目のない戦いが続けられたことが、日米の記録と証言から浮かび上がってくる。機械化され、火力の物量が優劣を大きく左右する近代戦の常識を無視し、「大和魂」に頼む精神主義は、幕末の攘夷派や新撰組、白虎隊らの無謀無策さにも通じる感あり。共通するのは「忠義」の御旗とその裏返しの思考停止。今を生きる我々こそ、これに学ぶべし。
読了日:02月12日 著者:
太平洋戦争 日本の敗因〈1〉日米開戦 勝算なし (角川文庫)太平洋戦争 日本の敗因〈1〉日米開戦 勝算なし (角川文庫)
太平洋戦争の敗因として、日米国力の見積もりの甘さ、物質輸送を含めた戦略のずさんさ、セクショナリズムや場の空気や情に流されて合理的な判断を怠った指導者達の無責任さ、が挙げられている。敗戦直前の御前会議で、戦争の目的が「大東亜共栄圏」から「国体の維持」に変更された、ってのが凄い。物質なく策もなく勝算ゼロなのに戦争遂行って。
読了日:02月11日 著者:
三井・三菱の百年―日本資本主義と財閥 (1968年) (中公新書)三井・三菱の百年―日本資本主義と財閥 (1968年) (中公新書)
明治100年(1968年)に書かれた本。日本資本主義の歴史=財閥の歴史、という切り口で、三井・三菱を中心に、財閥の形成過程、日本帝国主義との関係、第二次大戦後の解体と復活、戦前との違いが解説されている。サラッと読むにはチト難しかった。もうすぐ明治150年となる現在、この本が書かれた後の40数年の日本資本主義・旧財閥の歴史を振り返ってみるのも面白い。
読了日:02月09日 著者:柴垣 和夫
観阿弥と世阿弥 (岩波新書 青版 719)観阿弥と世阿弥 (岩波新書 青版 719)
「太平記」の時代の政治や戦乱、座や村、身分や職業などの社会文化風俗の理解を通して、能を芸術として高めた観阿弥・世阿弥父子の生涯が詳説されている。時代背景や彼らを取り巻く環境、能の社会的役割の変化が、観阿弥と世阿弥の人生・芸術観の違いに繋がっている、という分析が興味深い。芸は身で覚え、自らを「離見の見」で見、「してみてよきにつくべし」という世阿弥の生き方には、現代にも通じる普遍性を感じた。
読了日:02月06日 著者:戸井田 道三
日本地図から歴史を読む方法―都市・街道・港・城跡…意外な日本史が見えてくる (KAWADE夢新書)日本地図から歴史を読む方法―都市・街道・港・城跡…意外な日本史が見えてくる (KAWADE夢新書)
日本の国土の特徴によりもたらされた、歴史の各時期における各地域・都市の発展と衰退の過程が解説されている。文章が教科書っぽくて面白みに欠けるのが残念。
読了日:02月05日 著者:武光 誠
考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術
考える前に跳ぶ。スキーは上級者コースに登ってみる。セカンドウインドに達するまで走る。「今やらないリスク」の評価法は業務上も有効。この手の本は折を見て再読し、自身の軌道修正のきっかけとしたい。
読了日:02月05日 著者:久米 信行
論理で人をだます法論理で人をだます法
「ウンコな議論」のためのあらゆる手法を考え得る限りかき集めました、という感じの本。一応手法分類ごとに章立てされているが、記述が比較的ワンパターンなので途中で飽きてきた。最後のあたりで三段論法について延々と詳説されているが、もうお腹いっぱい。「だます法」ではないが、「何のための議論か考えよう」の章の問題提起は良かった。
読了日:02月05日 著者:ロバート・A・グーラ
物語 スペインの歴史―海洋帝国の黄金時代 (中公新書)物語 スペインの歴史―海洋帝国の黄金時代 (中公新書)
今まで全くと言っていいほど知らなかったスペインの栄枯盛衰くんずほぐれつの歴史を少し垣間見ることができた。セルバンテスの前半生とリンクした部分は良くも悪くも生々しい描写で当時の様子を想像させる。18〜19世紀あたりが空白で終章は20世紀の現代スペインに話が飛ぶのはちょっと残念だが、依然として国内に争いの種を抱えている今の現実を歴史と照らし合わせて理解することができる、と捉えればこれはこれでアリか。
読了日:02月03日 著者:岩根 圀和
すごい「実行力」 (知的生きかた文庫)すごい「実行力」 (知的生きかた文庫)
さらっと再読。「動機づけ」が意外に難しいことを再発見。欲が少ないのかも(笑)。ま、少なくとも読書に関しては、読書メーターで行動記録・グラフで可視化できてるかな。
読了日:02月03日 著者:石田 淳
「耳の不調」が脳までダメにする (講談社+α新書)「耳の不調」が脳までダメにする (講談社+α新書)
難聴による耳鳴り、耳鳴りと血管の関係、補聴器に対する認識など、いろいろ勉強になった。語学学習のための積極的なヒアリングデバイスの利用、という取り組みも興味深い。
読了日:02月02日 著者:中川 雅文
傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書)傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書)
皮膚の自然治癒力を最大限に引き出す方法として湿潤治療の普及を行っている形成外科医師による、従来医療に拘る医学界へのケンカ売り本。消毒の何が悪か、の生物学的解明から、医学のパラダイムシフト、生物の進化まで、幅広い話題が展開されている。例え話や語り口も面白い。とりあえずワセリン買いにいこうかな(笑)。
読了日:02月01日 著者:夏井睦
はじめてのトポロジー (PHPサイエンス・ワールド新書)はじめてのトポロジー (PHPサイエンス・ワールド新書)
トポロジーとは図形のつながり方…なんとなくわかるけど、イマイチのみこめた感じがしない。話が曲線から曲面に広がってからは、更にモヤモヤ。時間おいてまた読もう。
読了日:02月01日 著者:瀬山 士郎

読書メーター

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2010年02月03日

1月の読書メーターまとめ

先月は頑張って20冊読みました。
関心テーマは、お金、生き方、科学、日本…か。

科学関係は意識して増やすようにしてます。

2月はもう少し分野を広げたいと思います。

1月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:4278ページ

日本辺境論 (新潮新書)日本辺境論 (新潮新書)
地理的な辺境性により形成された(と著者が考える)日本人の気質、思考と行動のパターンの現れ方の分析が面白い。特に「水戸黄門」論のあたりは秀逸。「だから日本人は素晴らしい」でもなく「だから日本人はダメ」でもない、あくまで「日本人とは何ものか」を冷静かつ温かい視点で論じており、非常に読みやすい。「機」の思想の部分はやや難解だった。
読了日:01月30日 著者:内田 樹
日本の難点 (幻冬舎新書 み 3-1)日本の難点 (幻冬舎新書 み 3-1)
宮台本初めて。用語や言い回しが難しい箇所もあった(多かった)が、彼が提起する問題(難点)は何となく見えてきた(気がする)。問題を解く鍵は、生活社会へのコミットメント、セーフティネット、「理不尽なのはわかってるけど仕方ない」からの脱却、合理性を超越する非合理性。
読了日:01月28日 著者:宮台 真司
哲学思考トレーニング (ちくま新書 (545))哲学思考トレーニング (ちくま新書 (545))
哲学者が書いた「考える技術」の本。「ほどよい懐疑主義」の立場でのクリティカルシンキングのすすめ。進化論や温暖化問題、生きる意味などの具体的な話題を通して解説されるのでわかりやすい。哲学的思考法は広く一般に実用的(かつ必要)な技術だと感じた。
読了日:01月28日 著者:伊勢田 哲治
時間はなぜ取り戻せないのか (PHPサイエンス・ワールド新書 12)時間はなぜ取り戻せないのか (PHPサイエンス・ワールド新書 12)
時間とは何か?という問題を、生命とは何か?時間と空間の関係は?という切り口から解き明かしていく。結論はややSF的で論証不足な印象もあるがこれはこれで非常に興味深い(著者もあくまで自身の仮説と断っている)。中盤で相対論、ミンコフスキー空間について平易に解説されており、その部分だけ取り出しても有用。
読了日:01月26日 著者:橋元 淳一郎
ウンコな議論ウンコな議論
約100頁の半分が訳者解説。え?と思ったが、本編→解説→本編と反復して読んだところ、「ウンコ」臭さの嗅ぎ分け方がわかってきたような気がする。
読了日:01月22日 著者:ハリー・G・フランクファート
なぜ「科学」はウソをつくのかなぜ「科学」はウソをつくのか
「疑似科学」をたくさん暴きまくる本かと思ったが、主題はもっと本質的かつ深刻な問題提起。著者に倣ってやや過激に言えば「日本人の科学リテラシーの低さが国を滅ぼす」という警鐘。ただし、軽くてやわらかい中にもエッジのきいた著者独特の文体は、(理系でない)幅広い読者にも受け入れられると思う。
読了日:01月21日 著者:竹内 薫
企業参謀 (講談社文庫)企業参謀 (講談社文庫)
企業戦略の考え方がこんな文庫本1冊(460円)に凝縮されている。素晴らしい。将軍でも突撃隊長でもない「参謀」という在り方は、特定の職位でない多くの企業人に求められている機能なんじゃないかと思う。「参謀五戒」忘るべからず。
読了日:01月20日 著者:大前 研一
デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書 440)デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書 440)
「インフレ」に対する漠然とした恐怖感が杞憂であり、デフレ&円高こそがより危険な状況であることを平易な文章で説いた本。第一次大戦後の世界恐慌〜昭和恐慌の原因と脱却過程の説明は「あ〜そうだったの〜」。歴史を知るって大事。城山三郎に対する批評も面白い。
読了日:01月20日 著者:上念司
ロボットとは何か――人の心を映す鏡  (講談社現代新書) (講談社現代新書 2023)ロボットとは何か――人の心を映す鏡 (講談社現代新書) (講談社現代新書 2023)
タイトルは「ロボットとは何か」だが、著者の研究動機は「人間とは何か」で、その課題に対してのロボット工学からのアプローチが「人間型ロボットをつくる」ということ。個人的には従来の人間型ロボット(ヒューマノイド・アンドロイド)研究にはあまり価値を感じていなかったが、「人の心を映す鏡」という視点での様々な研究の成果は確かに興味深いものがある。
読了日:01月20日 著者:石黒 浩
知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)
現在の世界(日本国内を含む国際関係)の大きな問題をざっと俯瞰できる良書。テキストもわかりやすいしイラストも素晴らしい。性質上、賞味期限があるので、今読むべし。個人的には、普段テレビも新聞も見ない割には大体知ってる内容だったので、恥はかかなくてすむかな…、と。
読了日:01月13日 著者:池上 彰
会社の品格 (幻冬舎新書)会社の品格 (幻冬舎新書)
多くの人が「会社」という仕組みに関わって生きる現代、組織や仕事、経営者や社員や上司のあるべき姿を示す書。上っ面だけのCSRや「女性活用」など、「あ〜、あるある」な指摘がいっぱい。
読了日:01月13日 著者:小笹 芳央
社員の心を温める会社は必ず伸びる-30分で分かる人材経営-社員の心を温める会社は必ず伸びる-30分で分かる人材経営-
これ読んで「変わらなきゃ!」と思ったら、コンサルティングを利用しましょう、って感じかな。そのきっかけ作りとしてはわかりやすい本だと思います。
読了日:01月13日 著者:イマジナ
いい人生の生き方 (PHP新書)いい人生の生き方 (PHP新書)
元は松下幸之助の教えなのかな?【備忘録】「おまえはひよこ」…愚か、間抜け、エゴ、恥ずかしい、卑怯、幼稚、滑稽…な人になってはならない。幸福とは能力を100%発揮すること、結果ではなくその過程にある。
読了日:01月13日 著者:江口 克彦
お金の才能お金の才能
長期分散投資は必ずしも効果的でない、むしろ集中投資を、ていうかサラリーマンは不動産投資(賃貸経営)すべし、というのが著者の立場。むむ。自分のこれまでの成長に「投資」してくれた親や国(民)や会社や友人などに、期待を上回るリターン(仕事→稼ぎ)で応えるべし、という指摘には共感。
読了日:01月13日 著者:午堂 登紀雄
知的生活の方法 (講談社現代新書 436)知的生活の方法 (講談社現代新書 436)
「おもしろさがわかる」「ほんとうにおもしろいと思える」感覚が大事。知的生活の追求とバランスするために現れる「退行現象」のくだりも興味深い。が、最後の「形而下学」の章は蛇足。
読了日:01月13日 著者:渡部 昇一
牛丼一杯の儲けは9円―「利益」と「仕入れ」の仁義なき経済学 (幻冬舎新書)牛丼一杯の儲けは9円―「利益」と「仕入れ」の仁義なき経済学 (幻冬舎新書)
売価から原価を引いた粗利だけでなく、固定費も引いた利益で考える。すると、仕入れの工夫が利益に大きく影響することが見えてくる。実務経験を踏まえた数々の事例や仕入れテクニックの表と裏も面白い。
読了日:01月12日 著者:坂口 孝則
60歳までに1億円つくる術―25歳ゼロ、30歳100万、40歳600万から始める (幻冬舎新書 な 8-1)60歳までに1億円つくる術―25歳ゼロ、30歳100万、40歳600万から始める (幻冬舎新書 な 8-1)
老後に必要な資産算定と長期分散投資のススメ。積み立てと見直しを仕組み化し、なるべく手をかけず、確実に運用。スタートは早ければ早いほど楽。
読了日:01月10日 著者:内藤 忍
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)
読了日:01月09日 著者:梅田 望夫
やりたいことは全部やれ! (講談社文庫)やりたいことは全部やれ! (講談社文庫)
読了日:01月07日 著者:大前 研一
一生お金に困らない3つの力一生お金に困らない3つの力
読了日:01月05日 著者:泉 正人

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2010年01月24日

2009年の読書メーターまとめ

お茶の間にヘヴィメタルを: 読書メーター始めました & 6月の読書メーターまとめ

2009年6月頃から読書メーターで読書管理を始めました。
2009年5月以前の分についても、(記録も記憶もあいまいですが)本棚をながめながらそれなりに入力してみました。

で、読書グラフで比べてみると、確実に冊数は増えましたね。
ま、積ん読もそれ以上に増えましたが。

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今年は更に増やす予定。問題は置き場所だな。

2009年の読書メーター
読んだ本の数:66冊
読んだページ数:15430ページ

「知の衰退」からいかに脱出するか?「知の衰退」からいかに脱出するか?
読了日:12月31日 著者:大前研一
ウェブ人間論 (新潮新書)ウェブ人間論 (新潮新書)
読了日:12月06日 著者:梅田 望夫,平野 啓一郎
フューチャリスト宣言 (ちくま新書)フューチャリスト宣言 (ちくま新書)
読了日:12月06日 著者:梅田 望夫,茂木 健一郎
知識経営のすすめ―ナレッジマネジメントとその時代 (ちくま新書)知識経営のすすめ―ナレッジマネジメントとその時代 (ちくま新書)
これからの経営には「知識」の活用が重要。「知識」は単なる「情報」とは異なる。暗黙知の共同、形式知への表出、形式知の結合、暗黙知への内面的のサイクルを意識する。知識から新たな価値を創造するには、様々な「場」がなければならない。日本が優位に立ってきた製造業においても、ハードだけでなくソフト(サービス、システムを含む広義の)に注力していく必要がある。
読了日:12月04日 著者:野中 郁次郎,紺野 登
ニッポニアニッポン (新潮文庫)ニッポニアニッポン (新潮文庫)
人生のレールから転落した少年鴇谷春生による逆転一発の大勝負、それはトキ襲撃作戦。春生の倒錯っぷり、妄想と憎悪は読んでて不快感満載で、どんな結末が描かれるのか期待して読み進めたが、新幹線のシーンあたりでクライマックスの展開が何となく予想できてしまい、ちょっと残念。表紙のモチーフにもなってるQUEENの曲も、少々使われ方が強引でイマイチしっくり来ない。伏線ぽく書かれた悪戯電話の謎解きもなし。微妙。
読了日:12月02日 著者:阿部 和重
旅のラゴス (新潮文庫)旅のラゴス (新潮文庫)
ファンタジーのようなSFのような不思議な作品。最初は単に若者が旅をしていく冒険話かな〜と思ってたら、徐々にスケールの大きな話に。古の文献に触れたラゴスは、長大な時間と広大な空間の中で人間などほんの微々たる存在と悟る。故郷に戻り、知識と技術で世界の変革に尽力したラゴスだが、彼は再び旅に出る。彼の最後の旅の目的は、人が人として生きる意味を考えさせる。
読了日:11月27日 著者:筒井 康隆
情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)
「100円ノート1冊に全ての情報を詰め込む」みたいな雰囲気を匂わせるタイトルだが、実際には、(1)何でも100円ノートに書く・貼る、(2)ノートを次々に更新する、(3)ノートとは別にPC上に索引データベースを作成する…というのが基本的な考え方。(2)と(3)が面倒なので僕はこの方法はやらない。ただ、ノートの使い方などは参考になる。
読了日:11月25日 著者:奥野 宣之
回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)
著者が本書を「スケッチ」と呼んでいる意味が、読み終わって何となくわかった。こうして小説の形で提示されると、一風変わった話を集めて構成したもののように見える。が、実は誰の人生もこのようにどこか奇妙で「スケッチ」に値する魅力を少なからず持っているのかも。「みんな同じ回転木馬に乗ってるんだよ」と囁かれたような、そんな読後感。
読了日:11月23日 著者:村上 春樹
手紙 (文春文庫)手紙 (文春文庫)
様々な登場人物の立場に自分を置いて、「もし自分なら」と考えてみたくなる作品。「罪」を犯した人間、およびその周辺の人々への社会的差別についての平野の考えは個人的には新鮮だった。重く辛い話が続くが、それでもなお常に一筋の光のようなものは、作者から絶やさず提示される。あるいはそれは、読者自身に求められているのかもしれない。
読了日:11月21日 著者:東野 圭吾
TVピープル (文春文庫)TVピープル (文春文庫)
「うまく言えない」「なぜだかわからない」でも「そこから逃げられない」世界の断片が硬軟長短虚実さまざまな形で描かれていた。結末が示されないのは、そもそも正解などないからだろうし、あるいは「作家が示す解(のようなもの)」を読者が「自分の解」と錯覚するのを忌避したせいかもしれない。
読了日:11月19日 著者:村上 春樹
勉強にハマる脳の作り方勉強にハマる脳の作り方
最初はパチンコを例に「脳がハマる」仕組みが解説されており、面白い。中盤以降はややトーンダウンしてしまうのがちょっと残念。ところどころに「レッスン」が設定されているので、これらをやってみると「自分の脳を勉強にハマらせる」方法が見えてくる、かも。
読了日:11月12日 著者:篠原菊紀
残業ゼロで自分を伸ばす! 40歳からの時間術 (PHP文庫)残業ゼロで自分を伸ばす! 40歳からの時間術 (PHP文庫)
同じ著者の「なぜか35歳から伸びる人・落ちる人」とかなり内容が重複している。「時間術」と題しているが、時間の使い方以外の話も多く(著者が意図してそうしたようだが)、タイトルと内容がややずれている印象が残る。ただ、この年代で何をすべきか?どんな心構えで日々過ごすべきか?に関して、参考になる内容がたくさん書かれており、自己啓発本としては面白い。
読了日:11月10日 著者:清水 克彦
悪意 (講談社文庫)悪意 (講談社文庫)
登場人物たちの手記・語りだけで構成されており、作家による客観的視点が存在しない。そのため、全ての記述が各登場人物の主観や思い込み、あるいは「嘘」を含む、ことになる。この構成が実に巧妙で、物語の主題が殺人動機の解明に移ってからは、次々に新たな「事実」が明らかになり、読者(というか私)を最後まで惹きつけて離しません。結末を読んでなお残るモヤモヤ感に、東野圭吾の「悪意」を感じてしまったり(笑)
読了日:11月07日 著者:東野 圭吾
新・VEの基本―価値分析の考え方と実践プロセス新・VEの基本―価値分析の考え方と実践プロセス
価値=機能/コスト、というのが基本原理で、どうやって価値を高めるかを考えるのがVE(Value Engineering)。考え方から実際のプロセス、管理方法まで、一通りのことが全て書いてあり、VE学習のためのテキストとして非常に有効。ただし、VEを本当に活用するには、ワークショップによる訓練や組織的取り組みが重要。(と、この本にも書かれてます)
読了日:11月06日 著者:産能大学VE研究グループ
プチ哲学 (中公文庫)プチ哲学 (中公文庫)
佐藤さんらしいやさしくあたたかい表現で、「ちょっと深く考えることの楽しさ」と「考えるときの視点あれこれ」が書かれている。「佐藤雅彦流哲学」的な内容を期待するとやや肩透かしだが、そういう内容でないからこそ「佐藤雅彦流哲学」なのかも、と思ったり。
読了日:11月05日 著者:佐藤 雅彦
雨にぬれても (幻冬舎アウトロー文庫)雨にぬれても (幻冬舎アウトロー文庫)
市井の人々の様々な生き方、悩みや不安、小さな幸せを、物語やインタビュー、対談、日記など多様な形式で著した短編集。全て、著者の取材や観察に基づくノンフィクション。ホッとする話やツライ話、「この人はその後どうなったんだろう?」と気になってしまう話、いろいろある。読んだ後、ちょっと人にやさしくなる気がする。
読了日:11月01日 著者:上原 隆
ヨコミネ式 子供が天才になる4つのスイッチヨコミネ式 子供が天才になる4つのスイッチ
子供をやる気にさせる4つのスイッチについて、著者が保育園で実際に行っている具体的な教育方法と子供達の反応・成長の事例を交えて解説されている。スイッチを適切に押してあげれば、どの子供でも伸びる、というのが著者の信念。本書のもう一つ重要な指摘は、小学校に入るまでに、ある程度の読み、書き、計算ができるようになっていないと、落ちこぼれる危険性が高い、という現実。幼・保と小学校間の連携不足問題の件は、親よりもむしろ教育行政に関わる人達に読んでほしい内容。
読了日:10月31日 著者:横峯吉文
唯脳論 (ちくま学芸文庫)唯脳論 (ちくま学芸文庫)
心は身体から独立した存在などではなく、単に脳の機能である。「知覚」し「思考」し「運動」するのは脳(と神経系)である。従って、社会(=有形無形の文明)は脳が作りだしたものである。人の営みは全て脳の働きによるもの、という考え方が唯脳論(これも勿論、脳が考えたこと)。言語学、社会学、生物学、物理学、思想、芸術などあらゆる分野を取り上げ、突き詰めれば全ては脳の仕業、と解き明かす。脳が最も恐れ、忌避するもの、それは滅びゆく身体そのもの、という指摘が面白い。内容が広く深いので、一度読んだだけでは理解しきれない。また読
読了日:10月29日 著者:養老 孟司
35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画
備忘録:会社(組織)に依存しない生き方を目指そう。会社を離れても有効な自分自身の能力を開発しよう。家族、会社とは別のコミュニティと関わろう。メディアに流されず、批判的な視点を持ち、深く議論しよう。正解主義から修正主義へ。PDCAからDADADA..へ。100回/1000本ノック/10000時間で極めろ。
読了日:10月29日 著者:藤原 和博
テレビは見てはいけない (PHP新書)テレビは見てはいけない (PHP新書)
テレビ番組・業界の実態とそれに対する批判は納得。自分自身、テレビはあまり見ないが、それでもテレビの影響力を感じる場面は多いので、情報は複眼的に分析する必要性を再確認した。後半はテレビの話じゃなくなってしまうのと、話がいろんな方向に飛んでややまとまりに欠けるので、本としての完成度はもう一つな印象。
読了日:10月27日 著者:苫米地 英人
毎月新聞 (中公文庫 さ 48-2)毎月新聞 (中公文庫 さ 48-2)
佐藤雅彦さんの凄さは、他人と同じ物事を見聞きしたときにその表面的な事実の奥にある普遍性や別の物事との共通性、はたまた同じ物事を見る別の視点に気づいてしまうトコロにあるように思う。毎月の記事(論説だったり日記だったり)には、どれもそんな佐藤さんならではの気づきが含まれていて、それらの多くが読者に新しい気づきを与えてくれる。それは何とも心地よい刺激。
読了日:10月22日 著者:佐藤 雅彦
「これやっといて」で部下が動いてくれる!技術―最速・最短・最ラクで部下を戦力にする極上メソッド「これやっといて」で部下が動いてくれる!技術―最速・最短・最ラクで部下を戦力にする極上メソッド
部下を「これやっといて」で動いてくれるまでに育てるには、上司は手を抜かないこと。仕事の基本を徹底的に叩き込むこと。仕事の目標や指示は極力具体的に説明すること。ひな型を作ること。認識のズレがないか、細かく頻繁に確認すること。著者のサラリーマン経験に基づく技術なので、実践的で説得力がある。
読了日:10月15日 著者:柴田 英寿
「お先に失礼!」する技術  「断る」「決断する」「切り上げる」「見極める」ための極意「お先に失礼!」する技術 「断る」「決断する」「切り上げる」「見極める」ための極意
「お先に失礼!」するには、まず何より仕事の質とスピードを徹底的に上げる必要がある。そのための技術アレコレは、著者が「大企業のサラリーマン」という立場だけに説得力がある。今日できることは今日中に片付けることに執念を燃やす!という姿勢がカッコ良い。
読了日:10月14日 著者:柴田英寿
海馬―脳は疲れない (新潮文庫)海馬―脳は疲れない (新潮文庫)
「脳は疲れない」というサブタイトルが素敵。使わないのは勿体無い、という気にさせてくれる。特に、海馬の神経細胞は幾つになっても(適切な刺激を与え続ければ)増える、即ち、人の能力(脳力)は成長し続ける、の件は、まさに人生の応援歌。ストッパーを外し、まずはやってみる。ただし、問題は分解してひとつずつ解決していく。そして、情報は睡眠で整理される。よし、寝よう。
読了日:10月07日 著者:池谷 裕二,糸井 重里
あなたがリーダーに生まれ変わるとき―リーダーシップの潜在能力を開発するあなたがリーダーに生まれ変わるとき―リーダーシップの潜在能力を開発する
リーダーシップは影響力。誰もが努力次第で身につけることができる。まず第一に人として誠実であることが必要。以下、いろいろたくさん山ほど書いてあって一度読んだだけでは全然頭に残らないので、再読中。
読了日:10月04日 著者:ジョン・マクスウェル
30歳までに身につける 仕事で一番大切なこと30歳までに身につける 仕事で一番大切なこと
新入社員から部下を持ち始める頃、あるいは転職を意識し始める頃までを想定して書かれてます。既に30歳を過ぎて久しい私にとっても参考になる心構え・考え方が幾つもありました(身につけてなかった、ってこと!?)。30歳と言わず、就職したらすぐ読んでおくと良い本だと思います。
読了日:10月04日 著者:古川 裕倫
チーズはどこへ消えた?チーズはどこへ消えた?
「チーズはどこに消えた?」と思わずにすむように、常にチーズの変化に意識を向けておくこと、他の新しいチーズを嗅ぎつけたり、他のチーズステーションに向かうルートを事前に調査・探索しておく努力を惜しまないこと。そしてなにより、いざチーズに変化を感じたら、素早く行動を起こすこと。「チーズ」を仕事だけでなく、いろんな事に当てはめてみると面白い。
読了日:10月02日 著者:スペンサー ジョンソン
タイツくん 哀愁のジャパニーズドリームタイツくん 哀愁のジャパニーズドリーム
「地方のエリート」→東京の銀行に就職→挫折→引きこもり→マック→会社設立→山あり谷あり→成功?というストーリー。場面に合わせて挿入されているタイツくんカード人生訓が絶妙。「生きるに値する人生」を実現した伝記としても面白いし、仕事論としても参考になる。
読了日:10月01日 著者:松岡 宏行,高橋 潤 (絵)
相対論のABC―たった二つの原理ですべてがわかる (ブルーバックス)相対論のABC―たった二つの原理ですべてがわかる (ブルーバックス)
ニュートン力学と電磁気学の矛盾を解く、という観点から特殊相対性理論を説明する構成が、非常にわかりやすかった。相対論が核エネルギーの発見に繋がり、更には第二次大戦時の核兵器開発に至った過程も併せて解説されており、教養としても興味深い内容。
読了日:09月27日 著者:福島 肇
[オーディオブックCD] 洗脳[オーディオブックCD] 洗脳
洗脳を行おうとする存在として、主にカルトを想定しつつ、そのテクニックや防御法、脱洗脳法などが解説されている。最近流行りのスピリチュアルについても、カルトを生み出す土壌という観点から危険性を訴える。ミニカルト発生から成長のプロセスも興味深い。
読了日:09月25日 著者:苫米地英人
勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan
女性差別と非正規雇用・貧困に関しての議論を軸に、今の日本社会の問題点を指摘し、将来に向けて少しでも改善していくための提言がなされている。「中高年男性」の既得権益を脅かす発言は、該当する読者からの反発を買うかもしれない。が、子育て支援や教育にもっと予算を分配すべき、という主張など、個人的にはかなり共感。
読了日:09月15日 著者:勝間 和代
世界一受けたいお金の授業世界一受けたいお金の授業
国家予算から会社の財務、レストランの収支まで、共通する基本的な構造をブロックパズルを用いて視覚的に説明してくれる。社会に出る前に勉強しておきたい内容。中学生(義務教育課程)までにこういう知識を習得させたい。社員一人あたり会計のくだりも興味深い。給料の3倍稼げてるかどうか計算してみようっと。
読了日:09月12日 著者:和仁達也
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かすさあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
本書で言う「才能(じぶん)」とは、「無意識に繰り返される思考や行動のパターン」のこと。それを「強み」と捉えて、仕事や生活に積極的に活かしていこう!というのが基本的な主張。後半は、従業員の才能を活かすための組織の在り方や処遇方法について。人事担当者には大いに参考にして欲しいが、各自が同僚や部下との関係を向上させるのにも有効。
読了日:09月11日 著者:マーカス バッキンガム,ドナルド・O. クリフトン
日常の疑問を経済学で考える日常の疑問を経済学で考える
「経済学で考える」と言っても、小難しい数式をこねくり回すのではなく、「費用便益」の視点で分析・推理しよう、という本。その際、単純な生産費用や購買費用だけでなく、「機会費用」で考える必要がある。挙げられている「日常の疑問」は日本人には馴染みのない話題も多いが、それはそれでアメリカ社会を知る一助になる、という良い副作用を持っている。
読了日:08月31日 著者:ロバート・H. フランク
青春の門 (筑豊篇 下) (講談社文庫)青春の門 (筑豊篇 下) (講談社文庫)
性の目覚めや母の死、恩人の老いなどを通して、自分は何者なのか?どう生きるのか?と考え始める信介。ひとり故郷を離れ、東京に出発する彼はいよいよ青春の門をくぐろうとしている。
読了日:08月26日 著者:五木 寛之
仕事のための12の基礎力〜「キャリア」と「能力」の育て方〜仕事のための12の基礎力〜「キャリア」と「能力」の育て方〜
第1章と第3章で語られる「キャリア」についての考え方は非常に有益。それを踏まえて12の基礎力が第2章で解説される。各々は目新しいものではないが、キャリア形成と習得年代を意識して書かれている。なので、今何が必要なのか、何が足りないのか、がわかりやすかった。
読了日:08月23日 著者:大久保 幸夫
世界にひとつしかない「黄金の人生設計」世界にひとつしかない「黄金の人生設計」
「人生設計」を考える時に誰もが避けて通れない、不動産(持ち家、賃貸)、生命保険、年金、医療保険を、投資商品として見ると、制度や商品の歪みがよくわかる、という内容。国、世間の常識、営業マン(レディ)の言葉だけに踊らされず、経済的自立を目指すために必要な知識と示唆が得られる。家を買う前に読んでおくことをオススメしたい。
読了日:08月21日 著者:橘 玲,海外投資を楽しむ会
青春の門 筑豊篇 上 (講談社文庫 い 1-3)青春の門 筑豊篇 上 (講談社文庫 い 1-3)
家の本棚で発見した。亡父の愛読書(?)だったようだ。巻末に書き込まれたメモによると、私が小学校低学年の頃に読んだものらしい。主人公伊吹信介の少年期の生と性への目覚めを私の成長に重ね合わせてた?などと想像したり。主人公以外の登場人物(特に男たち)も魅力的。誰しもどこかに共感できる部分がある筈。次巻以降も楽しみ。
読了日:08月18日 著者:五木 寛之
貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
タイトルの「貧乏はお金持ち」とは、マイクロ法人という概念(手法)と適切な会計知識を用いると、課税所得をゼロにでき(→貧乏)、納税額が減ることにより財務状況を大幅に改善することができる(→お金持ち)、という意味。ごく簡単に言うと。日本の税制を前提としているので「金持ち父さん」より現実的。最大の問題は、正社員からマイクロ法人(業務委託契約)に移行しても収入を維持できるか、のような気がする。
読了日:08月18日 著者:橘 玲
夢をかなえるゾウ夢をかなえるゾウ
笑って、ジンときて、泣きました。「自己啓発本やと思って書いてある通りにやってみてもええし、そこまで構えんと読み物として気楽に楽しんでもええんやで」な感じですかね。
読了日:08月05日 著者:水野敬也
28歳からのリアル マネー編28歳からのリアル マネー編
就職して数年が経ち、そろそろ結婚して家庭を持って、家も買って…と考え始める28歳に向けて書かれたマネー指南書。住宅に関しては、購入するリスクについてやや説明不足な気がしましたが、全体的には現実的で有益な情報がうまくまとめられていると思います。30代でも「マネー知識?自信ないな…」という人には入門書としてちょうど良いかも。手遅れの場合もあるかもしれませんが(笑)
読了日:08月02日 著者:人生戦略会議
部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~
「上司」の視点で書かれているが、「部下」の立場で読んでも非常に有益。他の仕事術本と共通する手法・考え方も多いが、凄いのは著者はこれら全てを実践(しようと)してきたという点。それだけに「本をたくさん読むだけではダメ」という助言は説得力がある。
読了日:07月29日 著者:佐々木 常夫
なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術
ワークライフバランス(WLB)とは、仕事とそれ以外の時間を共により充実させるための考え方、というのが筆者の主張の原点。WLBに関するQ&A集は、その理解や啓蒙に役立つ。「6時に帰る(帰す)」ための仕組み・ツールは、他の仕事術本と似た部分もあるが、WLBの基本思想から生まれた体系的なものである点が特徴。
読了日:07月23日 著者:小室 淑恵
ブルックスの知能ロボット論―なぜMITのロボットは前進し続けるのか?ブルックスの知能ロボット論―なぜMITのロボットは前進し続けるのか?
ブルックスが考える「ロボット」の条件やこれまでの成果、そして彼が考えるロボット技術の未来が語られている。約380頁とやや厚いが、研究者・技術者でなくても理解できる内容。原題の「Flesh and Machines」の方が内容に忠実。
読了日:07月23日 著者:ロドニー ブルックス
スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫
神や政治の助けに依らず、一人一人が勤勉・努力を旨とし、自分自身の助けによって身を立てるべし、という啓蒙の書。19世紀半ば、当時世界一の強国だったイギリスで書かれた本、というのが興味深い。
読了日:07月15日 著者:サミュエル スマイルズ
ビジネスマンのための「数字力」養成講座 (ディスカヴァー携書)ビジネスマンのための「数字力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
ニュース等では目にするが今までピンと来てなかった様々な数の意味や関係に気づかされ、「なるほど」の連続。ただし、それで満足せず、経済指標や財務諸表を継続的に観察し、変化を感じ、自分なりの分析・仮説を持つことを実践してこそ、この本を読んだ価値がある。
読了日:07月12日 著者:小宮 一慶
朝10時までに仕事は片づける ポケット版―モーニング・マネジメントのすすめ朝10時までに仕事は片づける ポケット版―モーニング・マネジメントのすすめ
現代を生きるビジネスパーソンに必要な心構えなど、ためになる話や新たな気づきを与えてくれる本。ではあるが、肝心の「朝10時までに片付ける」とか「モーニングマネジメント」に関しては、方法論、具体策ともやや物足りない印象が残ったのがちょっと残念。
読了日:07月10日 著者:高井 伸夫
「複雑ネットワーク」とは何か―複雑な関係を読み解く新しいアプローチ (ブルーバックス)「複雑ネットワーク」とは何か―複雑な関係を読み解く新しいアプローチ (ブルーバックス)
コンピュータの世界だけの話でなく、「繋がり」「伝播」の意味での広義のネットワークについて、図を多用してわかりやすく説明されている。ネットワーク研究の歴史、「スモールワールド」「スケールフリー」といった性質の解説、実例として伝染病や脳、通信、社会、ビジネス等におけるネットワーク性が順に解説されており、理解を深めることができた。
読了日:07月09日 著者:増田 直紀,今野 紀雄
理系のための研究生活ガイド―テーマの選び方から留学の手続きまで (ブルーバックス)理系のための研究生活ガイド―テーマの選び方から留学の手続きまで (ブルーバックス)
著者は医学分野の研究者だが、他の分野の研究者にとっても非常に参考になる内容。「研究内容を(専門家だけでなく)一般の人にも広く伝える努力をすべき」「研究成果のパテント化が重要」などの指摘は、「わかっちゃいるけどなかなか…」と思う研究者が案外多いのではないか?
読了日:07月04日 著者:坪田 一男
理系バカと文系バカ (PHP新書)理系バカと文系バカ (PHP新書)
基本的な主張は、「理文両道のススメ」。ですが、「(理系じゃないから)なんとなく文系」に分類される世の多くの人たちに対して、理系的思考を身につけよう、という啓蒙色が強い内容。理系(のつもり)の自分には、示唆に富んだ興味深い内容だったが、「なんとなく文系」の人たちに受け入れられるかどうかは微妙だなー、と思ったり。
読了日:06月30日 著者:竹内 薫
金融工学、こんなに面白い (文春新書)金融工学、こんなに面白い (文春新書)
金融工学は、怪しげな金儲けのテクニックではなく、経済的リスクをコントロールするために考え出された仕組み(技術)の体系である、という立場から、具体例として、先物取引やオプションの目的、適正価格の理論的導出方法などが丁寧に説明される。筆者の主張は、負の面(の誇大喧伝)だけにとらわれず、現代の経済活動を支える大きな要素として、金融工学を正しく学び(教え)、有効活用していく必要がある、というもの。説明は難しい箇所もあったが、本書の主張には納得。
読了日:06月24日 著者:野口 悠紀雄
スケッチは3分 (光文社新書)スケッチは3分 (光文社新書)
「3〜5分で描けるようなスケッチ」の方法が、素材や視点の選び方、線の引き方、省略画法などの基本的技法と、小物から風景から人物まで様々な対象をスケッチした実例で説明されてます。本格的に絵を描きたいわけじゃないけど、仕事や日常生活の中でちょっとした絵をサラサラっと上手く描けると良いなあ、と思ってる人には良い教本。
読了日:06月21日 著者:山田 雅夫
学問のすすめ (岩波文庫)学問のすすめ (岩波文庫)
福沢の文章はまるで雄弁な演説をそのまま文字に記録したような調子で、読んでいて痛快。
読了日:06月20日 著者:福沢 諭吉
ロボットにつけるクスリ―誤解だらけのコンピュータサイエンスロボットにつけるクスリ―誤解だらけのコンピュータサイエンス
世間的に言われているコンピュータやロボット、AIに関する誤解が、具体例を挙げて理論的に解かれていく。が、それだけでなく、コンピュータサイエンスの可能性についても、著者自身の考えや読者(特に若い世代)への期待がちりばめられており、良い刺激になった。
読了日:06月12日 著者:星野 力
[オーディオブックCD] 方丈記(CD1枚)[オーディオブックCD] 方丈記(CD1枚)
都では、災害で人が死に、建物は焼け、憂いが多い。自分は都を離れ、静かに隠遁生活を送ることにした。…という話。表現は比較的平易なので大体理解できた。
読了日:06月10日 著者:鴨長明
[オーディオブックCD] 陳舜臣 著 「ものがたり史記」(CD6枚)[オーディオブックCD] 陳舜臣 著 「ものがたり史記」(CD6枚)
面白かったけど、やっぱ中国の地名や人名は字を見ないとわかりにくい。あらためて書籍版を読みたくなった。
読了日:06月10日 著者:陳舜臣
死んだ金魚をトイレに流すな―「いのちの体験」の共有 (集英社新書)死んだ金魚をトイレに流すな―「いのちの体験」の共有 (集英社新書)
読了日:06月05日 著者:近藤 卓
思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本 (講談社現代新書)思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本 (講談社現代新書)
読了日:06月05日 著者:郷原 信郎