リーダーシップの本質―真のリーダーシップとは何か 堀 紘一を読了。
この著者は、昔「朝まで生テレビ」によく出てたときに、当時の社会党の委員長(だったっけ?)の山花貞夫(やまはなさだお)氏をいつも「やまばなさん」と言ってたので、「こいつは、人の名前もまともに言えんのか?」と思ったこともあってあまり印象はよくないんだが、さすがにこういう話をさせると逸品。BCG(注射ではない)を引っ張ってきた人だけに、数多くの企業トップとの交流の中から培った氏ならではの、リーダーシップ論。
いつぞや、僕が自社の上司に訴えたことと同じような話が。
企業の成長が止まる。成長が止まれば売上も伸びず、収益構造は悪化して減益になる。収益があまり出ないから、社員が新しいことに挑戦したいと申し出ても、積極的に勉強したいと考えても、新たな投資には消極的になり、コストを切り詰めようとする傾向が強くなる。
ちなみに、うちは、1杯80円のカップコーヒーが無料から有料になりました。(笑) スポーツジムの法人契約も打ち切りになりました(合掌)。
別に、コーヒーをただにすればいい、という話ではなくて、その程度の改善案しか出てこない、という点が情けない。もちろん、新しいビジネスモデルの話を持っていってもリスクを取るようなことはしないから、はじめから取りあってくれない。とにかく守りに徹する姿勢がありありと見て取れるからこっちまで情けなく思えてくる。何も考えずにこれまでやってこれた方々だからどう対処していいのか分からない、というのは分かる(それじゃだめだって?ごもっとも)んだけど、もう少し尊敬に値するリーダー像を見せてくれると嬉しいなぁ、なんてことを考えさせられた。同時に、どうやって彼らを動かすのがいいのか、を考えるのが僕の仕事なのかもしれない。あれ?僕はエンジニアだったのでは?