May 13, 2004

プロジェクトの目的

以前、『本プロジェクトの目的は、速やかに納品して1日でも早く検収をあげることである』と本気で言われて、「じゃあ開発しなきゃいいじゃん」と口まででかかったことがあるなんていう話はフィクションです。

こういうお馬鹿さん、実際にいる、いる。基本的にこういうなんでもいいからとにかく早くやれ、でも品質の低下は許さない、みたいなスタンスの人間は、中身がわからないから中身に対するこだわりもないし、なぜそれだけ期間や、人的コストがかかるのかが理解できていない。とにかく、リーダとしてプロジェクトをどうするかとかってビジョンは全くなくって、単にアウトプットを早く出してお客さんに、「いい子でちゅねぇ〜。なでなで」して欲しいだけだったりする。まぁ、精神構造が子供なわけだ(得てして、おじさんばっかりなんだが)。まぁ、日本の高度経済成長は、自分で考えて行動できる人間を排除し、何も考えずにがむしゃらに動く人手を大量生産してきたからだろうけど。でも、本人の立場にたって考えると、えたいの知れないソフトウェアというものを作るプロジェクトの責任を押し付けられ、でも、プロジェクトマネジメントするための教育も受けたわけじゃなく、自分もそれまでにそういう経験をやってきたわけでもなく、言ってる内容はよくわからないけど、お客さんは、とにかく早くって言ってる、部下はそんなんじゃできない、もっと期間が必要だとは言ってるが、なんで必要なのかもわからない。プログラムって書くんでしょ?書けばいいじゃん。文法は決まってるんでしょ?何を悩んでるの?お前らプログラマだろ?プログラム書けるんだろ?さっさと書けよ、俺はよく分からないけど、なんて風になると、どうしてもそういう姿勢になっちゃうってのは理解できるんだよなぁ。

そういや、デマルコのデッドラインにも最初は、120日かかります、って言ってた開発に、100日でやれ、って命令して、なんとか100日でリリースできるよう目処ができました、って話になると、じゃぁ85日でやれ、ってどんどんエスカレートしていく話があったように記憶してる(数字は適当)が、まぁ、努力と根性と献身的な姿勢だけが重んじられるこの世の中で、PMBOKのよなプロジェクトマネジメント技術が生かせるところがあるのかはなはだ疑問。

あ、当然ながら、この物語はフィクションでございます。登場人物、組織等は全て架空のものだと思われます。


Posted by money at May 13, 2004 2:32 PM | TrackBack
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