2008年09月24日

福岡の殺人事件で思う事

福岡県の公園で、母親が子供を殺す事件が起きました。

母親は難病を患っており、子供には軽い知的障害があったとのことですね。

親の心理としては、知的障害がある子が、将来ひとりで生きて行ける様になるのか、断つことのできない不安が付きまといます。

おまけに、親自身が病を持っているとなれば、自分が先に死んでしまう(子供も生きていけなくなる)ことへの恐れもあったでしょう。

罪は罪として裁かれるべきですが、なんともやるせない気持ちで一杯です。


で、やるせなさに輪をかけてくれるのが、世間の反応。

「理解できない」という街頭インタビューや、「断じて許されないが情状酌量の余地があるかどうか」とテレビで訴える弁護士を見かけてしまいました。

確かに、健常な子供を持つ親の悩みは、障がい児の親の悩みとは違います。

全っっっ然違う。

まあ理解できない人がいるのは僕にも理解できます。

でも、せめて、分別のある大人であれば、少しは慮ることぐらいしてほしいですね。


それから、情状酌量について語る前に、事件の背景をじっくりと掘り下げて欲しいですね。

単に犯人(母親)が悩み思い詰めたのが悪いのではなく、日本の学校制度、医療制度にも不備があるのです。
(多分、障がいの程度が軽いので、障害者手帳も療育手帳ももらえず、経済支援が受けられないんじゃないかと推測しています)


裁判じゃ現われないような根深い問題がそこにあるわけです。

障がい児医療・教育がもっと世の中に認知される時代になることを願います。

Posted by suzuki at 2008年09月24日 01:42
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