February 17, 2004

エンジニア道

豆蔵の荻本さんのコラム。荻本さんが昔考えていたDROPが巷の理論先行型の開発方法論とは異なり、「で、実際に開発プロジェクトをどう運用するよ?」ってところにちゃんとフォーカスしてたのに気に入って以来個人的には注目している人だ。 さて、このコラムも云々うなずけるところ満載でとてもいい。この中で、荻本氏曰く、「エンジニアの仕事は、ソフトウェアを通して展開される仮想世界に、何らかの構造を作り出し、人が理解できるように見せることである」と。 この構造というのは、ソフトウェアのアーキテクチャであり、UMLでいうところのクラス図のことを想定しているのだろう。 ソフトウェアという見えないものをアーキテクチャ、クラスというフィクションを使って構築し、それを動かすというのは、頭の中で多数のオブジェクトがお互いに協調し、メッセージパッシングを介して動いている。その集合体としてソフトウェアというシステムの動作を説明する、ということだ。先日、同僚と話していたときに「オブジェクト指向設計の優秀なエンジニアというのは、オブジェクト間の協調作業の構築に長けているので、彼が経営学を学び、「人の組織」を作る側に回せば、いい経営者になれるよね」と言ったのを思い出した。拙著のソフトウェアプロジェクト組織論では、ソフトウェア開発プロジェクト、開発チームを動かす、作り上げるのに経営学の考え方って有効なんでは?と言及しているが、ソフトウェアを作ることと。人の組織を作ることは本質は同じかも、というのは自分でも新しい発見だ。でも、世の中の偉い人(ソフトウェア開発プロジェクトを指揮するような、『ソフトウェアを知らない人』)って、ソフトウェアを作ることって、(プログラムは、プログラム言語の文法さえ知っていれば書けると思っているので) こういう発想にはならないだろうなぁ・・・ ただ、ひとつつらいのは、オブジェクト間の協調作業を考える際、オブジェクトは文句を言わないし、実装さえすれば、オブジェクトの能力は無限だが、人の能力は有限だし、文句言うし、金かかるし、いらなくなったからってdelete()できないし、必要に応じて新しいのをnew()できないし、、、なんだ、システム作るのって、簡単じゃん。(笑)
Posted by money at February 17, 2004 10:57 PM | TrackBack
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