白石一文(ネタばれ?)
僕のなかの壊れていない部分 白石 一文著
久しぶりに本屋でこの名前が目に止ってそのままレジへ。なぜかハードカバーが3種類平積みにしてあった中からとりあえず選んだのがこの本。僕がこの作家の名前を知ったのは、もう5年ほど前だろうか。彼のデビュー作「
一瞬の光」がたまたま目にした朝日新聞の書評欄で取り上げられていたからだ。書評からは、エリートビジネスマンとしがないキオスクの店員という社会的につりあわない2人の恋愛小説として紹介されてはいたが、それよりも物語の背景やビジネス関連の描写のリアリティを誉めるような内容だったように記憶している。まぁ、ただの純文学恋愛小説だったら僕が本屋で手に取るはずがないので、おそらくそういうことだ。さて、内容は、上記のとおりだが、そんな一言では片付けられない大きなテーマが根底に流れているとてもしっかりした物語だったが、少なくともこれだけは言える。「僕のキャラクターからして、この本を読んでる姿は誰にも見られたくない。」ってところかな。まぁ、お勧めではあります。今なら文庫に落ちてるし。といっても、とある人に一度貸したところ、話が難しくて途中で挫折しました〜という一言とともに返ってきた。まぁ、おまえにはこの本のよさはわかんねぇよなぁ、とは思ったが。そんな、とても悲しいハッピーエンド。
Posted by money at February 20, 2004 2:49 AM
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