福岡県の公園で、母親が子供を殺す事件が起きました。
母親は難病を患っており、子供には軽い知的障害があったとのことですね。
親の心理としては、知的障害がある子が、将来ひとりで生きて行ける様になるのか、断つことのできない不安が付きまといます。
おまけに、親自身が病を持っているとなれば、自分が先に死んでしまう(子供も生きていけなくなる)ことへの恐れもあったでしょう。
罪は罪として裁かれるべきですが、なんともやるせない気持ちで一杯です。
で、やるせなさに輪をかけてくれるのが、世間の反応。
「理解できない」という街頭インタビューや、「断じて許されないが情状酌量の余地があるかどうか」とテレビで訴える弁護士を見かけてしまいました。
確かに、健常な子供を持つ親の悩みは、障がい児の親の悩みとは違います。
全っっっ然違う。
まあ理解できない人がいるのは僕にも理解できます。
でも、せめて、分別のある大人であれば、少しは慮ることぐらいしてほしいですね。
それから、情状酌量について語る前に、事件の背景をじっくりと掘り下げて欲しいですね。
単に犯人(母親)が悩み思い詰めたのが悪いのではなく、日本の学校制度、医療制度にも不備があるのです。
(多分、障がいの程度が軽いので、障害者手帳も療育手帳ももらえず、経済支援が受けられないんじゃないかと推測しています)
裁判じゃ現われないような根深い問題がそこにあるわけです。
障がい児医療・教育がもっと世の中に認知される時代になることを願います。